1 / 3
攻め:淫魔、受け:退魔神官のパターン
退魔神官(受け)と淫魔(攻め)。神官を淫魔が好き勝手して敗北させちゃうパターン。
しおりを挟む
「今日こそ退治しますよ、マクシフェート!」
退魔神官ディカオンは叫んだ。
場所は、高熟練度ダンジョンの深奥。
ディカオンの目の前には、王族が寝るようなベッドが、鎮座している。迷宮であることを考えれば、異様な光景だ。
だが、ベッドの主は気にしていない。
上級淫魔マクシフェート。魔族の中でも高位のモンスターである。
マクシフェートは、見た目は人間の男だ。褐色の肌に、銀髪が映える。魔族の特徴として、額には二本の角が生えている。
「ほう? またか、ディカオン」
マクシフェートは、ニヤリと笑う。ベッドから起き上がる。肉体にひっかけた細布がたなびく。白い細布は、鍛え上げた筋肉を強調する。
ディカオンとマクシフェートは長年の敵同士だ。
マクシフェートのひそむところ、ディカオンが駆けつける。ディカオンの行くところ、マクシフェートが現れる。
魔族と神官の関係は、水と油のようだ。
だが、彼らの事情はすこし違うようで――。
***
「あっ、あっ、だめ、だめぇ♥」
艶っぽく淫らな声が、ベッドの上で響いている。
ディカオンの声だ。勇ましく啖呵を切った喉は、すでにメス声を上げるだけの器官と化している。
「くひぃっ♥ ちんちん、だめぇ♥ またイくぅ♥」
ディカオンは既に、聖なる神官服を剥ぎ取られている。白く細身の肉体には、旅で鍛えられついた筋肉が乗っている。
そんな肉体をビクビクと痙攣させ、ディカオンは絶頂する。
「おやおや、神官殿はこらえ性がないな」
ディカオンの白い体を組み敷いているのは、マクシフェートだ。
ディカオンを背後から抱く体位、背臥位で貫いている。太く無骨な指が、ディカオンの陰茎をしごく。陰茎から白い汁が飛ぶ。
「相変わらず早漏だな、ディカオン」
「ち、ちがうっ、ちがうぅぅ♥」
「手コキしたらすぐイく癖に、どこが違うんだろうな?」
マクシフェートはわずかに指の力を強くする。「ごしゅごしゅ♥」とディカオンの陰茎をこすりあげる。
ディカオンがマクシフェートの腕の中でのけぞる。
「くひっ♥ またイく♥ イくぅ♥ 出しちゃいけないのにっ、せーし出るぅ♥」
ディカオンの陰茎が震えた。精液が飛び出し、マクシフェートの手を濡らす。
「はぁ、はぁ……お、お許しください、神よ……」
「お前の神さんもよくよく寛容だな。こんな淫売が神官だなんてな」
「ぶ、侮辱、だぞ……!」
ディカオンの顔に、怒りが宿る。だが、目元は赤く蕩けていて、迫力はない。
マクシフェートは興奮する。さらにディカオンをいじめてやりたくなる。昂ぶる心が、体の力になる。
「じゃあ、もっと涜神をしてやろうか?」
マクシフェートはニヤリと笑い、腰に力を入れる。
ディカオンの菊座を貫く陽根が、ディカオンの内部を「ぐりん♥」とえぐる。
「んおぉぉっ♥」
「こんなメスみたいなケツ穴のくせに、どこが敬虔な信徒と言える?」
「こ、これは……お、お前のせいで……!」
「そうだなぁ、淫魔の俺のせいか」
ディカオンは、幾度となくマクシフェートに抱かれている。
抱かれるうち、ディカオンの肉体は開発された。乳首は勃起して性的興奮を視覚的に伝える。菊座は淫らに膨らみ、マクシフェートの陽根の動きに合わせて、下品に伸縮する。
「そ、そうだ……お、お前がいなければ、私はこんな……!」
「じゃあ、こんな体にした責任を取らないとな?」
「な……あ、う、んぉぉぉぅっ♥」
マクシフェートは腰の動きを速める。
淫魔の陽根が「ずんずん♥」と、ディカオンの体内をえぐり、押し上げる。
「あっ、あんっ♥ あひっ♥ だめっ♥ だめぇ♥」
「アヒアヒ喘ぎやがって、こんなエロ神官殿にはおしおきだなぁ?」
「い、いやだっ♥ おしおきイヤッ♥ やめて、やめてぇ♥」
ディカオンは白い肉体に汗を飛ばす。
マクシフェートが笑う。彼の陽根が、ディカオンの体内で膨らむ。
「ひっ、中で大きくなってる♥ やだ、やだ、出さないでっ♥」
「そんなメス声でやめろと言われてもな……ククッ」
マクシフェートはひときわ強く腰を打ち付けた。陽根から、容赦なく精液をほとばしらせる。
「オラッ、飲め! ケツ穴で飲め、ディカオン!」
「んひぃぃぃぃ♥ 熱いっ、おしり熱いぃぃぃ!♥」
ディカオンが派手に悲鳴を上げる。同時に、陰茎から何度目かの射精をする。半透明に薄まった精液が、「ぴゅっ♥ ぴゅっ♥」と飛ぶ。
「はぁ……はぁ……♥ か、神よぉ……♥」
「まーた神さん頼みか。こっち向け」
「へ……? だ、ダメ、キスはダメ……♥」
拒むディカオンの言葉もむなしく、マクシフェートが唇を重ねる。
「ん……ディカオン……」
「あむ、ちゅ……れろ……はふ……♥」
マクシフェートは唇を離し、満足げに笑った。
「よかったぜ、ディカオン」
「う、うう……♥ ゆ、許さないからなぁ……♥」
ディカオンが力なく凄みながら、気絶する。
マクシフェートは愛おしげにキスをして、ディカオンを抱きしめる。
「いつか、本当に俺のものにしてやるよ」
マクシフェートは笑った。笑い声が、ダンジョンの深奥に響き渡った。
上級淫魔たる彼が本気を出せば、ディカオンを魔に堕とすことは容易だ。だがそれだけはしていない。ディカオンが神官を続けられているのは、マクシフェートが手加減していることも大きい。
「愛してる、ディカオン」
ディカオンだけが知らない。
マクシフェートの企みは、始まったばかりだ。
――おわり
退魔神官ディカオンは叫んだ。
場所は、高熟練度ダンジョンの深奥。
ディカオンの目の前には、王族が寝るようなベッドが、鎮座している。迷宮であることを考えれば、異様な光景だ。
だが、ベッドの主は気にしていない。
上級淫魔マクシフェート。魔族の中でも高位のモンスターである。
マクシフェートは、見た目は人間の男だ。褐色の肌に、銀髪が映える。魔族の特徴として、額には二本の角が生えている。
「ほう? またか、ディカオン」
マクシフェートは、ニヤリと笑う。ベッドから起き上がる。肉体にひっかけた細布がたなびく。白い細布は、鍛え上げた筋肉を強調する。
ディカオンとマクシフェートは長年の敵同士だ。
マクシフェートのひそむところ、ディカオンが駆けつける。ディカオンの行くところ、マクシフェートが現れる。
魔族と神官の関係は、水と油のようだ。
だが、彼らの事情はすこし違うようで――。
***
「あっ、あっ、だめ、だめぇ♥」
艶っぽく淫らな声が、ベッドの上で響いている。
ディカオンの声だ。勇ましく啖呵を切った喉は、すでにメス声を上げるだけの器官と化している。
「くひぃっ♥ ちんちん、だめぇ♥ またイくぅ♥」
ディカオンは既に、聖なる神官服を剥ぎ取られている。白く細身の肉体には、旅で鍛えられついた筋肉が乗っている。
そんな肉体をビクビクと痙攣させ、ディカオンは絶頂する。
「おやおや、神官殿はこらえ性がないな」
ディカオンの白い体を組み敷いているのは、マクシフェートだ。
ディカオンを背後から抱く体位、背臥位で貫いている。太く無骨な指が、ディカオンの陰茎をしごく。陰茎から白い汁が飛ぶ。
「相変わらず早漏だな、ディカオン」
「ち、ちがうっ、ちがうぅぅ♥」
「手コキしたらすぐイく癖に、どこが違うんだろうな?」
マクシフェートはわずかに指の力を強くする。「ごしゅごしゅ♥」とディカオンの陰茎をこすりあげる。
ディカオンがマクシフェートの腕の中でのけぞる。
「くひっ♥ またイく♥ イくぅ♥ 出しちゃいけないのにっ、せーし出るぅ♥」
ディカオンの陰茎が震えた。精液が飛び出し、マクシフェートの手を濡らす。
「はぁ、はぁ……お、お許しください、神よ……」
「お前の神さんもよくよく寛容だな。こんな淫売が神官だなんてな」
「ぶ、侮辱、だぞ……!」
ディカオンの顔に、怒りが宿る。だが、目元は赤く蕩けていて、迫力はない。
マクシフェートは興奮する。さらにディカオンをいじめてやりたくなる。昂ぶる心が、体の力になる。
「じゃあ、もっと涜神をしてやろうか?」
マクシフェートはニヤリと笑い、腰に力を入れる。
ディカオンの菊座を貫く陽根が、ディカオンの内部を「ぐりん♥」とえぐる。
「んおぉぉっ♥」
「こんなメスみたいなケツ穴のくせに、どこが敬虔な信徒と言える?」
「こ、これは……お、お前のせいで……!」
「そうだなぁ、淫魔の俺のせいか」
ディカオンは、幾度となくマクシフェートに抱かれている。
抱かれるうち、ディカオンの肉体は開発された。乳首は勃起して性的興奮を視覚的に伝える。菊座は淫らに膨らみ、マクシフェートの陽根の動きに合わせて、下品に伸縮する。
「そ、そうだ……お、お前がいなければ、私はこんな……!」
「じゃあ、こんな体にした責任を取らないとな?」
「な……あ、う、んぉぉぉぅっ♥」
マクシフェートは腰の動きを速める。
淫魔の陽根が「ずんずん♥」と、ディカオンの体内をえぐり、押し上げる。
「あっ、あんっ♥ あひっ♥ だめっ♥ だめぇ♥」
「アヒアヒ喘ぎやがって、こんなエロ神官殿にはおしおきだなぁ?」
「い、いやだっ♥ おしおきイヤッ♥ やめて、やめてぇ♥」
ディカオンは白い肉体に汗を飛ばす。
マクシフェートが笑う。彼の陽根が、ディカオンの体内で膨らむ。
「ひっ、中で大きくなってる♥ やだ、やだ、出さないでっ♥」
「そんなメス声でやめろと言われてもな……ククッ」
マクシフェートはひときわ強く腰を打ち付けた。陽根から、容赦なく精液をほとばしらせる。
「オラッ、飲め! ケツ穴で飲め、ディカオン!」
「んひぃぃぃぃ♥ 熱いっ、おしり熱いぃぃぃ!♥」
ディカオンが派手に悲鳴を上げる。同時に、陰茎から何度目かの射精をする。半透明に薄まった精液が、「ぴゅっ♥ ぴゅっ♥」と飛ぶ。
「はぁ……はぁ……♥ か、神よぉ……♥」
「まーた神さん頼みか。こっち向け」
「へ……? だ、ダメ、キスはダメ……♥」
拒むディカオンの言葉もむなしく、マクシフェートが唇を重ねる。
「ん……ディカオン……」
「あむ、ちゅ……れろ……はふ……♥」
マクシフェートは唇を離し、満足げに笑った。
「よかったぜ、ディカオン」
「う、うう……♥ ゆ、許さないからなぁ……♥」
ディカオンが力なく凄みながら、気絶する。
マクシフェートは愛おしげにキスをして、ディカオンを抱きしめる。
「いつか、本当に俺のものにしてやるよ」
マクシフェートは笑った。笑い声が、ダンジョンの深奥に響き渡った。
上級淫魔たる彼が本気を出せば、ディカオンを魔に堕とすことは容易だ。だがそれだけはしていない。ディカオンが神官を続けられているのは、マクシフェートが手加減していることも大きい。
「愛してる、ディカオン」
ディカオンだけが知らない。
マクシフェートの企みは、始まったばかりだ。
――おわり
12
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる