【R18】水底から君に、愛をこめて花束を。

蒼琉璃

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二十三話 禁忌③

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 大抵たいていの場合、結衣が男のプライドをくすぐるように寄り添うと、狙った男と親しくなれる。穂香のようにモデル並の美貌や、知的な会話はできなくても、顔も平均より上だ。
 積極的かつ、親しみやすい肉感的エッチな女を、好きになる男が多いという持論が、結衣の中にはあった。
 悪樓は女に困らないだろう、端正な顔立ちをしているが、見た目からして自分より年上。
 都会育ちの洗練された、若くて可愛いい女子に迫られて、嫌な男はいないと結衣は思い込んでいた。
 けれど、結衣が明るく話し掛けても悪樓はまったく表情を変えず、冷たい海の底のように他人を寄せ付けない雰囲気が漂っている。

「――――馴染めない? はて、お前の友人たちはこの島に馴染み、島民たちと仲良くやっているようだが。そのようなことは、私に聞くより、親しい友人に尋ねるほうが良かろう」
「人見知りしないで、積極的に知らない土地の人と、お話できるような子だったら良かったんだけど……。私、美雨と同じタイプなんです。誰かと仲良くなるのに時間が掛かっちゃうから……この島に来て、貴方に出逢ってから、美雨はなんか雰囲気が変わって」

 長身の悪樓を、結衣は上目遣いで見る。
 もちろん美雨の雰囲気が変わったこと以外は、全て嘘だ。
 淫習とやらで顔の良い双子とセックスしたのは楽しかったが、この島には可愛いアパレルもなければ、音楽を浴びれるようなクラブもない。そして自分の好みの男と、誰とでも気軽にセックスができるかと思えば、変わった行事の時以外はみんな秩序を守り、それぞれ仕事をして、遊び呆けることもない。
 ともかく、美雨にとっては退屈で刺激のない島だった。
 そんな中で悪樓はこの島の頂点に立つ高嶺の花で、手に入れる価値がある男だった。ここでもし、暮らすことになったら、一番金持ちで大きな屋敷を持ち、村人に尊敬され、遊んで贅沢ができる相手がいい。

「きっと、美雨が変われたのは、悪樓さんと出会えたからですよね。私も、悪樓さんと仲良くなりたいです」
「…………」
「私、美雨ができないようなことも、悪樓さんのためならできます」

 無言で自分を見下ろす悪樓に、結衣は媚びるようにして、腕を絡ませると自慢の豊満な胸を押し当てた。今日は屋敷に置いてあった、使えそうな香水もつけている。子供じみた誘惑も、セックスを望む男には都合がいい。

「お前に、美雨と同じことはできぬ。私と運命を共にするほどの気概きがいはなかろう。体が疼くのならば、村の男に相手をして貰え。どの男の子供か分からぬとも、子は宝。村人全員で育てるだろうからな」
「なっ……。なんでみんな美雨ばっかり。あんな地味でどんくさい子のなにがいいわけ? 虐められたことがあるのか知らないけど、あの子なんにも考えないで、はいはい頷いとけば済むと思ってるから、イライラするの。他人の顔色ばっかり伺っちゃって、だから陽翔くんに言いように使われるんじゃない。馬鹿な子」

 いつもなら、心で思っていても口には出さない結衣なのに、今日は本音が出た。
 穂香のみならず悪樓までもが美雨を大事に扱うことに、苛立ちを隠せなかった。この島の全員が、美雨をまるで姫君のように扱う。結衣にとって美雨はキラキラ輝く生活の中で、自分を引き立てる脇役の一人だった。
 主人公として決して大きな舞台に立てないけれど、必要な子。
 だから、彼女が主人公のように周囲に扱われるのが許せなかった。穂香も悪樓も、自分の人生にこそ、ふさわしい。
 不意に、悪樓は結衣の腕を掴むと怒りを抑えるような声で言った。

「――――口を慎め。お前は美雨のことを何も知らぬだろう。私の嫁御寮を侮辱するな。お望み通り、この場でお前を犯してやっても構わんが、それでは美雨が悲しむ。私の身も心も美雨のものだ」
「い、痛いっ。なにすんの、本当に最低な島。こんな島、もうたくさん! 私を家に帰してよ」

 結衣は悪樓の表情に恐怖を感じ、叫ぶようにして彼の腕を振り払った。悪樓はその言葉を聞くと、ふと腕を組み、妖艶に微笑む。
 いつのまにか空に暗雲が立ち込め、暗くなり嵐の前の静けさのように音がなくなると、あまりの不気味さに、結衣は背中が寒くなった。

「そうか。せっかく助けてやったのに致し方あるまいな。それが願いならば、お前を外界に帰してやろう」
「え?」

 瞬きした瞬間、結衣は一人用の木船の上で横になっていた。ほんの一瞬の出来事で、全く理解が追いつかない。今まで、彼の屋敷の近くで話をしていたはずなのに、いつの間にか海に出ている。
 船から起き上がると、辺りは霧に包まれていて人の気配はない。ただ静かな波が船を揺らして、海上をゆっくり進んでいく。

「誰か……! 誰かいないの?」

 広い海原で感じる孤独感。
 誰の返答もなく声は響き、木船は海をさまよう。
 もし、小型フェリーが海上で行方不明になったとしたら、海難事故にあったと思われて捜索されているはずだ。
 けれど散々探しても、船の残骸さえも見つからないのだから、沈没して死んだと思われたかもしれない。そして一体この船は、どこを目指して動いているのだろう。
 結衣はふと、自分の異変に気付いて両手を見る。

「ああ、嘘……嘘よ……」

 結衣の指は、みるみるうちに皺が刻まれる。あの島にいる間、どれだけの時間が流れていたのだろう。おとぎ話の浦島太郎のように、あの島から離れた瞬間に、閉じ込めていた時間を返されたのか。
 それとも、神罰のように最も大事にしていた若さを取られてしまったのか。
 結衣はただ、呆然として遠くに見えてきた本土を、ぼんやりと見ていた。


✤✤✤

 美雨は、穂香と樹の忠告に緊張しながらも陽翔の部屋の前で声を掛けた。一応、幼馴染みなのだからきちんと話して、彼にも理解して貰いたい。

「陽翔くん。私、美雨だよ。今大丈夫そう?」
「ああ。なに、お前……こっちに帰ってきたわけ」

 そう言いながら、陽翔は障子を開ける。煙草臭い香りがして、美雨は幼馴染みを見上げた。半笑いの顔は、喜んでいる時の照れ隠しの表情で、昔から変わらない。
 以前ならそんな表情にもドキドキしていたはずなのに、なんだか今は居心地が悪い。
 美雨はきちんと話そうと思っていたのに、いざ本人を前にすると、恐怖で早く悪樓のもとに帰りたくなる。

「う、うん。お話ししたいことがあって」
「ふーん。入れよ」
「お邪魔します。あれ……陽翔くん、荷物どうしたの?」

 陽翔の部屋は、庭に面していてそこそこ広い場所を用意されているようだった。
 庭の奥は、防風林になっていて、おそらくこの方角だと浜辺のほうに繋がっているのだろう。
 部屋の中を覗くと、衣服を入れているような古い大きな旅行カバンが見えた。と言っても、衣服は全てこの屋敷のもので、事故にあってから身に付けていた私物以外は、すべて海に落としてきたはずだ。
 陽翔は、この屋敷から離れて、別の場所で暮らすのだろうか。

「美雨、昨日は悪かったな。本当にお前のことが心配だったんだよ。これでも俺は、小さい頃からいつもお前のことを、気にかけているんだぞ」
「…………は、陽翔くん、あの」
「このまま一生、家族や友達に会えなかったら嫌だろ? 他の奴らは、全然俺の話を聞かないんだ。美雨、あいつらはほっといて俺と逃げよう。この島から出よう。俺さ、お前が好きなんだ」

 この島に来る前にその言葉を聞けたら、喜んだかもしれない。
 人気者で、機転が利き、自分を引っ張ってくれる幼馴染みを、美雨も頼もしく思えただろう。
 陽翔は昔から頭が良く、自分の意志を貫き通す時は、あれこれと他人が納得できそうな理由を言う。それは、良いように作用することもあれば、彼の狡さに繋がることもあった。つまり陽翔は、もっともらしい『嘘』をつくのだ。
 昔から両親に陽翔が気に入られていたのは、その要領の良さが関係している。子供の頃の美雨は王子様みたいな幼馴染みと、結婚できたら良い、そう純粋に考えていた。

(でも、陽翔くんは、ずっと私のことなんて相手にしてなかったよ)

 陽翔に両肩を掴まれた美雨は、目を逸らした。いつもならここで、彼の言葉に賛同していたところだが、もう違う。

「陽翔くん、ごめんなさい。私、ここに残る。悪樓さんと結婚するの。家族に二度と会えないのは寂しいけど、もう私は大人だから、自分の人生を歩みたい。穂香ちゃんたちもここに残ってくれるみたいだし……陽翔くんは……っ!」

 陽翔の指が食い込んで、美雨は痛みに顔を歪ませた。彼の表情は今まで見たことがないくらい怒りに満ちている。そしてなにか本能的な欲望を感じて怖くなった。
 
「お前、俺のことが好きだよな? 俺が穂香ちゃんに気があると知って、ショック受けてたろ」
「い、痛いっ……や、やめて!」
「分かってるんだって。俺も早く気付けば良かったよな。俺が美雨を、女として見てやってなかったのが不満だったんだよな?」

 陽翔に肩を捕まれ、壁に押し付けられると、着物の裾をたくし上げ乱暴に太ももに触れられる。汗ばんた陽翔の手を感じると、美雨は恐怖で頭が真白になった。
 荒い男の呼吸が、首筋にかかった瞬間に全身が総毛立つ。
 胸元を乱されそうになった美雨は、現実に引き戻され、悲鳴を上げた。

「いや! 私……陽翔くんなんか大嫌い! もう私に指図しないで、私に近寄らないで!」
「おい、美雨! 待てよ!」

 美雨は嫌悪感と恐怖で、陽翔を力一杯押し退けると、よろけた隙を見て縁側から庭に飛び出し、草履も履かずに走った。
 海に逃げたい。本能的に悪樓を求めるように走った。
 けれど、慣れない着物で上手く走れるわけもなく、草履も履かずに地面を歩いたせいで、石や小枝を踏んだ、鋭い痛みが走る。陽翔は落ち着いた様子で靴を履き、森の中で美雨を追い掛けた。
 陸上部だった陽翔が、美雨に追い付くのは容易だ。

「なぁ、逃げるなって、美雨。優しくするからさ」
「い、いや! 来ないで」

 小さな枝を踏み、息を乱しながら美雨は後に迫るニヤニヤと笑う陽翔を振り向く。幼い頃の陽翔とは違う、化け物のような存在に恐怖を感じた。すぐに息が切れて足が絡まると心のなかで美雨は、悪樓の名を呼んだ。

(怖い、怖いっ……悪樓さん助けて!)

 小さな防風林を抜けて、砂浜に出るとさらに足を取られる。息を切らしながら陽翔が美雨の髪を掴もうとした瞬間に、彼女の体はぐらりと揺れ、誰かに引き寄せられた。
 大きな胸板に、優しい慣れた腕。
 上品な香りは、顔を見なくとも自分を助けた相手が、誰だか分かった。美雨は最愛の人と逢えた安堵感で、我慢していた涙がポロポロと溢れ、悪樓に縋り付くと、声を押し殺すようにして泣いた。

「美雨」
「悪樓さ……ひっく……ふぇ」

 美雨の白い足袋に血が滲んでいた。じっとそれを見ていた悪樓は、泣いて怯える彼女を優しく包み込み、ゆっくりと視線を上げる。海から暗雲が立ち込め、海原は嵐がきたように大きく揺れていた。
 悪樓の目は銀色に輝き、雷と共にゆらゆらと龍のたてがみのように銀髪が靡く。

「み、美雨が誘ったんだって。そいつは俺のことがずっと好きだったからさ。やりたがってた」
「愚か者が」

 低い地鳴りのような悪樓の声に、陽翔は思わず、後退する。ふと、背後に人の気配を感じて振り向くと、老若男女問わず島民たちが木刀や、鍬や鎌を持って怒りに満ちた顔で陽翔を睨みつけていた。

「な、なんなんだよお前ら! 俺はあいつの本当の姿を見たんだ。化け物だったぞ!」

 その中には、穂香たちも混じっていて、村人たちと同じく、陽翔を侮蔑するように見ている。陽翔はゴクリと息を呑むとダラダラと額に汗を浮かべた。

「陽翔くん。なんてことをしたの」
「島の禁忌を破りおったな……。見てはならぬ、触れてはならぬ。あれほど言うておったのに恩を仇で返しよって!」

 美雨は島民たちの異様な雰囲気に身を固くしたが、悪樓は彼女を軽々と抱き上げた。そして、陽翔と村人たちにゆっくりと背を向ける。
 多分これから、美雨が想像できないような恐ろしいことが起こる。

「あ、悪樓さん……陽翔くんは」
「穢れは見ずとも良い。聞かずとも良い。後は彼らに任せて屋敷に帰ろう。本当に遅くなってすまぬ……。私の愛する嫁御寮よ、怪我の手当をせねば」

 美雨は目を閉じ、耳を塞いだ。
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