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33 昔話①パーティー結成
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今からちょうど一年前ぐらいだったかな。
流れ者の冒険者だった俺が北の王国ノースエンドに立ち寄った時の話だ。
城下町のすぐ近くの森で初めて見かけたあいつは、数匹のワイルドボアに襲われていて今にも食われる寸前だった。
持っている剣だけは立派だったが、握り方はでたらめ、身のこなしも素人、体つきも細く明らかに鍛えられていない。
一目見て冒険者ではないと分かった。
どこかの裕福な家庭に生まれた若僧が身の丈に合わない高価な剣を親に買ってもらって舞い上がり、街の外まで試し斬りにでも出かけたところを襲われたのだろうと思った。
助け出してやってから事情を聞き、勇者様だと名乗られた時には頭のケガを心配してしまったぐらいだ。
よくよく話を聞いてみると、そいつも不本意に勇者に祭り上げられたらしく、親子ほど歳の離れた若僧が突然放り出されたことに少なからず同情した俺は、せめて一人でも生きていけるようにと稽古をつけてやることにした。
これが今、勇者としてその名を轟かせている男――リュートとの出会いだった。
俺はリュートとパーティーを組んで行動を共にし、冒険者としての生き方を教えた。
もちろん小綺麗な建物で教科書を広げて講釈を垂れるような教え方ではない。最初から全て実戦だ。
俺も若い頃はそうやって覚えたからな。
「ジョン、僕一人でコボルドの巣を潰すなんて無理だよ。せめて一緒に入って手伝ってくれ」
「ここは他に比べて数が少ないからお前でもなんとかなる。大体、勇者様がコボルド程度に腰が引けてどうするんだ? 根性が足りねえぞ根性が」
「ジョン! どこが数が少ないんだ! 今までで一番多かったじゃないか!」
「それでもこうして無事に帰ってこれたんだ。やればなんとかなるもんだろ?」
リュートは俺の課す無茶な訓練に対して何度も弱音を吐いたが、投げ出すことは決してしなかった。
最近の若いのにしては骨のある奴だったとは思う。
そうして一ヶ月ばかり過ぎた頃、リュートの持っていた『聖剣』が輝きだし、火や水、雷など様々な力を生み出すようになった。
なんでも聖剣は持ち主の成長に合わせて真の力を開放していく代物だったらしい。
あいつが勇者だという話をホラではなく初めて真実だと理解したのもその時だった。
「ったく、魔法は使うなって言っただろ。剣の稽古にならんだろうが」
「ハハハ、ごめん。でも初めてジョンから一本取れたよ」
「今のは反則で勝負なしだ。……だが勝つためになんでもするって姿勢は買ってやる」
さらに月日が流れ、聖剣の力を使いこなせるようになった頃には、リュートは俺とほとんど対等な関係になっていた。
この時点でもうこいつの世話をする理由はなくなっていたのかもしれないが、すでに俺たちは勇者パーティーとしてそれなりに名が売れてきており、俺も一人でいた頃より報酬の高い仕事を請けることができた。
それに俺自身、リュートの成長を見るのが楽しみになっていた。
「新しい仲間?」
「ああ、この先もっとランクの高い仕事をするのに、僕たち二人だけのパーティーじゃ限界があるだろ? 後方支援の出来るメンバーを増やそうと思うんだけど、どうかな?」
ある日、ギルドで仕事を物色していると、リュートが同い年ぐらいの女二人を連れてきた。
こいつもなかなかやるようになったもんだと思ったが、そういうわけではないらしい。
「ハァイ。魔道士のエレトリアよ。こっちは神官のソフィー」
「……よろしくお願いします」
派手なローブに身を包んだ軽薄な態度の魔道士と、物静かで礼儀正しそうな神官。
二人とも若いが、俺の経験から見ても実力は確かなようだった。
「まあリーダーはお前だからな。好きに決めたらいい」
「よろしくね、勇者様と……おっさん?」
「せめて名前で呼べ」
その後はこの四人パーティーでさらに高ランクの仕事をこなし、やがて大陸では俺たちの右に出る者はいなくなっていた。
――――――――
――――
――
「ふ~ん、仲良くやっておったのだな。で、いつお前は酷い目に遭うのだ?」
そこまで俺の話を聞き、マルが気だるげな態度で口を挟んできた。
「お前は失敗談しか聞きたくないのか」
「ふふん、当然であろう。そのために眠気を我慢して退屈な話を聞き続けておるのだ」
胸を張って言うことじゃない。
こいつが兄弟にイジメられてるのは絶対本人の性格が原因だろう。
それともイジメのせいでこんな風にひねくれてしまったのか。
【すでに話し始めて25分が経過しています。SNSを眺めるのも飽きてきたのでそろそろ起承転結の転ぐらいに進んでいただきたいのですが】
「真面目に聞く気がないなら止めるぞ」
「なに? それは許さんぞ。ここまで来たら不幸話までは聞かせるのだ。それ以降ならいつ止めてもよい」
なぜ俺はひねくれたドラゴンと機械のために愚痴とも武勇伝ともつかない昔話を聞かせているのだろう?
ふとそんなことを思ったが、再びコップの中の酒を減らすことで雑念を振り払い、俺は昔話を再開した。
流れ者の冒険者だった俺が北の王国ノースエンドに立ち寄った時の話だ。
城下町のすぐ近くの森で初めて見かけたあいつは、数匹のワイルドボアに襲われていて今にも食われる寸前だった。
持っている剣だけは立派だったが、握り方はでたらめ、身のこなしも素人、体つきも細く明らかに鍛えられていない。
一目見て冒険者ではないと分かった。
どこかの裕福な家庭に生まれた若僧が身の丈に合わない高価な剣を親に買ってもらって舞い上がり、街の外まで試し斬りにでも出かけたところを襲われたのだろうと思った。
助け出してやってから事情を聞き、勇者様だと名乗られた時には頭のケガを心配してしまったぐらいだ。
よくよく話を聞いてみると、そいつも不本意に勇者に祭り上げられたらしく、親子ほど歳の離れた若僧が突然放り出されたことに少なからず同情した俺は、せめて一人でも生きていけるようにと稽古をつけてやることにした。
これが今、勇者としてその名を轟かせている男――リュートとの出会いだった。
俺はリュートとパーティーを組んで行動を共にし、冒険者としての生き方を教えた。
もちろん小綺麗な建物で教科書を広げて講釈を垂れるような教え方ではない。最初から全て実戦だ。
俺も若い頃はそうやって覚えたからな。
「ジョン、僕一人でコボルドの巣を潰すなんて無理だよ。せめて一緒に入って手伝ってくれ」
「ここは他に比べて数が少ないからお前でもなんとかなる。大体、勇者様がコボルド程度に腰が引けてどうするんだ? 根性が足りねえぞ根性が」
「ジョン! どこが数が少ないんだ! 今までで一番多かったじゃないか!」
「それでもこうして無事に帰ってこれたんだ。やればなんとかなるもんだろ?」
リュートは俺の課す無茶な訓練に対して何度も弱音を吐いたが、投げ出すことは決してしなかった。
最近の若いのにしては骨のある奴だったとは思う。
そうして一ヶ月ばかり過ぎた頃、リュートの持っていた『聖剣』が輝きだし、火や水、雷など様々な力を生み出すようになった。
なんでも聖剣は持ち主の成長に合わせて真の力を開放していく代物だったらしい。
あいつが勇者だという話をホラではなく初めて真実だと理解したのもその時だった。
「ったく、魔法は使うなって言っただろ。剣の稽古にならんだろうが」
「ハハハ、ごめん。でも初めてジョンから一本取れたよ」
「今のは反則で勝負なしだ。……だが勝つためになんでもするって姿勢は買ってやる」
さらに月日が流れ、聖剣の力を使いこなせるようになった頃には、リュートは俺とほとんど対等な関係になっていた。
この時点でもうこいつの世話をする理由はなくなっていたのかもしれないが、すでに俺たちは勇者パーティーとしてそれなりに名が売れてきており、俺も一人でいた頃より報酬の高い仕事を請けることができた。
それに俺自身、リュートの成長を見るのが楽しみになっていた。
「新しい仲間?」
「ああ、この先もっとランクの高い仕事をするのに、僕たち二人だけのパーティーじゃ限界があるだろ? 後方支援の出来るメンバーを増やそうと思うんだけど、どうかな?」
ある日、ギルドで仕事を物色していると、リュートが同い年ぐらいの女二人を連れてきた。
こいつもなかなかやるようになったもんだと思ったが、そういうわけではないらしい。
「ハァイ。魔道士のエレトリアよ。こっちは神官のソフィー」
「……よろしくお願いします」
派手なローブに身を包んだ軽薄な態度の魔道士と、物静かで礼儀正しそうな神官。
二人とも若いが、俺の経験から見ても実力は確かなようだった。
「まあリーダーはお前だからな。好きに決めたらいい」
「よろしくね、勇者様と……おっさん?」
「せめて名前で呼べ」
その後はこの四人パーティーでさらに高ランクの仕事をこなし、やがて大陸では俺たちの右に出る者はいなくなっていた。
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「ふ~ん、仲良くやっておったのだな。で、いつお前は酷い目に遭うのだ?」
そこまで俺の話を聞き、マルが気だるげな態度で口を挟んできた。
「お前は失敗談しか聞きたくないのか」
「ふふん、当然であろう。そのために眠気を我慢して退屈な話を聞き続けておるのだ」
胸を張って言うことじゃない。
こいつが兄弟にイジメられてるのは絶対本人の性格が原因だろう。
それともイジメのせいでこんな風にひねくれてしまったのか。
【すでに話し始めて25分が経過しています。SNSを眺めるのも飽きてきたのでそろそろ起承転結の転ぐらいに進んでいただきたいのですが】
「真面目に聞く気がないなら止めるぞ」
「なに? それは許さんぞ。ここまで来たら不幸話までは聞かせるのだ。それ以降ならいつ止めてもよい」
なぜ俺はひねくれたドラゴンと機械のために愚痴とも武勇伝ともつかない昔話を聞かせているのだろう?
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イラスト 卯月凪沙様より
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