sweet stream season

Repos〜ルポ

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Story10

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秋風が心地よい季節になっても
ジュノーはマビアの店で働いて
いた。2人の恋も穏やかな時間
と共に順調に過ぎていた。

最近ではジュノーが作る料理が
口コミで拡がりランチタイムも
始めるようになっていた。

「毎度どーもー。
 マビー、ジュノー、おはよう」

「コトハさん
 おはようございます」

「おはようコトハ。
 いつもありがとう」

「最近うちのパン屋も、お客が
 増えたわ。ありがとう!
 この間も、マビーのお友達の
 ミーナさんとルーミさんが
 来てくれたわ」

「オーシャの店でもコトハの
 パンが売れるから紹介してる
 って話してた。ミーナも
 ルーミもウチのCafeに来た時
 コトハのパンが気に入った
 って、SNSにアップしてたし。
 コトハの店にも行ったのね」

「そうそう!店でも写真撮らせて
 ほしいって、その後アップして
 あっという間に拡がったみたい
 …お陰様でスタッフも増やす
 ほど忙しくなったの。SNSって
 凄いわねー!連絡先も交換
 しちゃった。次のクリスマス
 ライブにも来てくれるって」

「そうなんだ!楽しみね。  
 久々のライブも楽しみだわ。
 もうすぐアーチもユーゴと
 帰ってくるみたいだし。また、
 打ち合わせしましょ」

「ええ。アーチとユーゴも
 どうしてるかしら?久々に
 会えるから楽しみだわ。
 そういえば…ジュノーは
 アーチに会うの初めて?」

「ハイ。いつもマビーから…
 いや、マビアさんから話には
 聞いているので楽しみです」

「私と話してる時は大丈夫よ。
 マビーって呼んであげてね」

「ありがとうございます。
 仕事上はオーナーですから
 一応気をつけてるつもり
 なんですけど…」

「オープンの時間になったら
 切り替えると良いわ。でも
 マビー本当に良かったわね。
 ステキな恋をして、前より
 笑顔が増えてる気がするわ。
 ジュノー、マビーのこと
 大切にしてあげてね」

「ハイ、もちろんです。
 大切にします」

「ありがとう、コトハ。
 また女子会もしましょ」

「是非!オーシャにお礼も
 言いたいし、コーラルとの
 話も色々聞いてみたいわ」

「私も、あの2人の話は気に
 なってるの。楽しみだわ」

「ボクも最近コーラルとは
 話せてないので楽しみです」

「忙しいからなかなか会えないし
 タイミングは私のライブね」

「そうかも。アーチ達も
 帰って来るからねー」

「ウンウン。帰って来たら
 連絡して。もう行かなきゃ!
 それじゃあ、また。毎度、
 ありがとうございましたー!」

「ハーイ!いつもありがとう」

ジュノーもお辞儀をして、コトハは急いで帰って行った。そしてXmasの1ヶ月前…。

「Hi、マビー。ただいまー!」

アーチがユーゴと帰ってきた。

「アーチ!Hi。おかえりー。
 ユーゴも久しぶりねー。
 いらっしゃい」

「マビー、Hi。久しぶり。
 キミがジュノーだね?
 ヨロシク」

「ハイ。初めまして。お会い
 出来て嬉しいです。宜しく
 お願いします」

それぞれ挨拶を済ませると、早速アーチはライブの話を始めた。

「コトハは、いつ来られそう?」

「連絡してみるわ」

電話をするとコトハは、その日のうちにやって来た。
 
「コトハー!久しぶりね。元気?」

「Hi、アーチ!おかえりなさい。
 元気よー。ユーゴさんも
 久しぶりね。」

「Hi。コトハ!久しぶりだね」

「今回もライブヨロシクね」

「もちろん!任せて。Xmas
 間近のライブだもんね、豪華に
 行くよー!」

「アーチ、コトハ、ライブの
 後はXmasパーティーも
 あるからね。今回は忙しく
 なるわよー」

「そうね、パーティーは
 マビーに任せるわ。
 ジュノーもパーティーの
 サポートをよろしく!」

「ハイ。わかりました」

アーチとコトハはライブ会場で打ち合わせを始め、ジュノーとマビーはクリスマスパーティーのメニューや会場作りを考え始めた。

アーチは今回の旅でユーゴと共に様々な国の舞台やライブを観て勉強してきた。ユーゴもアーチをサポートしながら打ち合わせは順調に進んだ。

「今回は旅先からリモートで
 様々な照明や音響設備を既に
 手配済みよ。後はコトハが
 実際に演奏しながらリハを
 重ねていけば、良いものが
 出来ると思うわ」
    
「ありがとう。こんなに
 準備が出来ていると
 思わなかったわ。アーチと
 ユーゴがいれば安心ね。
 とても楽しみね」

「ライブは任せて!必ず
 成功させるわ。そーいえば
 クリスマスパーティーの方は
 準備とか進んでるかなぁ…?
 二人っきりだから仲良過ぎて
 イチャイチャしてない?」

「ジュノーはマジメな青年よ。
 それに、マビーの久しぶりの
 恋だもの、出来るだけ二人に
 させてあげたいわ」

「私も手紙をもらった時は
 驚いたけど、涙が出るほど
 嬉しかった。それとさっき
 ジュノーを見て安心した。
 確かにマジメそうな人だね」

「アーチはジュノーの元カノ
 さんの事も聞いてる?」

「手紙に書いてあった。
 2人の事を考えたら本当に
 幸せになってほしいと思った」

「そうね。ジュノーもきっと
 マビーを大切にしてくれると
 思うわ」

「うん。こんな巡り合わせも
 あるのね…不思議」

アーチとコトハはマビー達のことを微笑ましく思っていた。

そしてあっという間にクリスマスライブ当日を迎えた…。
     
       次に続く…
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