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第三話「異世界の事情」
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翌日の午前中、シンジの方から少女たちの部屋を訪ねると、三人は起きていて比較的元気があるように見えた。
「君たちもこれからの事を考えなくちゃいけないね」
「……」
シンジは昨夜の話をくり返す。三人は無言だ。
「酒場のマスターはゆっくり考えればと、言ってくれているけど……」
「あなたはこれから、どうされるのですか?」
金髪の少女の問いに、シンジも考え込んだ。
「偉そうな事言ってるけど、俺自身もこれからどうするか考え中なんだ」
「厚かましいのですが、とりあえずでも御一緒させていただく訳にはいかないでしょうか?」
「うーーん……」
シンジはもしも、また夢の異世界に行く事が出来たら、かつてのように魔人を狩り、戦いを続けていればいつかは魔王にたどり着き、復讐の機会が訪れると考えていた。
これから大きな街に行って、情報を集め戦場を探し戦う、今回の奴隷関係の件も調べてみるつもりだった。ただ、どの街に行くか、具体的にまだ決めてはいなかった。
それにしても、以前の異世界も三人の少女に囲まれ、今回も同じ様になりそうなのでシンジは苦笑した。
「何か可笑しいですか?」
金髪の娘が真顔でシンジの顔を覗き込む。
「いや、ちょっと昔の事を思い出してさ」
この話はまだ早いかと思ったシンジは、気分転換をと思い話題を変えた。
「マスターのお店にコーヒーでも飲みに行こうか、大丈夫かな?」
三人は頷いた。宿を出て道を歩いているとすれ違う村人たちが皆、会釈をする。この村にとってシンジはちょっとした有名人だ。酒場に入るとマスターはグラスを磨いていた。
「おお、いらっしゃい、お揃いだな、今コーヒーを入れるから」
シンジたち四人はカウンター席に座った。
「ねえ、マスター、少しこの世界の話を聞かせてくれないかな? 彼女たちは初めてだし俺も三年ぶりなんだ」
「ああ、そうだな、たいした話は出来ないが……」
マスターは初心者の彼女たちに分かりやすくこの夢の世界の事を説明した。数百年か、数千年前からこの夢の世界が存在する事、貨幣が無い事、全ては人の想像力で創造されている事、騎士、戦士、聖母、聖女と魔人たちの戦い、魔人に襲われ魔に入りこまれた人間の話、人は現実世界の自分の事については、転移の原因以外、なぜか多くを話す事が出来ない事など。
三年前に皇都で大規模な魔人軍団との戦いがあり人間が勝利した事を最後に付け加えた。
「そうか、勝てるとは思っていたけど、あの戦いは勝てたのか……、良かった」
シンジは小さな声で呟いた。マスターがコーヒーを差し出す。
「この世界に来れなくなる方法は何か無いのでしょうか?」
金髪の少女の問いに他の二人は頷き、マスターは首を捻る。
「来れない方法ねえ、大きなショックを受けると来れなくなるな、又は死だな、もっともシンジみたいに一度来れなくなってもまた来る奴もいる。こっちの死は現実でも死んでしまう場合もあるからなあ、夢の世界でも死は厳禁だよ」
この世界の話を聞いて少女たちは首を項垂れた。簡単にこの運命からは逃れられないと悟ったようだ。金髪の少女が顔を上げシンジの方を向き、はっきりと言った。
「この世界で生きます。幸い私たちには聖女の力が有るとの事、何かこの世界で出来る事があるのかもしれません」
シンジとマスターは悲痛な決意表明に感じ、場が一瞬沈黙する。シンジが話題を変えた。
「この村にはどこか観光できる場所はないのかな?」
「無いなあ、あればこの村は観光地としてやっていけるよ」
「そりゃそうだ」
「海でも見に行くか? 他には泉があるが」
「明日、調子が良ければその辺を歩いてみようか、今日はちょっと用事があるから、皆は先に帰って休んでてくれる?」
女の子たちを先に返してから、シンジはマスターに切りだす。
「さっき言ってたけどあの三人には聖女の才能があるんだ。どうやら野盗は聖女を狙って狩っていたみたいだね」
「つまり奴隷聖女の買い手がいるって事か?」
「そう、噂でもいいから、何か聞いたことはない?」
マスターは腕組みしながら唸った。
「そんな恐ろしい事、聞いた事もなければ考えた事もないな、聖女が居なくなれば戦士だって力を発揮出来ない、しかし大勢の聖女や未来の聖母を集めて何をするって言うんだ、これは大問題なんじゃないのか?」
「ああ、誰かが何かを企んでいる。そんな気がするよ、これからあの山荘に行ってみる。何か手掛かりが有るかもしれないし……」
シンジは店を出て森に向かった。
山荘に到着すると蹴破った扉は修復されていた。今はもういない創造主の力がまだ少しは及んでいるようだ。扉を開けると一階の大広間に人の気配は無く、野盗たちの死体も一晩経ち全て消えている。生き残りが戻って来ている気配も感じられなかった。
念の為、二階に上がり、各部屋を確認する。こちらも同じで人の気配は無い、床に落ちている何かにシンジは気が付きそれを拾い上げた。磨かれた小さな緑色の石がはめ込まれた、銀のネックレスだった。
「あの、三人の持ち物なのかな?」
部屋の隅々、家具の引き出しも捜すがメモの一遍も出てこなかった。一階に下りてキッチンの引き出しも全て確認するも、やはり何も無い。
「手がかり無しか……、仕方ないな」
シンジは村に戻り、報告がてら酒場に寄った。山荘が無人だった旨を伝え、後何度か行ってみるとマスターに伝える。ビールを飲んで店を出た。
部屋に帰ってベッドの上で例のネックレスを手に取り眺めていると扉がノックされ、ドアを開けると金髪の少女がいた。昨夜のように二人でベッドに腰掛ける。
「これを見て、山荘に落ちていた。誰かの持ち物かな?」
シンジは少女にネックレスを渡した。少女はそれを見ながら答える。
「私たちの物ではありません……、きっと……多分……」
少女の言葉はかすれ、体が震え始めた。
「多分?」
「私たちは最後、四人居たのです。助け出される数日前に一人が消えてしまいました。現実に戻ったと思っていたのですが……」
「いや、これが現実から持ち込んだ持ち物で、それが残っているならまだこの世界に居るな、売られたんだよ、一歩遅かった。もう少し俺が早く来ていれば……」
シンジは顔を歪めた。
「あの……、なんとか助け出すことは出来ないのでしょうか」
「無理だな、手掛かりは無い、待てよ、この村を通るのは目立つな、他に道があるのかも、明日も行ってみるか……」
「私も行きます!」
「駄目だよ、また色々と思い出してしまう、無理はしない方がいいよ」
「その道の事、だいたい分かります」
「そうか……」
シンジは少し考えた。戦闘になる事も無いし、確かに少しでも情報は欲しかった。
「分かった、明日の朝、二人で行こう」
少女を返した後、シンジはマスターの話を思い出した。最初、あの娘たちは酷い目にあったショックを受けているだけだと思っていたが。
「あの三人は、もしかすると人間を介して魔に侵されたのかもしれないな……」
「君たちもこれからの事を考えなくちゃいけないね」
「……」
シンジは昨夜の話をくり返す。三人は無言だ。
「酒場のマスターはゆっくり考えればと、言ってくれているけど……」
「あなたはこれから、どうされるのですか?」
金髪の少女の問いに、シンジも考え込んだ。
「偉そうな事言ってるけど、俺自身もこれからどうするか考え中なんだ」
「厚かましいのですが、とりあえずでも御一緒させていただく訳にはいかないでしょうか?」
「うーーん……」
シンジはもしも、また夢の異世界に行く事が出来たら、かつてのように魔人を狩り、戦いを続けていればいつかは魔王にたどり着き、復讐の機会が訪れると考えていた。
これから大きな街に行って、情報を集め戦場を探し戦う、今回の奴隷関係の件も調べてみるつもりだった。ただ、どの街に行くか、具体的にまだ決めてはいなかった。
それにしても、以前の異世界も三人の少女に囲まれ、今回も同じ様になりそうなのでシンジは苦笑した。
「何か可笑しいですか?」
金髪の娘が真顔でシンジの顔を覗き込む。
「いや、ちょっと昔の事を思い出してさ」
この話はまだ早いかと思ったシンジは、気分転換をと思い話題を変えた。
「マスターのお店にコーヒーでも飲みに行こうか、大丈夫かな?」
三人は頷いた。宿を出て道を歩いているとすれ違う村人たちが皆、会釈をする。この村にとってシンジはちょっとした有名人だ。酒場に入るとマスターはグラスを磨いていた。
「おお、いらっしゃい、お揃いだな、今コーヒーを入れるから」
シンジたち四人はカウンター席に座った。
「ねえ、マスター、少しこの世界の話を聞かせてくれないかな? 彼女たちは初めてだし俺も三年ぶりなんだ」
「ああ、そうだな、たいした話は出来ないが……」
マスターは初心者の彼女たちに分かりやすくこの夢の世界の事を説明した。数百年か、数千年前からこの夢の世界が存在する事、貨幣が無い事、全ては人の想像力で創造されている事、騎士、戦士、聖母、聖女と魔人たちの戦い、魔人に襲われ魔に入りこまれた人間の話、人は現実世界の自分の事については、転移の原因以外、なぜか多くを話す事が出来ない事など。
三年前に皇都で大規模な魔人軍団との戦いがあり人間が勝利した事を最後に付け加えた。
「そうか、勝てるとは思っていたけど、あの戦いは勝てたのか……、良かった」
シンジは小さな声で呟いた。マスターがコーヒーを差し出す。
「この世界に来れなくなる方法は何か無いのでしょうか?」
金髪の少女の問いに他の二人は頷き、マスターは首を捻る。
「来れない方法ねえ、大きなショックを受けると来れなくなるな、又は死だな、もっともシンジみたいに一度来れなくなってもまた来る奴もいる。こっちの死は現実でも死んでしまう場合もあるからなあ、夢の世界でも死は厳禁だよ」
この世界の話を聞いて少女たちは首を項垂れた。簡単にこの運命からは逃れられないと悟ったようだ。金髪の少女が顔を上げシンジの方を向き、はっきりと言った。
「この世界で生きます。幸い私たちには聖女の力が有るとの事、何かこの世界で出来る事があるのかもしれません」
シンジとマスターは悲痛な決意表明に感じ、場が一瞬沈黙する。シンジが話題を変えた。
「この村にはどこか観光できる場所はないのかな?」
「無いなあ、あればこの村は観光地としてやっていけるよ」
「そりゃそうだ」
「海でも見に行くか? 他には泉があるが」
「明日、調子が良ければその辺を歩いてみようか、今日はちょっと用事があるから、皆は先に帰って休んでてくれる?」
女の子たちを先に返してから、シンジはマスターに切りだす。
「さっき言ってたけどあの三人には聖女の才能があるんだ。どうやら野盗は聖女を狙って狩っていたみたいだね」
「つまり奴隷聖女の買い手がいるって事か?」
「そう、噂でもいいから、何か聞いたことはない?」
マスターは腕組みしながら唸った。
「そんな恐ろしい事、聞いた事もなければ考えた事もないな、聖女が居なくなれば戦士だって力を発揮出来ない、しかし大勢の聖女や未来の聖母を集めて何をするって言うんだ、これは大問題なんじゃないのか?」
「ああ、誰かが何かを企んでいる。そんな気がするよ、これからあの山荘に行ってみる。何か手掛かりが有るかもしれないし……」
シンジは店を出て森に向かった。
山荘に到着すると蹴破った扉は修復されていた。今はもういない創造主の力がまだ少しは及んでいるようだ。扉を開けると一階の大広間に人の気配は無く、野盗たちの死体も一晩経ち全て消えている。生き残りが戻って来ている気配も感じられなかった。
念の為、二階に上がり、各部屋を確認する。こちらも同じで人の気配は無い、床に落ちている何かにシンジは気が付きそれを拾い上げた。磨かれた小さな緑色の石がはめ込まれた、銀のネックレスだった。
「あの、三人の持ち物なのかな?」
部屋の隅々、家具の引き出しも捜すがメモの一遍も出てこなかった。一階に下りてキッチンの引き出しも全て確認するも、やはり何も無い。
「手がかり無しか……、仕方ないな」
シンジは村に戻り、報告がてら酒場に寄った。山荘が無人だった旨を伝え、後何度か行ってみるとマスターに伝える。ビールを飲んで店を出た。
部屋に帰ってベッドの上で例のネックレスを手に取り眺めていると扉がノックされ、ドアを開けると金髪の少女がいた。昨夜のように二人でベッドに腰掛ける。
「これを見て、山荘に落ちていた。誰かの持ち物かな?」
シンジは少女にネックレスを渡した。少女はそれを見ながら答える。
「私たちの物ではありません……、きっと……多分……」
少女の言葉はかすれ、体が震え始めた。
「多分?」
「私たちは最後、四人居たのです。助け出される数日前に一人が消えてしまいました。現実に戻ったと思っていたのですが……」
「いや、これが現実から持ち込んだ持ち物で、それが残っているならまだこの世界に居るな、売られたんだよ、一歩遅かった。もう少し俺が早く来ていれば……」
シンジは顔を歪めた。
「あの……、なんとか助け出すことは出来ないのでしょうか」
「無理だな、手掛かりは無い、待てよ、この村を通るのは目立つな、他に道があるのかも、明日も行ってみるか……」
「私も行きます!」
「駄目だよ、また色々と思い出してしまう、無理はしない方がいいよ」
「その道の事、だいたい分かります」
「そうか……」
シンジは少し考えた。戦闘になる事も無いし、確かに少しでも情報は欲しかった。
「分かった、明日の朝、二人で行こう」
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