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第2章 「私とショコラ。」
内緒の約束...!
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エピーヌは、次の日の朝...自室のベッドで目を覚ました。
「...ん??...あ...れ...ここ...床じゃない...ベッドの上...??」
意識が朦朧(もうろう)とする中、エピーヌは、昨日のことを必死に思い出そうとしていた。
コンコンッと部屋をノックする音がして...ショコラが入ってきた。
ショコラは、部屋に入るなりエピーヌに話しかけた。
「...エピーヌ様...失礼致します。...ご気分は...良くはないですよね...(笑)」
と言って苦笑いを浮かべてエピーヌと距離をつめていった。
エピーヌは、昨日の夜のことを思い出し...顔色を変えると
「...えっ...ショコラ...なんで...。昨日...自分の部屋に戻ったんじゃ...。(汗)」
と言ってショコラの顔をじっと見つめた。
するとショコラは、いたずらっ子の顔をして
「はい...確かに戻りましたよ...。...薬箱を取りに...ですが...(笑)それでは...ご不満ですか...??(笑)」
と言った。
エピーヌは、そんなショコラに厳しい視線を投げかけた。
「...命令したはずでは......あっ!...傷が...ショコラ...あなた本当に手当したのね...。...私の執事としては...失格ね。...命令が聞けないなんて...。」
と言ったエピーヌをじっと見つめたショコラは、表情を変えずに更に続けた。
「申し訳ございません...。ですが、あの時、私は...執事としてではなく、一人の人間として正しいと思われる行動を取らせていただいたまででございます。」
こう言ったショコラに、エピーヌは、目を丸くして
「...ショコラ...。あなた意外と性格悪いのね...。でもまぁ、執事としては、失格だけど...人としては、合格なんじゃないのかしら...??(笑)」
と言うと、自分を見据えているショコラに対して、これでもかというくらいのいたずらっ子の目をした。
そんなエピーヌにショコラは
「...ふっ...ふふっ...あははは...!エピーヌ様も、私と同じですね...!(笑)」
そう言ったショコラは、嬉しそうに...でも、少し困った顔でエピーヌを見つめた。
そんなショコラにエピーヌは、ニコッと笑うと
「...今度...人として私を気遣ってくれたショコラに何か買ってくるわね!!...それとも...一緒にお買い物に行くかしら...??(笑)」
と言ってショコラに尋ねた。
するとショコラは、途端に嬉しそうな表情をして
「...私も...一緒にお供してもよろしいのですか...!??...願ってもないおことばです!!」
と言うとエピーヌは、両手を胸の前でパンっと合わせると
「...なら、決まりね!!...でも、きっとヴァニーユ母様は、許してくれないと思うから...こっそり... 城を抜け出しましょう...!(笑)」
一瞬考えるような素振りを、見せたかと思ったら、次の瞬間...悪戯そうな顔をして、ショコラに提案した。
ショコラもそんなエピーヌの様子に、少しの間悩んでいたが
「ヴァニーユ様ですか...。エピーヌ様には、とても厳しいお方でいらっしゃいますよね...。(汗)...分かりました!そういう事ならば、お手伝いさせていただきます!!」
と言って二人で、内緒の約束を交わしたのだった。
「...ん??...あ...れ...ここ...床じゃない...ベッドの上...??」
意識が朦朧(もうろう)とする中、エピーヌは、昨日のことを必死に思い出そうとしていた。
コンコンッと部屋をノックする音がして...ショコラが入ってきた。
ショコラは、部屋に入るなりエピーヌに話しかけた。
「...エピーヌ様...失礼致します。...ご気分は...良くはないですよね...(笑)」
と言って苦笑いを浮かべてエピーヌと距離をつめていった。
エピーヌは、昨日の夜のことを思い出し...顔色を変えると
「...えっ...ショコラ...なんで...。昨日...自分の部屋に戻ったんじゃ...。(汗)」
と言ってショコラの顔をじっと見つめた。
するとショコラは、いたずらっ子の顔をして
「はい...確かに戻りましたよ...。...薬箱を取りに...ですが...(笑)それでは...ご不満ですか...??(笑)」
と言った。
エピーヌは、そんなショコラに厳しい視線を投げかけた。
「...命令したはずでは......あっ!...傷が...ショコラ...あなた本当に手当したのね...。...私の執事としては...失格ね。...命令が聞けないなんて...。」
と言ったエピーヌをじっと見つめたショコラは、表情を変えずに更に続けた。
「申し訳ございません...。ですが、あの時、私は...執事としてではなく、一人の人間として正しいと思われる行動を取らせていただいたまででございます。」
こう言ったショコラに、エピーヌは、目を丸くして
「...ショコラ...。あなた意外と性格悪いのね...。でもまぁ、執事としては、失格だけど...人としては、合格なんじゃないのかしら...??(笑)」
と言うと、自分を見据えているショコラに対して、これでもかというくらいのいたずらっ子の目をした。
そんなエピーヌにショコラは
「...ふっ...ふふっ...あははは...!エピーヌ様も、私と同じですね...!(笑)」
そう言ったショコラは、嬉しそうに...でも、少し困った顔でエピーヌを見つめた。
そんなショコラにエピーヌは、ニコッと笑うと
「...今度...人として私を気遣ってくれたショコラに何か買ってくるわね!!...それとも...一緒にお買い物に行くかしら...??(笑)」
と言ってショコラに尋ねた。
するとショコラは、途端に嬉しそうな表情をして
「...私も...一緒にお供してもよろしいのですか...!??...願ってもないおことばです!!」
と言うとエピーヌは、両手を胸の前でパンっと合わせると
「...なら、決まりね!!...でも、きっとヴァニーユ母様は、許してくれないと思うから...こっそり... 城を抜け出しましょう...!(笑)」
一瞬考えるような素振りを、見せたかと思ったら、次の瞬間...悪戯そうな顔をして、ショコラに提案した。
ショコラもそんなエピーヌの様子に、少しの間悩んでいたが
「ヴァニーユ様ですか...。エピーヌ様には、とても厳しいお方でいらっしゃいますよね...。(汗)...分かりました!そういう事ならば、お手伝いさせていただきます!!」
と言って二人で、内緒の約束を交わしたのだった。
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