2 / 22
タイタンにて
タイタン道中膝栗毛I
しおりを挟む
タイタンへ向かう、宇宙船「TB-Sα」にてー
かきかきかき......かきかきかきかき。
「よし! なんとか書けた! こんなものでいいよね?ファットさん」
展望台から、こつこつこつ......。男の歩く音が鋭くフロア一面に響きわたる。
「お。 マーシェル。やっとできたのか、どれどれみてやろう.......」
【2004年6月30日近くの人々へ......】
「【昔の技術では、タイタンの謎を解くのには酷すぎた だから今、2300年の最新技術を駆使してタイタンへの研究を再開する】............うんうんなるほど。よく書けてるな。」
「【そして我らには一つの武器がある。それは大きな宇宙船「TB-Sα」のことだ】............おぉ。なんかとってもかっこいいじゃないか!これは過去の人々に見られても、胸を張って私が"未来科学の父"だと言える。」
マーシェルは、ほげぇ...と目を細くしてファットを見つめる。
さすがに"後の祭り"になってしまいそうだとマーシェルが喋りかける。
「最後まできっちり読んだ方がいいよ。私もココへついていってるの忘れないでね」
「そんなことより、マーシェルお前文才あったんだな」
ファットが彼女の言葉を遮るように褒めた。
「ああ......ただの単純な人間なのね彼は」
そういって現れたのはもう一人の髪の長い清楚系少女。ルーカス。どうやらロボットカフェでのんびりとしていたそう。
「ルーカスは私みたいに過去に送る作文書かなくてもいいの?」
小さな不満を持って、彼女に聞いた。
「私は別にいいの。ていうか過去にメッセージ送れと言われたのはクソ政府からでしょう? あんなもん放置プレイでよろしい」
「クソ政府は共通理解なのね。ルーカスも書かないのなら、私も書かなくてよかったか。」
そんなこんなで、いつも通りの日常会話をしている。
彼らからしたら、これが日常なので、宇宙船での小さな要素である。
のらりくらりタイタンまでの道を進んでいると、やっと今日メッセージが来た。
「おめでとうございます。地球からタイタンへの直線通路、5割到着しました。今現在残り800,000,000km」
「は?いやおいおいおい。まだまだじゃないか」
さっきまであんなに喜びに舞っていたファットは、いきなり憤慨し始めた。
「この宇宙船壊れてるのかしら?それにしても本当あなたは単純な人ね。」
ルーカスは静かに呟いた。
かきかきかき......かきかきかきかき。
「よし! なんとか書けた! こんなものでいいよね?ファットさん」
展望台から、こつこつこつ......。男の歩く音が鋭くフロア一面に響きわたる。
「お。 マーシェル。やっとできたのか、どれどれみてやろう.......」
【2004年6月30日近くの人々へ......】
「【昔の技術では、タイタンの謎を解くのには酷すぎた だから今、2300年の最新技術を駆使してタイタンへの研究を再開する】............うんうんなるほど。よく書けてるな。」
「【そして我らには一つの武器がある。それは大きな宇宙船「TB-Sα」のことだ】............おぉ。なんかとってもかっこいいじゃないか!これは過去の人々に見られても、胸を張って私が"未来科学の父"だと言える。」
マーシェルは、ほげぇ...と目を細くしてファットを見つめる。
さすがに"後の祭り"になってしまいそうだとマーシェルが喋りかける。
「最後まできっちり読んだ方がいいよ。私もココへついていってるの忘れないでね」
「そんなことより、マーシェルお前文才あったんだな」
ファットが彼女の言葉を遮るように褒めた。
「ああ......ただの単純な人間なのね彼は」
そういって現れたのはもう一人の髪の長い清楚系少女。ルーカス。どうやらロボットカフェでのんびりとしていたそう。
「ルーカスは私みたいに過去に送る作文書かなくてもいいの?」
小さな不満を持って、彼女に聞いた。
「私は別にいいの。ていうか過去にメッセージ送れと言われたのはクソ政府からでしょう? あんなもん放置プレイでよろしい」
「クソ政府は共通理解なのね。ルーカスも書かないのなら、私も書かなくてよかったか。」
そんなこんなで、いつも通りの日常会話をしている。
彼らからしたら、これが日常なので、宇宙船での小さな要素である。
のらりくらりタイタンまでの道を進んでいると、やっと今日メッセージが来た。
「おめでとうございます。地球からタイタンへの直線通路、5割到着しました。今現在残り800,000,000km」
「は?いやおいおいおい。まだまだじゃないか」
さっきまであんなに喜びに舞っていたファットは、いきなり憤慨し始めた。
「この宇宙船壊れてるのかしら?それにしても本当あなたは単純な人ね。」
ルーカスは静かに呟いた。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる