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第1章「音海恋の恋模様!」
「風三谷との悪夢の恋人ごっこ。」
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「お~、恋。おはよ!!!って、お前大丈夫かよ!?????世界が.....まるで、この世が終わったみたいな酷い顔してるぞ????」
「...えっ???いっ...いいや、んなことないないない...!!!その証拠に....ほら!!!俺の大好きメロンパン!!」
「はぁ...恋????お前が何かあるときは、大概大量のメロンパンをコンビニ三大チェーン店はしごで、買い漁るんだよ....残念だが、それがお前の直らない厄介な癖だ。」
「.....くそっ。」
次の日、恋は朝早くから大学を訪れていた。
その理由は.....昨日、風三谷と交わした約束をすっぽかしたことに、朝...トースターからパンが焼き上がった瞬間に思い出し.....今に至るからである。
大学の友人は一限の講義を終え、二限の講義が行われる講義室へと向かっている最中に、まるでこの世の終わりに遭遇してしまったような顔をした恋を見つけてしまい、居ても立ってもいられずに声を掛けたというわけだ。
恋は友人である伏佐波 壮馬(ふしざわ そうま)に連れられて、二限の講義室へと歩みを進めていた。
講義室へ向かいながら、壮馬は
「....恋???ほんとに何があったんだよ???お前らしくもない、そんな暗い顔して....。ほら、講義室までまだ暫くあるんだから、大好きなメロンパン食べながらでいいし、俺に相談してみたらどうだ???」
と言って、自分の後ろをとぼとぼとついてくる恋の方を軽く振り返った。
壮馬の様子に恋は、コンビニ袋に20個はあるだろうか...????メロンパンを一袋取り出し、ものの数秒で袋を開けると、そのままぱくりとひと口頬張り、目の前を歩いている壮馬にこう話しかけた。
「....うまっ、やっぱりメロンパンは、このメーカーだよな...。いやぁ、俺のお墨付きをあげたいぐらいだ。パクっ、モグモグモグ...ゴックンッ。...なぁ、壮馬????笑わないで聞いてくれよ????俺にとっては、人生がはちゃめちゃになるぐらい深刻な.....一斉一大の重要な悩みなんだからな????」
「いや....分かったから.....。(笑)つぅか、お前ってこんな面倒くさいキャラ隠し持ってたのか....。(汗)...意外というのか何というのか....。まぁ、とりあえずさ???その、人を恨むような目つきはやめない?????なんか俺、悪者みたいじゃん....。」
「....だって、お前が真面目に話をきいてくれるのか不安なんだから、仕方ないだろ????.....まぁ壮馬はなんだかんだ言って、俺の味方してくれるし....だから話すけどさぁ???.....あのな、昨日お前と別れた後に、俺.....レボリアリティ(ダンスサークルのグループ名)の練習に行っただろう????」
恋のこの言葉に、いつの間にか歩く歩幅をそろえて、恋の隣を歩いていた壮馬は、コクコクと頷きながら
「あぁ、確かに昨日は、いつも以上にだるそうだったが、サークルで重役のお前はいかないわけにゃいかないって言って、サークルに向かっていったっけ....いやぁ、お疲れ様...。...それでどうした????サークルの若い子達に、何か言われでもしたのか????」
とヘナヘナァっとする恋に尋ねた。
壮馬のこの言葉に、ビクッと肩を震わせた恋は
「まぁ、若い子っていうのも....その子に何か言われたって言うのも、あってるけどさぁ????いやぁ、本当に笑わないでくれよ????」
と言って、心配そうに壮馬を見つめた。
そんな恋の様子に、壮馬は苦笑いしながら、
「いや、待って。笑うとか....お前の深刻な話なんだろ????笑うわけ無いぞ????」
と言い、恋を見つめた。
壮馬の様子に、深く呼吸をした恋は、
「あのな????レボアリのメンバーで俺の後輩に、風三谷 ぶん太っていう子が居るんだけど.......その....その子に......脅されて...告白されたんだけど....『もし24時までに返事をしなかったら、俺....その後輩のイヌになる。』っていう.....『えっ、はぁ??????なんだそれ!?????』....ちょっ、お前なぁ、笑わない約束だったじゃないかよ!!!!『いやっ、悪い悪い。でも、何???後輩に告白されて....しかもその告白受けないと、お前その後輩のイヌにされちゃうんだろ?????めちゃくちゃ、なめられてるじゃん!!!』」
恋の真剣な様子に、壮馬は心底複雑な悩みが飛び出すと思って、気を引き締めていた。
だが、ふたを開けてみてびっくり.....。
後輩からの、あまりの舐められっぷりに壮馬は、笑ってはいけないと思いつつ、耐えきれなくなり、遂には吹き出してしまった。
そんな壮馬の様子に恋は、泣きそうな顔をしながら、壮馬の足を力強く踏みつけたのだった。
「いたっ!!!!って、悪かったって!!!!!『くそっ、お前に相談した俺が馬鹿だった。』...って、だから聞けよ!!!!まぁなんだ???要するに、約束破ったお前は、その風三谷くんのイヌにならないといけないわけだろ???それで、彼から連絡はあったのか???」
壮馬の質問に恋は、ぐっと拳を握ると小さく
「いや....それがさ....何にも来てなくて....これって。」
と言って、壮馬の方を見た瞬間、恋は、壮馬が自分ではなく違うところをじっと見つめていることに気が付いた。
その瞬間、なんとなく嫌な気がした恋は、恐る恐る壮馬の目線の先に、自身も目を向けることに...。
すると....そこには....。
「あっ!!!や~っぱりいた!!!!僕のペットぉ~!!!...探したんだよ???さぁ、今から散歩に行こうね....れんちゃん???」
「はっ....ちっ....近づくな!!!!!来るな、風三谷!!!!(汗)」
「嫌ですよ。というよりも、僕昨日言いましたよね????昨日のうちに答えだして連絡してって。なのに.....れんちゃん....ま~ったく連絡くれないんだもん。しかもさぁ????僕が大学でれんちゃんを探していたら....れんちゃんは、大学のお友達とよろしくやっているし.....ほんと、妬けるよね????だ~か~ら、主人である僕の言うことは絶対。ほら、れん行くよ。...というよりも、来い!(怒)」
「はぁ!?????ふざけるのも大概にしろよ!!!!!くそっ、放せよ!!!!!おい、壮馬助けてくれっ!!!!俺、このままじゃ...次の二限もれなく落単決定だ!!!!」
この言葉を最後に、恋のことを先に二限の講義室に迎えに来ていた、風三谷ぶん太の手により、恋は散歩と題した強制連行を課せられることとなったのだ。
恋が連れて行かれた後、壮馬は動揺した顔をして
「いやぁ、ごめんな恋。俺.....あの子のあの目を見て、お前を助けようという気にはなれなかった.....もし、あそこでお前を助けでもしていたら俺は、風三谷くんに目で殺されていただろうよ....うっ、まるで悪魔だ...。(恐)」
と言って、身震いを一つすると、講義を担当する教授が、遠くから近づいてきていたので、急いで教室内に入ったのだった。
「...えっ???いっ...いいや、んなことないないない...!!!その証拠に....ほら!!!俺の大好きメロンパン!!」
「はぁ...恋????お前が何かあるときは、大概大量のメロンパンをコンビニ三大チェーン店はしごで、買い漁るんだよ....残念だが、それがお前の直らない厄介な癖だ。」
「.....くそっ。」
次の日、恋は朝早くから大学を訪れていた。
その理由は.....昨日、風三谷と交わした約束をすっぽかしたことに、朝...トースターからパンが焼き上がった瞬間に思い出し.....今に至るからである。
大学の友人は一限の講義を終え、二限の講義が行われる講義室へと向かっている最中に、まるでこの世の終わりに遭遇してしまったような顔をした恋を見つけてしまい、居ても立ってもいられずに声を掛けたというわけだ。
恋は友人である伏佐波 壮馬(ふしざわ そうま)に連れられて、二限の講義室へと歩みを進めていた。
講義室へ向かいながら、壮馬は
「....恋???ほんとに何があったんだよ???お前らしくもない、そんな暗い顔して....。ほら、講義室までまだ暫くあるんだから、大好きなメロンパン食べながらでいいし、俺に相談してみたらどうだ???」
と言って、自分の後ろをとぼとぼとついてくる恋の方を軽く振り返った。
壮馬の様子に恋は、コンビニ袋に20個はあるだろうか...????メロンパンを一袋取り出し、ものの数秒で袋を開けると、そのままぱくりとひと口頬張り、目の前を歩いている壮馬にこう話しかけた。
「....うまっ、やっぱりメロンパンは、このメーカーだよな...。いやぁ、俺のお墨付きをあげたいぐらいだ。パクっ、モグモグモグ...ゴックンッ。...なぁ、壮馬????笑わないで聞いてくれよ????俺にとっては、人生がはちゃめちゃになるぐらい深刻な.....一斉一大の重要な悩みなんだからな????」
「いや....分かったから.....。(笑)つぅか、お前ってこんな面倒くさいキャラ隠し持ってたのか....。(汗)...意外というのか何というのか....。まぁ、とりあえずさ???その、人を恨むような目つきはやめない?????なんか俺、悪者みたいじゃん....。」
「....だって、お前が真面目に話をきいてくれるのか不安なんだから、仕方ないだろ????.....まぁ壮馬はなんだかんだ言って、俺の味方してくれるし....だから話すけどさぁ???.....あのな、昨日お前と別れた後に、俺.....レボリアリティ(ダンスサークルのグループ名)の練習に行っただろう????」
恋のこの言葉に、いつの間にか歩く歩幅をそろえて、恋の隣を歩いていた壮馬は、コクコクと頷きながら
「あぁ、確かに昨日は、いつも以上にだるそうだったが、サークルで重役のお前はいかないわけにゃいかないって言って、サークルに向かっていったっけ....いやぁ、お疲れ様...。...それでどうした????サークルの若い子達に、何か言われでもしたのか????」
とヘナヘナァっとする恋に尋ねた。
壮馬のこの言葉に、ビクッと肩を震わせた恋は
「まぁ、若い子っていうのも....その子に何か言われたって言うのも、あってるけどさぁ????いやぁ、本当に笑わないでくれよ????」
と言って、心配そうに壮馬を見つめた。
そんな恋の様子に、壮馬は苦笑いしながら、
「いや、待って。笑うとか....お前の深刻な話なんだろ????笑うわけ無いぞ????」
と言い、恋を見つめた。
壮馬の様子に、深く呼吸をした恋は、
「あのな????レボアリのメンバーで俺の後輩に、風三谷 ぶん太っていう子が居るんだけど.......その....その子に......脅されて...告白されたんだけど....『もし24時までに返事をしなかったら、俺....その後輩のイヌになる。』っていう.....『えっ、はぁ??????なんだそれ!?????』....ちょっ、お前なぁ、笑わない約束だったじゃないかよ!!!!『いやっ、悪い悪い。でも、何???後輩に告白されて....しかもその告白受けないと、お前その後輩のイヌにされちゃうんだろ?????めちゃくちゃ、なめられてるじゃん!!!』」
恋の真剣な様子に、壮馬は心底複雑な悩みが飛び出すと思って、気を引き締めていた。
だが、ふたを開けてみてびっくり.....。
後輩からの、あまりの舐められっぷりに壮馬は、笑ってはいけないと思いつつ、耐えきれなくなり、遂には吹き出してしまった。
そんな壮馬の様子に恋は、泣きそうな顔をしながら、壮馬の足を力強く踏みつけたのだった。
「いたっ!!!!って、悪かったって!!!!!『くそっ、お前に相談した俺が馬鹿だった。』...って、だから聞けよ!!!!まぁなんだ???要するに、約束破ったお前は、その風三谷くんのイヌにならないといけないわけだろ???それで、彼から連絡はあったのか???」
壮馬の質問に恋は、ぐっと拳を握ると小さく
「いや....それがさ....何にも来てなくて....これって。」
と言って、壮馬の方を見た瞬間、恋は、壮馬が自分ではなく違うところをじっと見つめていることに気が付いた。
その瞬間、なんとなく嫌な気がした恋は、恐る恐る壮馬の目線の先に、自身も目を向けることに...。
すると....そこには....。
「あっ!!!や~っぱりいた!!!!僕のペットぉ~!!!...探したんだよ???さぁ、今から散歩に行こうね....れんちゃん???」
「はっ....ちっ....近づくな!!!!!来るな、風三谷!!!!(汗)」
「嫌ですよ。というよりも、僕昨日言いましたよね????昨日のうちに答えだして連絡してって。なのに.....れんちゃん....ま~ったく連絡くれないんだもん。しかもさぁ????僕が大学でれんちゃんを探していたら....れんちゃんは、大学のお友達とよろしくやっているし.....ほんと、妬けるよね????だ~か~ら、主人である僕の言うことは絶対。ほら、れん行くよ。...というよりも、来い!(怒)」
「はぁ!?????ふざけるのも大概にしろよ!!!!!くそっ、放せよ!!!!!おい、壮馬助けてくれっ!!!!俺、このままじゃ...次の二限もれなく落単決定だ!!!!」
この言葉を最後に、恋のことを先に二限の講義室に迎えに来ていた、風三谷ぶん太の手により、恋は散歩と題した強制連行を課せられることとなったのだ。
恋が連れて行かれた後、壮馬は動揺した顔をして
「いやぁ、ごめんな恋。俺.....あの子のあの目を見て、お前を助けようという気にはなれなかった.....もし、あそこでお前を助けでもしていたら俺は、風三谷くんに目で殺されていただろうよ....うっ、まるで悪魔だ...。(恐)」
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