16 / 39
第十四話「乗馬」
しおりを挟む
翌朝、先に目が覚めたシンジは、傍らで寝息をたてているレイチェルを見て仰天した。胸の大きさが昨夜の大きさとは、まったく変わっていたからだ。エミリーとリリィに変化はなかった。
確かに容姿や髪型、色などが現実と夢の世界で、変化しているのはシンジも知ってはいた。そうでなくては青や真っ赤な髪の色は説明がつかない。
それにしてもレイチェルは、本当は以前の胸が理想だったのに、シンジはまるで強要したようで少し後悔した。
コーヒーを入れ、ダイニングテーブルに座って飲んでいると三人が目覚めたので、シンジは服を着る間、彼女たちに背中を向けた。
「ふーーっう……」
なぜか息を止めていたシンジは、肺の中に溜まっていた息を吐き出す。エミリーとリリィがレイチェルの胸を冷やかしている声が聞こえるが、シンジは努めて冷静を装いコーヒーをすする。
リリィが三人のコーヒーを入れ始めたのでシンジはお代わりを頼んだ。
「今日は何をしようか? 俺は馬を習いにいってみるよ、乗れれば便利だし」
「誰かに教わるの?」
リリィがコーヒーカップをシンジに差し出す。
「うん、教室は予約制、今日空きがあればいいんだけど、借りるだけなら予約はいらないそうだ」
「なら私が教えてあげようか?」
リリィがこともなげに言う、レイチェルとエミリーも頷いていた。
「三人は馬に乗れるの?」
三人は共に現実の世界で乗馬の経験が有り、回答は……。
レイチェル「家が牧場で子供のころから、馬は友達でした」
エミリー「乗馬の成績は良い方よ、障害が得意ね」
リリィ「競技者としてオリンピックを目指してみれば、と両親に言われているの」
シンジ「そうなのか、乗れないのは俺だけか……」
そう言うシンジを三人は得意げな顔で見つめる。
本日の予定は、午前中は全員で乗馬倶楽部、午後、シンジは一人で馬の練習、三人は戦士組合で仕事の相談と決まった。
乗馬倶楽部は歩いて三十分ほどの場所、街道沿いにあり、街の人や旅人などに貸し出しも行っていると受付で説明を受けた。登録カードを示し必要なポイントを支払って、三頭の馬を借りた。
練習用の馬場は広く、障害も幾つか設置されていた。
「ちょっと走って来るから」
リリィはそう言って走り出し、エミリーは、私も、と言って続いた。
「さて、私たちは練習ですね、後ろに乗って下さい」
レイチェルが颯爽と騎乗し、シンジも不格好にそれに続く。
「これから基本的な動作をしますから、よく見ていて下さい、手と足の動きで馬がどう動くかですね」
レイチェルは説明しながら馬場で、一通りの動作をやってみせる。
「どうです? 何となくでも分かりましたか?」
「うん、何となくならね」
「それじゃあ交代しましょう、とても素直な馬ですから、大丈夫です」
シンジは少々不安であったが習うより慣れろ、とばかりに交代し手綱を握った。
レイチェルはシンジの背中に抱きつき、時折アドバイスをする。馬が揺れる度に大きな胸が背中に強く押しつけられた。
お昼になって、三人は仕事の相談の為に組合に行き、シンジは乗馬倶楽部で居残り特訓だ。
二、三時間ほど練習すると、シンジはコツか分かってきたような気がした。
乗馬倶楽部の受付で馬の返却手続をして、幾つか質問をする。
「はい、借りた馬は、隣り街の乗馬倶楽部に返却が可能です。皆そのように移動しています」
便利なシステムだとシンジは思った。
それから、この世界の馬は現実の馬がこちらに来ているのではなくて、人々が創造した意思の産物との事だった。
「だからこれだけ素直な馬なのです。ただ微妙に見解は分かれます。上手い乗り手なら時々、馬の本能が目覚めるらしいですね、現実の馬が乗り移ったような感覚だそうです」
「急に暴走したりするのでしょうか? 暴れ馬になるとか……」
「はははっ、現実で馬と会話ができるとか、そんなレベルの乗り手の場合です、私だって無理ですね」
初心者のレベルでは、心配する必要はなさそうだった。シンジは礼を行って倶楽部を出た。
組合の事務所に着くと、待合の長椅子にエミリーが座っていた。
「どうだった?」
「うん、週に何日か来て欲しいって、少し子供たちのお世話もしたけど楽しいわ、ポイントもちょっとはもらえるんだって」
「そう、良かった、他の二人は?」
「リリィは近くのお店に面接に行ってる。多分大丈夫だって、レイチェルは奥の部屋に居るわ」
「ここで面接?」
「うん、街に何カ所か組合の出張事務所があって、そこで働かせてもらえるか面接中なの、ちょうど出張事務所の人が、来てたからって」
「そうか、空きがあるなら大丈夫だろう」
少ししてリリィが戻って来て、合格したと告げた。レイチェルも奥の部屋から出て来る。採用との事だ。
「よし、これからリリィがこれから働く店に行こうか、何か新しい皆の洋服を買おう、いくらなんでも仕事をするのに服が一着では足りないよ」
「でも、そこはポイントが必要な服もあるよ」
「大丈夫、就職祝いだよ」
衣料品店に行き、皆の服を二着ずつ選び若干のポイントを支払った。
部屋に帰ると、三人は新しい服に着替え、レイチェルはあの村でもらった三人のワンピースを丁寧に畳んでクローゼットにしまった。
「思い出の服ですからね、こちらも大事に着ます」
レイチェルはシンジの耳元に口元を寄せ。ささやいた。
「お昼に話しをしたのですが、明日は二人の胸も大きくなっていると思いますよ、シンジが好きだって言っておきましたから」
「ふーん、そうかい?」
シンジは努めて冷静を装いつつ心の中でガッツポーズをしていた。
夜、いつものようにシンジとレイチェルはベッドの中で二人きりになった。
「いいかな?」
「はい?」
シンジは片手で大きな塊を弄ぶと、二つは軽くぶつかり合い音をたてた。
「やっ、止めて下さい……」
「嫌? 駄目かな?」
「大丈夫です……」
レイチェルは両手で顔を覆う、シンジはその手をつかんで離した。
「顔もよく見せて……」
「恥ずかしい」
レイチェルはシンジの手を振りほどき、上になって顔を胸に埋めた。
「駄目だよ……」
胸を両手でつかみ持ち上げレイチェルの表情を目の前に持ってくる。
「これなら良く見える……」
「近づけば見えません……」
重力に引き寄せられたレイチェルの表情が、ゆっくりとシンジの上に落ちて来る。二人は何かを確かめ合うように長い時を費やしてから、シンジが体を入れ替えて彼女の体の上に乗っかった。
レイチェルはシンジを感じて、震えながら吐息を吸い込み、二人は感情のおもむくままに、互いに自制していた心のタガを解放し合った。
翌日の朝、レイチェルの言った通り、部屋の中は三人の巨乳で満たされ、シンジは朝のコーヒーを飲みつつ、なんだか少し部屋が狭くなったように感じた。
「ポイントも稼げそうだし、もっと大きな部屋に引っ越そうか?」
「えっ、突然何を? まだここで暮らし始めたばかりですよ?」
「あっ、そうか、そうだよね」
レイチェルは声を上げ驚き、シンジは前言を撤回した。
皆の仕事も始まり、シンジは組合の仕事依頼を受けて馬で街の端から端まで掛け周り、魔雑魚を退治して回った。
この街の事情がシンジにも少しずつ分かってきた。
かつて居た戦士と剣士数名は相変わらず皇都に引き抜かれて戻って来ない、皇都は三年前の戦いに勝利はしたが、その後も散発的に魔人の攻撃を受けている。魔人が攻撃を諦めないのは当然だとシンジも思った。
今、この街は交代で戻って来るわずかな戦士と剣士数名が守っていた。そして近隣の街に助っ人に行く事も多い、聖女の事情も似たり寄ったりで、聖母となるともう数年不在のままだった。
率直な感想として、かなり綱渡り的な運営だとシンジは思った。
確かに容姿や髪型、色などが現実と夢の世界で、変化しているのはシンジも知ってはいた。そうでなくては青や真っ赤な髪の色は説明がつかない。
それにしてもレイチェルは、本当は以前の胸が理想だったのに、シンジはまるで強要したようで少し後悔した。
コーヒーを入れ、ダイニングテーブルに座って飲んでいると三人が目覚めたので、シンジは服を着る間、彼女たちに背中を向けた。
「ふーーっう……」
なぜか息を止めていたシンジは、肺の中に溜まっていた息を吐き出す。エミリーとリリィがレイチェルの胸を冷やかしている声が聞こえるが、シンジは努めて冷静を装いコーヒーをすする。
リリィが三人のコーヒーを入れ始めたのでシンジはお代わりを頼んだ。
「今日は何をしようか? 俺は馬を習いにいってみるよ、乗れれば便利だし」
「誰かに教わるの?」
リリィがコーヒーカップをシンジに差し出す。
「うん、教室は予約制、今日空きがあればいいんだけど、借りるだけなら予約はいらないそうだ」
「なら私が教えてあげようか?」
リリィがこともなげに言う、レイチェルとエミリーも頷いていた。
「三人は馬に乗れるの?」
三人は共に現実の世界で乗馬の経験が有り、回答は……。
レイチェル「家が牧場で子供のころから、馬は友達でした」
エミリー「乗馬の成績は良い方よ、障害が得意ね」
リリィ「競技者としてオリンピックを目指してみれば、と両親に言われているの」
シンジ「そうなのか、乗れないのは俺だけか……」
そう言うシンジを三人は得意げな顔で見つめる。
本日の予定は、午前中は全員で乗馬倶楽部、午後、シンジは一人で馬の練習、三人は戦士組合で仕事の相談と決まった。
乗馬倶楽部は歩いて三十分ほどの場所、街道沿いにあり、街の人や旅人などに貸し出しも行っていると受付で説明を受けた。登録カードを示し必要なポイントを支払って、三頭の馬を借りた。
練習用の馬場は広く、障害も幾つか設置されていた。
「ちょっと走って来るから」
リリィはそう言って走り出し、エミリーは、私も、と言って続いた。
「さて、私たちは練習ですね、後ろに乗って下さい」
レイチェルが颯爽と騎乗し、シンジも不格好にそれに続く。
「これから基本的な動作をしますから、よく見ていて下さい、手と足の動きで馬がどう動くかですね」
レイチェルは説明しながら馬場で、一通りの動作をやってみせる。
「どうです? 何となくでも分かりましたか?」
「うん、何となくならね」
「それじゃあ交代しましょう、とても素直な馬ですから、大丈夫です」
シンジは少々不安であったが習うより慣れろ、とばかりに交代し手綱を握った。
レイチェルはシンジの背中に抱きつき、時折アドバイスをする。馬が揺れる度に大きな胸が背中に強く押しつけられた。
お昼になって、三人は仕事の相談の為に組合に行き、シンジは乗馬倶楽部で居残り特訓だ。
二、三時間ほど練習すると、シンジはコツか分かってきたような気がした。
乗馬倶楽部の受付で馬の返却手続をして、幾つか質問をする。
「はい、借りた馬は、隣り街の乗馬倶楽部に返却が可能です。皆そのように移動しています」
便利なシステムだとシンジは思った。
それから、この世界の馬は現実の馬がこちらに来ているのではなくて、人々が創造した意思の産物との事だった。
「だからこれだけ素直な馬なのです。ただ微妙に見解は分かれます。上手い乗り手なら時々、馬の本能が目覚めるらしいですね、現実の馬が乗り移ったような感覚だそうです」
「急に暴走したりするのでしょうか? 暴れ馬になるとか……」
「はははっ、現実で馬と会話ができるとか、そんなレベルの乗り手の場合です、私だって無理ですね」
初心者のレベルでは、心配する必要はなさそうだった。シンジは礼を行って倶楽部を出た。
組合の事務所に着くと、待合の長椅子にエミリーが座っていた。
「どうだった?」
「うん、週に何日か来て欲しいって、少し子供たちのお世話もしたけど楽しいわ、ポイントもちょっとはもらえるんだって」
「そう、良かった、他の二人は?」
「リリィは近くのお店に面接に行ってる。多分大丈夫だって、レイチェルは奥の部屋に居るわ」
「ここで面接?」
「うん、街に何カ所か組合の出張事務所があって、そこで働かせてもらえるか面接中なの、ちょうど出張事務所の人が、来てたからって」
「そうか、空きがあるなら大丈夫だろう」
少ししてリリィが戻って来て、合格したと告げた。レイチェルも奥の部屋から出て来る。採用との事だ。
「よし、これからリリィがこれから働く店に行こうか、何か新しい皆の洋服を買おう、いくらなんでも仕事をするのに服が一着では足りないよ」
「でも、そこはポイントが必要な服もあるよ」
「大丈夫、就職祝いだよ」
衣料品店に行き、皆の服を二着ずつ選び若干のポイントを支払った。
部屋に帰ると、三人は新しい服に着替え、レイチェルはあの村でもらった三人のワンピースを丁寧に畳んでクローゼットにしまった。
「思い出の服ですからね、こちらも大事に着ます」
レイチェルはシンジの耳元に口元を寄せ。ささやいた。
「お昼に話しをしたのですが、明日は二人の胸も大きくなっていると思いますよ、シンジが好きだって言っておきましたから」
「ふーん、そうかい?」
シンジは努めて冷静を装いつつ心の中でガッツポーズをしていた。
夜、いつものようにシンジとレイチェルはベッドの中で二人きりになった。
「いいかな?」
「はい?」
シンジは片手で大きな塊を弄ぶと、二つは軽くぶつかり合い音をたてた。
「やっ、止めて下さい……」
「嫌? 駄目かな?」
「大丈夫です……」
レイチェルは両手で顔を覆う、シンジはその手をつかんで離した。
「顔もよく見せて……」
「恥ずかしい」
レイチェルはシンジの手を振りほどき、上になって顔を胸に埋めた。
「駄目だよ……」
胸を両手でつかみ持ち上げレイチェルの表情を目の前に持ってくる。
「これなら良く見える……」
「近づけば見えません……」
重力に引き寄せられたレイチェルの表情が、ゆっくりとシンジの上に落ちて来る。二人は何かを確かめ合うように長い時を費やしてから、シンジが体を入れ替えて彼女の体の上に乗っかった。
レイチェルはシンジを感じて、震えながら吐息を吸い込み、二人は感情のおもむくままに、互いに自制していた心のタガを解放し合った。
翌日の朝、レイチェルの言った通り、部屋の中は三人の巨乳で満たされ、シンジは朝のコーヒーを飲みつつ、なんだか少し部屋が狭くなったように感じた。
「ポイントも稼げそうだし、もっと大きな部屋に引っ越そうか?」
「えっ、突然何を? まだここで暮らし始めたばかりですよ?」
「あっ、そうか、そうだよね」
レイチェルは声を上げ驚き、シンジは前言を撤回した。
皆の仕事も始まり、シンジは組合の仕事依頼を受けて馬で街の端から端まで掛け周り、魔雑魚を退治して回った。
この街の事情がシンジにも少しずつ分かってきた。
かつて居た戦士と剣士数名は相変わらず皇都に引き抜かれて戻って来ない、皇都は三年前の戦いに勝利はしたが、その後も散発的に魔人の攻撃を受けている。魔人が攻撃を諦めないのは当然だとシンジも思った。
今、この街は交代で戻って来るわずかな戦士と剣士数名が守っていた。そして近隣の街に助っ人に行く事も多い、聖女の事情も似たり寄ったりで、聖母となるともう数年不在のままだった。
率直な感想として、かなり綱渡り的な運営だとシンジは思った。
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
召しませ、私の旦那さまっ!〜美醜逆転の世界でイケメン男性を召喚します〜
紗幸
恋愛
「醜い怪物」こそ、私の理想の旦那さま!
聖女ミリアは、魔王を倒す力を持つ「勇者」を召喚する大役を担う。だけど、ミリアの願いはただ一つ。日本基準の超絶イケメンを召喚し、魔王討伐の旅を通して結婚することだった。召喚されたゼインは、この国の美醜の基準では「醜悪な怪物」扱い。しかしミリアの目には、彼は完璧な最強イケメンに映っていた。ミリアは魔王討伐の旅を「イケメン旦那さまゲットのためのアピールタイム」と称し、ゼインの心を掴もうと画策する。しかし、ゼインは冷酷な仮面を崩さないまま、旅が終わる。
イケメン勇者と美少女聖女が織りなす、勘違いと愛が暴走する異世界ラブコメディ。果たして、二人の「愛の旅」は、最高の結末を迎えるのか?
※短編用に書いたのですが、少し長くなったので連載にしています
※この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる