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第9章 「黒幕は...。」
屋敷の中は...まさかの...。
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屋敷の中に入ったエピーヌは...
「...えええ!!!!なにこれ!???...えっ...きゃー!!!!!」
「...おい、エピーヌ...。少し静かにしないか...。はぁ、あんまり騒ぐと...お前は、外で寝かせるからな...。(怒)」
「...だって...。これは、誰だって驚くわよ!!!!(汗)なんで家の中に森が出来上がってるのよ!!!?しかも...なんで虎やライオン...きゃっ!??よく見たら...植物も生きてるじゃないのよ...!!!(汗)」
と言って前にいたラボンをぎゅっと抱き抱えるエピーヌに、ラボンが焦った声で言った。
「...え!??ちょっと...エピーヌちゃん???俺...猫の姿だけど...れっきとした男子だからね...???(汗)」
と言ってじっと青い瞳をエピーヌに向けていた。
そんなラボンの声で我に返ったエピーヌは、慌ててラボンを離した。
「わっ!!!ごっ、ごめん...!!猫だから...ライオンや虎に食べられちゃうと思って咄嗟に抱き抱えちゃったわ...。」
と言って謝るエピーヌを見ていたラグルは
「...おい、ラボン??...やっぱり人間の姿になれ。(怒)」
「...うわー、目が全然笑ってないじゃん...。(汗)はぁ、分かりました...。よいしょっと...。」
ラグルにガンを飛ばされたラボンは、ため息をつくと呪文を唱え、また黒パーカーのチャラ男に戻った。
背後に黙ってたっていたエピーヌに近づくと耳元で
「...ははっ、あんまりさっきみたく警戒心ないと...俺...今日の夜にでも、寝ている君の部屋に行って...何かしちゃうかもよ...???...もういい歳なんだし!!そろそろ自分が女として見られていること...自覚しといた方がいいよ...??(笑)」
と言って薄ら笑いを浮かべると、前で訝しげに二人の方を見ていたラグルに近づいていった。
エピーヌは、しばらく固まっていたがラボンに言われた言葉を理解した瞬間に、顔が真っ赤になり...それを隠したくて下を向いてみんなのあとを追うのであった。
そんなエピーヌの後ろにいたニーソンは
「...エピーヌ。...君も乙女だね~、まだ子供だと思っていたけど...もうそろそろ子供扱いもやめないとな...。(笑)」
と言って寂しそうな顔をしていた。
しばらく屋敷の中??いや、森をイメージした屋敷を歩いていくとリビングにたどり着いた。どうやら、森のような風景が広がっているのは、玄関からリビングに繋がる廊下だけのようで、リビングの中には、綺麗な絨毯にアンティークな机にソファ、本棚などが色々と置いてあった。
「ラグル...。お前、こんなすごいところに住んでいたのに...俺の家によく、居候(いそうろう)出来たな...。...絶対俺の家『狭っ!』って思ってただろ...??(笑)」
と言って大剣や銃をラボンに渡すとソファにくつろぎ出したラグルが、ニーソンを見つめて
「ん??...俺は、ニーソンの家の方が好きだ...。(照)...この屋敷は、広すぎて...寂しい...。」
と言ってそっぽを向いたラグルにニーソンは、一瞬驚いた顔をしていたが、ニコッと笑ってラグルを見つめていた。
「...ちょっとラグルさん!!そんなこと言ったら、モワとヨウハ...ほかの仲間たちが泣きますよ...??」
と言ってお茶をトレーに乗せて運んできたラボンは、苦笑していた。
「...だって、あいつら。お前みたいに人間の言葉あんまり喋らないし...お前見たく変化(へんげ)したりしないし...。こう...見てて面白みがな...。(笑)」
と言ってラボンからカップを受け取ると口をつけて、ふぅと息を吐いた。
そんなラグルにラボンはニヤッと笑って
「...ラグルさん??それって、もしかして...いや、もしかしなくても...俺のこと!!大事に思ってくれているってことで...『阿呆!!!んな訳ねぇーだろ!!!調子に乗るなっての...!!!...ったく!!(照)』...はははっ、ですよね...。(笑)」
と言ってラボンは、ほかの人にカップを順に配っていた。
その背後で、ラグルが赤面していたとも知らずに...。
その後...作戦会議を軽くして、明日の早朝からモーリア夫妻の屋敷の周りを観察してから、まずはラグルが屋敷に入りモーリア夫妻といつものように会話...。ここでラグルには、モーリア夫妻を油断させることを会話にうまく混ぜて話してもらう。そして油断したところにニーソンとエピーヌも参戦していざ、戦闘開始!!...これが明日の大まかな流れとして決まった。
そして、明日も早いということで各自の部屋に戻り早めの就寝につくことに...。
エピーヌは、昼間ラボンに言われた一言が気になり...身震いをひとつすると布団をすっぽりと被り、眠りについた。
「...えええ!!!!なにこれ!???...えっ...きゃー!!!!!」
「...おい、エピーヌ...。少し静かにしないか...。はぁ、あんまり騒ぐと...お前は、外で寝かせるからな...。(怒)」
「...だって...。これは、誰だって驚くわよ!!!!(汗)なんで家の中に森が出来上がってるのよ!!!?しかも...なんで虎やライオン...きゃっ!??よく見たら...植物も生きてるじゃないのよ...!!!(汗)」
と言って前にいたラボンをぎゅっと抱き抱えるエピーヌに、ラボンが焦った声で言った。
「...え!??ちょっと...エピーヌちゃん???俺...猫の姿だけど...れっきとした男子だからね...???(汗)」
と言ってじっと青い瞳をエピーヌに向けていた。
そんなラボンの声で我に返ったエピーヌは、慌ててラボンを離した。
「わっ!!!ごっ、ごめん...!!猫だから...ライオンや虎に食べられちゃうと思って咄嗟に抱き抱えちゃったわ...。」
と言って謝るエピーヌを見ていたラグルは
「...おい、ラボン??...やっぱり人間の姿になれ。(怒)」
「...うわー、目が全然笑ってないじゃん...。(汗)はぁ、分かりました...。よいしょっと...。」
ラグルにガンを飛ばされたラボンは、ため息をつくと呪文を唱え、また黒パーカーのチャラ男に戻った。
背後に黙ってたっていたエピーヌに近づくと耳元で
「...ははっ、あんまりさっきみたく警戒心ないと...俺...今日の夜にでも、寝ている君の部屋に行って...何かしちゃうかもよ...???...もういい歳なんだし!!そろそろ自分が女として見られていること...自覚しといた方がいいよ...??(笑)」
と言って薄ら笑いを浮かべると、前で訝しげに二人の方を見ていたラグルに近づいていった。
エピーヌは、しばらく固まっていたがラボンに言われた言葉を理解した瞬間に、顔が真っ赤になり...それを隠したくて下を向いてみんなのあとを追うのであった。
そんなエピーヌの後ろにいたニーソンは
「...エピーヌ。...君も乙女だね~、まだ子供だと思っていたけど...もうそろそろ子供扱いもやめないとな...。(笑)」
と言って寂しそうな顔をしていた。
しばらく屋敷の中??いや、森をイメージした屋敷を歩いていくとリビングにたどり着いた。どうやら、森のような風景が広がっているのは、玄関からリビングに繋がる廊下だけのようで、リビングの中には、綺麗な絨毯にアンティークな机にソファ、本棚などが色々と置いてあった。
「ラグル...。お前、こんなすごいところに住んでいたのに...俺の家によく、居候(いそうろう)出来たな...。...絶対俺の家『狭っ!』って思ってただろ...??(笑)」
と言って大剣や銃をラボンに渡すとソファにくつろぎ出したラグルが、ニーソンを見つめて
「ん??...俺は、ニーソンの家の方が好きだ...。(照)...この屋敷は、広すぎて...寂しい...。」
と言ってそっぽを向いたラグルにニーソンは、一瞬驚いた顔をしていたが、ニコッと笑ってラグルを見つめていた。
「...ちょっとラグルさん!!そんなこと言ったら、モワとヨウハ...ほかの仲間たちが泣きますよ...??」
と言ってお茶をトレーに乗せて運んできたラボンは、苦笑していた。
「...だって、あいつら。お前みたいに人間の言葉あんまり喋らないし...お前見たく変化(へんげ)したりしないし...。こう...見てて面白みがな...。(笑)」
と言ってラボンからカップを受け取ると口をつけて、ふぅと息を吐いた。
そんなラグルにラボンはニヤッと笑って
「...ラグルさん??それって、もしかして...いや、もしかしなくても...俺のこと!!大事に思ってくれているってことで...『阿呆!!!んな訳ねぇーだろ!!!調子に乗るなっての...!!!...ったく!!(照)』...はははっ、ですよね...。(笑)」
と言ってラボンは、ほかの人にカップを順に配っていた。
その背後で、ラグルが赤面していたとも知らずに...。
その後...作戦会議を軽くして、明日の早朝からモーリア夫妻の屋敷の周りを観察してから、まずはラグルが屋敷に入りモーリア夫妻といつものように会話...。ここでラグルには、モーリア夫妻を油断させることを会話にうまく混ぜて話してもらう。そして油断したところにニーソンとエピーヌも参戦していざ、戦闘開始!!...これが明日の大まかな流れとして決まった。
そして、明日も早いということで各自の部屋に戻り早めの就寝につくことに...。
エピーヌは、昼間ラボンに言われた一言が気になり...身震いをひとつすると布団をすっぽりと被り、眠りについた。
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