65歳定年後に色々と思い出したので、魔法と異世界で最期の自由を楽しもうと思う。

mitokami

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 休みだ!連休だ!と言って、前世で生きて来た世界の状況を確認しに行くとしても、午前中は会社からのアンケート等のメールが入って来ていないかの確認が必要と成り、午後からは最近も裏切られた感を演出してくれた上司からの出勤・時間の変更の連絡が無いかの確認が必要と成る為[本当に嫌!]だけど、1日2回は携帯電話スマホの着信の確認をする必要がある現実。
あぁ~…冗談抜きで憂鬱だなぁ~…、(政治家の政治資金パーティー券購入の案件から邪推して)誰かやってくれないかな?会社へのデストロイ……。勿論、そんな願いは、誰も叶えてくれやしないし、叶わないので他の事に気を向ける。

 そう言えば、あっち向こうの世界は埃っぽかったから掃除機…は持って行っても(電源が無いので)仕方が無いから…、箒と塵取り、バケツに雑巾代わりに成りそうな古いタオルでも沢山持って行こうかな?と、言う事で…、掃除の為に汚れても良い恰好で出掛ける準備を整えている現在……。

 目の前の押し入れの2段目は、三分の一を収納ケースを使った荷物置き、三分の二を移転陣と通路と言う役割に成り。そこに収納されていた布団は、1段目に設置した引き出し式の収納ケースの上へと移動されている。

 母親の死後、棒N○Kの集金の人が強引で強情で腹が立ち、母が手放さなかったTVを電気屋に引き取って貰う事から始まった[終活の準備]もはかどりに捗り。
嘗て介護が必要に成ったばかりの両親達と一緒に住む為に、2DKの方が安かったから借りた古いボロアパートの室内は、私だけの荷物では少なく、押し入れに収納ケースを突っ込んで入れてしまえば、二つある部屋の中身は両親が死んだ時点での不用品処分の結果、家具も無く完全に空っぽに成ってしまっている。

 キッチンも日頃使う自分用の食器以外の不用品を下取りに出したら備え付けの棚だけで事足りて、食器棚も不要と成って引き取って貰い。椅子もテーブルも客すら来ないから必要無いと思って引き取って貰ったら、凄く殺風景に成ってしまった。
置いてあるのは節電対策で錬金術アルヒミー済みの冷蔵庫とガスの供給を止め五徳を使う為に置いてある魚焼き機付きのガスレンジ(魚焼き機を今まで使ってなかったから、錬金術アルヒミー済みでトースター代わりに利用中)。使用頻度が少なく節電の為にコンセントは抜いてあるが、レンジは普通に使いたい時が無くは無いし、焼き窯代わりに使う事もあるのでオーブンレンジが今も在住。その上に節電の為にコンセントを刺していない炊飯器(これは白御飯や炊き込み御飯が食べたい時に普通に使用)が置いてあるのみ。
余談として、日本人的に風呂は必須。風呂の為に電気・ガス・水道のライフラインを残した事から、家電は総て、普通に使おうと思えば普通にも使える。

 他に我が家に存在する文明の利器は、洗濯機と錬金術アルヒミー済みのエアコン。今使っていないから押し入れの下の段に収納中の錬金術アルヒミー済みの扇風機と電気を使わない錬金術アルヒミー済みの石油ストーブ、一応残してはある掃除機(最近、家具が無い為に箒と塵取りで十分な気がしてきている)。手元には近年、働く為に必須となった携帯電話スマホ。その為に家電いえでんは解約して、電話機も無い状況。携帯電話スマホの充電器はキッチンの引き出しの中に残してある。電気を錬金術アルヒミーで再現して失敗したら家電が使えなく成るから試してもいないw
後、キッチンと洗面所や風呂等で直ぐ使う必要最低限の物は置いてあるけど、タオル類は備え付けの棚の中に仕舞ってあるので、家の中の見た目が、断捨離し過ぎて生き辛く成った人の家っぽい雰囲気に成ってしまってはいる。けれど私には錬金術アルヒミー関連の魔術と簡単な魔法の力があるので問題無し。収納の中も、ガラガラではあるが、少量づつ買うと高く付くので購入費を抑える為に大袋やセット売りを購入した予備も無理無く置けているから大丈夫。

 …と…言う訳で…(余談過多乍ら)……。今日も洗濯物を開けっぴろ気の2つの部屋の襖の上の淵へと広々と干し。今日は、もう、いぃ~加減に職場関連は連絡して来て下さるな!と言う願い込みで、時間の余裕がある気がするので、室内用では無く御近所町内会や自宅ベランダで使う外用の箒と塵取り、バケツに雑巾代わりの古いタオルと言う掃除道具持参での御出掛けしよう!使い古した靴と遺品の腕時計を装備して異世界へ!と、携帯電話スマホをキッチンの台の上に放置して出掛けた日の出来事。

 移転陣を使って辿り着いた先の移転陣の超小部屋で、光をイメージして右手で[ソウェイル]を描き「ラムペ」と唱えて、掌の上にビー玉サイズの光る珠を出して視界確保。
そして超小部屋から出る為の引き戸を開けた先は、現世の今の御部屋と打って変わって物だらけ、壁は本棚と錬金術の材料と完成品が収納された薬棚と実験器具の収納棚で埋め尽くされ、本棚に入りきらない本が床の上に積み重なり、テーブルの上は実験器具の独壇場な上、須らくに分厚い絨毯の様な埃が降り積もっていた。65年程の年月の成せる業と言うモノだろうか?

「上手に埃を捲ったら掃除が楽か?」と、超小部屋から出る前に手直な所で試したら上手く行ったので、包丁で身から皮を剥がすイメージで[ナウシズ]を箒に描き、その剥がすのを風で助けるイメージで[ライゾ]も描いて、その箒での掃除を始めてみたら、分厚く積もった埃も薄く積もった埃も上手く除去し集める事に成功した。ホンッと便利だね、魔法って!御蔭で、予定を大幅に短縮して大まかな埃取りが終了し、移転陣の隠し部屋の拭き掃除も終了。

 残念だったのは、寝室に使ってた部屋のベットの上の寝具や衣装ダンスの衣類含む布系が劣化して使い物にならなく成っていた事。9割強の本には[アルジズ]と、[ダガズ]に[ナウシズ]を合わせたルーンが描かれ無事だったのだが、多分、前世で死ぬ前に手にしてまだ読んでない本達の殆どが駄目に成っている事で、前世の自分が出て来てちょっと絶望。錬金術の材料と完成品が収納された薬棚の中身は鉱石系以外がほぼ全滅で、また、前世の自分が出て来て「貴重で高価な素材もあったんに…」と涙。

 色々とあったけど、掃除したら錬金術用の竈と3個の大鍋が利用可能と成り、本格的な錬金術が可能と成ったが、まずは、古くなった材料の後始末が先である。
取り合えず…羊皮紙や絹は何とか無事だったけれども…、それ以外の他の植物系の布や紙と薬棚の植物素材…序に集めた塵も埃も一緒に錬金鍋へぶち込んで腐葉土を創る事にした。
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