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「気持ち良くなってきた? ナカがものすごくうねってるよ。持ってかれそう。ねぇ聞いてる?」
 聞いてる間にも彼の動きは止まらない。もう唾液すらうまく飲み込めなくて口の端からこぼれ落ちる。
 そんなわたしの唇から溢れた液を彼はぺろりと舐め上げる。
 無駄にエロいのよっ。
 というか、聞いてるけど、声が勝手に出て答えられない。

「ふふ、そんなに喜んじゃって。淫らで可愛い。そんなに俺のはイイ?」
「いっ……いい、のっ」
 もう何度飛んだかわからない。もう気持ち良すぎて何も考えられなくて。
「ねぇローズ。約束、破ってるね? その分も追加だからね」
 ぎゃーっ。すっかり忘れてた……
 てかもうずっとイってる気がする。自分ですらイってるのかイってないのかもうわからないんだものっ。
「やっ、だ、って……ずっと、イって、て……っ、わかんなっ」
「可愛い君に免じて加減はしてあげる。俺はしっかり数えてるから」
 ギャッ。ひどいっ。さっきまで初めてだったのに、鬼畜すぎる。
 というか、わたしが淫乱なの? いやいや、きっと彼がすごいのよっ。
 早くイってぇぇぇぇ!
「ねっ、も、むりぃっ」
「わかったよ。一回終わらせるね」
 急に動きが加速してわたしはイきまくる。
「っく」
 彼は呟き、わたしのナカで果てた。
 何かがナカに溢れている。
 あれ、男の人って一度出すと小さくなるんじゃ……ずっと大きさを保ったままなんですけど……⁈

「さ、最後にイきまくった分も追加ね」
 恐ろしい一言を合図に、わたしは太陽が高く上がるまで抱かれまくった。









 目を覚ますと、彼がにっこり笑ってこっちを見ている。お互い全裸で、正気に戻っていたわたしはいたたまれなくなって体を起こす。
 何かがどろりと秘所から漏れ出た気がして思わす見てしまう。そこには白濁の液があって、さらにシーツには白濁と混ざってピンク色になった血の跡が見える。
 思わず両手で顔を覆う。そんなわたしを楽しそうに観察している彼。
 何が楽しいのよっ。
 思わず言ってしまいたくなるけれどあまり刺激したくない。
 あえて黙っていると彼が体を起こした。わたしの足の間に座り込み、つぷりと指を入れる。
「え?何を……」
 指をくいくい動かしていて、どうやら中の精液を掻き出しているようだ。
 わたしの反応を楽しむかのようにバラバラ指を動かされ、また果ててしまった。


 綺麗に身を清めてもらい、屋敷へ帰るというので立ちあがろうとするも立ち上がれず。彼に横抱きにされて連れて行かれた。
 なんだかお腹の異物感がまだある。変な感じがする……
 妙な違和感を感じながら、屋敷に戻った。

 屋敷に戻ったわたし達はお風呂に入る。
 やっぱり屋敷では手を出されなかった。それに安心してゆっくり眠ることにした。




 次の日も娼館へ連れ出され、ひたすら抱かれる。
 この人、体力お化けなのかしら……三日目にしてわたしはついに指一本動かせなくなっていた。
 ぐったりしているわたしの世話を焼く彼は本当に楽しそうだ。
 一体彼は何をしたいのかわからない……
 その裏では二人の液にまみレたシーツを握りしめ、プルプル震えている女がいた。


 五日目、すでに歩くこともままならず横抱きで部屋へ運ばれる。そんなわたしの衣装部屋には例のごとく手紙が置いてあった。
 相変わらず日本語で書かれていたため、わたしが読んで翻訳する。


『ローズ
 お前何をしたのかわかっているのか?アタシは忠告したはずよ。お前の行動は全て筒抜けなんだから。早く正式なルートに戻しなさいよ。この淫乱、売女っ!』



 相変わらず意味のわからない手紙である。
「相当効いているようだ。もしかして覗かれていたか?」
 その言葉にびくりと肩がはねる。み、見られてたの⁈恥ずかしすぎる。
「扉から覗いたくらいじゃここは見えない。でも声は聞かれていたかもな」
 それも嫌よっ。本当に嫌だ。
 というか人の情事を覗くなんて……!
「さて、今日はどうする?」
「やだ。今日は休ませて」
 カラカラの声で答える。連日喘ぎすぎてもう声も掠れ掠れだ。それもそのはず。
 多分半日抱かれ続けてる。普通の令嬢はそんなの無理よっ。
「いいよ。その代わり、俺のを咥えて慰めてくれ」
 ……なんでそうなるのー⁈
「きょ、今日はなしじゃ、だめ? お願い……」
 こういう時はおねだりしたらもしかすると諦めてくれるかもしれない。
 目をうるうる潤ませてせがむ。
「っ、それは反則だ」
 はぁ……と深いため息をついて彼は諦めてくれた。
 と思ったけど横を向いてベッドで横なっているわたしの後ろから抱きついている彼。
 そしてなぜか太ももの間に感じる硬い棒。
「ちょっ」
「そのまま閉じててくれればいいから」
 そう言ってゆるゆる腰を動かす彼。段々と滑りが良くなって彼の硬いモノが敏感な部分の触れる。
 思わず声が漏れてしまって。
 だんだん激しく腰を動かして、彼は一度果てる。
 これで終わりかと思ったが、まだまだ硬くて存在感を主張する彼のモノ。
 不意に彼に手を取られて彼のモノを握らされる。
 ピクピクとしている血管やぬるめきが直でわかる。
 わたしの手を固定して彼は再び腰を動かした。
 これがわたしのナカに入っている……そう思うと妙に興奮してしまう。
 もぞもぞと太ももを擦り合わせる。ああ、欲しい……
 わたしは彼のモノを握っている手をそのまま秘部に持ってくる。腰も動かし近づけて
「……ね、欲しい……」
 ふっと彼が笑って一気にナカをいっぱいにされた。

 あぁ、なんでこんなに快楽に弱いんだろう……
 そんなことを思いながら日が昇るまで貪られ続けた。
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