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「おい、ワンコ!働かざる者食うべからず!だぞ?何でもするから追い出さないでって言ったんだから、まず、安全区域と、その中で出来そうな仕事を一つづつで良いから覚えろよ?」
「ワンコって!何でまた、唐突な子供扱い?俺、子供じゃないよ?」
「困ったワンコだ…、子供は直ぐ子供じゃないって否定するけど、そこが子供っぽいんだよ…、でも、子供扱いが嫌なら…、教えた事は一発で覚えられるんだろうね?」
「そ、それくらいやってやる!そもそも俺、村一番の拳闘士だったんだぞ!・・・」等と図体だけ大きく育った御子様系獣人の子は、「前回は不覚を取ったけど、本来の俺は強いんだぞ!」と言うアピールした上で、一度は私が直接に連れて歩いて教えた筈の安全区域を踏み外し、同日、オークとも呼ばれる豚系の魔物に襲われ、私に救出されるのであった。勿論、この後、臭かったので前回と同様に丸洗いしてやった。
「なぁ~、ワンコ?魔道具使えないからって薪拾いに行かせたら、薪拾いに夢中に成って安全区域から出てしまいましたって?安全区域程度は一発で覚えられるんじゃなかったのかよ?」
古く成り香りが弱く成ったとは言え、良い香りがする石鹸で洗われたワンコは女の子と間違えられ、オークに食用としてではない襲われ方をしたらしい。そこんトコは(私に責任がある様な気がして)何とも言えないが、押し倒されて脱がされ触られた程度、男だし(女尊男卑思考ではあるが)未遂だしセーフ?その御蔭で食べられず、部位欠損も無く無事だったのだから、良しとしようじゃないか!(←私の勝手な意見)
「生意気言って、すいませんでした!子供扱いで構いませんからホント、冗談抜きで追い出さないで下さい!」
「殊勝な心掛けだけど、村一番の拳闘士は何処行った?狩り頑張るとかも言ってなかったっけ?」
「自意識過剰でした!俺は強い訳じゃなかったみたいです!狩りは無理そうです!」
素直で良いが、心折れ過ぎだろう。そもそも、獣人なんだから嗅覚で教えた安全区域の枠を判断できないのか?と質問してみたら、肌色(黒人・白人・黄色人種)のミックスに、犬・猫の獣人のミックスを加えたクオーター(と呼んでいいのか分からないレベルの雑種)らしく、獣人としての筋力は有れど獣人としての祖力・嗅覚・聴覚が無いのだそうだ。つまりは、ただの力自慢だけな人。
「あぁ~…カエレナイって…、そっちの帰れないだったか……」
今更乍ら、私は彼が孤児とかで帰る場所が無いのではなく、本気の迷子であった事を知った。
余談として、最初に片言だったのは、私が自国の国民ではない外国人だと判断し、言葉が通じない可能性を考え、(頑張れて無かった気もするが)アレがワンコの頑張った結果だったのだそうな、何とも残念なワンコだ。私が話す言葉が理解できるなら、言葉が通じてるんと違うか?気付こうよ!でも、あっちの世界でも見た事の無い訳では無いシチュエーションの為、黙っておく事とする。
そう、そう成るとワンコは…帰る場所がある残念な迷子のワンコと言う事に成る訳なのだ…が…、昔と違って年月が経ち過ぎて、私に今の[この世界の土地勘]が無い為…、何処に存在しているか判断付かないワンコが住んでた村まで送り届ける手段が無い……。
私が最大限で身体強化を使った不意打ち&最大火力で熊の魔物を殺せても、力は有限で、私自身が無敵では無い。私は不意打ちで無ければ魔物を倒せないタイプの人間だ。倒せても最大限に身体強化使った上での最大火力が使えるのは1回限り、然も、次に使えるのは1ヶ月以上先の事だろう。
現在、軽い身体強化を断続的に使い続け、動けてはいるが、先日使った身体強化使った不意打ち&最大火力を使った後遺症で軽い頭痛と全身に強めの筋肉痛が残っている。密かに服の下はシップまみれだ。
従って、こちらからは当分の間、全くもって打つ手無し。後は運を天に任せ、隠れ家の真上の丘の上にでも「迷子預かってますって、遠くから見ても見えるくらい大きな立て看板でも立てておくべきかな…」と、通り過ぎの人に見付けて貰う作戦をするしかなく、他には特に思い付かない無いのであった。
現在、畑と成っている場所の…真上に生えていた筈の洞窟の補強媒体であった弓の材料と成るイチイの木を切り倒して持って行ってしまった者が嘗てでも存在したのだから…、きっとまた、誰かがこの近くを通る可能性が無い訳では無い筈なのだ……。(超適当)が、唯一残された希望である。
「オバちゃん、それって、他力本願が過ぎるのでは?」
「じゃぁ、ワンコには何か良い案でも?」
「無いです!ごめんなさい!!」
「諦め早過ぎん?」
こうして、私とワンコの共同生活(私は毎日、この世界に来る訳じゃないけど)が始まった。御蔭で向こうの世界の御金を浪費気味、ワンコ用の服や靴、米や調味料代が馬鹿に成らない。仕方が無いのでフルタイムの警備員の仕事を始めた。
仕事の御蔭で予算も増え、私はまず、安全区域と危険区域の境に異世界産の黄色と黒のロープを張る事にする。ワンコが危険区域に出てしまって魔物に襲われたりしない為の処置だが。ロープの先に見えるものが欲しく成って手を伸ばし、足を延ばし、幾度となく危険な真似をして、仕舞いには帰ったら大怪我して寝込んでいた。その頃には薬の材料も揃い、薬が作れて何とか成った。成りはした。が、憤る。憤って、「もうしないから、それだけは…」と嫌がるワンコを丸洗い。
で、「こんな簡単な約束事を守れないとか、オマエはいったい何才児だよ!」と聞いたのは何時の事だったであろうか?
「に…25です……」
「マジか…」
この時の残念さ加減には本気で絶望した。
この後、年の為に薬を潤沢に準備した上で、ワンコが暫くの間でも地下だけで生き残れる方法を模索。
序に万が一、ワンコが前まで生きていた場所に帰れない状態で、先に私がポックリ行ってしまった場合の事を考え、ワンコには、この場所で必要最低限知っていれば生き残れる知識を仕込む事とした。
必須の畑仕事と食事の作り方は、教えたらそれなりに覚えてくれて合格。
続いて私が狩ってきた肉の解体を教え込み、肉の解体を教えながら、効率の良い獲物の倒し方を教えたので、解体の失敗が減ったら実地訓練も兼ねて狩りに連れて行ってみようと思うように成る。「失敗したら丸洗い」と言う脅しが効いたのかもしれない。
因みに、連れてったら連れてったで、ワンコは食い出を考えて大物を狙いたがる事が判明した。どうやら、最初に出会った時、熊の魔物に襲われていたのではなく、普通の熊が狩れたので魔物も狩れると勘違いして返り討ちにあっての事だった事が分かった。
狙うべきは、単独で生きて行けるヤツでは無く、群れから逸れた小物である。そっちを狙う様に地道に確実に調教して行く。私の留守中に勝手に狩りに出掛けて大怪我したり死んだりしたら寝覚めが悪いからだ。
そして、私に連れられてでも行動範囲が広がれば、魔物の種類も増える。そこに鳥系の魔物も増えて、ワンコは卵を欲しがったけども、勿論、魔物しか生きられない[この森]で、卵を狙うのを禁止した。子を思う親の執念を舐めたらアカン。と幾度と無く教え、幾度と無く丸洗いして、それでもするのでワンコの扱いが悪くなって行ったのは不可避な出来事だったのであろう。
私は牛系や豚系が食べたいのに、ワンコの所為で鳥系の御味の魔物ばかりを食べる事と成って、この時期ホント、残念で無念だった。
「ワンコって!何でまた、唐突な子供扱い?俺、子供じゃないよ?」
「困ったワンコだ…、子供は直ぐ子供じゃないって否定するけど、そこが子供っぽいんだよ…、でも、子供扱いが嫌なら…、教えた事は一発で覚えられるんだろうね?」
「そ、それくらいやってやる!そもそも俺、村一番の拳闘士だったんだぞ!・・・」等と図体だけ大きく育った御子様系獣人の子は、「前回は不覚を取ったけど、本来の俺は強いんだぞ!」と言うアピールした上で、一度は私が直接に連れて歩いて教えた筈の安全区域を踏み外し、同日、オークとも呼ばれる豚系の魔物に襲われ、私に救出されるのであった。勿論、この後、臭かったので前回と同様に丸洗いしてやった。
「なぁ~、ワンコ?魔道具使えないからって薪拾いに行かせたら、薪拾いに夢中に成って安全区域から出てしまいましたって?安全区域程度は一発で覚えられるんじゃなかったのかよ?」
古く成り香りが弱く成ったとは言え、良い香りがする石鹸で洗われたワンコは女の子と間違えられ、オークに食用としてではない襲われ方をしたらしい。そこんトコは(私に責任がある様な気がして)何とも言えないが、押し倒されて脱がされ触られた程度、男だし(女尊男卑思考ではあるが)未遂だしセーフ?その御蔭で食べられず、部位欠損も無く無事だったのだから、良しとしようじゃないか!(←私の勝手な意見)
「生意気言って、すいませんでした!子供扱いで構いませんからホント、冗談抜きで追い出さないで下さい!」
「殊勝な心掛けだけど、村一番の拳闘士は何処行った?狩り頑張るとかも言ってなかったっけ?」
「自意識過剰でした!俺は強い訳じゃなかったみたいです!狩りは無理そうです!」
素直で良いが、心折れ過ぎだろう。そもそも、獣人なんだから嗅覚で教えた安全区域の枠を判断できないのか?と質問してみたら、肌色(黒人・白人・黄色人種)のミックスに、犬・猫の獣人のミックスを加えたクオーター(と呼んでいいのか分からないレベルの雑種)らしく、獣人としての筋力は有れど獣人としての祖力・嗅覚・聴覚が無いのだそうだ。つまりは、ただの力自慢だけな人。
「あぁ~…カエレナイって…、そっちの帰れないだったか……」
今更乍ら、私は彼が孤児とかで帰る場所が無いのではなく、本気の迷子であった事を知った。
余談として、最初に片言だったのは、私が自国の国民ではない外国人だと判断し、言葉が通じない可能性を考え、(頑張れて無かった気もするが)アレがワンコの頑張った結果だったのだそうな、何とも残念なワンコだ。私が話す言葉が理解できるなら、言葉が通じてるんと違うか?気付こうよ!でも、あっちの世界でも見た事の無い訳では無いシチュエーションの為、黙っておく事とする。
そう、そう成るとワンコは…帰る場所がある残念な迷子のワンコと言う事に成る訳なのだ…が…、昔と違って年月が経ち過ぎて、私に今の[この世界の土地勘]が無い為…、何処に存在しているか判断付かないワンコが住んでた村まで送り届ける手段が無い……。
私が最大限で身体強化を使った不意打ち&最大火力で熊の魔物を殺せても、力は有限で、私自身が無敵では無い。私は不意打ちで無ければ魔物を倒せないタイプの人間だ。倒せても最大限に身体強化使った上での最大火力が使えるのは1回限り、然も、次に使えるのは1ヶ月以上先の事だろう。
現在、軽い身体強化を断続的に使い続け、動けてはいるが、先日使った身体強化使った不意打ち&最大火力を使った後遺症で軽い頭痛と全身に強めの筋肉痛が残っている。密かに服の下はシップまみれだ。
従って、こちらからは当分の間、全くもって打つ手無し。後は運を天に任せ、隠れ家の真上の丘の上にでも「迷子預かってますって、遠くから見ても見えるくらい大きな立て看板でも立てておくべきかな…」と、通り過ぎの人に見付けて貰う作戦をするしかなく、他には特に思い付かない無いのであった。
現在、畑と成っている場所の…真上に生えていた筈の洞窟の補強媒体であった弓の材料と成るイチイの木を切り倒して持って行ってしまった者が嘗てでも存在したのだから…、きっとまた、誰かがこの近くを通る可能性が無い訳では無い筈なのだ……。(超適当)が、唯一残された希望である。
「オバちゃん、それって、他力本願が過ぎるのでは?」
「じゃぁ、ワンコには何か良い案でも?」
「無いです!ごめんなさい!!」
「諦め早過ぎん?」
こうして、私とワンコの共同生活(私は毎日、この世界に来る訳じゃないけど)が始まった。御蔭で向こうの世界の御金を浪費気味、ワンコ用の服や靴、米や調味料代が馬鹿に成らない。仕方が無いのでフルタイムの警備員の仕事を始めた。
仕事の御蔭で予算も増え、私はまず、安全区域と危険区域の境に異世界産の黄色と黒のロープを張る事にする。ワンコが危険区域に出てしまって魔物に襲われたりしない為の処置だが。ロープの先に見えるものが欲しく成って手を伸ばし、足を延ばし、幾度となく危険な真似をして、仕舞いには帰ったら大怪我して寝込んでいた。その頃には薬の材料も揃い、薬が作れて何とか成った。成りはした。が、憤る。憤って、「もうしないから、それだけは…」と嫌がるワンコを丸洗い。
で、「こんな簡単な約束事を守れないとか、オマエはいったい何才児だよ!」と聞いたのは何時の事だったであろうか?
「に…25です……」
「マジか…」
この時の残念さ加減には本気で絶望した。
この後、年の為に薬を潤沢に準備した上で、ワンコが暫くの間でも地下だけで生き残れる方法を模索。
序に万が一、ワンコが前まで生きていた場所に帰れない状態で、先に私がポックリ行ってしまった場合の事を考え、ワンコには、この場所で必要最低限知っていれば生き残れる知識を仕込む事とした。
必須の畑仕事と食事の作り方は、教えたらそれなりに覚えてくれて合格。
続いて私が狩ってきた肉の解体を教え込み、肉の解体を教えながら、効率の良い獲物の倒し方を教えたので、解体の失敗が減ったら実地訓練も兼ねて狩りに連れて行ってみようと思うように成る。「失敗したら丸洗い」と言う脅しが効いたのかもしれない。
因みに、連れてったら連れてったで、ワンコは食い出を考えて大物を狙いたがる事が判明した。どうやら、最初に出会った時、熊の魔物に襲われていたのではなく、普通の熊が狩れたので魔物も狩れると勘違いして返り討ちにあっての事だった事が分かった。
狙うべきは、単独で生きて行けるヤツでは無く、群れから逸れた小物である。そっちを狙う様に地道に確実に調教して行く。私の留守中に勝手に狩りに出掛けて大怪我したり死んだりしたら寝覚めが悪いからだ。
そして、私に連れられてでも行動範囲が広がれば、魔物の種類も増える。そこに鳥系の魔物も増えて、ワンコは卵を欲しがったけども、勿論、魔物しか生きられない[この森]で、卵を狙うのを禁止した。子を思う親の執念を舐めたらアカン。と幾度と無く教え、幾度と無く丸洗いして、それでもするのでワンコの扱いが悪くなって行ったのは不可避な出来事だったのであろう。
私は牛系や豚系が食べたいのに、ワンコの所為で鳥系の御味の魔物ばかりを食べる事と成って、この時期ホント、残念で無念だった。
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