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鳥籠の外
23 知ってみたい
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何事かを話し合っていた騎士たちであるが、やがて一区切りついたらしい。フィリをここへ連れて来たレスターが、輪を抜けてからフィリのところへ歩いてくる。
「えっと、森の中に住んでいたの? それがどこかわかる?」
「……」
どこと訊かれても、説明が難しい。フィリはずっと森の中にいたのだ。森としか説明できない。眉を寄せるフィリに、レスターが「説明難しい?」と優しく首を傾げた。素直に頷いたフィリは、「近くの森です」とほんの少しだけ情報を付け足した。ここまで泣きながら懸命に歩いてきたので、もう道は覚えていない。フィリは、鳥籠のあった場所を見失ってしまった。
「街まで歩いて来ました」
「なるほど。近くの森ね」
フィリとレスターの会話を、数人の騎士たちが遠巻きに見ていた。居心地の悪さを覚えたフィリは、なんとなく俯いた。
「えっと、それで君は森に監禁? されてたの?」
ぎこちないレスターの問いに、フィリは無言で頷いた。ジェイクから、そう答えろと言われていたからだ。
「頭のおかしい男に監禁されていました。ずっと。助けてください」
「男? 男がいたの?」
緊張のあまり棒読みとなるフィリは、じっと己の手元を見つめていた。
ジェイクのことは、決して口にしてはならない。ジェイクとは赤の他人のふりをしなければならない。しかし森での生活については、正直に言ってもいい。
ジェイクの言いつけを、頭の中で繰り返す。余計なことを言わないようにと、フィリは慎重に言葉を選んだ。
「逃げてきたので、助けてください」
再びフィリの隣に屈んだレスターは、「その、いつから監禁されていたの?」と遠慮がちに問うた。その口調は、あまりフィリの言うことを信じていないような様子であった。けれどもフィリは、懸命に答えた。すべてはジェイクの言いつけを守るためである。
「ずっと。生まれてから、ずっと」
「……え?」
露骨に動揺を見せたレスターは、言葉を探すように間を置いた。けれども上手い言葉が見つからなかったのか。結局は迷いを見せつつ「それは、その男というのは君のお父さんじゃなくて?」と微妙な顔をした。
「違います。知らない人です」
「えー、ちょっと待ってね」
にこりとわざとらしい笑みを浮かべたレスターは、部屋の隅でフィリの様子を窺っていた騎士たちを引き連れて部屋を出て行ってしまった。残されたフィリは、椅子に座ったまま微動だにしない。とにかくジェイクの言いつけを守る。フィリが考えていたのは、それだけであった。
やがて騎士たちが部屋に戻ってくる。
レスターの隣を陣取った黒髪の神経質そうな男が、フィリを値踏みするかのように目線を鋭くした。
「歳は?」
短く問われたので、フィリも「十八」と短く返した。どこか高圧的な黒髪の男に、柔らかい雰囲気のレスターが心配そうな目を向けている。
「名前は」
「わかりません」
フィリの答えに、黒髪の男が「はあ?」と訝しむ。
「おまえ、自分の名前もわからないのか」
「わかりません」
淡々と繰り返すフィリに、黒髪の男が「あのなぁ」と苛立ったようにフィリを見据えた。それを宥めるレスターは、「ごめんね」とフィリに軽く謝罪する。一体何に対する謝罪だろうかと、フィリは考える。
フィリを放置して、黒髪の男とレスターが言い合いを始めた。「どう考えても怪しいだろ!」とか。「あれ本当に十八か?」とか。黒髪の男が喚いている。
その騒ぎに、他の騎士たちがうんざりしたような面持ちとなる。けれども、その中のひとりがふとフィリを見て首を傾げた。
「なんか、第二部隊の、ほら。めっちゃ綺麗な人いるじゃないですか」
「フィリップ副長か?」
「そうそう! なんか似てない?」
こそこそ会話を交わす騎士たちに、レスターと黒髪の男が動きを止めた。勢いよくフィリを振り返ったふたりは、微動だにしないフィリをまじまじと見た。
細く癖のない銀髪に整った顔立ちは、たしかにフィリップを彷彿とさせた。その瞬間、レスターの頭を例の事件がよぎった。まだレスターが騎士団に所属する前の話であるから、レスター自身は例の事件を直接知っているわけではない。けれども噂話は耳に入る。
ある大雨の日、フィリップのひとり息子が忽然と姿を消した。犯人はおろか、息子の行方も不明。まだ生まれたばかりの赤子だったという。
あの事件があったのは、何年前だ。
事件の当事者ではないレスターは、正確な年数を覚えていなかった。けれども騎士たちの指摘通り、見れば見るほどフィリップにそっくりな少年である。レスターが、フィリの事をフィリップと結び付けたのは、無理のない話であった。
フィリに駆け寄ってきたレスターは、無表情のフィリの顔を凝視した。
「君、ご両親は?」
震える問いかけに、フィリは「わかりません」と答えた。フィリはジェイクのことしか知らなかった。
まっすぐにレスターの顔を見つめるフィリ。レスターの背後では、黒髪の男が顎に手をやって何事かを考えていた。
「あの大雨だから、えっとたしか」
ぶつぶつ呟く黒髪の男は、なにかを懸命に思い出そうとしていた。そんな中、先程フィリップの名前を出した騎士が「あ!」と声を上げた。
「そういえば最近、フィリップ副長が息子も十八になるとか言ってたような?」
その曖昧な言葉に、再びみんなの視線がフィリに集まった。フィリはこれまで生きてきて、ここまで人の視線に晒されたのは初めてである。自然と拳に力が入った。知らないうちに緊張していたフィリは、バタバタと慌ただしく動き出した騎士たちを横目で観察した。
「誰か第二部隊のフィリップ副長を呼んでこい!」
「え、呼ぶんですか? でも違うかもしれないですし」
「他にどうしろと!? いいから呼んでこい!」
黒髪の男の一喝に、フィリはびくりと肩を震わせた。
そのときである。
フィリたちのいる部屋に、駆け込んでくる男がいた。格好からして、この男も騎士だろう。
大きく肩で息をする騎士は「大変です!」と叫んだ。
「火事です! 火がっ」
「どこだ!」
素早く問う黒髪の男は、険しい表情である。ここまでの振る舞いを見て、フィリは黒髪の男はそれなりによろしい立場の人間なのだと理解した。実際、彼は第一部隊長を務める男であった。名前はマルコム。歳は三十七。ジェイクは、マルコムのことを嫌味な人間だと認識していた。
どこか高圧的な態度の目立つマルコムは、けれども己の職務はまっとうする質である。第一部隊は王宮内の警備が主な仕事であるが、なにも四六時中、王宮内に引きこもっているわけではない。第二部隊と手分けして夜間の街の見回りを行ったり、こうして詰所で宿直をしたりと業務は多岐にわたる。
今回のように火災が起きた場合にも、とりあえず現場に向かわなければならない。緊急時に所属は役に立たない。動ける人間が動く。それが基本だった。
どうせ詰所にいてもたいした事件は舞い込んでこないと素早く準備を整えたマルコムは、フィリを振り返った。
「おい、おまえ」
鋭く呼ばれて、フィリは顔をマルコムに向けた。フィリをビシッと指さしてみせたマルコムは「そこを動くなよ」と言い放つ。
「おまえには訊きたいことが山ほどある。俺が戻ってくるまでここにいろ。わかったな」
ぴしゃりと言われて、フィリは頷いた。どうせフィリには行くあてなどなかった。バタバタと詰所を出ていく騎士たちをぼんやり眺めながら、フィリはそっと目を閉じた。瞼には真っ赤な炎と、ジェイクの顔が浮かんできた。
火事というのは、間違いなくフィリの住んでいたあの家のことだ。焼け跡からジェイクの遺体が見つかるのだろうか。そうしたら、フィリは死ぬべきなのだろうか。
死んでも死ななくても、どちらでもいいとジェイクは言った。少し前のフィリであれば、ジェイクが死んだと知ったら迷いなく後を追っていただろう。
しかし現在のフィリは迷っていた。知りたいことがたくさんあった。
戦争の影もないこの世界のことを、少し知ってみたいと思っていた。
死ぬのはもう少し後でもいいや。
そう決めたフィリは、ゆっくりと目を開けた。
「えっと、森の中に住んでいたの? それがどこかわかる?」
「……」
どこと訊かれても、説明が難しい。フィリはずっと森の中にいたのだ。森としか説明できない。眉を寄せるフィリに、レスターが「説明難しい?」と優しく首を傾げた。素直に頷いたフィリは、「近くの森です」とほんの少しだけ情報を付け足した。ここまで泣きながら懸命に歩いてきたので、もう道は覚えていない。フィリは、鳥籠のあった場所を見失ってしまった。
「街まで歩いて来ました」
「なるほど。近くの森ね」
フィリとレスターの会話を、数人の騎士たちが遠巻きに見ていた。居心地の悪さを覚えたフィリは、なんとなく俯いた。
「えっと、それで君は森に監禁? されてたの?」
ぎこちないレスターの問いに、フィリは無言で頷いた。ジェイクから、そう答えろと言われていたからだ。
「頭のおかしい男に監禁されていました。ずっと。助けてください」
「男? 男がいたの?」
緊張のあまり棒読みとなるフィリは、じっと己の手元を見つめていた。
ジェイクのことは、決して口にしてはならない。ジェイクとは赤の他人のふりをしなければならない。しかし森での生活については、正直に言ってもいい。
ジェイクの言いつけを、頭の中で繰り返す。余計なことを言わないようにと、フィリは慎重に言葉を選んだ。
「逃げてきたので、助けてください」
再びフィリの隣に屈んだレスターは、「その、いつから監禁されていたの?」と遠慮がちに問うた。その口調は、あまりフィリの言うことを信じていないような様子であった。けれどもフィリは、懸命に答えた。すべてはジェイクの言いつけを守るためである。
「ずっと。生まれてから、ずっと」
「……え?」
露骨に動揺を見せたレスターは、言葉を探すように間を置いた。けれども上手い言葉が見つからなかったのか。結局は迷いを見せつつ「それは、その男というのは君のお父さんじゃなくて?」と微妙な顔をした。
「違います。知らない人です」
「えー、ちょっと待ってね」
にこりとわざとらしい笑みを浮かべたレスターは、部屋の隅でフィリの様子を窺っていた騎士たちを引き連れて部屋を出て行ってしまった。残されたフィリは、椅子に座ったまま微動だにしない。とにかくジェイクの言いつけを守る。フィリが考えていたのは、それだけであった。
やがて騎士たちが部屋に戻ってくる。
レスターの隣を陣取った黒髪の神経質そうな男が、フィリを値踏みするかのように目線を鋭くした。
「歳は?」
短く問われたので、フィリも「十八」と短く返した。どこか高圧的な黒髪の男に、柔らかい雰囲気のレスターが心配そうな目を向けている。
「名前は」
「わかりません」
フィリの答えに、黒髪の男が「はあ?」と訝しむ。
「おまえ、自分の名前もわからないのか」
「わかりません」
淡々と繰り返すフィリに、黒髪の男が「あのなぁ」と苛立ったようにフィリを見据えた。それを宥めるレスターは、「ごめんね」とフィリに軽く謝罪する。一体何に対する謝罪だろうかと、フィリは考える。
フィリを放置して、黒髪の男とレスターが言い合いを始めた。「どう考えても怪しいだろ!」とか。「あれ本当に十八か?」とか。黒髪の男が喚いている。
その騒ぎに、他の騎士たちがうんざりしたような面持ちとなる。けれども、その中のひとりがふとフィリを見て首を傾げた。
「なんか、第二部隊の、ほら。めっちゃ綺麗な人いるじゃないですか」
「フィリップ副長か?」
「そうそう! なんか似てない?」
こそこそ会話を交わす騎士たちに、レスターと黒髪の男が動きを止めた。勢いよくフィリを振り返ったふたりは、微動だにしないフィリをまじまじと見た。
細く癖のない銀髪に整った顔立ちは、たしかにフィリップを彷彿とさせた。その瞬間、レスターの頭を例の事件がよぎった。まだレスターが騎士団に所属する前の話であるから、レスター自身は例の事件を直接知っているわけではない。けれども噂話は耳に入る。
ある大雨の日、フィリップのひとり息子が忽然と姿を消した。犯人はおろか、息子の行方も不明。まだ生まれたばかりの赤子だったという。
あの事件があったのは、何年前だ。
事件の当事者ではないレスターは、正確な年数を覚えていなかった。けれども騎士たちの指摘通り、見れば見るほどフィリップにそっくりな少年である。レスターが、フィリの事をフィリップと結び付けたのは、無理のない話であった。
フィリに駆け寄ってきたレスターは、無表情のフィリの顔を凝視した。
「君、ご両親は?」
震える問いかけに、フィリは「わかりません」と答えた。フィリはジェイクのことしか知らなかった。
まっすぐにレスターの顔を見つめるフィリ。レスターの背後では、黒髪の男が顎に手をやって何事かを考えていた。
「あの大雨だから、えっとたしか」
ぶつぶつ呟く黒髪の男は、なにかを懸命に思い出そうとしていた。そんな中、先程フィリップの名前を出した騎士が「あ!」と声を上げた。
「そういえば最近、フィリップ副長が息子も十八になるとか言ってたような?」
その曖昧な言葉に、再びみんなの視線がフィリに集まった。フィリはこれまで生きてきて、ここまで人の視線に晒されたのは初めてである。自然と拳に力が入った。知らないうちに緊張していたフィリは、バタバタと慌ただしく動き出した騎士たちを横目で観察した。
「誰か第二部隊のフィリップ副長を呼んでこい!」
「え、呼ぶんですか? でも違うかもしれないですし」
「他にどうしろと!? いいから呼んでこい!」
黒髪の男の一喝に、フィリはびくりと肩を震わせた。
そのときである。
フィリたちのいる部屋に、駆け込んでくる男がいた。格好からして、この男も騎士だろう。
大きく肩で息をする騎士は「大変です!」と叫んだ。
「火事です! 火がっ」
「どこだ!」
素早く問う黒髪の男は、険しい表情である。ここまでの振る舞いを見て、フィリは黒髪の男はそれなりによろしい立場の人間なのだと理解した。実際、彼は第一部隊長を務める男であった。名前はマルコム。歳は三十七。ジェイクは、マルコムのことを嫌味な人間だと認識していた。
どこか高圧的な態度の目立つマルコムは、けれども己の職務はまっとうする質である。第一部隊は王宮内の警備が主な仕事であるが、なにも四六時中、王宮内に引きこもっているわけではない。第二部隊と手分けして夜間の街の見回りを行ったり、こうして詰所で宿直をしたりと業務は多岐にわたる。
今回のように火災が起きた場合にも、とりあえず現場に向かわなければならない。緊急時に所属は役に立たない。動ける人間が動く。それが基本だった。
どうせ詰所にいてもたいした事件は舞い込んでこないと素早く準備を整えたマルコムは、フィリを振り返った。
「おい、おまえ」
鋭く呼ばれて、フィリは顔をマルコムに向けた。フィリをビシッと指さしてみせたマルコムは「そこを動くなよ」と言い放つ。
「おまえには訊きたいことが山ほどある。俺が戻ってくるまでここにいろ。わかったな」
ぴしゃりと言われて、フィリは頷いた。どうせフィリには行くあてなどなかった。バタバタと詰所を出ていく騎士たちをぼんやり眺めながら、フィリはそっと目を閉じた。瞼には真っ赤な炎と、ジェイクの顔が浮かんできた。
火事というのは、間違いなくフィリの住んでいたあの家のことだ。焼け跡からジェイクの遺体が見つかるのだろうか。そうしたら、フィリは死ぬべきなのだろうか。
死んでも死ななくても、どちらでもいいとジェイクは言った。少し前のフィリであれば、ジェイクが死んだと知ったら迷いなく後を追っていただろう。
しかし現在のフィリは迷っていた。知りたいことがたくさんあった。
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