9 / 62
第2章 「私とショコラ。」
Let'sお買い物!
しおりを挟む
ショコラとエピーヌは、徒歩10分ぐらいで着く大きな街にやって来た。
街に着くなりエピーヌは、興奮した様子で
「きゃー、何あれ!?...うわっ...あのお店面白そう!!あっ!!この小物可愛い!!!」
と言って目をキラキラさせながら、たくさんのお店を見て回っていた。
そんなエピーヌの様子に、苦笑いを浮かべてショコラは、エピーヌに言った。
「...エピーヌ様...少し、落ち着いて下さい...。ひとつ質問したいのですが...エピーヌ様...もしや、一度も街へ来られたことがない!!など...まさか...ありませんよね...???」
エピーヌのあまりのはしゃぎように、ショコラは、まさかと思いながら、恐る恐る質問した。
そんな質問にエピーヌは
「え...えっと、そ...それは...なっ...内緒!!」
と言って顔を固まらせた後、みるみるうちに顔を赤く染め、ショコラから目をそらしてしまった。
そんなエピーヌにわかりやすっ!と思って内心微笑んでいたショコラだったが、ヴァニーユの厳しさに苦笑して
「...無いのですね...。はぁー、ヴァニーユ様も、もう少し外出の許可を出してくださっても、いいようなものを...なぜ...。」
と言って大きくため息をつくと、一人ぶつぶつと言葉を紡ぎながら、考え込んでいた。
そんなショコラにエピーヌは
「...ショ...ショコラ...。このことは、誰にも言わないでね...。ショコラと私のふたりの秘密だから...。(照)」
と言って泣きそうな顔でショコラを見つめていた。
そんなエピーヌの様子に慌ててショコラは、慰めに入った。
「...え...エピーヌ様...!?...そんな...誰にも言いませんから...。泣きそうな顔しないで下さい...(汗)」
ショコラの慰めを聞き、エピーヌは、途端に何事も無かったかのような顔に戻り
「...なら...いいわ!!...さぁ、気を取り直してLet'sお買い物よ!!!」
そう言うと、ずんずんと街の中に入っていった。
そんなエピーヌの様子に小さく笑うとショコラは
「ふふっ...、そうですね!Let'sお買い物ですね!!(笑)」
と言ってエピーヌの後ろ姿を追いかけた。
街に着くなりエピーヌは、興奮した様子で
「きゃー、何あれ!?...うわっ...あのお店面白そう!!あっ!!この小物可愛い!!!」
と言って目をキラキラさせながら、たくさんのお店を見て回っていた。
そんなエピーヌの様子に、苦笑いを浮かべてショコラは、エピーヌに言った。
「...エピーヌ様...少し、落ち着いて下さい...。ひとつ質問したいのですが...エピーヌ様...もしや、一度も街へ来られたことがない!!など...まさか...ありませんよね...???」
エピーヌのあまりのはしゃぎように、ショコラは、まさかと思いながら、恐る恐る質問した。
そんな質問にエピーヌは
「え...えっと、そ...それは...なっ...内緒!!」
と言って顔を固まらせた後、みるみるうちに顔を赤く染め、ショコラから目をそらしてしまった。
そんなエピーヌにわかりやすっ!と思って内心微笑んでいたショコラだったが、ヴァニーユの厳しさに苦笑して
「...無いのですね...。はぁー、ヴァニーユ様も、もう少し外出の許可を出してくださっても、いいようなものを...なぜ...。」
と言って大きくため息をつくと、一人ぶつぶつと言葉を紡ぎながら、考え込んでいた。
そんなショコラにエピーヌは
「...ショ...ショコラ...。このことは、誰にも言わないでね...。ショコラと私のふたりの秘密だから...。(照)」
と言って泣きそうな顔でショコラを見つめていた。
そんなエピーヌの様子に慌ててショコラは、慰めに入った。
「...え...エピーヌ様...!?...そんな...誰にも言いませんから...。泣きそうな顔しないで下さい...(汗)」
ショコラの慰めを聞き、エピーヌは、途端に何事も無かったかのような顔に戻り
「...なら...いいわ!!...さぁ、気を取り直してLet'sお買い物よ!!!」
そう言うと、ずんずんと街の中に入っていった。
そんなエピーヌの様子に小さく笑うとショコラは
「ふふっ...、そうですね!Let'sお買い物ですね!!(笑)」
と言ってエピーヌの後ろ姿を追いかけた。
0
あなたにおすすめの小説
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
公爵令嬢アンジェリカは六歳の誕生日までは天使のように可愛らしい子供だった。ところが突然、ロバのような顔になってしまう。残念な姿に成長した『残念姫』と呼ばれるアンジェリカ。友達は男爵家のウォルターただ一人。そんなある日、隣国から素敵な王子様が留学してきて……
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる