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No04 次期君主も飼ってるからには山猫に愛されたい
048 毒 2
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人形の如く、透ける様に青白い肌と…、不健康で、血の通いの悪い肌の色の違いは無いのかもしれない……。シャンマオはそんな事を思い。後宮にてジルイの検視の手伝いをする。
その日の内に、貴妃の毒味役である侍女を含む数人が、毒を口にし、シャンマオと同じ肌の色を手に入れ、死んでいた。毒を盛った犯人に繋がる手掛かりを持っていて殺されたのか?只単に、美白を望んで失敗した結果がコレなのか?は、判断できない。
シャンマオが食べて毒だと判断し、死んだ侍女達全員が口にしたであろう汁物が、それと同一であるかを確認したジルイは、遺体から視線を上げ…、枷を付けられ、ジエンに付き添われ、自分の仕事を手伝ってくれているシャンマオに目を向け、何事も無かったかの様に「ゴメンねぇ~w」と言う……。
「それ、何に対してだ?」
「ジエン…、オマエが口を挟むなよ……。」
「あ、良ぃ~の良ぃ~の…、確かに、その通りだからw」
「で、どれに対してだ?」
「ジエン…(会話するのも面倒臭いから、余計な事を言うなよ…)」
ジルイはシャンマオの態度に一定の距離を感じながら「酷い事を言った事と、今、後宮で手伝える者が居なくて、検視を手伝って貰ってる事、本当にゴメンねw」と何時もの様に笑う。
シャンマオは何時もの様に感情を表に出さず。只、何時もより心做しか冷たい雰囲気で「気にするな、私が知りたくて手伝っているだけだ」と言った。
ジルイは悲し気に「ジエン坊ちゃん…、何だかシャンマオが冷たい…」と訴える。ジエンは「そうか?何時もと何が違うんだ?」と首を傾げ、シャンマオに対して心配そうに「そろそろ手伝いを切り上げて、部屋へ戻らないか?」と言う。シャンマオは「部屋へ帰りたければ、一人で戻ると良い」と答えた。
ジエンはシャンマオの足枷に付けられた鎖の先を弄びながら「俺だけ帰っても意味が無い。俺はシャンマオに身体を休めて欲しいんだから…」と泣きそうな顔を見せる。シャンマオは溜息を吐き「血が足りないのと、この解毒には食べて飲んで、無理の無い範囲で動いて代謝を上げた方が良いんだよ」と言って、遺体から何か情報を得ようと調べる手を止める事は無かった。
暫くの後、シャンマオは検視の結果を纏めて[毒は同一、同時に一斉に口にした事は明白。]と木簡に書き足し[遺体となった者、全員が持つ同じ香りの匂い袋、他の侍女と違う揃いの下着から、統率者の存在の可能性。これは統率者が、それ相応の美人である事を示唆するモノかと思われる。]と書いて「ジエン、休める場所まで連れてってくれるか?」と言い。机の上に置かれたままの汁物の横に木簡を残し…、一度、手を引かれ…、ジエンのする事に抵抗する事無く、抱き寄せられ…、それに答える様にシャンマオはジエンの首に抱き付くかの如く手を回し…、嬉しそうな顔のジエンに抱き上げられる……。
その一部始終を見ていたジルイは、他にも何か言いた気にしながらも「シャンマオには、この統率者が誰なのか、分かるかい?」と質問する。シャンマオは「それを特定するのは、私の仕事では無い。」と言いながら「きっと、白い肌をした人だろ?それが健康的で綺麗な肌なのかは、個人個人の主観によって違うだろうけど…」と付け加え、甘える様な仕草でジエンの首に回した腕に軽く力を入れて抱き締めた。
ジルイの更なる質問は、ジエンに寄って遮られ、シャンマオはジエンに抱き上げられたまま、ジエンの部屋へと連れて行かれる。その場に残されたジルイは「アレは、既に犯人の目星を付けてるって事かな?どう思います?」と屋敷の持ち主である貴妃に声を掛ける。
貴妃は隣の部屋から顔を出し「気付いていたかw」と、楽しげに出て来てジルイの横に並んで遺体を覗き込んだ。死んだ侍女達は全員が貴妃付の侍女で、中の数人は隣の屋敷の清掃も任せている者達である。
貴妃は眉間に皺を寄せ「私は、今回の事の真相を究明すべきなのかな?」と零す。それに対してジルイは「それ、僕に聞きます?」と苦笑いし、「幼なじみの誼みで、相談に乗ってくれても良くないか?」という貴妃に対して、「そう言う相談も、時には夫にしてみたらどうです?最後にダオレンと顔を合わしたり言葉を交わしたのは何時ですか?アナタがダオレンの唯一無二の妻でしょ?妾に負けてばかりいては駄目じゃ無いですかw」と困った様な表情の貴妃に物申した。
その日の内に、貴妃の毒味役である侍女を含む数人が、毒を口にし、シャンマオと同じ肌の色を手に入れ、死んでいた。毒を盛った犯人に繋がる手掛かりを持っていて殺されたのか?只単に、美白を望んで失敗した結果がコレなのか?は、判断できない。
シャンマオが食べて毒だと判断し、死んだ侍女達全員が口にしたであろう汁物が、それと同一であるかを確認したジルイは、遺体から視線を上げ…、枷を付けられ、ジエンに付き添われ、自分の仕事を手伝ってくれているシャンマオに目を向け、何事も無かったかの様に「ゴメンねぇ~w」と言う……。
「それ、何に対してだ?」
「ジエン…、オマエが口を挟むなよ……。」
「あ、良ぃ~の良ぃ~の…、確かに、その通りだからw」
「で、どれに対してだ?」
「ジエン…(会話するのも面倒臭いから、余計な事を言うなよ…)」
ジルイはシャンマオの態度に一定の距離を感じながら「酷い事を言った事と、今、後宮で手伝える者が居なくて、検視を手伝って貰ってる事、本当にゴメンねw」と何時もの様に笑う。
シャンマオは何時もの様に感情を表に出さず。只、何時もより心做しか冷たい雰囲気で「気にするな、私が知りたくて手伝っているだけだ」と言った。
ジルイは悲し気に「ジエン坊ちゃん…、何だかシャンマオが冷たい…」と訴える。ジエンは「そうか?何時もと何が違うんだ?」と首を傾げ、シャンマオに対して心配そうに「そろそろ手伝いを切り上げて、部屋へ戻らないか?」と言う。シャンマオは「部屋へ帰りたければ、一人で戻ると良い」と答えた。
ジエンはシャンマオの足枷に付けられた鎖の先を弄びながら「俺だけ帰っても意味が無い。俺はシャンマオに身体を休めて欲しいんだから…」と泣きそうな顔を見せる。シャンマオは溜息を吐き「血が足りないのと、この解毒には食べて飲んで、無理の無い範囲で動いて代謝を上げた方が良いんだよ」と言って、遺体から何か情報を得ようと調べる手を止める事は無かった。
暫くの後、シャンマオは検視の結果を纏めて[毒は同一、同時に一斉に口にした事は明白。]と木簡に書き足し[遺体となった者、全員が持つ同じ香りの匂い袋、他の侍女と違う揃いの下着から、統率者の存在の可能性。これは統率者が、それ相応の美人である事を示唆するモノかと思われる。]と書いて「ジエン、休める場所まで連れてってくれるか?」と言い。机の上に置かれたままの汁物の横に木簡を残し…、一度、手を引かれ…、ジエンのする事に抵抗する事無く、抱き寄せられ…、それに答える様にシャンマオはジエンの首に抱き付くかの如く手を回し…、嬉しそうな顔のジエンに抱き上げられる……。
その一部始終を見ていたジルイは、他にも何か言いた気にしながらも「シャンマオには、この統率者が誰なのか、分かるかい?」と質問する。シャンマオは「それを特定するのは、私の仕事では無い。」と言いながら「きっと、白い肌をした人だろ?それが健康的で綺麗な肌なのかは、個人個人の主観によって違うだろうけど…」と付け加え、甘える様な仕草でジエンの首に回した腕に軽く力を入れて抱き締めた。
ジルイの更なる質問は、ジエンに寄って遮られ、シャンマオはジエンに抱き上げられたまま、ジエンの部屋へと連れて行かれる。その場に残されたジルイは「アレは、既に犯人の目星を付けてるって事かな?どう思います?」と屋敷の持ち主である貴妃に声を掛ける。
貴妃は隣の部屋から顔を出し「気付いていたかw」と、楽しげに出て来てジルイの横に並んで遺体を覗き込んだ。死んだ侍女達は全員が貴妃付の侍女で、中の数人は隣の屋敷の清掃も任せている者達である。
貴妃は眉間に皺を寄せ「私は、今回の事の真相を究明すべきなのかな?」と零す。それに対してジルイは「それ、僕に聞きます?」と苦笑いし、「幼なじみの誼みで、相談に乗ってくれても良くないか?」という貴妃に対して、「そう言う相談も、時には夫にしてみたらどうです?最後にダオレンと顔を合わしたり言葉を交わしたのは何時ですか?アナタがダオレンの唯一無二の妻でしょ?妾に負けてばかりいては駄目じゃ無いですかw」と困った様な表情の貴妃に物申した。
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