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豪本土攻撃
第65話 ブリスベン砲撃
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一四四機の零戦を主力とする第一次攻撃隊はブリスベン上空を守る敵戦闘機隊と交戦。
手厚い情報支援によって機先を制すことに成功したそれら零戦は、ほぼ一方的に敵戦闘機隊を撃滅した。
このことで、日本側は同地における航空優勢の確保に成功した。
そういった状況の中、それぞれ七二機の零戦と九九艦爆、それに九七艦攻からなる第二次攻撃隊はたいした反撃を受けることもなくブリスベン近郊にある飛行場を爆撃。
滑走路や周辺施設に大打撃を与えた。
また、敵艦隊が存在しなかったことで手持ち無沙汰となった第一航空艦隊の小沢長官とそれに第三航空艦隊の山口長官は、自分たちもブリスベン攻撃に参陣させるよう第二航空艦隊司令長官の生沢中将に要請。
一方の生沢長官はこれを了承する。
一航艦とそれに三航艦の合わせて八隻の空母から出撃した第三次攻撃隊は、まだ手つかずだった高射砲陣地や沿岸砲台を攻撃。
それらを虱潰しにしていった。
さらに、生沢長官は帰投してきた第一次攻撃隊と第二次攻撃隊のうちで、即時使用可能な機体をもって第四次攻撃隊を編成。
同攻撃隊は再びブリスベン近郊の飛行場を襲撃し、完全にその息の根を止めた。
艦上機が仕事をしている間、艦載機のほうも遊んでいるわけではなかった。
戦艦や巡洋艦が搭載している四〇機あまりの水上偵察機や水上観測機はローテーションを組んで潜水艦狩りを実施。
残念ながら戦果は挙がらなかったものの、一方で敵潜水艦に被害を受けた友軍艦もまたこれをゼロに抑えることができた。
敵の反撃能力を奪ってほどなく、ブリスベン沖で掃海作業が行われた。
そして、それが終わると同時に第一艦隊が前に出た。
「ようやく出番が回ってきたか」
第一艦隊司令長官の高須中将が待ちくたびれた様子を隠そうともせず、その心情を吐露する。
「まさに真打の登場といったところですかな」
高須長官の言葉を受けた小林参謀長が、小さく笑みをこぼす。
しかし、高須長官のほうはかぶりを振り、小林参謀長の考えを否定する。
「今や真打と呼べるのは空母のほうだ。戦艦はと言えば、こちらは前座か良くて二ツ目といったところだな」
高須長官の自虐あるいは自嘲とも取れる言葉に、小林参謀長が驚きの目を向ける。
しかし、彼としてはこれが本心、本音だった。
実際、この戦争が始まって以降、役に立ってきたのは戦艦ではなく明らかに空母のほうだ。
もちろん、第一艦隊もマーシャル沖海戦で多数の米艦を撃沈するという殊勲を挙げている。
しかし、その戦果は当時の第二航空艦隊の働きがあればこその話だ。
第一艦隊が太平洋艦隊に戦いを挑んだ時点で、同艦隊は二航艦艦上機隊の雷爆撃を受けて半身不随の状態だった。
第一艦隊の戦艦のほうは、グロッキー状態の相手に必殺パンチを見舞ったのにしか過ぎない。
もし、相手が無傷で第一艦隊と対峙することが出来ていれば、まず間違いなく勝敗は逆転していたはずだ。
それに、その後に起きたインド洋海戦や珊瑚海海戦でも奮闘したのは空母であり、戦艦はほとんど役に立っていない。
それゆえに、今では第一艦隊や第二艦隊といった水上打撃部隊を解隊し、それらに配備されている戦艦や重巡を空母の護衛に充てるべきだという声が至るところからわき上がっている。
そして、おそらくその趨勢を止めることは出来ないだろうと高須長官は考えている。
「まあ、それはそれとして今回も本分を尽くすとしよう」
微妙な空気になった「長門」艦橋に快活な雰囲気を取り戻すべく、高須長官は明るい笑顔を幕僚らに向ける。
第一艦隊に配備されている六隻の戦艦は、そのいずれもがブリスベンの街にその砲口を向けている。
目標はブリスベンの街そのものの燼滅だ。
もちろん、そこには潜水艦基地も含まれている。
砲撃は各艦の砲弾が同じ場所に集中しないよう、あらかじめ街を碁盤の目のように区切っていた。
そして、艦ごとに担当区画を決めたうえで、それらに対してひとつひとつ撃ち込むことになっている。
二〇キロ以上先の敵艦に砲弾を命中させることを目標に訓練を続けてきた将兵にとって、不動の相手に対する砲撃は少しばかり物足りないかもしれない。
しかし、これも任務だから、そこは我慢してもらうしかない。
時間になり、まず第一艦隊旗艦の「長門」が砲撃を開始する。
「陸奥」「伊勢」「日向」「山城」「扶桑」の五隻の戦艦がそれに続く。
これらのうちで四一センチ砲を装備する「長門」と「陸奥」はそれぞれ二〇〇発、三六センチ砲搭載の「伊勢」と「日向」それに「山城」と「扶桑」のほうはそれぞれ三〇〇発の主砲弾を発射することになっている。
つまり、各艦がそれぞれ二〇〇トン前後の鉄と火薬を短時間のうちにブリスベンの街に叩き込むのだ。
効果は絶大だった。
ブリスベンの街の至る所から炎と煙が立ち上り、上空で着弾観測にあたっている零式水観が、あまりの視界不良のために戦果確認が出来ないと訴えてくるほどだった。
ブリスベンの受難はそれだけではなかった。
街中を炎と煙が席巻する中、さらに多数の零戦が飛来し、それらが街のあちらこちらに爆弾を落としていったのだ。
これは、生沢長官の指図によるものだった。
零戦の搭乗員はその多くが空中戦を経験しているが、しかし一方で爆撃の経験を持つものは少なかった。
そこで、生沢長官はこの時とばかりに、零戦の搭乗員に対して緩降下爆撃の実戦訓練を施すことにしたのだ。
今回初めて実戦投入された三二型は、従来の二一型とは違い二五番の装備が可能だった。
その二五番の重量は重巡の主砲弾の二倍にも達するから、それなりの威力を秘めている。
そして、これら零戦は戦艦が撃ち漏らした目標を物色。
目星をつけた相手に対して次々に緩降下、二五番を投じていった。
爆撃については視界が悪かったのと、それになにより初経験の搭乗員が多かったことから命中率は低かった。
それでも下手な鉄砲も数打ちゃ当たるの例え通り、かなりの数の建造物を爆砕することに成功している。
「これで豪政府が両手を挙げてくれれば万々歳だが、しかし少なくとも潜水艦の脅威は排除できたようだな」
艦砲射撃がうまくいったことで肩の荷を降ろしたのか、高須長官が安堵の言葉を吐く。
中でも、潜水艦基地を破壊したことはなによりの朗報だ。
その高須長官の耳に、後方より友軍機多数という見張りの声が飛び込んでくる。
「やり過ぎだろう」
高須長官が今度は呆れ声を上げる。
生沢長官が弱った相手に対しても追撃の手を緩めない御仁であることは、高須長官も短くない付き合いからこれをよく知っている。
しかし、今回のそれはいささかばかり度が過ぎている。
そう考える高須長官だったが、しかしそれは誤解だった。
実際は二航艦が実施した零戦による緩降下爆撃を見た小沢長官と山口長官が、自分たちにも同じことをやらせろと生沢長官にねじ込んだのだ。
小沢長官や山口長官から見れば、二航艦の搭乗員だけが緩降下爆撃を実施して錬度を上げるのは、やはり納得できないものがあった。
生沢長官のほうも、一航艦と三航艦の零戦搭乗員の錬度向上の機会を邪魔するつもりはない。
即座にこれを許可する。
そのことで、一航艦と三航艦の零戦搭乗員もまたブリスベンの街を相手に実戦訓練という名の死体蹴りをやらかす。
情け容赦の無い連合艦隊のやりように、しかし豪州の軍人や政治家は何も出来ない。
ただただ、ブリスベンの街が壊れていくのを、指をくわえて見ているしかなかった。
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このことで、日本側は同地における航空優勢の確保に成功した。
そういった状況の中、それぞれ七二機の零戦と九九艦爆、それに九七艦攻からなる第二次攻撃隊はたいした反撃を受けることもなくブリスベン近郊にある飛行場を爆撃。
滑走路や周辺施設に大打撃を与えた。
また、敵艦隊が存在しなかったことで手持ち無沙汰となった第一航空艦隊の小沢長官とそれに第三航空艦隊の山口長官は、自分たちもブリスベン攻撃に参陣させるよう第二航空艦隊司令長官の生沢中将に要請。
一方の生沢長官はこれを了承する。
一航艦とそれに三航艦の合わせて八隻の空母から出撃した第三次攻撃隊は、まだ手つかずだった高射砲陣地や沿岸砲台を攻撃。
それらを虱潰しにしていった。
さらに、生沢長官は帰投してきた第一次攻撃隊と第二次攻撃隊のうちで、即時使用可能な機体をもって第四次攻撃隊を編成。
同攻撃隊は再びブリスベン近郊の飛行場を襲撃し、完全にその息の根を止めた。
艦上機が仕事をしている間、艦載機のほうも遊んでいるわけではなかった。
戦艦や巡洋艦が搭載している四〇機あまりの水上偵察機や水上観測機はローテーションを組んで潜水艦狩りを実施。
残念ながら戦果は挙がらなかったものの、一方で敵潜水艦に被害を受けた友軍艦もまたこれをゼロに抑えることができた。
敵の反撃能力を奪ってほどなく、ブリスベン沖で掃海作業が行われた。
そして、それが終わると同時に第一艦隊が前に出た。
「ようやく出番が回ってきたか」
第一艦隊司令長官の高須中将が待ちくたびれた様子を隠そうともせず、その心情を吐露する。
「まさに真打の登場といったところですかな」
高須長官の言葉を受けた小林参謀長が、小さく笑みをこぼす。
しかし、高須長官のほうはかぶりを振り、小林参謀長の考えを否定する。
「今や真打と呼べるのは空母のほうだ。戦艦はと言えば、こちらは前座か良くて二ツ目といったところだな」
高須長官の自虐あるいは自嘲とも取れる言葉に、小林参謀長が驚きの目を向ける。
しかし、彼としてはこれが本心、本音だった。
実際、この戦争が始まって以降、役に立ってきたのは戦艦ではなく明らかに空母のほうだ。
もちろん、第一艦隊もマーシャル沖海戦で多数の米艦を撃沈するという殊勲を挙げている。
しかし、その戦果は当時の第二航空艦隊の働きがあればこその話だ。
第一艦隊が太平洋艦隊に戦いを挑んだ時点で、同艦隊は二航艦艦上機隊の雷爆撃を受けて半身不随の状態だった。
第一艦隊の戦艦のほうは、グロッキー状態の相手に必殺パンチを見舞ったのにしか過ぎない。
もし、相手が無傷で第一艦隊と対峙することが出来ていれば、まず間違いなく勝敗は逆転していたはずだ。
それに、その後に起きたインド洋海戦や珊瑚海海戦でも奮闘したのは空母であり、戦艦はほとんど役に立っていない。
それゆえに、今では第一艦隊や第二艦隊といった水上打撃部隊を解隊し、それらに配備されている戦艦や重巡を空母の護衛に充てるべきだという声が至るところからわき上がっている。
そして、おそらくその趨勢を止めることは出来ないだろうと高須長官は考えている。
「まあ、それはそれとして今回も本分を尽くすとしよう」
微妙な空気になった「長門」艦橋に快活な雰囲気を取り戻すべく、高須長官は明るい笑顔を幕僚らに向ける。
第一艦隊に配備されている六隻の戦艦は、そのいずれもがブリスベンの街にその砲口を向けている。
目標はブリスベンの街そのものの燼滅だ。
もちろん、そこには潜水艦基地も含まれている。
砲撃は各艦の砲弾が同じ場所に集中しないよう、あらかじめ街を碁盤の目のように区切っていた。
そして、艦ごとに担当区画を決めたうえで、それらに対してひとつひとつ撃ち込むことになっている。
二〇キロ以上先の敵艦に砲弾を命中させることを目標に訓練を続けてきた将兵にとって、不動の相手に対する砲撃は少しばかり物足りないかもしれない。
しかし、これも任務だから、そこは我慢してもらうしかない。
時間になり、まず第一艦隊旗艦の「長門」が砲撃を開始する。
「陸奥」「伊勢」「日向」「山城」「扶桑」の五隻の戦艦がそれに続く。
これらのうちで四一センチ砲を装備する「長門」と「陸奥」はそれぞれ二〇〇発、三六センチ砲搭載の「伊勢」と「日向」それに「山城」と「扶桑」のほうはそれぞれ三〇〇発の主砲弾を発射することになっている。
つまり、各艦がそれぞれ二〇〇トン前後の鉄と火薬を短時間のうちにブリスベンの街に叩き込むのだ。
効果は絶大だった。
ブリスベンの街の至る所から炎と煙が立ち上り、上空で着弾観測にあたっている零式水観が、あまりの視界不良のために戦果確認が出来ないと訴えてくるほどだった。
ブリスベンの受難はそれだけではなかった。
街中を炎と煙が席巻する中、さらに多数の零戦が飛来し、それらが街のあちらこちらに爆弾を落としていったのだ。
これは、生沢長官の指図によるものだった。
零戦の搭乗員はその多くが空中戦を経験しているが、しかし一方で爆撃の経験を持つものは少なかった。
そこで、生沢長官はこの時とばかりに、零戦の搭乗員に対して緩降下爆撃の実戦訓練を施すことにしたのだ。
今回初めて実戦投入された三二型は、従来の二一型とは違い二五番の装備が可能だった。
その二五番の重量は重巡の主砲弾の二倍にも達するから、それなりの威力を秘めている。
そして、これら零戦は戦艦が撃ち漏らした目標を物色。
目星をつけた相手に対して次々に緩降下、二五番を投じていった。
爆撃については視界が悪かったのと、それになにより初経験の搭乗員が多かったことから命中率は低かった。
それでも下手な鉄砲も数打ちゃ当たるの例え通り、かなりの数の建造物を爆砕することに成功している。
「これで豪政府が両手を挙げてくれれば万々歳だが、しかし少なくとも潜水艦の脅威は排除できたようだな」
艦砲射撃がうまくいったことで肩の荷を降ろしたのか、高須長官が安堵の言葉を吐く。
中でも、潜水艦基地を破壊したことはなによりの朗報だ。
その高須長官の耳に、後方より友軍機多数という見張りの声が飛び込んでくる。
「やり過ぎだろう」
高須長官が今度は呆れ声を上げる。
生沢長官が弱った相手に対しても追撃の手を緩めない御仁であることは、高須長官も短くない付き合いからこれをよく知っている。
しかし、今回のそれはいささかばかり度が過ぎている。
そう考える高須長官だったが、しかしそれは誤解だった。
実際は二航艦が実施した零戦による緩降下爆撃を見た小沢長官と山口長官が、自分たちにも同じことをやらせろと生沢長官にねじ込んだのだ。
小沢長官や山口長官から見れば、二航艦の搭乗員だけが緩降下爆撃を実施して錬度を上げるのは、やはり納得できないものがあった。
生沢長官のほうも、一航艦と三航艦の零戦搭乗員の錬度向上の機会を邪魔するつもりはない。
即座にこれを許可する。
そのことで、一航艦と三航艦の零戦搭乗員もまたブリスベンの街を相手に実戦訓練という名の死体蹴りをやらかす。
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