秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

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四章

夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる①③

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『もう、無理です・・・他の業務に支障が出ます』とヒナがストップをかけるまで俺は身体を繋げ、アナルを精液で満たしプラグで塞いだ所でようやく俺たちは別の個体へと戻る事が出来た。



「もう・・・私がしっかりしてなかったら不自然に思われます。」


「大丈夫だよ、君はやれるさ。」


身体を身体を拭き、俺が身支度を整えている間、ヒナは内線で替えのコスチュームを手配した。


「・・・ヒナ・・・」


「・・・濡れますよ・・・?」


「・・・・・・会いたかったよ・・・・・・」


湯の中よりも重力がある分、抱きしめてしっかりと存在を認識する。


濡れた髪に鼻を埋めて今度は俺がヒナの耳を舐め、唇で甘噛みを繰り返す。


添えた手のひらにヒナは頬を預け、そっと背中に回した手に力を込めた。



「・・・・・・ご贔屓にして頂き、嬉しいです、伊坂様・・・・・・」


「・・・意地悪だなぁ・・・」


「滞在中、しっかり務めさせて頂きます。」


「・・・ふぅ・・・そういうところ・・・大好きなんだけどね。」


「ありがとうございます。」


インカムで衣類を届けたと連絡が入り、身体を離してヒナは室内へと戻った。




「はぁ・・・相変わらず・・・振り回されるのは俺か・・・」


苦笑が漏れ、今しがた触れたばかりの懐かしいヒナの肌を思い出し、俺はまたしても復活しそうなソレに気づかなかった事にして、熱い湯に身体を沈めた。





ノラは、滞在中は彼女であり、妻であり、様々なパートナーとして役割を果たす。


けれど、心を売り渡すことは決してしない。


誰のモノにもならない、それは彼女たちがノラとして持つ、1つのプライドだからだ。




「伊坂様、お食事はどうなさいますか?」


膝丈までの黒のワンピースに着替えたヒナは髪も乾かして化粧も整え、あれだけ熱烈に身体を繋げた匂いを一切消し、1匹の『ノラ』に戻っていた。


「・・・部屋で頂くよ。何か美味しいワインと・・・美比呂に身体に優しいものを頼む。」


「承知致しました。」


一礼してヒナは部屋を後にする。


そこには俺への未練も、微塵の執着もありはしない。


「潔いなぁ・・・(苦笑)」


・・・そんなところも好きだったよ、ヒナ・・・



好きなのは今もきっと・・・。


・・・けれどそれは叶わなかった初恋が燻っているようなもの。


しかしここにいる間は、ヒナは俺を拒絶しないから抱くコトができる・・・。


身体を繋げる事も許される・・・美比呂に知られなければ。






ーーーーーーー





「わぁすごい・・・こんなに星が見えるんですね・・・」



食事の後、美比呂の身体の状態を診ながらヒナが入浴に付き添い、催淫ローションの影響で滅茶苦茶に美比呂を犯し続けた俺のせいで少し腫れているからと軟膏を医師に処方させた。



「私、途中で寝ちゃったんですかね・・・記憶が途中からなくて・・・」


と、不思議がる美比呂・・・。


俺も途中からの記憶は失っているが、録画された映像を見せてもらい、行為の全てを知った。


優しさもなく複数の人間の前で美比呂を犯して何度も精を吐き出し、ペニスを引き抜いた雌穴はポッカリ開いてパクパクと喘ぎ、ゴボッ・・・っと吐き出された白濁がベッドから流れ、床を汚す・・・




俺に犯されたい雌の視線、美比呂を犯したい雄の視線・・・


肌を這い、纏わりついて『呼ばれる』のを待つ者の視線・・・。


行為中、自己申告は✕だが、声がかかった場合は混ざる事が出来る、それもここでのルールだ。



・・・・・・美比呂に指1本触れさせてやるわけがないがな。



ブーゲンビリアの敷地内で、満天の星を見ながら宿泊もできる球体の施設がある。


360度、壁も天井も透明で、周囲からも丸見え・・・ではなく、スイッチ1つでマジックミラーにもなる素材。


見られたければ見られる仕様に。


見られている気分だけなら、マジックミラー仕様に・・・。



客が嗜好に合わせて楽しめるように様々な施設があるのは素晴らしいと思う。




ヒナからは、今晩は美比呂の身体のコトを考えて行為を控えるように言われてしまった。


確かに・・・腹に子がいるにも関わらず、昨夜は欲望に負けてヤリすぎてしまったとは思うが、こんなシチュエーションなのに・・・愛している女と過ごす夜なのに・・・我慢・・・できるはずないだろう・・・



「ヒナ、下がっていいよ。」


「・・・しかし・・・」


「ヒナ。」


ピシャッと名を呼ぶと、それ以上は逆らわないのがノラだ。


「畏まりました。・・・では明日、食事に合わせてお迎えに参ります。」


心配そうに美比呂に視線を動かしてから、ヒナは俺たちを乗せて来たワンボックスでブーゲンビリアへと帰って行った。



「・・・お義父さま・・・これ、全部見えて・・・?」


「あぁ・・・全部外から見えるよ。」



記憶がない美比呂は心配しているが、昨夜、全員に見られているのだ。


この捕らわれたような空間で交わり、ソレを見られても今更だが・・・


美比呂にその事は黙っていよう・・・。


その方がきっと可愛らしい反応が観られるはずだ。



「あっ・・・」


透明な球体の中で俺たちは白いベッドに座り、俺は背後から美比呂を抱き締めて腹に手を添えていた。


愛すべき我が子・・・美比呂と俺の・・・



髪を横に流して剥き出しにした細いうなじに口付けをして、美比呂の体温を上げていく。



ちゅっ


ちゅっ・・・



繰り返し繰り返し口づける度に美比呂は身体をびくっビクッと震わせ、俺に身体を預けて寄りかかってくる。


「お義父さま・・・」


「・・・美比呂は、俺の事をそう呼ぶ方が好きかい?」


「・・・え・・・?う~ん・・・・・・そうじゃないけど・・・なんか・・・いけないコトしてる、って思うから・・・」


「そっか・・・それじゃあ・・・息子の嫁なのに義父に抱かれるいけない義理の娘を、躾けてやらなきゃな・・・」


「っ・・・あっ・・・んんッ・・・」


「ほら、美比呂・・・天井がないみたいだろう?」


仰向けに寝かせた美比呂に周囲を守るモノは何もないと認識を強くさせ、『見られてしまう』羞恥心を煽っていきながら、腹に負担をかけないストレッチ素材のタイツに羽織っていたTシャツを捲りあげ、ブラジャーを外してそ~っと胸の丸みをなぞっていく。


「ん・・・んんっ・・・あ、は、ぁ・・・」


「うちの嫁は旦那がいても義父の手で触れられる事を悦ぶ淫乱だなんて・・・」


「・・・っ・・・きら、い・・・?」


「ッ・・・ばか、シチュエーションだろうが」


「あッ・・・そっか・・・」


「・・・俺が美比呂を嫌うわけないだろう?たまにはこういう「義父に調教される義娘」もいいじゃないか」


不安に揺れた瞳が本気で心配するものだから、その素直さに愛しさが込み上げる。


「今日は美比呂が好きな『お義父様』が沢山いやらしい事をしてあげるからね・・・」




昨夜の詫びも込めて、今夜は俺が美比呂に尽くしてやろう・・・


ドロドロに溶ける程愛してやろうと、俺は組み敷いた美比呂に口づけ、舌を絡めていった。











夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる①③END






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