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木山春斗の勇者録~オクタヴィアサンクチュアリ~
タビノモクテキ
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今、宿を探して放浪中だ。
だが、そんなことはどうでもいい。今、注目するべきはそこじゃない。
一人目のオクタヴィア。ラルール・ヴィヴィアン。彼女にもう少し詳しい話を聞きたい……
「坊主、宿が見つかったぞ」
ナイスタイミング。僕は、少しだけロメオを見直した。
「宿が……見つかったんですか……?」
「ああ。これで、野宿だけは避けられるぞ」
さすがに女の子が一人いるのに野宿はまずいからな。
「えっと……じゃあ……場所を移そうか」
そういうと、僕たちは宿に向かった。――――
―――――
「ロメオ、よく見つけたな、こんな場所」
「ああ、丁度、前の旅でよったもんでな」
それ、絶対嘘だろ。まあ、せっかく見つけてもらったのに、そんなことを言うほど僕はひどい人間じゃない
「あの……話を……」
「ああ、そうだったね」
ヴィヴィアンが言ってくれなければ危なかった。
「君のお母さんの話……本当かい?」
「はい……お母さんはあまり、嘘をつかない性格なので……」
随分いいお母さんだったみたいだ。
「えっと……言いにくいんだけど……」
「はい」
「僕の父さんの話と、君のお母さんの話。随分違うところが多いんだ」
「え……そうなんですか……?」
当然の反応なんだろうな……しかし、質問を終わらせることはできない。
「僕の父さんの話だと、オクタヴィアは貢物にはならず、神を『倒す』存在って事を聞かされたんだ」
「神を……倒す……?」
まあ、当然だろう。本当に神を倒せるのか。それは僕がヴィヴィアンを見たときに感じたことだ。おそらく、彼女も同じことを思っているだろう。
「私に……そんな力が……」
彼女の顔は、何故か嬉しそうだった。
「私…これと言った特徴がなかったんです。だから……うれしくて……」
彼女は笑顔でそう言った。その彼女の笑顔は、一瞬、僕の頬を赤めさせるほどだった。
「お、どうした、坊主。まさか、この子に惚れたのか?」
この男は……平然とそんなことを……
「そんなわけないだろ!」
頬を赤らめて言ったって説得力がない。そう感じた僕の顔は余計赤くなった気がした……
「あの、話がだいぶそれてしまったようですが……」
「あ、そうだったね」
まったく。ロメオが絡むとどうしても話が脱線する。
「えっと……」
「あ、僕の事はハルトでいいよ」
彼女の戸惑っているのを見て、僕は自然とそう口走っていた。
「わかりました。ハルトさん、お母さんは、神を貢ぐにはある場所に行け。そう言っていました」
「ある場所……?」
「はい。お母さんは……「オクタヴィア・サンクチュアリ」と言っていました……」
オクタヴィア・サンクチュアリ。女性の聖域……
この言葉が何を意味しているか。僕にはよくわからなかった。
「お母さんは、その場所は、すべてのオクタヴィアが揃っていないといけないと……そう言っていました」
「すべてのオクタヴィア……」
どちらにせよ、僕たちの旅に決定的な目的ができたのは確かだ。
すべてのオクタヴィアと行動を共にし、その、オクタヴィア・サンクチュアリを見つけ出し、神を倒すこと。それが、僕たちの旅の決定的な目的になった。
「この先、どんな危険があるかわからない。だから、改めて聞くよ。僕たちの旅に……ついて来てくれるかい……?」
「もちろんです。それに……私が居ないと行ける場所もいけないでしょ?」
僕たちは、その日はとりあえず休むことにした。
明日の朝は早い。それまでに……ゆっくり、休むことにした。
だが、そんなことはどうでもいい。今、注目するべきはそこじゃない。
一人目のオクタヴィア。ラルール・ヴィヴィアン。彼女にもう少し詳しい話を聞きたい……
「坊主、宿が見つかったぞ」
ナイスタイミング。僕は、少しだけロメオを見直した。
「宿が……見つかったんですか……?」
「ああ。これで、野宿だけは避けられるぞ」
さすがに女の子が一人いるのに野宿はまずいからな。
「えっと……じゃあ……場所を移そうか」
そういうと、僕たちは宿に向かった。――――
―――――
「ロメオ、よく見つけたな、こんな場所」
「ああ、丁度、前の旅でよったもんでな」
それ、絶対嘘だろ。まあ、せっかく見つけてもらったのに、そんなことを言うほど僕はひどい人間じゃない
「あの……話を……」
「ああ、そうだったね」
ヴィヴィアンが言ってくれなければ危なかった。
「君のお母さんの話……本当かい?」
「はい……お母さんはあまり、嘘をつかない性格なので……」
随分いいお母さんだったみたいだ。
「えっと……言いにくいんだけど……」
「はい」
「僕の父さんの話と、君のお母さんの話。随分違うところが多いんだ」
「え……そうなんですか……?」
当然の反応なんだろうな……しかし、質問を終わらせることはできない。
「僕の父さんの話だと、オクタヴィアは貢物にはならず、神を『倒す』存在って事を聞かされたんだ」
「神を……倒す……?」
まあ、当然だろう。本当に神を倒せるのか。それは僕がヴィヴィアンを見たときに感じたことだ。おそらく、彼女も同じことを思っているだろう。
「私に……そんな力が……」
彼女の顔は、何故か嬉しそうだった。
「私…これと言った特徴がなかったんです。だから……うれしくて……」
彼女は笑顔でそう言った。その彼女の笑顔は、一瞬、僕の頬を赤めさせるほどだった。
「お、どうした、坊主。まさか、この子に惚れたのか?」
この男は……平然とそんなことを……
「そんなわけないだろ!」
頬を赤らめて言ったって説得力がない。そう感じた僕の顔は余計赤くなった気がした……
「あの、話がだいぶそれてしまったようですが……」
「あ、そうだったね」
まったく。ロメオが絡むとどうしても話が脱線する。
「えっと……」
「あ、僕の事はハルトでいいよ」
彼女の戸惑っているのを見て、僕は自然とそう口走っていた。
「わかりました。ハルトさん、お母さんは、神を貢ぐにはある場所に行け。そう言っていました」
「ある場所……?」
「はい。お母さんは……「オクタヴィア・サンクチュアリ」と言っていました……」
オクタヴィア・サンクチュアリ。女性の聖域……
この言葉が何を意味しているか。僕にはよくわからなかった。
「お母さんは、その場所は、すべてのオクタヴィアが揃っていないといけないと……そう言っていました」
「すべてのオクタヴィア……」
どちらにせよ、僕たちの旅に決定的な目的ができたのは確かだ。
すべてのオクタヴィアと行動を共にし、その、オクタヴィア・サンクチュアリを見つけ出し、神を倒すこと。それが、僕たちの旅の決定的な目的になった。
「この先、どんな危険があるかわからない。だから、改めて聞くよ。僕たちの旅に……ついて来てくれるかい……?」
「もちろんです。それに……私が居ないと行ける場所もいけないでしょ?」
僕たちは、その日はとりあえず休むことにした。
明日の朝は早い。それまでに……ゆっくり、休むことにした。
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