明治物語

第1家人発見

スー

龍弥が襖を開けるとそこには2人の女性が話しをしていた。

すると、2人の女性は同時に龍弥の方を凝視した。

    2人といっても服装には明らかな違いがあった。

  あれは、誰だろうか

そう思いつつも取り敢えず挨拶することにした。

「あ、あのー俺目が覚めたらここにいたんですけど何があったんですか？もし、助けてくd」

至って丁寧な口調で質問を投げかけた。
しかし、お礼を言いかけた所で女性の言葉によってかき消された。



「宗次郎！！目が覚めたのかい！？熱は大丈夫かい？全く大事な長男なんだからしっかりしておくれよ」

   そう言い2人の内の綺麗な着物を着ている女性が近寄ってきて心配口調で話しかけてきた。


   話しを聞いているとどうやら俺は熱を出して倒れて生死の境を彷徨っていたようだ。

   そして、驚くことに俺は真島龍弥ではく宮部宗次郎という名前らしい。

  
 しかも、この地域だと豪商らしく、俺はこの家の長男でまだ10歳みたいだ。

つまり江戸時代に転生してしまったわけだ。