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西野清貴 サイド
マイナス ②
しおりを挟む「おい、清貴。おい、おきろ。」
ぺしぺしと軽く頬を叩かれ目が覚めた。
「あ?………篠崎?………」
あれ?俺、大学で居眠りしたのか。篠崎に起こされるなんてラッキー。
「俺、変な夢を見て………」
「清貴、寝ぼけてるな。お前がコレ欲しいって言ったんだろ。」
「え?………」
ずっと股関節が開きっぱなしのまま、俺の中に篠崎が入っている。
俺のペニスからは色のついていない精液がピュクピュク出していて勤の腹を濡らしていた。
「セックスの途中で寝るなんて失礼だぞ。そんな奴にはお仕置きだ。」
頭が鮮明になる。
ここは天国で勤にいっぱい愛されている最中だった。
勤は角度をつけてごりゅごりゅと前立腺をえぐってきた。
「ふああああっ♡ごめ…ごめんなさい…寝てないよっ……ひぃん♡…」
「寝てるって言ってただろっ♡…くっ…自分でっ♡…っ………」
「ちが…気ィ失ってたっ…勤がああぁっ♡…激し…いからぁ…っ…♡…ひううっ♡…」
「ほらっ、奥にイクぞっ…くぅっ……!!…」
ごちゅんっ!! と奥まで穿たれるとナカが熱く濡れて、目の前がチカチカする。
「あああうっ♡…ぅうん…♡」
やっとイッてくれた……勤って、絶倫………
繋がっているところが火傷したみたいにヒリヒリと痛くて熱いよぉ。
「勤………ありがと…シャワーを………」
「はあっ♡はあっ♡ まだだろ? 清貴の腹、さっきより膨らんでないぞ。」
そう言ってナカを精液で満たすためにまた俺を抱きはじめた。
腰を振られるたびに目の前がチカチカして、俺の身体、与えられる快楽を拾いすぎだよ。
「もう大丈夫だから……ああ♡…熱いぃ♡…ごげる♡…俺のお尻焦げちゃうよぉっ……ん♡」
「清貴、またお前はっ、煽り方がエロいんだよっ。」
煽ってないーっ。
「ひぃあぁぁっ♡…強いっ、あっ♡あっあっ♡…だめ♡…手加減して♡…ひっ♡ひぃんっ♡」
それからお腹の中に何度も何度も種付けされて、気がつけば外が明るくなり部屋の中に光が指している。
朝になった………?
勤…、ヤリ過ぎだよ。
アナルがヒリヒリする…切れたか、火傷してるなぁ。
身体がガクガク………力入んないよ。
何時間セックスしてたんだ俺達は………
「はあ、はあ、はあ、んぅ♡…はっ、はあっ、お腹、苦しい。」
「いっぱい入ったな♡」
前よりもお腹を大きく膨らますことが出来てやっと勤は満足してくれた。
満足気に俺のお腹に入っているペニスを外から撫でて、ナカと外から前立腺をぐりぐりと刺激する。
「ひあああぁん♡」
何も出てないのに、またイッちゃった………。これ以上は無理だって。
「…はあっ…本当に無理…はあっ…シャワー浴びたい…っ」
「折角、頑張っていっぱい入れたのに。」
ぽこんと膨れたお腹を勿体ないと言わんばかりに大事そうに撫でて、さっきよりも強く手とペニスが前立腺を挟んでごりゅごりゅと俺を攻め立てるから意識が飛びそうになる。
「…あぁっ♡…お願いっ…はあっ…シャワー…っ」
「んー、………そうだな。入るか。」
「んああうっっ♡」
ぺニスを引き抜かれて、アナルから熱い精液がまた溶岩のように流れ出る。
あああぁぁ、この感覚だめだぁ♡ アナルや内ももを熱い舌で舐められているようで変になる♡
「…ふぅっ…くっ………」
漏れ出す声を必死に堪えていると勤はバスルームに行こうと手を引いてくれた。
「「?」」
…立ち上がれない?
「どうした?」
「…足が上手く動かない………って言うか、俺、腰砕けてるのか??…。」
「ははは、そんなこと本当にあるんだ。」
悪びれずに言うから誰のせいだと睨みつけた。
クスクスと笑いながら勤が俺を抱きかかえようと肩に手を伸ばし時、今まで二人の声しか聞こえてなかった部屋に聞き覚えのある曲が流れる。
「………あ、テレビ…。」
「これニュースの…」
天国でもニュースあるんだ。
久しぶりの放送に二人で見入ると普段着のニュースキャスターがお辞儀もせずに出てきて、早口で原稿を読み始めた。
『緊急速報です。衝突するとされていた巨大隕石は軌道が逸れて、地球をギリギリ通過しました。地球人類は消滅を回避することが出来ました。繰り返します………』
「………」
「………」
俺達は同じニュースを繰り返し放送するテレビをただ呆然と見つめていた。
天国から現実に戻った俺達の人生はまだまだ続くらしい。
☆おしまい☆
*************************************
お気に入り登録してくださった方、
しおりを駆使して読んでくださった方、
comicoから来て下さったお兄様、お姉さま……たぶんいらしてるかと思います。
(ごめんなさい。たぶんドン引きしてるわね。だってcomicoはHなんて描写してないものね。)
本当に閲覧有難うございます。m(_ _)m
自分の書く中で一番激しいBLでした。
(いつもはこれより大人しめの表現………たぶん)
書いていくうちに、激しい表現にチャレンジって何処まですればいいの??
自分でも激しすぎてどこまで行くのか分からないよーーーっ!!
読者様に呆れられてない?????
ずっとPーーーーーとか、Pーとか、Pーーーとか、Pーーーーーとか………酷いよね。ストレスって怖いわ。
(実際、書いちゃってるんで伏せ字にする意味ないんだけど、好きな文字入れておいて下さい。)
この話で終わりにしようと思っていたのに、もう続きが書きたくなっている。
激しいのはともかく、勤と清貴のキャラが面白くて書くの楽しくなってきちゃったーーーー♡
でもこのままだとキャラ文芸を放置プレイ続行になっちゃうからそっちを書き終わってから続きを書こうと思います。
エントリーしたからには完結するように書きたいです。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。って誰か言ってたよね。
でも、難しいよぉ~~。
一生懸命、頑張るー。
ではではまた、次の作品で♡
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