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第1章 「俺と兄貴の日常。壊れだす関係。」

「兄貴というキケンな薬は合法ですか?」

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 兄貴と初めてヤッた、忘れもしないあの日から毎日...

 「んっ...んん...!!!あにきっ...!!!もうイっちゃうよ!!!お願い...もう...勘弁して...!!!」

 「だーめ、何回言わせるんだよ...お前は俺に抱かれたあの日から、お前の身体は今や心までもが俺のモノなんだよ。だから、俺が許すまでお前は俺の手と身体によって、耐えがたい快楽に襲われ続けるんだよ。(笑)ほら、いつもみたいに早く俺を求めなよ。...愛音って呼んでさ。(笑)」

 兄貴のこの発言に俺は、いつもいつも迫り来る快楽に耐えきれなくなって、兄貴の名前を声に出し...すぐに兄貴を求めちゃうんだけど...。

 だって...兄貴の攻め方、最高に気持ちがいいんだもん...。

 俺が触ってほしいところを、的確に攻めてきて...悔しいけど、兄貴のやり方がくせになっている俺がいることも、事実なんだよな...。

 とまぁ、完全に兄貴のオンナになっている俺なのだが...こう毎回兄貴にされるがままっていうのも、納得がいかない。

 俺だって、たまには兄貴に反抗してみたいんだ...だから今日という今日は、何としても我慢を決め込むつもりでいた。

 こう考えていた俺は、兄貴の甘い言葉を無視して必死に口を噤んでいた。

 すると、そんな俺の様子が気に食わなかったのか、兄貴はあろう事かいきなり俺の局部に口を這わせてきたのだった。

 兄貴の突然の行動に俺は、咄嗟に自身の股の間からみえる兄貴の妙に色っぽい顔に向かって、

 「...ちょっ!!!口はやめてよ!!!汚いし!!!!......というより、それって男が女に対してやる事だろ!??俺は女じゃない!!!!...って、聞いてるのかよ!!!!」

 と自分でも分かるくらい顔を赤く染めながら、薄く涙を含んだ瞳を兄貴に向けて、必死に懇願したのだった。

 早くも、いっぱいいっぱいになっている俺の様子に、じっと俺のことを見つめた兄貴は、俺の局部から口を離すと

 「...聞いてるよ???...でも、拓三は大きく間違ってることがあるよ??...男が女にやるって誰が決めたの??...フェラは男同士でもできる。というよりさ...男同士でセックスできる時点で、もうどうでもよくないか??そんなくだらない話は、ヤり終えた後ででもできるだろ....ほら、早く名前呼べよ。気持ちよくなりたいんだろ?なぁ...拓三??」

 と挑発的な態度で呟くと、俺のモノを再び口に咥えて、一際強い刺激を与えてきた。

 兄貴のこの行動に、俺はさすがに耐えきれなくなり、目から大粒の涙をいくつも零しながら、兄貴の縋り付いてくる口をどうにか俺から引き離そうと兄貴の頭を両手で押し、すっかり興奮しきっている兄貴に最後の反抗を示した。

 だが...俺のこの行動は逆効果で....兄貴の中にさらに強い火を灯してしまい、次の瞬間兄貴は口に咥えた俺のモノを力強く吸いあげたのだった。

 兄貴にこのような攻め方をされたのは初めてで、兄貴が俺のモノを吸いあげた途端、俺は今までに感じたことのない凄まじい快楽の渦に飲み込まれそうになった。

 兄貴の執拗な攻めに、早くも限界を迎えそうになっていた俺は堪らず

 「っ!!!!んぁああ!!!!...あっ...あいなっ愛音...愛音っ!!!イッちゃうよ!!!!...はっ...やっ...ヤダ...ヤダヤダ!!!お願いだから、それヤメテっ...本当にオカシクなっちゃっ...っあ!!!!」

 と、兄貴の名前をそれはそれは大きな声で叫んでしまったのだった。

 俺が自分の発言を理解する前に兄貴は、俺に嬉しそうな顔を向けて

 「たくみ、エライね...可愛くおねだり、よく出来ました。今日は特別に拓三の大好きな攻め方をして、最高に気持ちよくしてあげるからね。ほら、四つん這いになって??俺の...イれて、拓三のお気に入りのところを激しく、執拗に何度も突いてあげるから。(笑)」

 とこう囁くと、よだれや体液でドロドロになった俺のことを、ベッドの上で四つん這いにさせ、兄貴はそのまま慣れた手つきで俺のいつもよりもよく濡れた後方へと指をしのばせると、スルッと俺のナカに入った指を、小さな生き物のように動かし始めたのだった。

 このように...兄貴のペースに完全に飲み込まれると、俺はもう手が付けられない。

 兄貴に......愛音に、飛びきり甘い刺激と...兄貴の大きくなったソレを俺のナカに貰わないと、俺の身体が疼いて仕方がないんだ。

 お酒やタバコをやっている人の気持ちはまだ分からないけど...きっとそれに近いんだと思う...。

 って...そうなると、俺は兄貴とのセックス中毒者ってことになるのか....はははっ、冗談キツすぎ...。

 ほんとに...俺の体はどうしちまったんだか...これは、一種の病気なのではないのだろうか....現にこの状況が普通ではないことは、十分に理解している。

 俺は抗えない快楽に溺れつつ、心の隅の方でうっすらとこう考えながら、今日も愛音の全てで俺は快楽の中に落ちていくのだった。

 毎日毎日こんなこと...。

 本当は、やめないとダメなことだって....いけないことだって分かってはいる...分かってはいるんだけど...何故か、やめることが出来ないんだ。

 認めたくないが、俺は...きっと兄貴にハマっている...。

 だから、俺は今日もこうやって兄貴という逆らえないクスリによって何度もイかされ続けるんだ。
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