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勇者覚醒
休息
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翌日、晴ちゃんに呼ばれ、ボスの部屋に向かった。翌日。とは言ったものの、実は昨日あまり寝れてないのだ。理由は、やはり、ずっと考えてしまったから。だろう。考えていたことは、ハルトさんの事と、七瀬さんの事だ。
と、まあ、今は晴ちゃんの方が先だ。
「あのですね……見せたかったのはこれです」
「これは……?」
「……あの人の、ボスの残していた手紙です」
「ボスの……?」
「はい。ここに、私たちのこれからが書かれてます」
渡された手紙。そこには、これからの僕たちのそれぞれの役割が書かれていると彼女は言う。そして、手紙の封を切る――
「……こ、これは……?」
そこに書かれていた内容は僕たちを混乱させた……
手紙の内容はこうだった。
勇者の諸君。この手紙が読まれているということは、私がもういない時だろう。そんな状態の中、君たちが何をするべきかわかるはずがないだろう。だから、ここにその時の事を示す。まず、私が居なくなったのなら、勇者育成協会は解散とする。
最初の4行。それは衝撃だった。なぜだ? 何故解散しなければいけないんだ?
恐る恐る、文の続きを読み始める。
今まで君たちをブラック企業と戦わせてきたのは、内戦を阻止するためだ。日本は第三次世界大戦後、経済は一気に崩壊、仕事をして、金を稼ぐ。その大半が強制労働になった。だが、そのままではいずれ、国内で内戦が起きてもいいだろう。
そんな意味が……? でも、それくらいでうちの国は内戦をするのか?
内戦が起きることは、私が何度も見てきた。
なん……ども……? 一体どういうことだってばよ! さっぱりわからねえ……
まさか、ループしてたとか? そんな夢物語とか?
それもこれも、私にタイムリープ能力があったからだ。
で、ですよねー。
だが、そんな夢物語的な力が実際にあるのか……?
だが、私の今までの時間では、君たちの存在はなかった。何故か、この時間軸になってから君たちは現れた。なぜだか理由はわからない。だが、君たちには勇者としての素質があった。
どうしよう、話がさっぱりついていけない。
君たちには、これから現れる、本当の敵と戦ってほしい。その為に、一番素質のあった七瀬君に私の持つ戦闘技術のすべてを託した。
そこで分は終わっていた。
これは……「中二病みたいな手紙を父親からもらったんだがwww」的なスレを立てる勢いで、僕の頭に「この人あかん……」と、思わせていた。
だが、それは違っていた。この後、僕たちはこれが冗談ではないということを知る―――
――2日後―――
「日本全国で、突如として大規模なテロが始まりました!」
え……?
「犯人たちの犯行動機は、今まで働いた分、国からよこせ。とのことです」
やばい。やばすぎる。この国怖い。そんなことでテロ起こすのか。ブラック企業で働かせられている家畜ども、それが団結。今に至る……とでもいうのか? ヤバ過ぎだろ。でも、テロと言っても、一般人だし、特に困った要素はないだろ?
「これは……すごいことになりましたね……」
「ええ……私たち、殺されちゃうの?」
これを言ってるのが勇者なんだから驚きだ。というか、美雨さん死なないだろ! 銃弾じゃ殺せないだろ、あんたは!
「でも、これってれっきとした行動原理だって思いません?」
「え? なんでさ?」
「だって、国が一気にまずしくなったからブラック企業が増えた。そして社員がそれに対してテロを起こす。動機は完璧です」
ドヤ顔で話す。だが、色々と考えがぶっ飛んでいる。まあ、彼女の頭は元からそんなだが。それでも、まあ、動機は完璧なのかな。つくづく、うちの国は残念。そう思う。というか、なんでこうなるの想定できないんだ……普通は想定しないけど。
「でも、本当の敵って、このテロ集団……?」
「うーん、どうでしょうね」
そんな会話をしていた直後だった。
「今、政府が自衛隊を向かわせていると報告がありました!」
ちょ、一般人相手にこの国は自衛隊を出すのか!? この国、ますますおかしい……それは、もう本気で内戦じゃないか。おとなしく、要求をのんで貯まった分の給料出せよっ!?
「……逃げましょう!」
「何処に」
「さあ……?」
突っ込んでる暇がないというのは理解できた。だが、自衛隊が動く理由はテロ組織を止めるためではないとすぐに分かった。
「えー、今の自衛隊の情報ですが、どうやら、テロに対してではなく、国を影から脅かしている、勇者と名乗る連中に対してだ。と、報告がありました」
アイエエエエェエエ!?!? 僕たち!? 的は僕たち!? なんでさ!! なにしたっていの!
「な、なあ……これって」
「まさかですけど、総理大臣って魔王だったりします?」
「い、今そんなこと言ってる場合じゃ……」
「ほら、家臣の皆さんが操られている。なんてこともなくないでしょう?」
いや、さすがにそれはない。と、首を振る。でも、実際ありそうだから困るのよね。それにしても、何故急に?
「勇者と名乗る連中は、かつて国を追い出された、木山春斗の部下という報告を受け、この国のために始末する。とのことです」
ま、まじかあああああああ
あのおっさん、僕たちにとんでもないもん押し付けて一人で行きやがったあああああ。ふざけんな! 国とかどうしようもねえ! ってか、あのおっさんいったいなにしたんだよ!!
だが、自衛隊なんかじゃすまないことを僕たちは知るのは、もう少し後だ。
「ほら、何してるんだい? 戦闘準備しときな?」
「え……?」
「狙われてんのあたしたちだろ? 仮に死人が出てもあたしたちは単なる正当防衛じゃん?」
いや、脳筋すぎる、納金過ぎるよ!? やべえ……やべえよ……色々おかしな事を――
「伊勢谷さあああああああん!! 仕事中の居眠りはあああ!! 駄目です!!」
たたき起こされる。なんだ、夢だったのか。というか、どこまでが夢だったのだろうか……というか、どこまでが現実でどこまでが夢なのか。なんて知りたくない。特に、今回の知りたくない。絶対に。死ぬわ。
「私を助けた後、倒れて急に寝ちゃうんですもん。びっくりしました」
「そうか……僕はあの後……」
ボスが死んだことは事実だ。そして、これから何かが始まろうとしていた。
あっ、さっき見た夢みたいな展開はない。決してない。絶対だ。
いや、ありそうだな。というか、ある。絶対ある。
「ところで、随分うなされてましたけど?」
「あー。それ、聞いちゃう?」
「いや、やめときます」
真顔で返すなよ。そっちからの質問だろ。全く……なんでこんな夢を……
「というか、銃の修業しなくていいんですか?」
あっ。そうだ。忘れてた。
「空き缶、溜めときましたよ。ほらっ!」
彼女が手を延ばす方を見る……えええええええええ!?!? なんじゃこりゃあああああ。おかしい。おかしいぞ!
えっと、数えるだけで、ざっと200はある……どんだけ練習させる気だよ。殺す気か?!
「練習で死ねるなら……いいじゃないですか……」
なんで顔が赤くなってるんですかねぇ……というか、空き缶は何処から。
「晴が一晩でやってくれました。飲める? と聞いたら、「簡単じゃん」と、即答してくれました」
……もう何も突っ込まない。突っ込みたくない。というか、今回夢落ちかよ!
と、まあ、今は晴ちゃんの方が先だ。
「あのですね……見せたかったのはこれです」
「これは……?」
「……あの人の、ボスの残していた手紙です」
「ボスの……?」
「はい。ここに、私たちのこれからが書かれてます」
渡された手紙。そこには、これからの僕たちのそれぞれの役割が書かれていると彼女は言う。そして、手紙の封を切る――
「……こ、これは……?」
そこに書かれていた内容は僕たちを混乱させた……
手紙の内容はこうだった。
勇者の諸君。この手紙が読まれているということは、私がもういない時だろう。そんな状態の中、君たちが何をするべきかわかるはずがないだろう。だから、ここにその時の事を示す。まず、私が居なくなったのなら、勇者育成協会は解散とする。
最初の4行。それは衝撃だった。なぜだ? 何故解散しなければいけないんだ?
恐る恐る、文の続きを読み始める。
今まで君たちをブラック企業と戦わせてきたのは、内戦を阻止するためだ。日本は第三次世界大戦後、経済は一気に崩壊、仕事をして、金を稼ぐ。その大半が強制労働になった。だが、そのままではいずれ、国内で内戦が起きてもいいだろう。
そんな意味が……? でも、それくらいでうちの国は内戦をするのか?
内戦が起きることは、私が何度も見てきた。
なん……ども……? 一体どういうことだってばよ! さっぱりわからねえ……
まさか、ループしてたとか? そんな夢物語とか?
それもこれも、私にタイムリープ能力があったからだ。
で、ですよねー。
だが、そんな夢物語的な力が実際にあるのか……?
だが、私の今までの時間では、君たちの存在はなかった。何故か、この時間軸になってから君たちは現れた。なぜだか理由はわからない。だが、君たちには勇者としての素質があった。
どうしよう、話がさっぱりついていけない。
君たちには、これから現れる、本当の敵と戦ってほしい。その為に、一番素質のあった七瀬君に私の持つ戦闘技術のすべてを託した。
そこで分は終わっていた。
これは……「中二病みたいな手紙を父親からもらったんだがwww」的なスレを立てる勢いで、僕の頭に「この人あかん……」と、思わせていた。
だが、それは違っていた。この後、僕たちはこれが冗談ではないということを知る―――
――2日後―――
「日本全国で、突如として大規模なテロが始まりました!」
え……?
「犯人たちの犯行動機は、今まで働いた分、国からよこせ。とのことです」
やばい。やばすぎる。この国怖い。そんなことでテロ起こすのか。ブラック企業で働かせられている家畜ども、それが団結。今に至る……とでもいうのか? ヤバ過ぎだろ。でも、テロと言っても、一般人だし、特に困った要素はないだろ?
「これは……すごいことになりましたね……」
「ええ……私たち、殺されちゃうの?」
これを言ってるのが勇者なんだから驚きだ。というか、美雨さん死なないだろ! 銃弾じゃ殺せないだろ、あんたは!
「でも、これってれっきとした行動原理だって思いません?」
「え? なんでさ?」
「だって、国が一気にまずしくなったからブラック企業が増えた。そして社員がそれに対してテロを起こす。動機は完璧です」
ドヤ顔で話す。だが、色々と考えがぶっ飛んでいる。まあ、彼女の頭は元からそんなだが。それでも、まあ、動機は完璧なのかな。つくづく、うちの国は残念。そう思う。というか、なんでこうなるの想定できないんだ……普通は想定しないけど。
「でも、本当の敵って、このテロ集団……?」
「うーん、どうでしょうね」
そんな会話をしていた直後だった。
「今、政府が自衛隊を向かわせていると報告がありました!」
ちょ、一般人相手にこの国は自衛隊を出すのか!? この国、ますますおかしい……それは、もう本気で内戦じゃないか。おとなしく、要求をのんで貯まった分の給料出せよっ!?
「……逃げましょう!」
「何処に」
「さあ……?」
突っ込んでる暇がないというのは理解できた。だが、自衛隊が動く理由はテロ組織を止めるためではないとすぐに分かった。
「えー、今の自衛隊の情報ですが、どうやら、テロに対してではなく、国を影から脅かしている、勇者と名乗る連中に対してだ。と、報告がありました」
アイエエエエェエエ!?!? 僕たち!? 的は僕たち!? なんでさ!! なにしたっていの!
「な、なあ……これって」
「まさかですけど、総理大臣って魔王だったりします?」
「い、今そんなこと言ってる場合じゃ……」
「ほら、家臣の皆さんが操られている。なんてこともなくないでしょう?」
いや、さすがにそれはない。と、首を振る。でも、実際ありそうだから困るのよね。それにしても、何故急に?
「勇者と名乗る連中は、かつて国を追い出された、木山春斗の部下という報告を受け、この国のために始末する。とのことです」
ま、まじかあああああああ
あのおっさん、僕たちにとんでもないもん押し付けて一人で行きやがったあああああ。ふざけんな! 国とかどうしようもねえ! ってか、あのおっさんいったいなにしたんだよ!!
だが、自衛隊なんかじゃすまないことを僕たちは知るのは、もう少し後だ。
「ほら、何してるんだい? 戦闘準備しときな?」
「え……?」
「狙われてんのあたしたちだろ? 仮に死人が出てもあたしたちは単なる正当防衛じゃん?」
いや、脳筋すぎる、納金過ぎるよ!? やべえ……やべえよ……色々おかしな事を――
「伊勢谷さあああああああん!! 仕事中の居眠りはあああ!! 駄目です!!」
たたき起こされる。なんだ、夢だったのか。というか、どこまでが夢だったのだろうか……というか、どこまでが現実でどこまでが夢なのか。なんて知りたくない。特に、今回の知りたくない。絶対に。死ぬわ。
「私を助けた後、倒れて急に寝ちゃうんですもん。びっくりしました」
「そうか……僕はあの後……」
ボスが死んだことは事実だ。そして、これから何かが始まろうとしていた。
あっ、さっき見た夢みたいな展開はない。決してない。絶対だ。
いや、ありそうだな。というか、ある。絶対ある。
「ところで、随分うなされてましたけど?」
「あー。それ、聞いちゃう?」
「いや、やめときます」
真顔で返すなよ。そっちからの質問だろ。全く……なんでこんな夢を……
「というか、銃の修業しなくていいんですか?」
あっ。そうだ。忘れてた。
「空き缶、溜めときましたよ。ほらっ!」
彼女が手を延ばす方を見る……えええええええええ!?!? なんじゃこりゃあああああ。おかしい。おかしいぞ!
えっと、数えるだけで、ざっと200はある……どんだけ練習させる気だよ。殺す気か?!
「練習で死ねるなら……いいじゃないですか……」
なんで顔が赤くなってるんですかねぇ……というか、空き缶は何処から。
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