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木山春斗の勇者録/花沢美雨の勇者録
世界の祝福
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「おめでとうございます。世界は滅び、終末を迎えました」
「ジャンヌダルク。なぜこうまでして世界に破滅をもたらす」
「今の私は聖女ではない。復讐に駆られた悪魔です」
「ならば教えてほしい。終末を迎えた世界になにを望む?」
「新たな創生です」
「それは間違っている!! 破滅の先に待つのは絶望だ!!」
「私は!! それを望む!! この人類という生物に復讐をし、私はこの世によみがえる!! そのためには遺産を使う必要があるの!!!」
それは純粋なエゴだ。ジャンヌダルクとはいえ、人一人のために世界を破滅に向かわせるのは間違っている。それは世界への祝福と彼女は言った。だが違う。世界に破滅をもたらすのは祝福ではない。世界への祝福。それは、世界の幸せではないだろうか。
争いのない世界。世界への祝福の捉え方は人それぞれだ。だけど、だけど!! ジャンヌのように復讐に駆られてはいけない!! それだけは、はっきりわかるんだ!!
「じゃあ世界に祝福をもたらすのは何!? 絶望? 希望? それとも――破壊!!!?」
「希望に決まってるだろ!!」
「私は希望を求め続けた!! 親友を――親友を求め続けて世界に希望を求め続けた!! だけど、それは間違っていたの!!!」
「だからってそれは単純なエゴだ!! 間違ってる!!」
「世界の祝福を望んで私は箱を残した……だけども、人類は自分のためだけにそれえを使おうとする。ならば、世界に、人類は要らない!!」
確かに、理屈としては間違っていない。だけど、それは違う。一番やってはいけないことだ。だって、それは破滅の先も何も、絶望を人類が人類に与えたらそれはただのエゴに過ぎない。何をしたってそれは覆せない。だけど、僕は僕なりに箱を使いたい。世界の祝福のために。世界の幸せのために。
「約束する!! 僕はこの箱を世界の本当の祝福のために使って見せる!!」
「……ならば授けましょう。この箱を。この、BlackBoxを」
過去へ戻り――箱を持ち帰る。その目的はおそらく叶うだろう。だけど、それは自分のために箱の力を使うことになる。それじゃあ、彼女との約束は――
「木山さん、そろそろだ」
「え?」
「木山春斗――あなたを元の世界へ戻しましょう」
ジャンヌは、自らの力で僕を過去へ戻した。そして、僕を――元の世界で祝福をもたらせるために。
「ジャンヌダルク。なぜこうまでして世界に破滅をもたらす」
「今の私は聖女ではない。復讐に駆られた悪魔です」
「ならば教えてほしい。終末を迎えた世界になにを望む?」
「新たな創生です」
「それは間違っている!! 破滅の先に待つのは絶望だ!!」
「私は!! それを望む!! この人類という生物に復讐をし、私はこの世によみがえる!! そのためには遺産を使う必要があるの!!!」
それは純粋なエゴだ。ジャンヌダルクとはいえ、人一人のために世界を破滅に向かわせるのは間違っている。それは世界への祝福と彼女は言った。だが違う。世界に破滅をもたらすのは祝福ではない。世界への祝福。それは、世界の幸せではないだろうか。
争いのない世界。世界への祝福の捉え方は人それぞれだ。だけど、だけど!! ジャンヌのように復讐に駆られてはいけない!! それだけは、はっきりわかるんだ!!
「じゃあ世界に祝福をもたらすのは何!? 絶望? 希望? それとも――破壊!!!?」
「希望に決まってるだろ!!」
「私は希望を求め続けた!! 親友を――親友を求め続けて世界に希望を求め続けた!! だけど、それは間違っていたの!!!」
「だからってそれは単純なエゴだ!! 間違ってる!!」
「世界の祝福を望んで私は箱を残した……だけども、人類は自分のためだけにそれえを使おうとする。ならば、世界に、人類は要らない!!」
確かに、理屈としては間違っていない。だけど、それは違う。一番やってはいけないことだ。だって、それは破滅の先も何も、絶望を人類が人類に与えたらそれはただのエゴに過ぎない。何をしたってそれは覆せない。だけど、僕は僕なりに箱を使いたい。世界の祝福のために。世界の幸せのために。
「約束する!! 僕はこの箱を世界の本当の祝福のために使って見せる!!」
「……ならば授けましょう。この箱を。この、BlackBoxを」
過去へ戻り――箱を持ち帰る。その目的はおそらく叶うだろう。だけど、それは自分のために箱の力を使うことになる。それじゃあ、彼女との約束は――
「木山さん、そろそろだ」
「え?」
「木山春斗――あなたを元の世界へ戻しましょう」
ジャンヌは、自らの力で僕を過去へ戻した。そして、僕を――元の世界で祝福をもたらせるために。
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