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引きされ
四天使編1
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四天使。ウリエル、ミカエル、ラファエル、ガブリエルからなるグループの天使達だ。
今、いるのはその中でも最高位と言われるウリエルである。
「ケビン、ミカエルやラファエルもいるの?」
「わからねぇが、そいつらを止めるために俺はこいつに協力してる」
「え……」
「ハデスの箱は破滅をもたらす。ならば、所有者に無理やり触れさせればいい」
なるほど、そんな使い方が。
「でも、晴ちゃんがいるんじゃ……」
「ああ。晴ちゃんの血がいる」
「何リットル?」
「半分だな」
「え……?」
血の半分ってそれ、貧血どころじゃないだろ……なに言ってるんだ、この人……
「それしか方法がねぇんだ。急ぐぞ」
「あ、う、うん」
「お、なんだ。慎二も協力してくれんのか」
ぼけーっとした雰囲気で父さんが言う。
「うん 」
と、僕は力強く答えた。
「ウリエルを殺すためには武器がいるぜ?」
「え?」
「叛逆剣・レーヴァテイン」
「な、なにを――」
何を言っているんだろうか。
何を――何を――
「で、ケビン。見つかったか?」
「いんや、まだだ」
「そうか……」
「四天使殺し、レーヴァテイン。こいつがあればいいんだが……問題は使い手だな」
「いや、三国がいるだろ」
「あいつの性格知ってっか?」
「そ、そりゃもちろん……」
確かに、三国さんはそんなことに腕を貸すような人ではない。だけど、まあ、うん。大丈夫じゃなかろうか。心配しなくても。
「んじゃあ、ちょっとウリエルに聞いてみるか?」
「いや、駄目だ。自らを殺す剣のありかを教えてくれるものか」
『分かってるじゃないかあ』
そう言って姿を現したのは――
「天使……?」
「そう言ってるじゃないか。物覚えが悪いねえ」
「そう言ってやるなよ。こいつはまだ餓鬼だぜ?」
「ちょ、と、父さん!」
「はは、冗談だよ、冗談」
こんなんで、本当に大丈夫なんだろか……
「ふはは、フハハ!!」
「な、なんだよ、ケビン」
「よおく聴けえい!」
「な、なんだよ」
よくわからないんだけど……とにかく、なんかすごいらしい。とても、すごい……?
「データベースだよ、データベース!」
「え、う、うん?」
なんのデータベース……? よくわからないんだけど……
「天使どものデータベースだぁ!」
「もしかしてだけど――箱、使ったの」
「ぐ、ぐふう……」
ええ……そんなことに使うほど軽々しく使えるものじゃないでしょ……
「ま、これで弱点がわかるってもんんだ」
「え?」
「レーヴァテインだけじゃないんだぜ?」
「お、おう?」
エクスカリバー……なんて、言わないよな?
「ミカエルの弱点は――聖王の剣」
「図星かよおおおお!?」
「お、おう!?」
エクスカリバー……ねえ。
「聖王の剣はロンドンのどっかにあるらしい」
「ど、どっかって!」
「ま、何とかなるだろ」
ええ……
今、聖王の剣をもとめてロンドンに行っている……
「本当にあるんですか?」
「行かなければわからない」
戦力として、三国さんを連れてきてるんだけど――正直彼女だけで十分な気がする。十分すぎる戦力だ。心強い。
「汝は戦力となるのか?」
なんて聞かれるものだから、首を横に振ったら、
「そうか……」
と、少し寂しそうな顔をした。いや、そんな顔されましても……ねえ……
「よし、ならば斬る!」
なんて言わなければいいけど、まあ、飛行機だしね?
「聖剣か。私に使えると思うか?」
「それは……分からない」
「そうか」
「さて、どうするか」
う、うーん。この感じ。嫌いだ。
「ロンドン……初めてか?」
「もちろん」
「……そうか」
三国エルザ――恐るべし――!
「あ、ねえ、そう言えば」
「ん?」
「アーサーとミカエルって関連性あるの?」
「まあ、無いんじゃないか?」
「ええ……」
いや、それはないでしょ……絶対何か関連性はあるはず。絶対……ある……のか?
なさそうにも思えなくもない。果たしてあるのだろうか……
っていうか、レーヴァテイン、エクスカリバーと、剣だらけなのもなんかなあ、ビリーザキッドの銃とか、ロビンフッドのクロスボウとかさ!
……無いか。
「つべこべ言うな。今は聖剣だけに集中だ」
「はいはい。わかってます」
「聖剣――使いこなして見せましょう」
ってか、このままいくと、三国さん、三国流二刀流とか新しいの生み出すんじゃ……?
今、いるのはその中でも最高位と言われるウリエルである。
「ケビン、ミカエルやラファエルもいるの?」
「わからねぇが、そいつらを止めるために俺はこいつに協力してる」
「え……」
「ハデスの箱は破滅をもたらす。ならば、所有者に無理やり触れさせればいい」
なるほど、そんな使い方が。
「でも、晴ちゃんがいるんじゃ……」
「ああ。晴ちゃんの血がいる」
「何リットル?」
「半分だな」
「え……?」
血の半分ってそれ、貧血どころじゃないだろ……なに言ってるんだ、この人……
「それしか方法がねぇんだ。急ぐぞ」
「あ、う、うん」
「お、なんだ。慎二も協力してくれんのか」
ぼけーっとした雰囲気で父さんが言う。
「うん 」
と、僕は力強く答えた。
「ウリエルを殺すためには武器がいるぜ?」
「え?」
「叛逆剣・レーヴァテイン」
「な、なにを――」
何を言っているんだろうか。
何を――何を――
「で、ケビン。見つかったか?」
「いんや、まだだ」
「そうか……」
「四天使殺し、レーヴァテイン。こいつがあればいいんだが……問題は使い手だな」
「いや、三国がいるだろ」
「あいつの性格知ってっか?」
「そ、そりゃもちろん……」
確かに、三国さんはそんなことに腕を貸すような人ではない。だけど、まあ、うん。大丈夫じゃなかろうか。心配しなくても。
「んじゃあ、ちょっとウリエルに聞いてみるか?」
「いや、駄目だ。自らを殺す剣のありかを教えてくれるものか」
『分かってるじゃないかあ』
そう言って姿を現したのは――
「天使……?」
「そう言ってるじゃないか。物覚えが悪いねえ」
「そう言ってやるなよ。こいつはまだ餓鬼だぜ?」
「ちょ、と、父さん!」
「はは、冗談だよ、冗談」
こんなんで、本当に大丈夫なんだろか……
「ふはは、フハハ!!」
「な、なんだよ、ケビン」
「よおく聴けえい!」
「な、なんだよ」
よくわからないんだけど……とにかく、なんかすごいらしい。とても、すごい……?
「データベースだよ、データベース!」
「え、う、うん?」
なんのデータベース……? よくわからないんだけど……
「天使どものデータベースだぁ!」
「もしかしてだけど――箱、使ったの」
「ぐ、ぐふう……」
ええ……そんなことに使うほど軽々しく使えるものじゃないでしょ……
「ま、これで弱点がわかるってもんんだ」
「え?」
「レーヴァテインだけじゃないんだぜ?」
「お、おう?」
エクスカリバー……なんて、言わないよな?
「ミカエルの弱点は――聖王の剣」
「図星かよおおおお!?」
「お、おう!?」
エクスカリバー……ねえ。
「聖王の剣はロンドンのどっかにあるらしい」
「ど、どっかって!」
「ま、何とかなるだろ」
ええ……
今、聖王の剣をもとめてロンドンに行っている……
「本当にあるんですか?」
「行かなければわからない」
戦力として、三国さんを連れてきてるんだけど――正直彼女だけで十分な気がする。十分すぎる戦力だ。心強い。
「汝は戦力となるのか?」
なんて聞かれるものだから、首を横に振ったら、
「そうか……」
と、少し寂しそうな顔をした。いや、そんな顔されましても……ねえ……
「よし、ならば斬る!」
なんて言わなければいいけど、まあ、飛行機だしね?
「聖剣か。私に使えると思うか?」
「それは……分からない」
「そうか」
「さて、どうするか」
う、うーん。この感じ。嫌いだ。
「ロンドン……初めてか?」
「もちろん」
「……そうか」
三国エルザ――恐るべし――!
「あ、ねえ、そう言えば」
「ん?」
「アーサーとミカエルって関連性あるの?」
「まあ、無いんじゃないか?」
「ええ……」
いや、それはないでしょ……絶対何か関連性はあるはず。絶対……ある……のか?
なさそうにも思えなくもない。果たしてあるのだろうか……
っていうか、レーヴァテイン、エクスカリバーと、剣だらけなのもなんかなあ、ビリーザキッドの銃とか、ロビンフッドのクロスボウとかさ!
……無いか。
「つべこべ言うな。今は聖剣だけに集中だ」
「はいはい。わかってます」
「聖剣――使いこなして見せましょう」
ってか、このままいくと、三国さん、三国流二刀流とか新しいの生み出すんじゃ……?
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