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[ソレ]は熊っぽい魔物に襲われていた。
熊肉は癖が強いが不味い肉ではないけれど、そこに存在するのは若い個体では無いし、熊肉は【今】食べたいと思っている【理想の肉】の種類ではない。そもそも、熊って執念深くて好きになれないんよな。自分のモノって決めたモノを横取りされたら、死ぬまで追い掛けて来るし、正直に面倒臭い。
そう、面倒ではあるのだけれど…、このまま服着た人っぽいイキモノを見殺しにするのは、正直、寝覚めが悪いのである……。
私は、今所属している世界でなら、箒を持った清掃活動帰りの人にしか見えない格好で暗闇の中に佇み様子を窺っていた。だが、見捨てると暫くは良心の呵責に苛まれそうなので、仕方無く、熊っぽいのに襲われている人物、犬か猫か狐かの獣人の人を助ける事にした。
ホントの所、本当にホント面倒ではある(←自分に言い訳)けれど、私に取って、狩りと言う名の暗殺は不意打ち上等だし、難しくは無い。
但し、素材を得る為なら[ラグズ]を使って陸上で溺死寸前まで追い込んで、吊るして血を抜けば良いのだけど、今回は人命救助だから、迅速かつスピーディーに事を勧めなければならない。素材は傷むし、血抜きは難しく成って肉が血生臭くなってしまうけど我慢する他無いと、美味しい肉を諦め、行動に出る。
私は魔力を外に漏らさない隠密状態をキープして、体内に存在する魔力の通り道と、その道幅を何となくの感覚で確認して、道なりに沿った幅に合わせた魔力を流し身体強化と肉体を活性化、常人を超える身体能力を得て、熊っぽい魔物の頭上へとジャンプ!
そして今回、雷神の力を借りる為、箒の柄に施した[スリサズ]を刻み込んだ魔石に魔力を込め最大出力を引き出し、箒の柄の先を魔物の脳天に突き刺したら魔物の討伐が完了した。
御蔭で周囲に空雷が鳴り響き、その場が一瞬だけ真空に成った為、集まった大気。静電気で湿気まで引き寄せてしまったから暫くしたら雨が降り出す事と成るだろう。
私は身体強化と肉体活性化を維持したまま、急いで救った命と仕留めた肉を引き摺り持ち帰りる。そして後に成って物凄く後悔する事と成るのだろう。
「明日が面接日なのに、100%筋肉痛で死ぬな、コレ」
見捨てていれば、そんな事には成らないので自業自得なのが悲しい所。前世でなら、筋肉痛用の治療薬も作っていたのだが、今はまだ材料すら揃っておらず。常備薬も無くてドウシヨウモナイ。この後1ヶ月程、筋肉痛を我慢するしかないのが悲しい現実だ。
そして、隠れ家には生活に必要な物が揃ってはいない。布団も無い。ベットの上に存在しているのは、干して団栗の渋で鞣した数枚の皮だけ、毛皮だから布団の代わりに成る?まぁ、成るかな?成るとしよう。
そこへ拾って来た獣人さんを寝かせて怪我を確認。その人の頭の怪我は出血が多いけど傷は深くなさそう?道中に見掛けて詰んで持ってた草餅用のヨモギを揉んでハンカチで張り付けて荷造り用の紐で押さえて縛っとけば良い?脳震盪とかも起こしてそうだけど…、対処って如何だっけ?冷やせば良いんだっけ?知らんけど!前に来た時にアイスクリームが作りたくて作った冷凍用の保存庫に仕舞い込んでいる物。御家庭不良在庫の代表[食品用保冷剤]で冷やしとけば良い?これも荷造り用の紐で獣人の人の頭に縛り付けておいた。
取り敢えず、この程度の応急処置をして放置する事としよう。死んだら死んだ時だ。と、思う事にした。
それに私には今、他にやるべき事がある。傷む前に熊の腑分けして素材と食材に分けて、素材は油で洗って油漬けにしたい。毛皮を剥いで、油もこそげて干しときたい。食材用の臓物を洗って骨も肉も洗って、錬金用の大鍋で下茹でしてから水洗い、野菜の皮・硬くて美味しくない白ネギの青い部分・生姜の皮部分・洗った玉ねぎの皮で臭みを取る為に煮て、アクを取り乍ら更に煮込みたい。それが出来たら、異世界から持参した土鍋に食べる分だけ取り分けて、モツ鍋スープを投入!予定は変わってしまったけど今夜は熊のモツ鍋を食べたいと思う。
ってな訳で準備が出来たので、落ちてた石で作った竈に土鍋を載せた。魔石の熱源に魔力を注げば土鍋を焦がさず熱してくれる。暫く待てば、美味しい匂いが隠れ家内に漂い、腹の鳴る音がステレオ音源の如く鳴り響くだと?!
私がゆっくり振り返ると、そこには拾って来た獣人の人が暗闇の中で涎を垂らして立っているのが見えた。尻尾が何かしらの理由かで無いので判断できなかったが、何だかとっても犬っぽい人だ。
仕方が無いので自分用にと思っていた呑水にモツ鍋を装って渡すと躊躇無く、不器用に握り箸ながら喜んで食べてくれた。警戒心はゼロである。そう言えば獣人って、そう言う人種だったかもしれない。御代わりも早い。遠慮も無い。私一人じゃ熊肉を食べきれないのは間違いなかったけど…、スープが足りねぇ~な…、残さず食ってくれそうだし…錬金鍋の方に塩入れて味整えるか?って玉ねぎの皮だけは抜いてやってみたら…、途中から自分で装って美味しく全部食べてくれた……。
私の方は仕方が無いので、鍋の〆用に持参した白飯を塩握りにして夕食を済ます事と成るのだが、これも自業自得案件。仕方が無い事だろう。
気付けば犬っぽい獣人の人は、一言も会話する間も無く寝息を立てている。寝室から毛皮を拾って来て犬っぽい獣人の人に掛け、見える場所に[起きたら帰れ]と書置きして今日は帰る事にした。
今日は何だか、とっても疲れてしまっている。衣服は血で汚れてるし、今直ぐ家に帰って風呂に入って洗濯して寝てしまう事にした。
翌日は、自家製の燻製魔物肉を煮込んでスープカレーにして楽しんだ。一緒にパンを食べても良し!米とチーズを投入してリゾット風にし食べても良し!
面接の方は、駄目。筋肉痛が酷くて顔が引きつっていたのが悪かったかもしれない。けども、結果は来週。
どこぞの食品スーパー宜しく、応募者に意味不明で一方的な不利益を与える「御断りする場合も猶予を設ける事にしている」と勘違い甚だしい言葉を口走っていたので、そんな会社に雇われるとしても微妙だ。断られる側の貴重な時間を無駄に奪うなよ。でも、取り敢えずは結果の日付を言われてしまったので、倫理的に考えて来週を待つしか無い。
そして、今日と同様、明日も仕事は休みだ。
獣人の人の事が気に成る。無事に帰ってくれただろうか?嫌な予感がする。後、昨晩の想定外(私がやらかしました)の雨、育てている植物も気に成らない事は無い。明日は一日休養しようかとも思っていたが、気に成る事が多過ぎて、予定を変更し、今晩から異世界に行く事にした。
熊肉は癖が強いが不味い肉ではないけれど、そこに存在するのは若い個体では無いし、熊肉は【今】食べたいと思っている【理想の肉】の種類ではない。そもそも、熊って執念深くて好きになれないんよな。自分のモノって決めたモノを横取りされたら、死ぬまで追い掛けて来るし、正直に面倒臭い。
そう、面倒ではあるのだけれど…、このまま服着た人っぽいイキモノを見殺しにするのは、正直、寝覚めが悪いのである……。
私は、今所属している世界でなら、箒を持った清掃活動帰りの人にしか見えない格好で暗闇の中に佇み様子を窺っていた。だが、見捨てると暫くは良心の呵責に苛まれそうなので、仕方無く、熊っぽいのに襲われている人物、犬か猫か狐かの獣人の人を助ける事にした。
ホントの所、本当にホント面倒ではある(←自分に言い訳)けれど、私に取って、狩りと言う名の暗殺は不意打ち上等だし、難しくは無い。
但し、素材を得る為なら[ラグズ]を使って陸上で溺死寸前まで追い込んで、吊るして血を抜けば良いのだけど、今回は人命救助だから、迅速かつスピーディーに事を勧めなければならない。素材は傷むし、血抜きは難しく成って肉が血生臭くなってしまうけど我慢する他無いと、美味しい肉を諦め、行動に出る。
私は魔力を外に漏らさない隠密状態をキープして、体内に存在する魔力の通り道と、その道幅を何となくの感覚で確認して、道なりに沿った幅に合わせた魔力を流し身体強化と肉体を活性化、常人を超える身体能力を得て、熊っぽい魔物の頭上へとジャンプ!
そして今回、雷神の力を借りる為、箒の柄に施した[スリサズ]を刻み込んだ魔石に魔力を込め最大出力を引き出し、箒の柄の先を魔物の脳天に突き刺したら魔物の討伐が完了した。
御蔭で周囲に空雷が鳴り響き、その場が一瞬だけ真空に成った為、集まった大気。静電気で湿気まで引き寄せてしまったから暫くしたら雨が降り出す事と成るだろう。
私は身体強化と肉体活性化を維持したまま、急いで救った命と仕留めた肉を引き摺り持ち帰りる。そして後に成って物凄く後悔する事と成るのだろう。
「明日が面接日なのに、100%筋肉痛で死ぬな、コレ」
見捨てていれば、そんな事には成らないので自業自得なのが悲しい所。前世でなら、筋肉痛用の治療薬も作っていたのだが、今はまだ材料すら揃っておらず。常備薬も無くてドウシヨウモナイ。この後1ヶ月程、筋肉痛を我慢するしかないのが悲しい現実だ。
そして、隠れ家には生活に必要な物が揃ってはいない。布団も無い。ベットの上に存在しているのは、干して団栗の渋で鞣した数枚の皮だけ、毛皮だから布団の代わりに成る?まぁ、成るかな?成るとしよう。
そこへ拾って来た獣人さんを寝かせて怪我を確認。その人の頭の怪我は出血が多いけど傷は深くなさそう?道中に見掛けて詰んで持ってた草餅用のヨモギを揉んでハンカチで張り付けて荷造り用の紐で押さえて縛っとけば良い?脳震盪とかも起こしてそうだけど…、対処って如何だっけ?冷やせば良いんだっけ?知らんけど!前に来た時にアイスクリームが作りたくて作った冷凍用の保存庫に仕舞い込んでいる物。御家庭不良在庫の代表[食品用保冷剤]で冷やしとけば良い?これも荷造り用の紐で獣人の人の頭に縛り付けておいた。
取り敢えず、この程度の応急処置をして放置する事としよう。死んだら死んだ時だ。と、思う事にした。
それに私には今、他にやるべき事がある。傷む前に熊の腑分けして素材と食材に分けて、素材は油で洗って油漬けにしたい。毛皮を剥いで、油もこそげて干しときたい。食材用の臓物を洗って骨も肉も洗って、錬金用の大鍋で下茹でしてから水洗い、野菜の皮・硬くて美味しくない白ネギの青い部分・生姜の皮部分・洗った玉ねぎの皮で臭みを取る為に煮て、アクを取り乍ら更に煮込みたい。それが出来たら、異世界から持参した土鍋に食べる分だけ取り分けて、モツ鍋スープを投入!予定は変わってしまったけど今夜は熊のモツ鍋を食べたいと思う。
ってな訳で準備が出来たので、落ちてた石で作った竈に土鍋を載せた。魔石の熱源に魔力を注げば土鍋を焦がさず熱してくれる。暫く待てば、美味しい匂いが隠れ家内に漂い、腹の鳴る音がステレオ音源の如く鳴り響くだと?!
私がゆっくり振り返ると、そこには拾って来た獣人の人が暗闇の中で涎を垂らして立っているのが見えた。尻尾が何かしらの理由かで無いので判断できなかったが、何だかとっても犬っぽい人だ。
仕方が無いので自分用にと思っていた呑水にモツ鍋を装って渡すと躊躇無く、不器用に握り箸ながら喜んで食べてくれた。警戒心はゼロである。そう言えば獣人って、そう言う人種だったかもしれない。御代わりも早い。遠慮も無い。私一人じゃ熊肉を食べきれないのは間違いなかったけど…、スープが足りねぇ~な…、残さず食ってくれそうだし…錬金鍋の方に塩入れて味整えるか?って玉ねぎの皮だけは抜いてやってみたら…、途中から自分で装って美味しく全部食べてくれた……。
私の方は仕方が無いので、鍋の〆用に持参した白飯を塩握りにして夕食を済ます事と成るのだが、これも自業自得案件。仕方が無い事だろう。
気付けば犬っぽい獣人の人は、一言も会話する間も無く寝息を立てている。寝室から毛皮を拾って来て犬っぽい獣人の人に掛け、見える場所に[起きたら帰れ]と書置きして今日は帰る事にした。
今日は何だか、とっても疲れてしまっている。衣服は血で汚れてるし、今直ぐ家に帰って風呂に入って洗濯して寝てしまう事にした。
翌日は、自家製の燻製魔物肉を煮込んでスープカレーにして楽しんだ。一緒にパンを食べても良し!米とチーズを投入してリゾット風にし食べても良し!
面接の方は、駄目。筋肉痛が酷くて顔が引きつっていたのが悪かったかもしれない。けども、結果は来週。
どこぞの食品スーパー宜しく、応募者に意味不明で一方的な不利益を与える「御断りする場合も猶予を設ける事にしている」と勘違い甚だしい言葉を口走っていたので、そんな会社に雇われるとしても微妙だ。断られる側の貴重な時間を無駄に奪うなよ。でも、取り敢えずは結果の日付を言われてしまったので、倫理的に考えて来週を待つしか無い。
そして、今日と同様、明日も仕事は休みだ。
獣人の人の事が気に成る。無事に帰ってくれただろうか?嫌な予感がする。後、昨晩の想定外(私がやらかしました)の雨、育てている植物も気に成らない事は無い。明日は一日休養しようかとも思っていたが、気に成る事が多過ぎて、予定を変更し、今晩から異世界に行く事にした。
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