65歳定年後に色々と思い出したので、魔法と異世界で最期の自由を楽しもうと思う。

mitokami

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 異世界の魔物の肉ではあるが、少し傷んだ見切り品の森のバターでも無く、見切り品の豆腐と言う名の大豆タンパクでもない。本物の肉!動物性のタンパク質を久し振りに食べて幸せ感じた翌日。

 現在所属している会社の出勤日、出勤してからの出来事。数日前に緊急アンケートへのコールアンドレスポンスが出来なかった事への御叱りを長々と受けた。携帯電話スマホのアプリで謝罪させた事はノーカウントと成るらしい。然も、現在進行形で、他の従業員が時間が足りなく慌ただしく働く中での出来事だ。

 無駄だな、ホントに無駄。怒りたいなら仕事が終わってからにしてくれないかな?優先すべきは仕事でしょ?って思うけど、上司は今、怒りたいから怒っているのだ。自分の気持ちをスッキリさせたいから、仕事中にストレスを発散させているのだ。本来、コレを録音して労働組合に通報したらパワハラ諸々の証拠に成るけれど、録音機器もボイスレコーダーが標準装備と成った昨今の携帯電話スマホも仕事場には持ち込み禁止とされている。労働組合に言った所で、禁止されたモノを持ち込んでいた事を理由に罰せられ、証拠も証拠として会社では扱えなくされてしまうのが、この会社の会社組織と言うモノだ。
そもそも、この会社の労働組合は、協定を結ぶ程に会社の為の物。労働者の為のモノでは無い。訴える場所が無いのでドウシヨウモナイ事。そもそも、私は退職予定なのだから、敢えて事を荒立てる事も無いだろう。我慢するしかない。今まで…ずっと我慢してきたように…、最終出勤日までの我慢だ…、その後は、着信拒否して完全にムシをしよう……。

 でも、取り敢えず。同僚には申し訳ないので、怒られる事で仕事が出来なかった事を謝罪する為に御菓子を配ろうと思う。ここで分け隔てをすると、火に油を注ぐ事に成るので上司にも配らねばならないが、已む無し。と、言う事は有れど、あと数日分出勤すれば、最終出勤と成る。パワハラとの御別れまで後、もう少し!頑張れ私!

 それでも、その事さえ無ければ、今日も仕事は遣り甲斐があって楽しかった。
然も、他の部署の人と話して気付かされた事実もある。勤務時間外への干渉が、もっとマシな部署も存在していたのだ。コールアンドレスポンスは存在せず、他の部署では、会社からのメールの返答にはもっと時間の余裕があるらしい。勤務時間外への介入も有り得ない。基本はそんな事は存在しないらしい。それが本当なら、ホント残念だ。この部署に配属されなければ…、人事の人が、この部署に転嫁して暫くしてからの私の訴えを普通に聞いてくれていれば…、訴え続けていた私の願いを聞き入れて、他の部署に転嫁させてくれていれば…、会社を辞めてなくて、辞めようとも思わず…、貰おうと思えば貰える筈だったモノにも気付くのが遅れ、年月が過ぎていれば、諦めも簡単で…、首にされるまで会社に勤め続けていても、会社に情が残って、愛社精神ってヤツで、会社に憤る事も少なかっただろうに……。それは想像に簡単な想定。まぁ、私は一番、裏切られた感を感じる時期に辞めるけどね!

 だが、労働組合関連の事柄、大学とかに渡された求人情報や株主に公表されている事とは段違いな有給の取得率の低さに違いは無い。65歳に成る前に選択肢を与えてくれなかったのも、この会社だ。憤りはあっても未練は無いな。
元大手であろうが、労働時間外に介入して良いと思わせる事を織り交ぜ、提示するだけで使えない福利厚生を提示している会社は、労働者を食い物にしている駄目な会社だとしか今はもう思えない。

 上司曰くの、長く続けて来たのに勿体無い?この会社であれば出来る仕事があるのに無駄に成る?次の仕事なんてそうそう存在しない?オマエが言うな・・・・・・・!私はオマエの所為で退社するんだ!正直、仕事が見付からず路頭に迷おうとも、今、オマエに苦しめられ続けるより、ずっとマシだ!どの道、私は独居老人!親の介護の末の貯蓄金額ゼロ状態で、老人ホームには入れない。将来は、100%何処かの時点で孤独死するしか道は無いんだ!それが仕事も見付からず近い未来の出来事に成ろうとも、何処で野垂れ死のうとも一緒だろ?

 私は今回の事で決意を新たにする事が出来た。
何処で野垂れ死んでも好きに生きよう。それが、この世界でも異世界でも構わない。変わらない。何時死んでも構わない。死ぬ時だって自分で決めよう。親の介護の御蔭で自死の覚悟も完璧だ。それを誰かに指図されて諦めるなんて御免だ!私は自由に生きて死んでやる!
コレをヤケクソと呼ぶ人もいるかもしれないが、私の知った事ではない。私には身内も存在しないし、私の如く、私の介護で苦しめられる身内は存在しない。自分の親と同じではない。それが唯一の救いだ。

「さてと、仕事帰りに100均で野菜の種を買ったし、焼き肉のタレとモツ鍋の素♪スペアリブ用のソース♡使えそうな調味料も色々とGetしたし~♪見切りだけど大きな大根も、品質は悪いけど植えて増やせそうな玉ねぎも数多く買えたw早く、帰って肉を狩らなくちゃだ♡」
今回も、自分に寄る自分の為の食材栽培用だから、法律も栽培モラルも気にしない方向。

 因みに今は、それ寄り何寄りも取り敢えず、【肉】である。私は美味しい肉が食いたい。つい最近、仕込んだばかりの干した肉は置いておいて、新鮮な【肉】が食べたい。待っていてね、御肉ちゃん♡これから狩って捌いて美味しく食べてあげるからね♪

 私は職場で上司に遭遇させられた不快な現実なんてすっかり忘れ去り、笑顔でちょっと浮かれて家路に着いて異世界へ移転する。そして、こっちが夜ならあっちも夜だ。
こっちなら、夜行性と言えば味の落ちる肉食獣だったり雑食の動物だったりするが、あっちは魔物もいて、美味しい草食獣も魔物なら夜行性。どうせ食べるなら、美味しい肉が良い。

 私は残念ながら、武器らしい武器を所持していないから、錬金術アルヒミー済みの箒を持ってレッツゴー!今回は素材重視でなく、肉重視だ。小ぶりな若い肉を狙おうと思う。

 こうして隠れ家から飛び出した先にて、私は厄介な拾いモノをしてしまう。
異世界で衣服を着用した動物は、ペットとして飼われている動物では無くて獣人。厳密に言えば、黒人白人黄色人種と言う人種の違いに属する他の人種。つまりは、それも人間に近い体の骨格と脳を持つ[人間]なのである。食べ物には成らない。
私も今世は日本人の端くれなので、[他に助ける人が居なければ、自分が助けるしかないと思ってしまう]日本人の性を所持してしまっていたらしい。
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