覚醒者の集い

イソベーコン

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同盟

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 私は、国の大将のくせに単独で隣国、雷風の国に来ていた。もちろん隠密で同盟の話を進めるためだ。

「う~ん、やっぱり一人で別の国にいると、落ち着かないな......」

「そりゃ無理もないよ」

「では、そろそろ始めませんか?」

「よ~し、じゃ、はじめましょうか」

 私とエレフの会談がはじまる。呼び出された部屋は、なんか会議室みたいな感じで広かった。二人だけなのに。

「さてと、同盟と言っても、私達の友情でなんとかなるでしょ」

 あらら、なんか友達になってるっぽい。まぁいいけど。ん、まてよ、じゃあ何で、こんなとこきてんの?

「あのさぁ、なんで、こんなとこにきたんですか?」

「そんなこと、きまってるじゃないか......」

 え、えぇ?やばくない?まじで、やばくない?やはり、狙いは私を殺すことだったか......簡単に信用した私がバカだった。

「一人、私の友達を紹介しようと思ってね」
 
 え、なに? 私を殺すんじゃないの?

「この国で、1番強い、アレナだよ」

 そういいながら、エレフが一人の女性を、連れてきた。

「お会いできて、光栄です。アイス様」

「あ、どうも、よろしくです」 

「この度は、同盟と言うことで、わざわざお越しいただきありがとうございます」

「そんな、こちらこそ、感謝します」

「実はさ、アレナがアイスのところの、1番強いのと、会いたいって」

「姫様!そんなことは私、一言もいってません」

「へへへ......」

 なんか、物凄く仲良いみたい。

「わかりました。では、いったんもどり、一緒に来ます」

 そう言い残し、私は国をあとにした。   
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