次期君主は山猫を飼い慣らしたいらしい

mitokami

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No04 次期君主も飼ってるからには山猫に愛されたい

050 毒 4

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 シャンマオは、非公式ながら奴隷と成り。高官の息子が徴兵されない様に病弱を装う為に使う毒が、強すぎないか?を調べる実験台として生きた時期の事…、その後、浮気性の夫を愛人から奪い返すのに白い肌を求めた高官の妻の為に、同じ様な事を繰り返していた事を簡素に語る……。
ジエンはシャンマオをそんな立場に陥れた者達に対して怒りを露わにし、最初にその話を振ったゴンは、興味深げに「その人達って、今、如何してるか分かりますか?」とシャンマオに質問した。
「分かんないかな?白い肌を手に入れる為に毒を飲み続けた妻を…毒に対する知識も無しに夫が抱いたら、どうなるか?」とシャンマオはクスクス笑い。誰もが結末に気付いた雰囲気に従って「官位は世襲制では無いんだ。結果は知れた事だろ?夫を取り返した妻は自分が持つ毒で夫を喪い。病弱を装う程に心の弱い息子が高官に付ける訳も無い。良い感じに落ちぶれてくれたよw御陰で私は自由になれたんだけどねww」と言った。

 ジエンは、精神的に歪みの一端を見せるシャンマオに気付いて…か、気付かぬに…か「それでも、生きていてくれて良かった」と言って、涙を滲ませながらシャンマオを抱き締め、猫っ可愛がりし…、シャンマオは投げやりな表情で、それを受け入れ…、それを見せ付けられる者達は、生温かぁ~い目で2人を見ている……。

 少しして一番最初に甘々な2人を見飽きたジアンが気安く近付き、2人を引き剥がして自分に注目を集めようと手を伸ばすと、不自然にジエンの手からシャンマオが逃げ距離を取った。ジエンは残念そうに「邪魔するなよ…」と不満を露わに不貞腐れ「ジアンは、本当に他に用事は無かったのか?」と質問する。ジアンは少し考え「ジエン兄上の猫は何故、今、逃げたんだ?」と尋ねた。ジエンは「触られたくないから?」とシャンマオに同意を求め、シャンマオは「煙草臭いの好きくないからだ」と答えた。

 ジアンは思案し「妓楼では煙管を妓女達に差し出されて吸ってなかったか?」と言い、シャンマオは見下すような表情をする。
「紅の色が移った煙管で誘われんのは妓楼遊びの醍醐味だろ?それに、妓女達に恥を掻かさない様に吸わずとも1本は受け取って、吸う振りだけして、最低でも、茶くらい飲んで帰るのが礼儀ってもんだw知らなかったのか?」
「……。」
それなりに妓楼に通い詰めていたジアンは知らなかったらしく黙り込んでしまった。
「後な、煙膏えんかうの種類には気を付けた方が良い…、特に阿片膏入りのに手を出し続けるのは危ねぇ~ぞ…気付かぬ内に使用量が増えて中毒死する事になるからな」とシャンマオは付け加え、ジエンの腕の中に自分から戻り「ジエンは、父親に誘われても手を出すなよ?阿片に手を出したら、私は二度と、オマエの腕の中に戻る事は無い。」と宣言して、密かに使用者情報を臭わせ、ジエンの腕の中から、ジエンの弟達とドウン付き添いの2人の様子を窺う。
ドウンは頭を抱え、ドウンの部下ハオシュエンとハオユーは、苦笑いをし…、ゴンは何処と無く御怒りで「ジアン兄さん、取り敢えず禁煙しましょうかw」と、訳の分かっていなさそうなジアンに残っていた茶を強引に飲ませ、連れて帰って行った。

 ジエンはシャンマオから手を放さず、ゴンと対面する様に座り、シャンマオの手を握ったまま自分の横に座らせ「何時から、そう言うのに気付いていた?」とシャンマオに質問した。
シャンマオは最初だけ友好的だった婕妤を思い出し、その後の豹変した婕妤を思い「初めて、この領主の後宮に連れて来られた日に、婕妤様の屋敷に入り、婕妤様と至近距離で会話する事が一度だけあったんだよ」と苦虫を嚙み潰した様な顔をし、「どう言う物を使っているかは、分かるか?」とも質問され、「屋敷で焚かれている香もだけど、アソコには煙管だけで無く、水煙草のセットもあった。」と言って一休み、深呼吸して「浮き沈みする感情の起伏…、感情が高ぶった時の目や全体的な雰囲気…、最初に出会った時の婕妤様の呼気の感じと…、遠目で見掛けた全裸姿から判断できる痩せ方…、コレは推測の域を出ないけど、他に麻薬とかにも手を出してるんじゃ無いかな?って所で如何だろう?」

 ジエンはシャンマオと見た光景を思い出し、シャンマオが辛くないかを心配してシャンマオの肩を抱き…、ドウンは眉間の皺を何時もより一層深くしていた……。
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