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開戦準備
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「よし、でも、まず何をやるんだ?」
そこから始まる。何かが。戦闘準備? ばっちりだ。銃だってメンテした。
「いきなり政府に殴り込むのは無謀すぎる。やっぱし、もうちょい修業だ。生半可な覚悟で行くと、お前らはエルザに殺される」
ええ?! というか、箱を取りに行かなきゃだったな。
「そうそう、箱を手にしたものには、なんでも願いがかなう権利が与えられるが、同時に、タイムリープ能力も手に入れる」
……なんでそんな大事なこと隠してたんですかねぇ……
「伊勢谷、お前身に覚えあるはずだぞ」
え……? んなこと……ない――あっ。そう言えば、美雨さん誘拐の時に父さんがあたりもしない能力を……
「そうだ。ハルトは前の所有者だ」
まあ、その辺は大体分かってた。
「んまあ、ありかはわかってるんだ。伊勢谷、お前に託すぞ」
え、ちょ。そんなもん僕に託さないでください。
「お前しか扱えないはずだ。大丈夫だ、ハルトだってつかえたんだからな」
ぐふぅ……どうしよう。
「伊勢谷さん、手に入れたところでタイムリープは常時、願いは好きなタイミングのはずです。何も悩むことはないはずです」
それも一理ある。けど。やっぱり……
「……シャキッとしろよ。伊勢谷。おめえにしかできねえんだ。誇っていいんだぞ? お前がやらなきゃ誰がやる」
七瀬さん……
「そうです。晴の命、預けます」
いや、そんな軽く預けられても……
「……お前の自由だが、一つ言うと、お前の銃だけは特殊だ。ハルトのだからな」
何その隠しギミック的なの!? 僕知らないぞ!?
「タイムリープ。でも、それは過去改変だ。本来のタイムリープとは少しわけが違う。意識を世界線の分岐地点に飛ばし、最良の世界線に入る。それをつなぐことのできる遺産なら、意識を戻しても過去は変わっている。わかるか?」
……なんとなーくわかる気もしなくもない。つまり、最良の世界線を選ぶための道しるべが遺産……そう言う事か?
「簡単に言ってしまえば、こいつを使えば、少なくとも誘拐の時間は引き延ばせる」
何故、大きく改変しようとしないんだ? タイムパラドックス……か?
「大きく改変しようとはするな。その場合、タイムパラドックスが起きる。この場合のタイムパラドックスでは、一番改変に関わっていた人間、つまり助ける対象にタイムパラドックスが起きる」
「じゃあ、大きく変えようとすれば、晴ちゃんの存在がなくなるかもしれないと?」
「ああ」
……高望みは出来ない。だから、厳しい状況には変わりはしない。だけど、少しの希望にも変わりないのは変わらない。父さんがやろうとしてたのは何かわからない。だけど、父さんの意思は継げる。
「遺産のありかは、ここの地下だ」
「ほ、本当に言ってるのか!?」
少し驚くケビン。でも、ザル警備ではないぜ。
「でも伊勢谷さん、地下にはどうやって?」
その方法も聞いてある。説明できるレベルに。
「父さんの使ってた書斎あるだろ? そこの本の中に、押すと階段が出るらしい」
「いや、その説明大雑把すぎます!?」
驚くのそこか。
「取りま、あれだろ? 遺産は無事。それに変わりない」
ああ。と、頷くと、七瀬さんは何かを探し始めた。何を探しているんだ?
「だってよ。聞いたか? 隠れてないで出て来いよ。いるんだろ? 半蔵」
え……? 七瀬さんの言葉の後、数秒後、天井でボン。という音がした。忍者、やはり侮ってはいけない。さすが忍者、汚い。
「ばれてたでござるか。仕方ない。今日のところは引くが、必ず遺産はこちらで手に入れる」
「なあ、忍者。知ってるか? 遺産を手にすれば最後、ろくな死に方は出来ないんだぜ? 触れた時点で所有者。お前も仲間入りだ」
「拙者は……国のために死ぬと覚悟した身。だから、ろくな死に方など最初から期待していない。それではっ!」
ぼんっ。という音と煙とともに、消える。……今回だけ、見逃してくれたのだろう。
さて、これで本当に邪魔はいなくなった。書斎に移動しよう。そう言って、七瀬さんたちと共に書斎に移動するーー
「移動し終わったからあれだけど、早速さがそうか」
書斎の本と言っても、本棚は10〜20。数えきれないほどの本棚の数。これは、探すのに骨が折れそうだ。と、僕が探し始めようとした矢先、ケビンが大声で言った。
「ハルトが隠すなら……ここだっ!!」
と、言うと、実際階段出てきた。ヤベええええ!! 幼馴染ヤベええええ!!
「ほれ、入るぞ」
と言われ、ケビンについていく。
そこから始まる。何かが。戦闘準備? ばっちりだ。銃だってメンテした。
「いきなり政府に殴り込むのは無謀すぎる。やっぱし、もうちょい修業だ。生半可な覚悟で行くと、お前らはエルザに殺される」
ええ?! というか、箱を取りに行かなきゃだったな。
「そうそう、箱を手にしたものには、なんでも願いがかなう権利が与えられるが、同時に、タイムリープ能力も手に入れる」
……なんでそんな大事なこと隠してたんですかねぇ……
「伊勢谷、お前身に覚えあるはずだぞ」
え……? んなこと……ない――あっ。そう言えば、美雨さん誘拐の時に父さんがあたりもしない能力を……
「そうだ。ハルトは前の所有者だ」
まあ、その辺は大体分かってた。
「んまあ、ありかはわかってるんだ。伊勢谷、お前に託すぞ」
え、ちょ。そんなもん僕に託さないでください。
「お前しか扱えないはずだ。大丈夫だ、ハルトだってつかえたんだからな」
ぐふぅ……どうしよう。
「伊勢谷さん、手に入れたところでタイムリープは常時、願いは好きなタイミングのはずです。何も悩むことはないはずです」
それも一理ある。けど。やっぱり……
「……シャキッとしろよ。伊勢谷。おめえにしかできねえんだ。誇っていいんだぞ? お前がやらなきゃ誰がやる」
七瀬さん……
「そうです。晴の命、預けます」
いや、そんな軽く預けられても……
「……お前の自由だが、一つ言うと、お前の銃だけは特殊だ。ハルトのだからな」
何その隠しギミック的なの!? 僕知らないぞ!?
「タイムリープ。でも、それは過去改変だ。本来のタイムリープとは少しわけが違う。意識を世界線の分岐地点に飛ばし、最良の世界線に入る。それをつなぐことのできる遺産なら、意識を戻しても過去は変わっている。わかるか?」
……なんとなーくわかる気もしなくもない。つまり、最良の世界線を選ぶための道しるべが遺産……そう言う事か?
「簡単に言ってしまえば、こいつを使えば、少なくとも誘拐の時間は引き延ばせる」
何故、大きく改変しようとしないんだ? タイムパラドックス……か?
「大きく改変しようとはするな。その場合、タイムパラドックスが起きる。この場合のタイムパラドックスでは、一番改変に関わっていた人間、つまり助ける対象にタイムパラドックスが起きる」
「じゃあ、大きく変えようとすれば、晴ちゃんの存在がなくなるかもしれないと?」
「ああ」
……高望みは出来ない。だから、厳しい状況には変わりはしない。だけど、少しの希望にも変わりないのは変わらない。父さんがやろうとしてたのは何かわからない。だけど、父さんの意思は継げる。
「遺産のありかは、ここの地下だ」
「ほ、本当に言ってるのか!?」
少し驚くケビン。でも、ザル警備ではないぜ。
「でも伊勢谷さん、地下にはどうやって?」
その方法も聞いてある。説明できるレベルに。
「父さんの使ってた書斎あるだろ? そこの本の中に、押すと階段が出るらしい」
「いや、その説明大雑把すぎます!?」
驚くのそこか。
「取りま、あれだろ? 遺産は無事。それに変わりない」
ああ。と、頷くと、七瀬さんは何かを探し始めた。何を探しているんだ?
「だってよ。聞いたか? 隠れてないで出て来いよ。いるんだろ? 半蔵」
え……? 七瀬さんの言葉の後、数秒後、天井でボン。という音がした。忍者、やはり侮ってはいけない。さすが忍者、汚い。
「ばれてたでござるか。仕方ない。今日のところは引くが、必ず遺産はこちらで手に入れる」
「なあ、忍者。知ってるか? 遺産を手にすれば最後、ろくな死に方は出来ないんだぜ? 触れた時点で所有者。お前も仲間入りだ」
「拙者は……国のために死ぬと覚悟した身。だから、ろくな死に方など最初から期待していない。それではっ!」
ぼんっ。という音と煙とともに、消える。……今回だけ、見逃してくれたのだろう。
さて、これで本当に邪魔はいなくなった。書斎に移動しよう。そう言って、七瀬さんたちと共に書斎に移動するーー
「移動し終わったからあれだけど、早速さがそうか」
書斎の本と言っても、本棚は10〜20。数えきれないほどの本棚の数。これは、探すのに骨が折れそうだ。と、僕が探し始めようとした矢先、ケビンが大声で言った。
「ハルトが隠すなら……ここだっ!!」
と、言うと、実際階段出てきた。ヤベええええ!! 幼馴染ヤベええええ!!
「ほれ、入るぞ」
と言われ、ケビンについていく。
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