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第一章
【上級スキル】
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「見せてやるよ、本物の魔剣ってやつを」
雷の能力を得た剣を一振りすると同時に雷鳴が奔る
[魔剣]魔力を込めることによって大気中の精霊の力を剣に宿す剣術、付与をした者の得意な属性の魔力を纏うことができる、この時レオンは上級スキルを操るルーシャの手によって付与されたトップクラスの魔力を剣に宿していた。
閃光がクレストへと狙いを定める、音を置き去りにし、両者の視界を白く塗りつぶしていく。
「クレスト様ッ!!」
ルーシャの猛攻を受けていたパウルが主の危機に駆けつけ、そのまま光の前へと体を割り込ませる。
「蒼氷の盾ォォ!!」
とっさの判断で手をかざし、分厚い氷の盾を生成する....が、
「遅い」
閃光はまるで何事も無かったかのように氷の壁を貫いていく。
パウルの対応は完璧だった、光魔法と相性の良い氷魔法で光の通りにくい盾を作り出し、厚すぎると生成に時間がかかるため丁度いい厚さの盾でダメージを軽減しようと試みた、従者として主の前に割り込むのも正しい判断だった。では、何が足りなかったのか、それは単純なスキルの差。どれだけ正しい対応をしても、相性の良い魔法で防いだとしても、そもそもの威力が違いすぎるのだ。
最後の守りを突破されたパウルは、身にまとった複数の支援魔法と共に青白い光を浴びる。
「ッウワァァァ!!」
少し焦げ臭いにおいを残しながら、地へと膝を付く。
「パウルッ!」
クレストが呼びかけるも、返ってくる言葉は無い。
「安心して、気絶するくらいの威力には抑えてあるから」
クレストのことを思ってなのかルーシャが言葉を投げかける、パウルの身を案じる彼を見て善意で言った一言なのかもしれない、しかし、タイミングが悪すぎる。
「嘘だろ...」
「あれで手加減してんのかよ...」
試合を観ているBクラスの生徒たちがざわつき始める...
「あぁ....ぁ」
崩れ落ちる少年とその傍らで佇む二つの影
「どーする?これ、止め刺す気にもなんねえんだけど。」
「そう、ね...どうする?」
「特になんもしてない俺が言うのもなんだけどさ、現実見た方がいいよ、Aクラスになれなくて嫉妬すんのもわかるけど、俺だってスキル隠してるのにも寝坊するのにも理由があるわけ。」
「寝坊はないでしょ...」
は?ルーシャてめ何言ってんだ睡眠は人間が生きていくうえで欠かせない特大クエストだろうが
「ま、とにかく...もう突っかかってくんなよ、落ちこぼれのお坊ちゃま」
その一言を聞いたクレストが微かに体を震わせる。
「貴様.....貴様ァァァ!!」
雷の能力を得た剣を一振りすると同時に雷鳴が奔る
[魔剣]魔力を込めることによって大気中の精霊の力を剣に宿す剣術、付与をした者の得意な属性の魔力を纏うことができる、この時レオンは上級スキルを操るルーシャの手によって付与されたトップクラスの魔力を剣に宿していた。
閃光がクレストへと狙いを定める、音を置き去りにし、両者の視界を白く塗りつぶしていく。
「クレスト様ッ!!」
ルーシャの猛攻を受けていたパウルが主の危機に駆けつけ、そのまま光の前へと体を割り込ませる。
「蒼氷の盾ォォ!!」
とっさの判断で手をかざし、分厚い氷の盾を生成する....が、
「遅い」
閃光はまるで何事も無かったかのように氷の壁を貫いていく。
パウルの対応は完璧だった、光魔法と相性の良い氷魔法で光の通りにくい盾を作り出し、厚すぎると生成に時間がかかるため丁度いい厚さの盾でダメージを軽減しようと試みた、従者として主の前に割り込むのも正しい判断だった。では、何が足りなかったのか、それは単純なスキルの差。どれだけ正しい対応をしても、相性の良い魔法で防いだとしても、そもそもの威力が違いすぎるのだ。
最後の守りを突破されたパウルは、身にまとった複数の支援魔法と共に青白い光を浴びる。
「ッウワァァァ!!」
少し焦げ臭いにおいを残しながら、地へと膝を付く。
「パウルッ!」
クレストが呼びかけるも、返ってくる言葉は無い。
「安心して、気絶するくらいの威力には抑えてあるから」
クレストのことを思ってなのかルーシャが言葉を投げかける、パウルの身を案じる彼を見て善意で言った一言なのかもしれない、しかし、タイミングが悪すぎる。
「嘘だろ...」
「あれで手加減してんのかよ...」
試合を観ているBクラスの生徒たちがざわつき始める...
「あぁ....ぁ」
崩れ落ちる少年とその傍らで佇む二つの影
「どーする?これ、止め刺す気にもなんねえんだけど。」
「そう、ね...どうする?」
「特になんもしてない俺が言うのもなんだけどさ、現実見た方がいいよ、Aクラスになれなくて嫉妬すんのもわかるけど、俺だってスキル隠してるのにも寝坊するのにも理由があるわけ。」
「寝坊はないでしょ...」
は?ルーシャてめ何言ってんだ睡眠は人間が生きていくうえで欠かせない特大クエストだろうが
「ま、とにかく...もう突っかかってくんなよ、落ちこぼれのお坊ちゃま」
その一言を聞いたクレストが微かに体を震わせる。
「貴様.....貴様ァァァ!!」
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