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あれから
あれから。
私とマリウス様はお互いの話をした。
私が人形姫と呼ばれるきっかけを話したら、何故かマリウス様は「それも私のせいだったのか」とかなんとかブツブツ言いながら項垂れていた。どうしたんだろう。
でも私もマリウス様にあの時の話を聞いて凄く驚いたの。
だって!
あの日はいつも冷静なレーナが好きな人と上手くいっている事に浮かれて、マリウス様から私への言伝を伝え忘れていた事に苦言を申していたらしい。
正確には
「レーナきにしないで。常に冷静沈着な君がミスをするなんて微笑ましいよ(一度だけのミスならしょうがない)。でも普段のキミの方が好ましいから(次同じ様なミスをしたらわかってるよね)これからも頑張ってね」
らしい。
あまりの勘違いに頬が熱くなってしまったの。
「私はローズが好きだよ。勿論人形姫と呼ばれるのが本当の君自身ならそれでいい。でも私の為に本当の自分を偽らないでくれ。昔も今もローズ。君を愛してるよ」
「マリウス様。私もマリウス様の事大好きです。今まで私はマリウス様に妹の様にしか見てもらえてないって。リーチェ様を見た時言葉にできないもやもやがあって、私もっと頑張らなきゃって」
思いかえせば、
今まで独りよがりな努力をしてきたけど、本当は私の気持ちを素直に伝えたら良かったのね。
言葉で伝えずに気づいてほしいって思ってたのね。
思わず自分の浅はかさに涙が溢れてしまう。
マリウス様は目を見開き、優しく私をつつんでくれた。
そして昔の様に優しく背中を摩りながら静かに私が落ちつくのを見守ってくれている。
「ローズ。私も君の気持ちを理解せず勝手に君の為といいつつ、結果不安にさせてしまいすまなかった。これからはお互いに話をして聞いていこう。そして努力も不安も2人で分かち合っていこう」
私は言葉にせず、マリウス様の背にそっと手をのばした。
私とマリウス様はお互いの話をした。
私が人形姫と呼ばれるきっかけを話したら、何故かマリウス様は「それも私のせいだったのか」とかなんとかブツブツ言いながら項垂れていた。どうしたんだろう。
でも私もマリウス様にあの時の話を聞いて凄く驚いたの。
だって!
あの日はいつも冷静なレーナが好きな人と上手くいっている事に浮かれて、マリウス様から私への言伝を伝え忘れていた事に苦言を申していたらしい。
正確には
「レーナきにしないで。常に冷静沈着な君がミスをするなんて微笑ましいよ(一度だけのミスならしょうがない)。でも普段のキミの方が好ましいから(次同じ様なミスをしたらわかってるよね)これからも頑張ってね」
らしい。
あまりの勘違いに頬が熱くなってしまったの。
「私はローズが好きだよ。勿論人形姫と呼ばれるのが本当の君自身ならそれでいい。でも私の為に本当の自分を偽らないでくれ。昔も今もローズ。君を愛してるよ」
「マリウス様。私もマリウス様の事大好きです。今まで私はマリウス様に妹の様にしか見てもらえてないって。リーチェ様を見た時言葉にできないもやもやがあって、私もっと頑張らなきゃって」
思いかえせば、
今まで独りよがりな努力をしてきたけど、本当は私の気持ちを素直に伝えたら良かったのね。
言葉で伝えずに気づいてほしいって思ってたのね。
思わず自分の浅はかさに涙が溢れてしまう。
マリウス様は目を見開き、優しく私をつつんでくれた。
そして昔の様に優しく背中を摩りながら静かに私が落ちつくのを見守ってくれている。
「ローズ。私も君の気持ちを理解せず勝手に君の為といいつつ、結果不安にさせてしまいすまなかった。これからはお互いに話をして聞いていこう。そして努力も不安も2人で分かち合っていこう」
私は言葉にせず、マリウス様の背にそっと手をのばした。
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