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本編2
再会と決意
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数日後、ヒサメはアスマを連れて本部を訪れた。両親と話をする為だ。ヒサメは予めアスマに説明していた。彼の両親が迎えに来ていること。神々の掟で、一度だけ元の世界に帰れるチャンスがあること。決定権はアスマにあり、どちらを選んでも構わないこと。そう説明した上で、ヒサメは両親の目的も素直に話した。彼が傷付くことも承知の上で、二人がアスマのことを心配しておらず、金持ちに売り飛ばす為だけに迎えに来たことを、ヒサメは説明した。
「そう、なんですね。不思議だなあって思ったんですけど、そういう理由なら納得です」
「アスマ?」
「ヒサメ様。僕は……」
一通り話を聞いたアスマは、しっかりとヒサメの目を見て自分の意思を伝えた。彼が傷付いた様子は一切なく、むしろ清々しい表情をしていてヒサメは逆に驚いてしまったのと同時に彼本来の強さを垣間見て嬉しくなった。ヒサメが不安に思っていたことは全て杞憂に終わり、二人はしっかりと手を握りしめ本部内にある応接室へと足を踏み入れる。応接室へ入ると、二人はアスマを見て目を見開いた。彼が、別人のように綺麗になっていたからだ。
ボサボサだった黒髪は適度に切り揃えられ、毎日丁寧に手入れを施されたお陰で艶も出ていた。青白く細かった顔や身体も、栄養バランスを考えて食事をするようになってから少しずつ血色が良くなり、体も少しだけ肉が付き肌艶もいい。暗く澱んでいた表情も、ヒサメがたっぷり愛情を注いだことによって以前よりも表情豊かになった。綺麗になったアスマを見て二人は驚いたが、ニタリと不快な笑みを浮かべたのをヒサメは見逃さなかった。
「お前、本当に離央なのか!? 綺麗に、なったなぁ」
「本当。別人みたいね。これなら……ねえ、離央。一緒に帰りましょう?」
リオ。それが彼の名前か。自分の名前が好きじゃないから名乗りたくないと泣きながら語っていたアスマを思い出して、無神経にその名を呼ぶ二人に苛立ちが募る。欲に塗れた目で、アスマの全身を舐め回すようにじっくりと眺める二人の視線が不快で仕方ない。母親の方はまだマシだが、父親の方は危険だ。自分も彼の身体を堪能したいという醜い欲が、父親の目から見え隠れしていた。「私達は家族よね?」と「家族は助け合うものだろう?」と都合のいい事ばかりを口にして、不躾にアスマの腕を掴もうとする。その前にヒサメが刀を取り出してダン! と木製の机に叩き付ける。
「アスマ様に触れる許可は出していません。身の程を弁えてください」
ひっ、と小さな悲鳴を上げて怯える二人にシグレが冷静に忠告する。この二人は口癖のように「家族」と口にするが、その言葉を使う資格など彼らにはない。
「あの、先に伝えておきます。僕は、元の世界には帰りません。この世界で、ヒサメ様と一緒に生きたいから」
全員が一度心を落ち着かせ、ソファに座った後、アスマは静かな声で自分の意思を伝えた。案の定、二人は納得せず「お前がこの世界で生きていける筈がない!」と彼の意思を否定する。「お前は俺達と一緒に元の世界へ帰るんだ!」と怒鳴り散らし、誰も聞いていないのに自分達が如何に不幸かを自慢し始めた。
アスマを捨てて、本命と家族になれたはいいものの、前の世界でアスマは行方不明者となり、少しずつ世間で騒がれ始めた。その騒ぎはどんどん大きくなり、二人は周囲から「毒親」と罵られるようになった。ネット上でも二人の態度について匿名で詳しく書き込まれ、まるで犯罪者のような扱いを受けたという。そして、個人情報や住所を特定され、二人は本命とその子どもからも見捨てられた。二人が働いていた勤務先にも被害が及び、真実を知った社員達からは距離を置かれて孤立し、自主退職という形で辞めてくれと上から命令されたそうだ。今まで上手くいっていたのに、急に不幸になるなんておかしい! と二人は喚き続けるが、ヒサメからしてみれば自業自得としか思えない。
「離央! 俺達、可哀想だろう!? なあ、頼む! 父さんを助けてくれ!」
「私達が不幸になったのに、貴方だけ幸せになるなんて不公平よ! 離央、母さんを助けて! 今まで育ててあげたんだから、その恩を私達に返すべきだと思わない?」
「…………」
助けを求める二人を、アスマは静かに眺めていた。彼が二人をどう思っているのか、何を考えているのかヒサメには見当もつかない。ただ、二人の態度に傷付いている様子はないということだけは分かる。
「助けてくれ! 離央!」
「助けてよ! 離央!」
「僕はもう離央という名前ではありません。僕は『アスマ』です。離央という名前は、ヒサメ様に新しい名前を与えられた時に捨てました。貴方達がどれだけ僕に縋ろうとしても、僕の意思は変わりません」
僕は、この世界でヒサメ様と共に生きていく。
ぎゅう、とヒサメの手を強く握りしめ、アスマはもう一度自分の意思を口にした。予めアスマの答えを聞いているが、こうして改めて口にされると愛おしさと嬉しさが同時に込み上げてくる。彼は実の親ではなく、ヒサメを選んだのだ。
この世界に来なければ、アスマの視野は狭いまま、両親の言葉こそが絶対なんだと思い込んでいたかもしれない。けれど、この世界に迷い込んで、悪鬼に襲われ、ヒサメに助けられ、彼から深く深く愛されて、前の環境がどれだけ理不尽なものだったのかをアスマは知った。
二人がアスマにしていたことは立派な虐待であり、彼はその被害者なのだ。悲しい時は泣けばいいし、嬉しい時は笑えばいい。悩んでいることや頼みたいことがあるなら遠慮なく言えばいい。それが普通なんだと、なんでも我慢してしまうアスマにヒサメは何度も何度も伝え続けた。
「答えは出たな。俺達はこれで失礼する」
「さようなら。元の世界へは、二人だけで帰ってください」
「ま、待って! 待ちなさいよ! アンタ、私達を見捨てる気!?」
「お前が帰って来なかったら大金が手に入らねえんだよ! 親の言う事をき……」
「身の程を弁えろと、先程言いましたよね? もう忘れたのですか?」
「ひぃっ!」
ガタッと二人が立ち上がり、扉へ向かうヒサメとアスマの後を追いかける。二人がアスマの腕を掴む前に、シグレが刀を抜いて二人の前に切っ先を突きつける。「え? これ、本物?」と呟いてガタガタと震え出す彼らにシグレは呆れ果てて何も言えなくなる。ヒサメから「後のことは任せる」と命令され、シグレは「了解です」と返した。
「貴方達はもう直ぐこの世界から消えるでしょう。アスマ様が元の世界へ帰れるチャンスは一度きり。アスマ様は、この世界で生きることを選びました。なので、彼のことは諦めて、とっとと元の世界へ帰ってください」
胸糞悪い毒親共。ニコッと満面の笑みを浮かべて、シグレは未だガタガタ震える二人にそう吐き捨てた。
「そう、なんですね。不思議だなあって思ったんですけど、そういう理由なら納得です」
「アスマ?」
「ヒサメ様。僕は……」
一通り話を聞いたアスマは、しっかりとヒサメの目を見て自分の意思を伝えた。彼が傷付いた様子は一切なく、むしろ清々しい表情をしていてヒサメは逆に驚いてしまったのと同時に彼本来の強さを垣間見て嬉しくなった。ヒサメが不安に思っていたことは全て杞憂に終わり、二人はしっかりと手を握りしめ本部内にある応接室へと足を踏み入れる。応接室へ入ると、二人はアスマを見て目を見開いた。彼が、別人のように綺麗になっていたからだ。
ボサボサだった黒髪は適度に切り揃えられ、毎日丁寧に手入れを施されたお陰で艶も出ていた。青白く細かった顔や身体も、栄養バランスを考えて食事をするようになってから少しずつ血色が良くなり、体も少しだけ肉が付き肌艶もいい。暗く澱んでいた表情も、ヒサメがたっぷり愛情を注いだことによって以前よりも表情豊かになった。綺麗になったアスマを見て二人は驚いたが、ニタリと不快な笑みを浮かべたのをヒサメは見逃さなかった。
「お前、本当に離央なのか!? 綺麗に、なったなぁ」
「本当。別人みたいね。これなら……ねえ、離央。一緒に帰りましょう?」
リオ。それが彼の名前か。自分の名前が好きじゃないから名乗りたくないと泣きながら語っていたアスマを思い出して、無神経にその名を呼ぶ二人に苛立ちが募る。欲に塗れた目で、アスマの全身を舐め回すようにじっくりと眺める二人の視線が不快で仕方ない。母親の方はまだマシだが、父親の方は危険だ。自分も彼の身体を堪能したいという醜い欲が、父親の目から見え隠れしていた。「私達は家族よね?」と「家族は助け合うものだろう?」と都合のいい事ばかりを口にして、不躾にアスマの腕を掴もうとする。その前にヒサメが刀を取り出してダン! と木製の机に叩き付ける。
「アスマ様に触れる許可は出していません。身の程を弁えてください」
ひっ、と小さな悲鳴を上げて怯える二人にシグレが冷静に忠告する。この二人は口癖のように「家族」と口にするが、その言葉を使う資格など彼らにはない。
「あの、先に伝えておきます。僕は、元の世界には帰りません。この世界で、ヒサメ様と一緒に生きたいから」
全員が一度心を落ち着かせ、ソファに座った後、アスマは静かな声で自分の意思を伝えた。案の定、二人は納得せず「お前がこの世界で生きていける筈がない!」と彼の意思を否定する。「お前は俺達と一緒に元の世界へ帰るんだ!」と怒鳴り散らし、誰も聞いていないのに自分達が如何に不幸かを自慢し始めた。
アスマを捨てて、本命と家族になれたはいいものの、前の世界でアスマは行方不明者となり、少しずつ世間で騒がれ始めた。その騒ぎはどんどん大きくなり、二人は周囲から「毒親」と罵られるようになった。ネット上でも二人の態度について匿名で詳しく書き込まれ、まるで犯罪者のような扱いを受けたという。そして、個人情報や住所を特定され、二人は本命とその子どもからも見捨てられた。二人が働いていた勤務先にも被害が及び、真実を知った社員達からは距離を置かれて孤立し、自主退職という形で辞めてくれと上から命令されたそうだ。今まで上手くいっていたのに、急に不幸になるなんておかしい! と二人は喚き続けるが、ヒサメからしてみれば自業自得としか思えない。
「離央! 俺達、可哀想だろう!? なあ、頼む! 父さんを助けてくれ!」
「私達が不幸になったのに、貴方だけ幸せになるなんて不公平よ! 離央、母さんを助けて! 今まで育ててあげたんだから、その恩を私達に返すべきだと思わない?」
「…………」
助けを求める二人を、アスマは静かに眺めていた。彼が二人をどう思っているのか、何を考えているのかヒサメには見当もつかない。ただ、二人の態度に傷付いている様子はないということだけは分かる。
「助けてくれ! 離央!」
「助けてよ! 離央!」
「僕はもう離央という名前ではありません。僕は『アスマ』です。離央という名前は、ヒサメ様に新しい名前を与えられた時に捨てました。貴方達がどれだけ僕に縋ろうとしても、僕の意思は変わりません」
僕は、この世界でヒサメ様と共に生きていく。
ぎゅう、とヒサメの手を強く握りしめ、アスマはもう一度自分の意思を口にした。予めアスマの答えを聞いているが、こうして改めて口にされると愛おしさと嬉しさが同時に込み上げてくる。彼は実の親ではなく、ヒサメを選んだのだ。
この世界に来なければ、アスマの視野は狭いまま、両親の言葉こそが絶対なんだと思い込んでいたかもしれない。けれど、この世界に迷い込んで、悪鬼に襲われ、ヒサメに助けられ、彼から深く深く愛されて、前の環境がどれだけ理不尽なものだったのかをアスマは知った。
二人がアスマにしていたことは立派な虐待であり、彼はその被害者なのだ。悲しい時は泣けばいいし、嬉しい時は笑えばいい。悩んでいることや頼みたいことがあるなら遠慮なく言えばいい。それが普通なんだと、なんでも我慢してしまうアスマにヒサメは何度も何度も伝え続けた。
「答えは出たな。俺達はこれで失礼する」
「さようなら。元の世界へは、二人だけで帰ってください」
「ま、待って! 待ちなさいよ! アンタ、私達を見捨てる気!?」
「お前が帰って来なかったら大金が手に入らねえんだよ! 親の言う事をき……」
「身の程を弁えろと、先程言いましたよね? もう忘れたのですか?」
「ひぃっ!」
ガタッと二人が立ち上がり、扉へ向かうヒサメとアスマの後を追いかける。二人がアスマの腕を掴む前に、シグレが刀を抜いて二人の前に切っ先を突きつける。「え? これ、本物?」と呟いてガタガタと震え出す彼らにシグレは呆れ果てて何も言えなくなる。ヒサメから「後のことは任せる」と命令され、シグレは「了解です」と返した。
「貴方達はもう直ぐこの世界から消えるでしょう。アスマ様が元の世界へ帰れるチャンスは一度きり。アスマ様は、この世界で生きることを選びました。なので、彼のことは諦めて、とっとと元の世界へ帰ってください」
胸糞悪い毒親共。ニコッと満面の笑みを浮かべて、シグレは未だガタガタ震える二人にそう吐き捨てた。
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