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No04 次期君主も飼ってるからには山猫に愛されたい
049 毒 3
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月に一度の体調を崩す数日を除き、シャンマオが男装のままジエンと仲良く共に行動し、ジエンの[男色疑惑]が真実味を帯び始めた頃の事。
ジエンが発注して完成し届いた女性物の服に、貴妃が苦言を呈してモンファが改造し…、シャンマオはコルセットで胸を支え、ジエンが付けた胸の傷と谷間を見せて強調した[貴妃と揃いの服]を着る事に成り…、更に、貴妃の提案する髪型を結われ、化粧もして貰った事から…、領主の宮から離宮・後宮に至るまでの噂を一世風靡した……。
御陰でジエン所有の離宮にて毎日、書類整理や受付を担う事になったシャンマオが、ジエンの弟達を含む顔見知りの者達の訪問を受ける事と成る。仕事で来るジエンの弟のドウンと、その護衛として付添うハオシュエンとハオユーは、来ても当たり前として…、「ジアンとゴンは、何の用だ?」ジエンがシャンマオを物理的に下がらせ、背中で庇い不機嫌にジアンとゴンに声を掛け…、
「兄上の飼い猫が似合わぬ服を着たりしないかを心配して見に来てやってるんだw敬えww」
「僕は焼き印とどっちが良いか、ジエン兄さんが付けた刻印の様子を見に来ましたw」
「…仕事は如何した?暇なのか?仕事量が足りないなら俺直々に仕事を増やしてやるぞ?」
噂より友好的な、相変わらずの兄弟仲をシャンマオに見せてくれる……。
シャンマオは今日も、事前に準備していた人数分の銀杯を出して鍋で煮沸し温めて、茶器で抽出した薬草茶を準備し、毒味名目で先に茶を啜りながら「取り敢えず、軽く煮零してから干した魚腥草入りの茶でも飲んで帰れw」と来客用の席に促す。
ドウンとジアンとゴンは、シャンマオの指示に素直に従い椅子に座り、ハオシュエンとハオユーはドウンの後ろに控え、ドウンの指示で茶を飲み始め、そのまま追い返すのを諦めたジエンがシャンマオが飲む御茶を取り上げて一口飲み「他にも用事があって来たのではないのか?」とジアンとゴンの方に目を向けた。
ジアンの方はポカァ~ンと、何でそんな事を言うんだろう?的な雰囲気だったが…、ゴンの方は訳有りだったらしい……。
ゴンは「流石は、ジエン兄さんw」と微笑み「父上にも移る婕妤の肌の色の秘密が[とある毒]にある事が分かったんですけど…、後宮の医局のジルイが詳しく教えてくれないんですよwジエン兄さんの猫も暫く同じ肌の色をしてて、兄上にも移ってたでしょ?母上達が知りたがっているので、そこの所を教えて貰えませんか?」と言う。ジエンはシャンマオを見詰め黙り込み、その視線の先を辿ったゴンはシャンマオにも微笑み掛ける。
見詰められ困ったシャンマオは、仕方が無いとでも言わんばかりに溜息一つ「…アレは、毒と胃酸が結合する事で発生する毒の気体を肺から摂取して死ぬ毒だ……。時に致死量を摂取しなくても呼吸の仕方次第では、飲んだ人間が藻掻き苦しんで死ぬ事に成る。正直、その呼吸方法は、暗殺者の領域に入るから教えてやれないぞwそうそう例えば…、毒を他に所持せずに、自分の口で、相手の口を塞いで相手を殺す事が出来るんだ…、だから、あの人の周辺に近付かない事を御勧めする……。」とだけ教えた。その話にドウンが「婕妤は接吻で人を殺せると言う事か?!」と過剰反応する。
シャンマオは(名出しすんなよ…)と言う態度で「いや、あの人が何時から[あの毒]に手を出しているか知らないけど…、あの人なら、もっと簡単に殺せるんじゃないかな?」と言って、その場に居た全員を驚かせ「長く使えば使う程に[あの毒]って耐性が付いて、効き目が抑えられて行くんだよねw年単位で使っていれば、相当量を摂取しても死なないし、それ相応の量を必要として飲む事に成るんだ。多分、あの人なら、ちょっとした体液だけで人殺せるんじゃないかな?人に移せるってそう言う事だからw」と説明した。
その為に「は?シャンマオは、どう言う理由で、何時、何で、そこまで摂取するに至ったんだ?」とジエンに質問される事に成る。シャンマオは、そんな事まで質問されると思っていなかった為に困り、少し考える。
そして「まだ、上半身裸でも性別が分かんなかった頃の話なんだけど…」とシャンマオは言い「獣が増えて徴兵があった時期があったろ?あの頃、ちょっと目立って失敗してね…、知らない街の宿屋に泊まったら…、見事、子供だから勝手に売り飛ばされたんだよw」と話し始める。[ちょっと目立って失敗した]その時の事を知るハオシュエンとハオユーは眉間に皺を寄せていた。
ジエンが発注して完成し届いた女性物の服に、貴妃が苦言を呈してモンファが改造し…、シャンマオはコルセットで胸を支え、ジエンが付けた胸の傷と谷間を見せて強調した[貴妃と揃いの服]を着る事に成り…、更に、貴妃の提案する髪型を結われ、化粧もして貰った事から…、領主の宮から離宮・後宮に至るまでの噂を一世風靡した……。
御陰でジエン所有の離宮にて毎日、書類整理や受付を担う事になったシャンマオが、ジエンの弟達を含む顔見知りの者達の訪問を受ける事と成る。仕事で来るジエンの弟のドウンと、その護衛として付添うハオシュエンとハオユーは、来ても当たり前として…、「ジアンとゴンは、何の用だ?」ジエンがシャンマオを物理的に下がらせ、背中で庇い不機嫌にジアンとゴンに声を掛け…、
「兄上の飼い猫が似合わぬ服を着たりしないかを心配して見に来てやってるんだw敬えww」
「僕は焼き印とどっちが良いか、ジエン兄さんが付けた刻印の様子を見に来ましたw」
「…仕事は如何した?暇なのか?仕事量が足りないなら俺直々に仕事を増やしてやるぞ?」
噂より友好的な、相変わらずの兄弟仲をシャンマオに見せてくれる……。
シャンマオは今日も、事前に準備していた人数分の銀杯を出して鍋で煮沸し温めて、茶器で抽出した薬草茶を準備し、毒味名目で先に茶を啜りながら「取り敢えず、軽く煮零してから干した魚腥草入りの茶でも飲んで帰れw」と来客用の席に促す。
ドウンとジアンとゴンは、シャンマオの指示に素直に従い椅子に座り、ハオシュエンとハオユーはドウンの後ろに控え、ドウンの指示で茶を飲み始め、そのまま追い返すのを諦めたジエンがシャンマオが飲む御茶を取り上げて一口飲み「他にも用事があって来たのではないのか?」とジアンとゴンの方に目を向けた。
ジアンの方はポカァ~ンと、何でそんな事を言うんだろう?的な雰囲気だったが…、ゴンの方は訳有りだったらしい……。
ゴンは「流石は、ジエン兄さんw」と微笑み「父上にも移る婕妤の肌の色の秘密が[とある毒]にある事が分かったんですけど…、後宮の医局のジルイが詳しく教えてくれないんですよwジエン兄さんの猫も暫く同じ肌の色をしてて、兄上にも移ってたでしょ?母上達が知りたがっているので、そこの所を教えて貰えませんか?」と言う。ジエンはシャンマオを見詰め黙り込み、その視線の先を辿ったゴンはシャンマオにも微笑み掛ける。
見詰められ困ったシャンマオは、仕方が無いとでも言わんばかりに溜息一つ「…アレは、毒と胃酸が結合する事で発生する毒の気体を肺から摂取して死ぬ毒だ……。時に致死量を摂取しなくても呼吸の仕方次第では、飲んだ人間が藻掻き苦しんで死ぬ事に成る。正直、その呼吸方法は、暗殺者の領域に入るから教えてやれないぞwそうそう例えば…、毒を他に所持せずに、自分の口で、相手の口を塞いで相手を殺す事が出来るんだ…、だから、あの人の周辺に近付かない事を御勧めする……。」とだけ教えた。その話にドウンが「婕妤は接吻で人を殺せると言う事か?!」と過剰反応する。
シャンマオは(名出しすんなよ…)と言う態度で「いや、あの人が何時から[あの毒]に手を出しているか知らないけど…、あの人なら、もっと簡単に殺せるんじゃないかな?」と言って、その場に居た全員を驚かせ「長く使えば使う程に[あの毒]って耐性が付いて、効き目が抑えられて行くんだよねw年単位で使っていれば、相当量を摂取しても死なないし、それ相応の量を必要として飲む事に成るんだ。多分、あの人なら、ちょっとした体液だけで人殺せるんじゃないかな?人に移せるってそう言う事だからw」と説明した。
その為に「は?シャンマオは、どう言う理由で、何時、何で、そこまで摂取するに至ったんだ?」とジエンに質問される事に成る。シャンマオは、そんな事まで質問されると思っていなかった為に困り、少し考える。
そして「まだ、上半身裸でも性別が分かんなかった頃の話なんだけど…」とシャンマオは言い「獣が増えて徴兵があった時期があったろ?あの頃、ちょっと目立って失敗してね…、知らない街の宿屋に泊まったら…、見事、子供だから勝手に売り飛ばされたんだよw」と話し始める。[ちょっと目立って失敗した]その時の事を知るハオシュエンとハオユーは眉間に皺を寄せていた。
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