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第2章 「私とショコラ。」
今日のお礼よ???
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エピーヌとショコラは、帰路につきながら他愛もない話で盛り上がっていた。
「はぁー、楽しかった!!!ショコラ、今日は本当にありがとう!!また、行きましょうね!!!(笑)」
ニコッと笑ってショコラを見たエピーヌにショコラも、笑い返して
「ええ...こちらこそ、エピーヌ様と共にお買い物出来て、とても楽しかったです。また、お供させて下さるのですね。ありがとうございます!(笑)」
そんなショコラにエピーヌは、思い出したようにある物を渡した。
「あっ...そうだ!ショコラ!!はい、これ!!」
ショコラは、一瞬戸惑った顔をして
「ん??これを...私にですか??何でございましょうか??」
と言って差し出された包みを見ていた。 そんなショコラにエピーヌは、催促するように
「開けてみて!!」
と言い、ショコラに渡したラッピングされた包みを指さした。
「では、お言葉に甘えて...拝見させていただきます!!」
そう言って包みを開けたショコラは、目をキラキラさせてエピーヌを見た。
包みに入っていたのは、青色に輝く綺麗な石のついたキーホルダーだった。
「うわっ、すごく...綺麗ですね!!これ、本当に頂いてよろしいんですか???」
と言って不安そうな顔をしたショコラにエピーヌは、ニッコリと微笑み
「ええ!!ショコラへの、お守り!!」
と言ってショコラの様子を伺っていた。
ショコラは、貰ったキーホルダーをマジマジと眺めて
「エピーヌ様...ありがとうございます!しかも、よく見ればこの石は...魔石ですか??ステキですね...。本当にありがとうございます!大切に致しますね!!」
と言って深々とエピーヌに頭を下げた。
エピーヌもそんなショコラの姿に嬉しくなり
「喜んでもらえて良かった!そう!!持っていると、元気が出ると言われる魔石よ!!!」
と言って歩きだそうとしたエピーヌに、ショコラは、思い出したように、声をかけた。
「あっ...エピーヌ様!!私からも、エピーヌ様へお渡ししたいものがございます!(汗)」
と言って自分の着ている上着のポケットを、探りだした。
そんなショコラの様子にエピーヌは
「ん??なになに??ショコラが、何かくれるなんて珍しいね...。明日は、世界の終わりかな??(笑)」
と言ってクスクスと笑っているエピーヌにショコラは
「...エピーヌ様。最後の言葉...聞き捨てなりませんね...(笑)」
と言うとエピーヌに苦笑いを向けた。
そんなショコラに流石にやりすぎたと思いエピーヌは
「...ふふっ(笑)...悪かったわよ。(笑)えっと、それで何をくれるの??」
と言ってショコラに向き直るとショコラは、あっ!という顔をしてポケットからあるものを取り出し
「えっと、エピーヌ様??ちょっと後ろを向いてくださいませんか??」
とエピーヌに言うと
「??...わかったわ...?」
と頭にはてなマークを描きながら、エピーヌは、言われるがままに後ろを向いた。
「...はい、もういいですよ!!」
と言ってショコラがエピーヌに声をかけた。
「なんだか、首がくすぐったかったんだけど...。」
と言うエピーヌにショコラは
「ええ。...ご自分の目で見てくだされば、お分かり頂けるかと...。」
と言うとニッコリとエピーヌを見た。
エピーヌは、首を傾げながら言われたとおりに首元に視線を落とすと
「あっ、これ...私に???...すっごく可愛い!!!」
と言って、貰ったネックレスをじっと眺めていた。
「よく...お似合いでございますよ!!(照)」
と言い、微笑んでいるショコラにエピーヌは
「ありがとう!!大切にするね!!!」
と言ってショコラに満面の笑みを向けた。
エピーヌがショコラから受け取ったのは、エピーヌと同じような青い魔石で作られたネックレスだった。
暫くもらったネックレスを眺めていたエピーヌは
「すっごく可愛いよ!!!...ショコラって意外とセンスがいいんだね!!(笑)」
と言って意地悪そうな顔をした。
そんなエピーヌにショコラは
「...意外は余計ですよ!(笑)」
と言って苦笑していた。
そんなショコラにエピーヌは
「あら、そうかしら???さぁ、はやくお屋敷に帰りましょう!母様と父様が帰ってきてしまうわ...。(汗)」
と言って先に歩き出してしまったエピーヌにショコラは
「あっ、待って下さいよ...!(汗)これ、今朝も同じようなやり取りなかったですか!??(汗)」
と言って苦笑いを浮かべながら...でも、どこか嬉しそうにエピーヌの後ろ姿を追いかけた。
「はぁー、楽しかった!!!ショコラ、今日は本当にありがとう!!また、行きましょうね!!!(笑)」
ニコッと笑ってショコラを見たエピーヌにショコラも、笑い返して
「ええ...こちらこそ、エピーヌ様と共にお買い物出来て、とても楽しかったです。また、お供させて下さるのですね。ありがとうございます!(笑)」
そんなショコラにエピーヌは、思い出したようにある物を渡した。
「あっ...そうだ!ショコラ!!はい、これ!!」
ショコラは、一瞬戸惑った顔をして
「ん??これを...私にですか??何でございましょうか??」
と言って差し出された包みを見ていた。 そんなショコラにエピーヌは、催促するように
「開けてみて!!」
と言い、ショコラに渡したラッピングされた包みを指さした。
「では、お言葉に甘えて...拝見させていただきます!!」
そう言って包みを開けたショコラは、目をキラキラさせてエピーヌを見た。
包みに入っていたのは、青色に輝く綺麗な石のついたキーホルダーだった。
「うわっ、すごく...綺麗ですね!!これ、本当に頂いてよろしいんですか???」
と言って不安そうな顔をしたショコラにエピーヌは、ニッコリと微笑み
「ええ!!ショコラへの、お守り!!」
と言ってショコラの様子を伺っていた。
ショコラは、貰ったキーホルダーをマジマジと眺めて
「エピーヌ様...ありがとうございます!しかも、よく見ればこの石は...魔石ですか??ステキですね...。本当にありがとうございます!大切に致しますね!!」
と言って深々とエピーヌに頭を下げた。
エピーヌもそんなショコラの姿に嬉しくなり
「喜んでもらえて良かった!そう!!持っていると、元気が出ると言われる魔石よ!!!」
と言って歩きだそうとしたエピーヌに、ショコラは、思い出したように、声をかけた。
「あっ...エピーヌ様!!私からも、エピーヌ様へお渡ししたいものがございます!(汗)」
と言って自分の着ている上着のポケットを、探りだした。
そんなショコラの様子にエピーヌは
「ん??なになに??ショコラが、何かくれるなんて珍しいね...。明日は、世界の終わりかな??(笑)」
と言ってクスクスと笑っているエピーヌにショコラは
「...エピーヌ様。最後の言葉...聞き捨てなりませんね...(笑)」
と言うとエピーヌに苦笑いを向けた。
そんなショコラに流石にやりすぎたと思いエピーヌは
「...ふふっ(笑)...悪かったわよ。(笑)えっと、それで何をくれるの??」
と言ってショコラに向き直るとショコラは、あっ!という顔をしてポケットからあるものを取り出し
「えっと、エピーヌ様??ちょっと後ろを向いてくださいませんか??」
とエピーヌに言うと
「??...わかったわ...?」
と頭にはてなマークを描きながら、エピーヌは、言われるがままに後ろを向いた。
「...はい、もういいですよ!!」
と言ってショコラがエピーヌに声をかけた。
「なんだか、首がくすぐったかったんだけど...。」
と言うエピーヌにショコラは
「ええ。...ご自分の目で見てくだされば、お分かり頂けるかと...。」
と言うとニッコリとエピーヌを見た。
エピーヌは、首を傾げながら言われたとおりに首元に視線を落とすと
「あっ、これ...私に???...すっごく可愛い!!!」
と言って、貰ったネックレスをじっと眺めていた。
「よく...お似合いでございますよ!!(照)」
と言い、微笑んでいるショコラにエピーヌは
「ありがとう!!大切にするね!!!」
と言ってショコラに満面の笑みを向けた。
エピーヌがショコラから受け取ったのは、エピーヌと同じような青い魔石で作られたネックレスだった。
暫くもらったネックレスを眺めていたエピーヌは
「すっごく可愛いよ!!!...ショコラって意外とセンスがいいんだね!!(笑)」
と言って意地悪そうな顔をした。
そんなエピーヌにショコラは
「...意外は余計ですよ!(笑)」
と言って苦笑していた。
そんなショコラにエピーヌは
「あら、そうかしら???さぁ、はやくお屋敷に帰りましょう!母様と父様が帰ってきてしまうわ...。(汗)」
と言って先に歩き出してしまったエピーヌにショコラは
「あっ、待って下さいよ...!(汗)これ、今朝も同じようなやり取りなかったですか!??(汗)」
と言って苦笑いを浮かべながら...でも、どこか嬉しそうにエピーヌの後ろ姿を追いかけた。
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