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西野清貴 サイド
最後の日 ⑤
しおりを挟む愛されながら身体を引き寄せて中に精液出される喜びに、触っていないのにイッてしまった。
生って凄いっ、篠崎のがどくどくと俺の中に出してんの感じる。
これ…女だったら確実に妊娠しちゃってるよう。
腸がキュウキュウとうねって篠崎を締め付け、もっと欲しいっておねだりしているようだ。
スカートの中の布がカモフラージュになって俺のペニスが糸を引きながら篠崎の腹を叩いていたのは気が付かれなかった。
俺が乗っていたら重いよな。
名残惜しいけど篠崎のペニスを開放してあげる。
「んあああぁっ♡」
大蛇のようなペニスがズロロロ~ッと引き抜くと、スカートの中は二人分の精液で濡れてどろどろだ。
童貞を捨てた篠崎は自身に満ちている顔つきになり凄く男らしくなった。
篠崎の隣に寝そべり顔を覗く………
あれ、どうしたんだろう?
たった今 熱く愛し合ったのに、なんで俺を見てくれないんだ。
格好つけているのか?
………違う…表情が暗い。
なんで? 折角、夢が叶ったのに篠崎の顔は浮かない…なにを考えているんだ?
目の前に俺がいるのに誰のこと考えているんだよ。
もっと俺を見て
消滅する最期までたっぷり愛して♡
俺もっと頑張るから♡
「んっ♡ちゅ♡」
いっぱいKissの雨を振らせて、他のことなんか考えられないように俺に溺れて欲しい。
何度でも抱いていいから。
篠崎のこと全部受け止めるよ!
あ♡
篠崎がやっと俺を見てくれた♡
「今度は俺がキミを愛したい。」
えっ?!
そう言われた瞬間、ぐるりと篠崎と俺の体勢が入れ替えられた。
「! ……駄目っ!…」
慌てて止めようと腕を伸ばしたけど、手は空をきり間に合わないっ!!
足が天井に向かってもがくと舞い踊ったスカートがウェストまでめくれ上がり、今まで隠していた精液に濡れた俺のペニスが丸見えになるっ!
押さえピンが外れたウイッグはボタリと背後に落ちて、魔法が解けてしまった。
篠崎は声を失ったまま目を見開いて呆然と俺の身体を見ている。
合わせる顔がなくて手で覆って隠す。
みっともない今の格好を見られたくないのと、篠崎に嫌われて許してもらえない悲しさでいっぱいだ。
自分勝手で最低な事をしたのはわかっている。
溢れる涙を堪えながら謝った。
「ご……めんっ…」
地球滅亡まで残り5分………テレビのカウントダウンの大きい警戒アラームがまた鳴る。
「バカヤロー…」
ごめん。
目を瞑り声にならない謝罪を繰り返していると唇を塞がれた。
激しくて息が苦しくなるほど濃厚なキス
口腔内で抱かれてる感覚におそわれ身体の中が熱くなる。
「んんんんんっ♡くちゅっ♡んはっ♡ちゅぷっ♡…?!…はぁっ、はぁっ……あ、篠崎?」
篠崎は困ったような笑顔を俺に向けて…
「勤って呼べよ。」
「………つと…む?……………勤っ!!…大好きだ………あうん♡………あっあぁ♡」
地球消滅の最期のときまで、勤は俺を愛してくれることを選んでくれた。
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