昴の輝く空の下で

ジャンマル

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四節/興味

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 横から割って入って彼女は席も詰めてくる。だけどその話は止まることなく、僕は少しキョドって居たのだがどうやら冴城さんは違うらしく......彼女の話に何故か食いついたりかなり意気投合しているように思えた。

「いや~でさ~」
「あら、あなたはその程度なの?」
「いやいや、私も悔しくて色々したわけよ~」

 ゆるい口調の淺霧さんとお嬢様で高圧的な口調の冴城さん。なぜ2人が意気投合しているのかは非常に簡単で。1件共通点がなさそうなこの2人、実は共通点があるのである。それは性格的な部分がとかではなく、ほかの周りに出さないだけで冴城さんの感性がとても淺霧さんと似ているのだ。
 冴城さんは認めないだろうが本能的に自分の感性だったりを無意識に封じめこているのだ。本当はこんなに話ができる人なのに。

 結局のところ、彼女は1人友達さえ出来れば連鎖的にどんどん友達ができるタイプなのだ。

「なあ、淺霧さん」
「はいはい」
「なんで話しかけようと?」
「それは......私も気になります」
「え~? まあなに? 3年生始まったばかりじゃん?」

 簡単に説明すると彼女はクラス分けの際に何故か都合よく仲のいい友達と一緒にならなかったらしい。そしてそんな時に友達が出来ないと噂されていた冴城さんに声をかけた......という。
 そして見事に意気投合、という流れだ。

「ってか冴城さんこそそんな悩みを抱えてたとはね~」

 最初は恥ずかしがっていたのだがあまりにも話そうとしないので怒られそうだけど僕が冴城さんの相談の内容について話してしまった。当初こそ冴城さんも恥ずかしさで死にそうな顔をしていたのだが淺霧さんがそれについて弄りだすともう諦めたのか大人しくなっていた。
 だけどいじるだけではなくしっかりと淺霧さんも悩みについて相談に乗りそして冴城さんに半笑いで涙を浮かべながら「私が友達になるって!」と冴城さんに声をかけた。
 そしてそれが嬉しかったのか恥ずかしがりながらも小さい声で「よ、よろしく......」と言った。淺霧さんは今日から私達は友達だ! と言いながら冴城さんの隣の席を動かした。そして僕は気づくーー

「って、それじゃあ俺はなんなんだ?」
「友達に決まってる!」「でしょ!」

 どうやら僕も知らぬうちに友達として認識されているらしい。まあ嫌でもないし悪い心地もしない。それに......何故かふたりと一緒だと楽しい気がした。
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