『死にたがりの僕は異世界でのんびり旅をする』

鴻上 紫苑

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本編

55話

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この知らない場所で僕もヴァルやアレイさんに聞いて調べてみた結果、武器は武器でも剣・刀・槍の3種類があるということが分かった。

剣は、両刃のものでグラディウス・クレイモア・ロングソードの3種類。
刀は、片刃のものでカラベラ・ファルシオン・カティプナン・シャムシール・サーベル・カットラスの6種類。
槍は、ショートスピア・ポールアックス・トライデント・ランスの4種類。

この時点で僕が思うのは、遠距離攻撃が出来る魔法に長けた職業が全くいないということ。
これなら、勝てる見込みはある。


「ヴァル。ちょっと僕の頭に浮かんだイメージを読んで武器を生成することってできる? 」

『大体のことは出来るぞ。しかし、どんな物なのだ? 』

「ん~、近接攻撃に対して懐に入ることが出来るなら勝機はこちら側にあがるような武器かな。大きいサイズじゃないから、隠し持ったまま懐に入ってスパッと斬れる物だよ」

『では、イメージを見せてもらおう』


そう、僕がイメージしたのは時代劇の女性が自分の身を守る為に隠し持つような短刀。
これなら武器を持っていると核心を突かれることもない。

さらに服装を変更することで、短刀を隠し持つことに違和感を感じなくさせる。
その為には、まず布地を集めないとね。

僕の思い描く服装が創造出来れば一番楽なんだけど、持ってるスキルは装飾だけなんだよねぇ・・・。
やっぱり、ヴァルに頼むのが間違いなく作れそうだし頼んじゃおっかな。


『作れたぞ。変わった武器なのだな』

「うん。これなら、そこまで重くないし非力な民間人でも扱いやすいと思うよ。あと、もう一つお願いしてもいいかな? 」

『我に出来ることなら構わぬぞ。 今度も武器で良いのか? 』

「今度は、服をお願いしたいんだ。この短刀を違和感なく隠し持てる服をチェリミに住んでる住人全員分なんだけど、ヴァルに頼りっきりだからダメかなぁ? 」


身長差で、どうしても上目遣いになってしまう僕のお願いにヴァルが頭を撫でながら了承してくれた。

どうして、この世界の住人って身長高いのかな。
僕も身長欲しかったよね! 







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