次期君主は山猫を飼い慣らしたいらしい

mitokami

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No04 次期君主も飼ってるからには山猫に愛されたい

043 城下にて、再度4兄弟が揃う 2

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 シャンマオは「1人一揃えまでにしろよ?昼飯、屋台で食いたいし…遅くなると珍しい商品を置いてる出店が店終いしてしまう」と言って、ジアンとゴンを釣り上げ、着せ替え人形になる時間を短縮した。

 その後のジエンの提案で「時には若い者順に」と、最初に4男のゴンが選んだ服を着る事になったのだが、シャンマオも流石に躊躇する。
「ペルシャの踊り子が着てるのは観た事あるが、服か?コレ?」
「服ですよ?ジエン兄さんも最後には納得したのだから、着て下さい。」
シャンマオがジエンに目をやると…「ゴンが選んだ服の中では、それが一番露出度が低かったんだ…」とジエンが言った……。多分、服とは言えない物を並べられ、感覚が狂ったのだろう。
然も、シャンマオがソレを着たら着たで「変色した皮膚の傷跡が痛々し過ぎて辛い」と言って、ゴンは「残念だ」と目線を逸らしていた。

 続いてジアンが選んだのは、ジアンが何度も指名し、床入りを断られていた妓女が着ていた色合いの妓楼で馴染みのある服だったのだが…「腰の細さと胸の大きさがあっても、父上の仔猫と同じ顔だと、目の毒だな…、何かの拍子に、色気のあるアッチと間違いを犯しそうだ…」と、シャンマオの胸だけ見て、目が合わなくなった。

 次はドウンが選んだ服。丸っ切り、婕妤が着ている種類の服だったのだが、皆の開口一番は[似合わないな…]だった。顔立ちが似ていても、鍛えられた肢体を持つシャンマオには、小柄で筋力の無い婕妤が着ている淡い色合いの服は、どうしても合わない事が分かった。

 最後にジエンが選んだ体のラインに沿った服なのだが…、腰に合わせると胸元の布地が足りず、胸に合わすと肩幅まで合わない…、つまり、仕立てるしかないので諦め…、露出の無い、女官の服を着て、全員をがっかりさせた……。
宦官達も似たデザインの服を着ていたりする為「これ又、色気のあるアッチと間違いを犯しそう案件だな…」とジアンに言われて終わる。にも関わらず、ジエンは「今日はそのまま行動してみようかw」とシャンマオに言った。

「正気か?ジエン…本気で言ってんのか?」
「嫌かな?」
「私が好き好んで、この格好をすると思うのか?歩き回るだけで、胸肉が揺れて気持ちが悪いし…、靴もアレだけど、足に布地が絡まって歩き辛くて転びそうだし…、何が嫌って、足が寒い…高確率で風邪引くぞ、これ…何の拷問だよ?」とシャンマオがジエンに話した。
ゴンが、そんな2人の話を耳にし「普通の女性は大変なんですね…、時に、女性である事を頑張られてみては?」と言った。
腹は違えど本質的に気が合うのであろう4兄弟は口々に「今までサボってた分、頑張れよw」等、無責任にシャンマオに対して[頑張れ]と言う。

 シャンマオは眉間に皺を寄せ、後宮で耳にした[ジエンが嫌がる事]を思い出して、ジエンの腕を取り、笑顔で故意に胸を押し当て「この責任取れよ」と言ってみた。ジエンは思いの外、表情を強張らせている。(ちょっと、面白いではないかw)シャンマオは調子に乗ってグイグイ押し付け、後悔する。
ジエンは、シャンマオをお姫様の様に抱き上げ「少し奥を借りる」と店員に声を掛けて、先程、着替えに使っていた部屋へとシャンマオを連れ込む。ジエンは机の上にシャンマオを下ろすとスカートの中に手を入れ、「ちょっと待て」と言われながらシャンマオの足を撫で回し…、慌てふためくシャンマオを堪能…、人目を気にして頬を染めたシャンマオに「駄目!」と言われながら傷跡をなぞり、ジエンは少しづつ奥の方を攻めてい行き、触られて涙ぐむシャンマオを楽しんでから…[下半身を冷やさないよう、下に履ける物も買ってやるよw」と笑った……。

 その一部始終を覗き見ていたジエンの弟達は「色気が無い訳ではないのか…」「身体は女性ですし、男側の頑張りに寄るって感じなのでしょうねw」「なぁ~おい、弟達よ…、コレ見てるのがバレたら、不味いぞ…、兄上はアレで、独占欲が非常に強い…」と会話し、誰かが誰を殴り倒す音を耳にし目にして「アレは、飼い猫に噛まれたって所ですかね?」「アイツシャンマオって、権力が怖くないのか?」と思った事を話し合う。
ドウンは警告も兼ね「シャンマオは、権力が怖い怖くない以前に、権力者の言葉を信用しなくなったんだ」と言う。「「信用?」」とドウンより下の弟達は首を傾げた。
「御前等の所為だぞ…、最近、御前等が焼き討ちした場所に居た総ての者がシャンマオへの人質で、従う限り人質全員の安全を保障する約束だったのに…御前等が全員殺して焼いてしまったから、アレを縛れる手綱が無くなったんだ」
「それなら、また新しい人質を取れば良いのでは?」
「父上曰く、無理だったそうだ。今はもう、命令しても気が向かなければ従わないらしい。」
ジアンとゴンは、半信半疑でドウンの話を聞いていた。
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