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一章 「純粋な魔女」
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とある夜の市街地の広場。
そこには、夜の暗さを照らす小さな街灯に囲まれた、古びた時計があった。(勿論、アナログ式)
そして、短針は殆ど十二をさし、長針は五十九をさす。そして、秒針は今十二をスタートし、もう一度十二へと戻りにゆく。
この残り一分が平和を感じさせた。
しかし、その裏では、残り一分が経つと悲劇が開幕する。
前夜は、ひとつの街が魔女により火の海にされた。
今夜はどんなものが壊されるのか、それはまだ誰も知らないし、当の魔女も知らない。
そして、その破壊を止めるべく、広場にはたくさんの拳銃とサーベル、ネットを射出する砲が、兵士たちにより担がれいた。
この兵士たちは「アンチ」と呼ばれる国が作った、魔女を捕らえるためにできた班。
なぜこの市街地なのか、と思うが、今まで幾数の市街地が壊された時。ある森を中心として、森から近い場所が狙われていることがわかったからだ。
仮に、アンチに確保されたらあの魔女は研究施設に飛ばされ、とりあえずすみからすみまで調べられて、動けないように拘束されるのは確実だろう。
つまり、二度と森で過ごせないし、暗い毎日を過ごすこととなるだろう。
それでも、「破壊する者」が破壊行為を続けるならば、それは止めなければならない。
しかし、それを実行することによって、多くの人の命は救われるが、少女は救われない。
そのアンチを、密かに倒そうとしている者がいる、という噂があったらしい。
だかそれは、多くの人が反対のため、そのような噂はすぐに消えた。
カチャッ、カチャッと時計の機械音が夜の広場に響く。
そして、秒針は五十六、五十七、五十八、五十九・・・
午前零時。針は全て同じ位置をさす。
・・・
すると、一人の若い兵士が、
「なんだ?何もないじゃないか。昨日火災で死んだ奴らのために、魔女を討とうと思ったのに。」
それに反応した隣の中年兵士が
「何寝ぼけたこと言ってんだ。そんなフラグたてといて。お前がやられるんじゃないか?」
と、すこし薄っすらと馬鹿にした顔で言った。
だが、そんな中年の顔も徐々に笑みが消え、まるで人が目の前で死んだように驚きの顔へ変わる。
「は?」
思わず、間抜けな声を上げてしまった中年兵士の見たものは、
敵を討とうとはりきっていた隣の若い兵士の頭のない身体だった。
そして、頭の無い兵士はやがて自立することを肉体が拒み、倒れた。
・・・な、ななな、なんで頭がないんだ?!
そう思った質問への答えはすぐに来た。
トンっ、と兵士の足元にボールが当たるような感覚がする。
その直後、兵士は思わず振り向いてしまう。
ごろん、と、
「う、うわぁ、ぁあ、あああああ!!」
生首が、若い兵士の頭があった。
先程まで、敵を討つ、と自信満々で光り輝いていた瞳は、今では鮮度が悪くなった魚の瞳のように、くすんでいた。
その顔をみた中年兵士は放心状態となりそうな一歩手前、
「は、はは、長年やっていまさらなんだ俺は・・・。死は人間につきものじゃないか。」
そして、震えながらも、彼は放心一歩手前で口から垂れていた唾液を着ていた服の袖で拭い、一つ、ゆっくりと、大きく息をした。
ようやく落ち着きを取り戻した彼には未だに震えが残っている。が、彼は目の前にある血溜まりに落ちている若い兵士の顔を見て思う。
・・・若い彼が死んで、中年の俺はただ若き命を見捨てたものとなったのか。ならば!
と、彼の震えは止まる。
腰に下げたサーベルをとる。
前を向く。
そして、
「おい!糞魔女!出て来い!俺が、お前に今まで殺された奴らのために、お前をぶち殺してやる!」
その声に答えるよう、ゆっくりと、ゆっくりと小さな影が夜の闇から姿を現す。
その影は、人型。長い髪を揺らし、大変可愛らしい顔で目を伏せていた少女。
そして、願いが届き、興奮状態の中年兵士は、
「はは、本当に来たか。糞魔女。今からその首、奪うぞ!」
そして、彼がサーベルを後ろに引き、小さな影へと走り出す。
影は少し街灯にあたり、そのつややかで繊細な赤い髪が暗闇にのぞく。
そして、顔がしっかりと見えた。
しかし、先程の目を伏せていた時とは一変、今は口をぐにゃりと歪ませ、目を見開き、赤の瞳を見せる。
少女は言った。
「It's not a joke. Cannot laugh.」
直後。彼女を中心とした半径十メートルの地面、否、レンガで作られた地面は凹んだりして砕ける。
足場が悪くなり、中年兵士とそのわりと近くにいた兵士は立てなくなる。
じゃあ少女は?
空を飛んでいた。
「んな!?馬鹿な!?っ?!ぐあっ!!」
中年兵士は思い切り吹き飛ばされ、付近の空き家の壁に背中を強く打つ。
すると、少女は未だに笑顔で迫り、こういった、
「I hate bothersome things.」
そして、中年兵士は朦朧とする意識の中、手に持っていたサーベルで、少女に襲いかかる。
しかし、そのサーベルは彼女にぶつかる五十センチ前で、折れ、ひしゃげた。
「なんだよ、こいつは、ばけもんじゃねえか!」
そして、少女はさっきまでの態度とは裏腹に、苛ついた態度で、
「You die」
そして、少女は中年兵士を殺めたあと、広場の上空高くに浮いていた。
「Insensate destruction」
直後。
少女を避けるように、meteoriteが市街地に降ってきた。
少女は無表情にしかし、心の奥底でものが壊れるのを美しいと思った。
そして最近、十分しか暴走けない少女は残り一分しか残っていない。
仮に、そのまま暴走するとどうなるか知らない。
だが、これはあの純粋な少女がやりたくてやっているわけではない。
無意識に、まるでもう一つの人格に操られているように暴走している。
それでも、止められないのだ。
そして、今日も大量に人が死ぬだろう。
だか、それがいい、と、少女の裏人格が笑う。
だから、少女は市街地に落ちてゆくmeteoriteをただ見つめていた。
家は潰れ、崩れ、割れて、避ける。
しかし、住民は避難をしたのか、潰れた家から悲鳴も嘆きも聞こえない。
イライラする。
無性にイライラする。
そんな少女の裏の顔は、やがてイライラが抑え切れなくなり、さらに隕石を増やす。
静かな夜に、少女の苛つきの叫びが響く。
しかし、それはほんの十秒ほどで終わる。
だって、残り時間三十秒。
もうよろっとこの身体を森に飛ばさなければ、身が滅ぶ。
だから、もう少し壊してから戻ろう、と思った直後。
市街地の潰れていない家の影に、小さい、五歳ほどの少女がいた。
魔女は、あぁ、殺したい、殺したくなる、殺そう。と思った。
だから、隕石を少女めがけて落とす。
やった、と、魔女は思う、最後に殺す少女の顔でも見てやろう。と思い、見た。
その顔はとても可愛らしい、お嬢様のような服を着ていて、大変可愛らしい。
そして、その顔についている純粋な瞳へ魔女は自然と吸い込まれた。
・・・まるで私の取り憑いたこの少女のような瞳だ。
自然と「殺人兵器」である魔女は、初めて人を助けるために力を使った。
少女に落ちてゆく、否、自分で落とした隕石を倒壊した家の壁などを何枚も重ね撃ち落とす。
何故、私はこんなことをしたのだろう。
「魔女にとって、その力を人助けに使ってはならならいのだから」
そして、最後に魔女は街一面に防御結界をはり、隕石を防いだ。
・・・魔女である私にもまだ善の心があったとはな
このあと、夜が明けると、五歳ほどの少女は気持ちよさそうに、汚れながらも瓦礫の上で寝ていた。
そして、その少女の手には「真っ赤な林檎の果実」が握られていた。
魔女はあのあと、爆発し、塵となって、空へと飛んだ。
しかし、その塵は纏まったまま、とある森に飛んでいった。
そして時代が進み、約四百九十年ほどが経ったある日。
一人の少年はとある森に林檎をとりに来ていた。
少年の名はマルク。マルク・ザイアである。
そして、マルクはしばらく歩き、道に迷うこととなった。
「何処なんだ?ここは・・・」
またしばらく適当に歩く。
すると、薄暗かった森の中に一筋の光が差し込んでいた。
その光の方へと向かう。
その光は芝生を照らし、赤色に輝いている。
・・・何故、芝が赤いんだ?
その答えはすぐそばにある。
赤い宝石のようなものに一人の少女が閉じ込められていた。
それは、とても美しく、とても可憐。とても強そうで、とてもやさしそう。
しかし、その姿は十歳ほどの、少女。
そして、そのあまりにも美しい姿に触れようと、手を伸ばす。
宝石に手が触れた。
直後。
電気のような痛みが少年の身体に流れた。
「痛っ!」
と、思わず目を伏せる。
なんなんだ、これは、と、先ほどの少女を見る。
そこには、
全裸で、長い赤い髪が特徴の可愛らしい少女がぺたん、と芝生の上にいた。
「なっ!?」
少女の名は、ヒメジ ザイアと言う。
年齢は
「五百歳である」
そこには、夜の暗さを照らす小さな街灯に囲まれた、古びた時計があった。(勿論、アナログ式)
そして、短針は殆ど十二をさし、長針は五十九をさす。そして、秒針は今十二をスタートし、もう一度十二へと戻りにゆく。
この残り一分が平和を感じさせた。
しかし、その裏では、残り一分が経つと悲劇が開幕する。
前夜は、ひとつの街が魔女により火の海にされた。
今夜はどんなものが壊されるのか、それはまだ誰も知らないし、当の魔女も知らない。
そして、その破壊を止めるべく、広場にはたくさんの拳銃とサーベル、ネットを射出する砲が、兵士たちにより担がれいた。
この兵士たちは「アンチ」と呼ばれる国が作った、魔女を捕らえるためにできた班。
なぜこの市街地なのか、と思うが、今まで幾数の市街地が壊された時。ある森を中心として、森から近い場所が狙われていることがわかったからだ。
仮に、アンチに確保されたらあの魔女は研究施設に飛ばされ、とりあえずすみからすみまで調べられて、動けないように拘束されるのは確実だろう。
つまり、二度と森で過ごせないし、暗い毎日を過ごすこととなるだろう。
それでも、「破壊する者」が破壊行為を続けるならば、それは止めなければならない。
しかし、それを実行することによって、多くの人の命は救われるが、少女は救われない。
そのアンチを、密かに倒そうとしている者がいる、という噂があったらしい。
だかそれは、多くの人が反対のため、そのような噂はすぐに消えた。
カチャッ、カチャッと時計の機械音が夜の広場に響く。
そして、秒針は五十六、五十七、五十八、五十九・・・
午前零時。針は全て同じ位置をさす。
・・・
すると、一人の若い兵士が、
「なんだ?何もないじゃないか。昨日火災で死んだ奴らのために、魔女を討とうと思ったのに。」
それに反応した隣の中年兵士が
「何寝ぼけたこと言ってんだ。そんなフラグたてといて。お前がやられるんじゃないか?」
と、すこし薄っすらと馬鹿にした顔で言った。
だが、そんな中年の顔も徐々に笑みが消え、まるで人が目の前で死んだように驚きの顔へ変わる。
「は?」
思わず、間抜けな声を上げてしまった中年兵士の見たものは、
敵を討とうとはりきっていた隣の若い兵士の頭のない身体だった。
そして、頭の無い兵士はやがて自立することを肉体が拒み、倒れた。
・・・な、ななな、なんで頭がないんだ?!
そう思った質問への答えはすぐに来た。
トンっ、と兵士の足元にボールが当たるような感覚がする。
その直後、兵士は思わず振り向いてしまう。
ごろん、と、
「う、うわぁ、ぁあ、あああああ!!」
生首が、若い兵士の頭があった。
先程まで、敵を討つ、と自信満々で光り輝いていた瞳は、今では鮮度が悪くなった魚の瞳のように、くすんでいた。
その顔をみた中年兵士は放心状態となりそうな一歩手前、
「は、はは、長年やっていまさらなんだ俺は・・・。死は人間につきものじゃないか。」
そして、震えながらも、彼は放心一歩手前で口から垂れていた唾液を着ていた服の袖で拭い、一つ、ゆっくりと、大きく息をした。
ようやく落ち着きを取り戻した彼には未だに震えが残っている。が、彼は目の前にある血溜まりに落ちている若い兵士の顔を見て思う。
・・・若い彼が死んで、中年の俺はただ若き命を見捨てたものとなったのか。ならば!
と、彼の震えは止まる。
腰に下げたサーベルをとる。
前を向く。
そして、
「おい!糞魔女!出て来い!俺が、お前に今まで殺された奴らのために、お前をぶち殺してやる!」
その声に答えるよう、ゆっくりと、ゆっくりと小さな影が夜の闇から姿を現す。
その影は、人型。長い髪を揺らし、大変可愛らしい顔で目を伏せていた少女。
そして、願いが届き、興奮状態の中年兵士は、
「はは、本当に来たか。糞魔女。今からその首、奪うぞ!」
そして、彼がサーベルを後ろに引き、小さな影へと走り出す。
影は少し街灯にあたり、そのつややかで繊細な赤い髪が暗闇にのぞく。
そして、顔がしっかりと見えた。
しかし、先程の目を伏せていた時とは一変、今は口をぐにゃりと歪ませ、目を見開き、赤の瞳を見せる。
少女は言った。
「It's not a joke. Cannot laugh.」
直後。彼女を中心とした半径十メートルの地面、否、レンガで作られた地面は凹んだりして砕ける。
足場が悪くなり、中年兵士とそのわりと近くにいた兵士は立てなくなる。
じゃあ少女は?
空を飛んでいた。
「んな!?馬鹿な!?っ?!ぐあっ!!」
中年兵士は思い切り吹き飛ばされ、付近の空き家の壁に背中を強く打つ。
すると、少女は未だに笑顔で迫り、こういった、
「I hate bothersome things.」
そして、中年兵士は朦朧とする意識の中、手に持っていたサーベルで、少女に襲いかかる。
しかし、そのサーベルは彼女にぶつかる五十センチ前で、折れ、ひしゃげた。
「なんだよ、こいつは、ばけもんじゃねえか!」
そして、少女はさっきまでの態度とは裏腹に、苛ついた態度で、
「You die」
そして、少女は中年兵士を殺めたあと、広場の上空高くに浮いていた。
「Insensate destruction」
直後。
少女を避けるように、meteoriteが市街地に降ってきた。
少女は無表情にしかし、心の奥底でものが壊れるのを美しいと思った。
そして最近、十分しか暴走けない少女は残り一分しか残っていない。
仮に、そのまま暴走するとどうなるか知らない。
だが、これはあの純粋な少女がやりたくてやっているわけではない。
無意識に、まるでもう一つの人格に操られているように暴走している。
それでも、止められないのだ。
そして、今日も大量に人が死ぬだろう。
だか、それがいい、と、少女の裏人格が笑う。
だから、少女は市街地に落ちてゆくmeteoriteをただ見つめていた。
家は潰れ、崩れ、割れて、避ける。
しかし、住民は避難をしたのか、潰れた家から悲鳴も嘆きも聞こえない。
イライラする。
無性にイライラする。
そんな少女の裏の顔は、やがてイライラが抑え切れなくなり、さらに隕石を増やす。
静かな夜に、少女の苛つきの叫びが響く。
しかし、それはほんの十秒ほどで終わる。
だって、残り時間三十秒。
もうよろっとこの身体を森に飛ばさなければ、身が滅ぶ。
だから、もう少し壊してから戻ろう、と思った直後。
市街地の潰れていない家の影に、小さい、五歳ほどの少女がいた。
魔女は、あぁ、殺したい、殺したくなる、殺そう。と思った。
だから、隕石を少女めがけて落とす。
やった、と、魔女は思う、最後に殺す少女の顔でも見てやろう。と思い、見た。
その顔はとても可愛らしい、お嬢様のような服を着ていて、大変可愛らしい。
そして、その顔についている純粋な瞳へ魔女は自然と吸い込まれた。
・・・まるで私の取り憑いたこの少女のような瞳だ。
自然と「殺人兵器」である魔女は、初めて人を助けるために力を使った。
少女に落ちてゆく、否、自分で落とした隕石を倒壊した家の壁などを何枚も重ね撃ち落とす。
何故、私はこんなことをしたのだろう。
「魔女にとって、その力を人助けに使ってはならならいのだから」
そして、最後に魔女は街一面に防御結界をはり、隕石を防いだ。
・・・魔女である私にもまだ善の心があったとはな
このあと、夜が明けると、五歳ほどの少女は気持ちよさそうに、汚れながらも瓦礫の上で寝ていた。
そして、その少女の手には「真っ赤な林檎の果実」が握られていた。
魔女はあのあと、爆発し、塵となって、空へと飛んだ。
しかし、その塵は纏まったまま、とある森に飛んでいった。
そして時代が進み、約四百九十年ほどが経ったある日。
一人の少年はとある森に林檎をとりに来ていた。
少年の名はマルク。マルク・ザイアである。
そして、マルクはしばらく歩き、道に迷うこととなった。
「何処なんだ?ここは・・・」
またしばらく適当に歩く。
すると、薄暗かった森の中に一筋の光が差し込んでいた。
その光の方へと向かう。
その光は芝生を照らし、赤色に輝いている。
・・・何故、芝が赤いんだ?
その答えはすぐそばにある。
赤い宝石のようなものに一人の少女が閉じ込められていた。
それは、とても美しく、とても可憐。とても強そうで、とてもやさしそう。
しかし、その姿は十歳ほどの、少女。
そして、そのあまりにも美しい姿に触れようと、手を伸ばす。
宝石に手が触れた。
直後。
電気のような痛みが少年の身体に流れた。
「痛っ!」
と、思わず目を伏せる。
なんなんだ、これは、と、先ほどの少女を見る。
そこには、
全裸で、長い赤い髪が特徴の可愛らしい少女がぺたん、と芝生の上にいた。
「なっ!?」
少女の名は、ヒメジ ザイアと言う。
年齢は
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