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LEVELZERO
二人の教師
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「みんな―! 集まれーっ!!!」
「お、なんだなんだ?」
「作戦を説明します」
「お―!!!」
団結するクラスメイト達。そして、それを見守る新しく入った教師として――
「このクラスの新担任、柏樹だぁ! よろしく頼むぜぇ!」
「か、柏樹さん!?」
「おう。お前ら」
少し困惑していた。なぜいるのか。なぜ、彼がここに居るのか。そして、さらに衝撃だったのは、彼の隣に居る少女だった。
「な、名越!?」
「え!?」
それはまさしく生徒ではなく、教師としての姿だった。そして、柏樹の口がにやける。
「こいつが副担任の名越先生だ! 野郎どもの待望の女教師だぞ!!」
「うお―!!!」
盛り上がる教室。盛り上がる熱気。まさしくクラスのマドンナ、と呼ぶのにふさわしかった。しかし――故に疑問はあった。
「なんで名越が教師に……?」
「ああ。生徒より教師のが安全なんだ。周りに大人しかいねえからな」
「そんなものなんですかね?」
「ああ。そんなもんだ」
「……なる、ほど……」
大人がいれば安全。そんな考え方は古かった。故に、今の事も達にはあまり受け入れられなかった。今の子供たちは、能力者ばかりだから。
「さてさて、どうしましょうか? 柏樹先生」
「まあ、慌てないでくださいよ。名越先生」
(うっわあ、なんか近寄りにっくい……)
妙にべたべたな二人を見て、少し引き気味の終木神をよそに、作戦会議を始裂が進めていた。その姿はまさしく、指揮者。人を統べる適正が彼にはあった。また――終木神にも。だ。
「お、なんだなんだ?」
「作戦を説明します」
「お―!!!」
団結するクラスメイト達。そして、それを見守る新しく入った教師として――
「このクラスの新担任、柏樹だぁ! よろしく頼むぜぇ!」
「か、柏樹さん!?」
「おう。お前ら」
少し困惑していた。なぜいるのか。なぜ、彼がここに居るのか。そして、さらに衝撃だったのは、彼の隣に居る少女だった。
「な、名越!?」
「え!?」
それはまさしく生徒ではなく、教師としての姿だった。そして、柏樹の口がにやける。
「こいつが副担任の名越先生だ! 野郎どもの待望の女教師だぞ!!」
「うお―!!!」
盛り上がる教室。盛り上がる熱気。まさしくクラスのマドンナ、と呼ぶのにふさわしかった。しかし――故に疑問はあった。
「なんで名越が教師に……?」
「ああ。生徒より教師のが安全なんだ。周りに大人しかいねえからな」
「そんなものなんですかね?」
「ああ。そんなもんだ」
「……なる、ほど……」
大人がいれば安全。そんな考え方は古かった。故に、今の事も達にはあまり受け入れられなかった。今の子供たちは、能力者ばかりだから。
「さてさて、どうしましょうか? 柏樹先生」
「まあ、慌てないでくださいよ。名越先生」
(うっわあ、なんか近寄りにっくい……)
妙にべたべたな二人を見て、少し引き気味の終木神をよそに、作戦会議を始裂が進めていた。その姿はまさしく、指揮者。人を統べる適正が彼にはあった。また――終木神にも。だ。
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