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6 裏切り者の最期
新年の儀における王太子の一方的な婚約破棄及び王太子の皇太子暴行事件は、各地に波紋を投げかけた。
アーベルジュ公は本件について明確な答えをしないまま沈黙する一方、帝国は王国が皇太子を暗殺しようとしたとして宣戦布告。
国境を越えて進撃を始めた。
準備をしていた帝国軍は迅速に進軍をし、国境近くの王国東部地域はすぐに陥落した。
王家は王都に籠り抗戦する一方、西部や南部に援軍を求めた。
だが、新年の儀における王太子の失態により、西部も南部も当然動きが鈍い。
王都自体は広く強力な城塞都市であるため、抗戦自体は難しくないが、包囲され流通も止まれば徐々に苦しくなっていく。
また、王家に近い北部貴族は、帝国軍らに次々攻められ、討伐されていった。
その中には、現王の従兄弟にあたる王家継承順位7位のマール公も含まれていた。
王家が追い込まれていくが、しかし一方で帝国も楽なわけではない。
一番は補給である。策源地である王都に籠る王家に対して、敵地で包囲戦を行う帝国軍は食料補給の面でも宿泊地の面でも王都に圧倒的に劣る。
現状は勢いと数で有利だが、消耗は包囲側の方が圧倒的に早いのだ。
周囲を制圧し、王都に圧力をかける帝国軍と王都に籠り消耗を待つ王国軍の戦いは、徐々に長期化の様相を呈していくのだった。
そんな中、王都に援軍が届いた。
王太子の股肱の臣であったアンドレア卿が、アーベルジュ騎士団3000を率いて王都に現れたのだ。
先の帝国との大戦時、前アンドレア卿が率いたアーベルジュ騎士団は、帝国軍に多大な被害を与えたまさに王国最精鋭軍の一つであった。王都は援軍に沸き、帝国軍は恐れおののいた。
アンドレア卿は得意の絶頂にあった。
父であった前アンドレア卿は英雄と呼ばれるにふさわしい人物であったが、一度も息子を認めることがなかった。
厳しいことばかりを言い、少しでも逃げるとすぐ叱り、褒めることがなかった。
周りも子供であった自分に無茶ばかりを要求し、いじめることしかなかった。
父が亡くなると、アーベルジュ騎士団の団長位を不当に本家に奪われ、不遇な人生を送っていた。
そんな中、王都に行った時に偶然王太子と親密になり、手足となり働いたことにより、王太子からかなり認められていた。
本家のアーベルジュ公令嬢の悪しき様を王太子に伝えれば、王太子も本家と彼女が悪辣非道だと気づいたらしく、すぐに婚約破棄を申し出た。
経歴がボロボロになった彼女を見るだけで胸のつかえがとれた気分になり、とても楽しかった。
あんな傷物令嬢など今後使いようがないだろう。結婚してやれば本家も乗っ取れるし、結婚後事故死してもらえばいいかと考えていたが、チャンスはもっと早く来た。
アーベルジュ公とその令嬢が倒れたのだ。
生死のほどは不明だったが動けないのは明らかであった。
政務が停止したところでアーベルジュ騎士団の賛同者を集め掌握、王都への援軍としてきたのだ。
このまま王都を征服すれば、自分を馬鹿にしていた奴らも自分を認めざるをえまい。
それに王太子が王になれば格別に配慮もあるだろう。あのクソ生意気な本家の女ではなく自分が当主になるのも間違いない。
そんな絵空事を考えながら、彼は騎士団の指揮を執っていた。
王都近くに来れば、王都を包囲する帝国軍はそう多いようには見えなかった。
ひとまず解囲を目指すべきだろうと、王都の門前にいる舞台に目をつける。
「あそこの軍を蹴散らすぞ! 我に続け!!!」
父に倣い、アンドレア卿は先陣を切って突っ込んでいく。
アーベルジュ騎士団重騎兵のランスチャージの衝力は他に類を見ない絶大なものである。
敵部隊を簡単に壊滅させ、王都を救う。
そんな夢を見ながら突っ込んだアンドレア卿は、帝国の雑兵が持つロングランスの一撃で馬から叩き落され、重鎧のせいで動けずにいるところを捕らえられてしまうのであった。
そのまま彼は、王都に見せつけるように処刑され、その生を終える。
泣き叫び命を乞う姿はとても無様であり、対帝国最精鋭部隊が簡単に敗北したその様子に王都の士気は劇的に下がるのであった。
アーベルジュ騎士団の死者は38名。そしてアンドレア卿の戦死。
損害は多くはないが、指揮官を失った騎士団はそのまま粛々と撤退していき、包囲のために兵が必要な帝国軍は追撃することはなかったという。
当然ながら病を得たなどというのは全くのウソである。
碌に見舞いもせず、裏取りもしないアンドレア卿とその取り巻きは簡単に騙され、騎士団を掌握したつもりになって意気揚々と王都へと向かっていった。
そうして何の策もなくロングランス部隊に突っ込み、取り巻きとともに壊滅。本人は帝国軍に処刑されたという。
無能な彼にはふさわしい末路だろう。
叔父上も騎士団の上層部も、彼を鍛えようと頑張っていたが、生来怠け者だった彼は逃げるばかりで学ぶことは全くなさそうだった。
叔父上が死んだら騎士団が彼についていかなかったのは当然である。
プライドばかりで実力がまるでなかった彼は、しかし同じく脳みそが空っぽだった王太子とは気が合ったようだ。
近習として使うなら、見た目もよいからいいのかと思って放置していたが、こちらに対する讒言ばかりしていた様だから完全な裏切り者だった。
騎士団のメンバーも彼の取り巻きを除けば皆こちら側である。
場合によっては暗殺することも考えていたが、そこまですることもなく無様に敵に突っ込み勝手に死んでくれたのは幸いだった。
ロングランス部隊という対騎兵部隊に無策で突っ込むあたり、無能な彼らしい負け方だった。
叔父上が同じように正面から先陣を切って突っ込み、勝利をしたというのを表面だけ真似るからこうなるのである。
叔父上のランスチャージは芸術の域に達していたと思う。父上も私も、今の騎士団長も真似できない、一人一人の、そして一頭一頭のくせを完全に把握した人馬一体の突撃であったという。ほんの槍と槍の隙間を突破し、そのすきまをひろげていくというそれは、幽霊になってすり抜けるようだったと帝国元帥が認めるものだったという。
そういう豪快に見えながら繊細な技法など、サボり魔の現アンドレア卿にできるわけがなかったのだ。簡単に叩き落され、無様に散ったというその話を聞いた私の心は少しだけ晴れるのであった。
何も考えていない取り巻きどもも、彼に従い皆戦死したという。ほかの騎士たちは、皆粛々と帰還してきたので実質被害は0である。
おまけに王都に嫌がらせが出来たと思うと、かなり機嫌がよくなるのを感じる自分がいた。
アーベルジュ公は本件について明確な答えをしないまま沈黙する一方、帝国は王国が皇太子を暗殺しようとしたとして宣戦布告。
国境を越えて進撃を始めた。
準備をしていた帝国軍は迅速に進軍をし、国境近くの王国東部地域はすぐに陥落した。
王家は王都に籠り抗戦する一方、西部や南部に援軍を求めた。
だが、新年の儀における王太子の失態により、西部も南部も当然動きが鈍い。
王都自体は広く強力な城塞都市であるため、抗戦自体は難しくないが、包囲され流通も止まれば徐々に苦しくなっていく。
また、王家に近い北部貴族は、帝国軍らに次々攻められ、討伐されていった。
その中には、現王の従兄弟にあたる王家継承順位7位のマール公も含まれていた。
王家が追い込まれていくが、しかし一方で帝国も楽なわけではない。
一番は補給である。策源地である王都に籠る王家に対して、敵地で包囲戦を行う帝国軍は食料補給の面でも宿泊地の面でも王都に圧倒的に劣る。
現状は勢いと数で有利だが、消耗は包囲側の方が圧倒的に早いのだ。
周囲を制圧し、王都に圧力をかける帝国軍と王都に籠り消耗を待つ王国軍の戦いは、徐々に長期化の様相を呈していくのだった。
そんな中、王都に援軍が届いた。
王太子の股肱の臣であったアンドレア卿が、アーベルジュ騎士団3000を率いて王都に現れたのだ。
先の帝国との大戦時、前アンドレア卿が率いたアーベルジュ騎士団は、帝国軍に多大な被害を与えたまさに王国最精鋭軍の一つであった。王都は援軍に沸き、帝国軍は恐れおののいた。
アンドレア卿は得意の絶頂にあった。
父であった前アンドレア卿は英雄と呼ばれるにふさわしい人物であったが、一度も息子を認めることがなかった。
厳しいことばかりを言い、少しでも逃げるとすぐ叱り、褒めることがなかった。
周りも子供であった自分に無茶ばかりを要求し、いじめることしかなかった。
父が亡くなると、アーベルジュ騎士団の団長位を不当に本家に奪われ、不遇な人生を送っていた。
そんな中、王都に行った時に偶然王太子と親密になり、手足となり働いたことにより、王太子からかなり認められていた。
本家のアーベルジュ公令嬢の悪しき様を王太子に伝えれば、王太子も本家と彼女が悪辣非道だと気づいたらしく、すぐに婚約破棄を申し出た。
経歴がボロボロになった彼女を見るだけで胸のつかえがとれた気分になり、とても楽しかった。
あんな傷物令嬢など今後使いようがないだろう。結婚してやれば本家も乗っ取れるし、結婚後事故死してもらえばいいかと考えていたが、チャンスはもっと早く来た。
アーベルジュ公とその令嬢が倒れたのだ。
生死のほどは不明だったが動けないのは明らかであった。
政務が停止したところでアーベルジュ騎士団の賛同者を集め掌握、王都への援軍としてきたのだ。
このまま王都を征服すれば、自分を馬鹿にしていた奴らも自分を認めざるをえまい。
それに王太子が王になれば格別に配慮もあるだろう。あのクソ生意気な本家の女ではなく自分が当主になるのも間違いない。
そんな絵空事を考えながら、彼は騎士団の指揮を執っていた。
王都近くに来れば、王都を包囲する帝国軍はそう多いようには見えなかった。
ひとまず解囲を目指すべきだろうと、王都の門前にいる舞台に目をつける。
「あそこの軍を蹴散らすぞ! 我に続け!!!」
父に倣い、アンドレア卿は先陣を切って突っ込んでいく。
アーベルジュ騎士団重騎兵のランスチャージの衝力は他に類を見ない絶大なものである。
敵部隊を簡単に壊滅させ、王都を救う。
そんな夢を見ながら突っ込んだアンドレア卿は、帝国の雑兵が持つロングランスの一撃で馬から叩き落され、重鎧のせいで動けずにいるところを捕らえられてしまうのであった。
そのまま彼は、王都に見せつけるように処刑され、その生を終える。
泣き叫び命を乞う姿はとても無様であり、対帝国最精鋭部隊が簡単に敗北したその様子に王都の士気は劇的に下がるのであった。
アーベルジュ騎士団の死者は38名。そしてアンドレア卿の戦死。
損害は多くはないが、指揮官を失った騎士団はそのまま粛々と撤退していき、包囲のために兵が必要な帝国軍は追撃することはなかったという。
当然ながら病を得たなどというのは全くのウソである。
碌に見舞いもせず、裏取りもしないアンドレア卿とその取り巻きは簡単に騙され、騎士団を掌握したつもりになって意気揚々と王都へと向かっていった。
そうして何の策もなくロングランス部隊に突っ込み、取り巻きとともに壊滅。本人は帝国軍に処刑されたという。
無能な彼にはふさわしい末路だろう。
叔父上も騎士団の上層部も、彼を鍛えようと頑張っていたが、生来怠け者だった彼は逃げるばかりで学ぶことは全くなさそうだった。
叔父上が死んだら騎士団が彼についていかなかったのは当然である。
プライドばかりで実力がまるでなかった彼は、しかし同じく脳みそが空っぽだった王太子とは気が合ったようだ。
近習として使うなら、見た目もよいからいいのかと思って放置していたが、こちらに対する讒言ばかりしていた様だから完全な裏切り者だった。
騎士団のメンバーも彼の取り巻きを除けば皆こちら側である。
場合によっては暗殺することも考えていたが、そこまですることもなく無様に敵に突っ込み勝手に死んでくれたのは幸いだった。
ロングランス部隊という対騎兵部隊に無策で突っ込むあたり、無能な彼らしい負け方だった。
叔父上が同じように正面から先陣を切って突っ込み、勝利をしたというのを表面だけ真似るからこうなるのである。
叔父上のランスチャージは芸術の域に達していたと思う。父上も私も、今の騎士団長も真似できない、一人一人の、そして一頭一頭のくせを完全に把握した人馬一体の突撃であったという。ほんの槍と槍の隙間を突破し、そのすきまをひろげていくというそれは、幽霊になってすり抜けるようだったと帝国元帥が認めるものだったという。
そういう豪快に見えながら繊細な技法など、サボり魔の現アンドレア卿にできるわけがなかったのだ。簡単に叩き落され、無様に散ったというその話を聞いた私の心は少しだけ晴れるのであった。
何も考えていない取り巻きどもも、彼に従い皆戦死したという。ほかの騎士たちは、皆粛々と帰還してきたので実質被害は0である。
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