素早さ極振りの槍使い 〜思っていたのとは違いましたがこのまま極振ります〜

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16.宿敵との戦闘・決着

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「ギュゥゥ‼︎」

「とうっ」

ドカンッ

「ギュギュゥ!!」

「はっ」


どうもあの絶望からさらに1時間ほど戦闘をしております。何度このまま奴に殺られようか悩んだことか。
とても辛いです。 しかし!それでも戦闘を続行しているには訳があるんですよ。

あの後、このまま奴に殺られるかどうか悩みながら攻撃していると変化が起こった。
奴が急に大人しくなり、攻撃のチャンスだと思ったら、今度は大声を上げながら手当たり次第、さながらバーサーカーのように暴れ出した。

ゲームをした事がある人なら分かるだろう。
コレはHPが一定量を下回ったことで起こる変化だと。
そしてその変化は大抵、残りHPが3割以下になると起こる。
つまり、奴の残りHPは残り3割程度だと言う事!!ということで、今も戦い続けているとうわけ。


「しっかし、攻撃する暇ねぇなー」

そう、問題は奴の変化だ。変化後、奴の攻撃パターンが変わった。まぁそれはよくある事で回避に徹してたから、なんとかなった。でも今までは高威力スキルをバンバン使用してそのスキル硬直時に攻撃していたのだが、変化後は硬直の少ないスキルを連続で繰り出す為、攻撃できる隙がない。

無理にそんなところに攻撃を仕掛けようものなら返り討ちに遭いかねない。
それでも時々高威力スキルを使用してくるのでその隙に攻撃しているが、このままだとHPを削りきるのに後1~2時間かかるだろう。


・・・正直そこまで集中力が持たないと思う。だってこっちは敵の攻撃が掠るだけてアウトだからね。そう考えると今まで回避し続けた俺えらい。エッヘン


「・・・ヤバイな・・集中力なくなってる。もうデカうさぎのHPも1割くらいだと思うんだけどな・・・何か策はないか?」


奴のHPをどうにか削る策を考えるが、何も良い案は浮かばない。当たり前だ。そう都合よく打開できる策が思いつくわけがない。周りは木に囲まれていて、少し離れた所にアルミラージの巣があったくらいだ。・・・ん?今何か引っ掛かった。何が・・あっ

「・・・もしかしてコレならいける?」


そうと決まれば、即実行!


「こっちに来やがれ!デブデカうさぎ!!!」

策を実行するには俺も奴もこの場所じゃダメだ。移動しないと。自分のお尻を叩きながらとてつもなく苛立つであろう顔をし、モンスター相手に効くかどうかわからない挑発をしてみる。すると・・・


「——グッギュゥゥゥ!!!」

「ちょっ、挑発効きスギィ!!——うわぁ!」

ドッガァン!!


めっちゃ怒った。なんか顔色変わっらた気がする。めっちゃ怖い。さっそく策の第一段階がぐらついてる気がする。不安だ。




「・・・やっと着いた。」

どうにか目的の場所に到着できた。いやー激おこの奴の攻撃が強烈過ぎてここまでくるのにかなり遠回りしてしまった。・・あんなに怒るとか挑発耐性なさすぎだろう。


「とは言え、奴が引っかかるかどうかは賭けだ。3割くらいで勝てると踏んでるけど、挑発効果がなぁ・・・効きすぎて賭けの勝率1割あるかどうかになってる気がする・・・」


何をするつもりかって?それはまだヒミツ。
でも今の場所とかけてる内容は教えるよ。目的の場所ってのはアルミラージの巣だ。ここにあのデカうさぎを連れて来る。
そんで賭けてるのは奴が注意がアルミラージに向くかどうかだ。


デカうさぎことギガントラビットはアルミラージが大好物だ。以前俺が追われてチャッピーに助けられた時、奴はチャッピーに攻撃をされたにもかかわらず、飛ばされた方向にあったアルミラージの巣にご執心になった。

じゃあ今の奴も巣にご執心してくれるんじゃないかと、期待しているわけだ。
・・・ただ今回の場合HP3割を切った事による行動の変化。コレにより通常状態では通用しても変化後には通用しない可能性がある。ゲームによって変化後も通用するものがある為それにかけたと言うわけだ。


「その賭けに勝てても・・あんだけ怒ってたら通用するもんも通用しない気がする。」


それが問題だ。挑発効果が予想以上に聞いていて、挑発前はほとんど使用しなかった超威力スキルをそれなりの頻度で使うようになった。
ここまで聞くとじゃあそのまま倒せば良いじゃん。っと思うかもしれないが、もう俺の集中力が限界で回避しながらはムリ!!今更作戦変更ができないのでこの賭けに負けたらそのままリスポーンする予定だ。

「ギュゥー!!!」


来た!奴の視界に俺が入らないように気に隠れる。


称号【動き続ける者】を獲得しました


奴らは音に敏感だ。音を立てなければ、一時的でも隠れる事は可能なはず。…なんか称号獲得したねけど今はそんな事気にしてる場合じゃない。
その奴は巣には目もくれずに俺を探している。・・・賭けに負けたか。もう諦めるか。・・・そう思い奴の前に姿を現そうとした瞬間——


「——キュ?」


外の騒音が気になったのか、巣から様子を見に来たアルミラージがギガントラビットの前に飛び出してきた。

「ギュ?」

「キュゥ⁉︎」

「ギュゥ!!」


巣を出たら目の前に天敵がいたことで一瞬固まったアルミラージだが、目の前にいるのが何なのか理解できたようで悲鳴?をあげながら巣に戻った。
そして自らの好物を目にした奴は一目散に好物に向かっていく。

「よっしゃ!賭けに勝ったぞー!!(小声)」


まさかまさか!諦めたけどなんかうまくいったな!ナイスアシストだアルミラージ!!君の勇姿はこの戦闘中忘れない!!・・・いやでも戦闘中他の事考えないといけないから・・・うんもう彼のことは忘れよう。


「よし、奴に気付かれないように次のポイントに移動だ。」

現在私は崖の上に来ております。ご覧ください。周りの景色を。どこを見ても木・木・木!立派な森でございます。見渡して数秒で見飽きてしまいますね。
そして崖の下をご覧ください。崖の下には何やら白い生物がいるではないですか。何やら食事中にも見えますね?・・・え?茶番はいいからどうやって崖の上にきたのか言えって?
それはね?この崖は反対側からなら、丘になってるんだ。
だからぐるっと回り込めば歩いて崖の上に来れるんだよ。

この崖の下にいるあの白い生物はデカうさぎだ。でどうやってここから倒すのかだけど、みんなは覚えているだろうか?
このゲームの仕様を。俺が高機動ランサーを目指す理由になった仕様の事を。
このゲーム『Fantasy Link Online』では重量や速度が威力計算に入っている事を。
・・・もうお気づきかもしれないが、俺の作戦はこうだ。


まず、デカうさぎを崖下にあるアルミラージの巣におびき寄せ、巣に留める。(アルミラージの巣にヘイトが移るかは賭け)
次に俺がデカうさぎやアルミラージに気付かれないように、巣の真上の崖の上にこっそり移動する(デカうさぎに気づかれず移動できるかは賭け)
最後に崖上から飛び降り、真下のデカうさぎに攻撃する。(当たるかどうか賭け)というかこのゲームに落下ダメージはあるんだろうか?あったら外す=お陀仏だな。

・・・うん。思い返すと全部賭けだな・・・どうやっても策とは呼べない…
そもそも最後の飛び降りながらの攻撃は当たるかどうかはもちろんだが。

「当たったところで奴のHPを削り切れるかどうかわからないと言う・・・多分食べた事でHP回復してるだろうしなぁ・・・ま、まぁダメでもともと、やるだけやってみるさ。」


そうと決まれば、早速飛び降りたいところだけど、少しでも命中し易いように、奴が崖の近くでアルミラージを食べてくれるまで待機

「・・・——今!!」

丁度良い位置で食事し出した。それを確認してやつ目掛けて飛び降りる。

「良い事思いついた。」

落下中俺の攻撃力をさらに上げる方法を思いついた。
崖から飛び降りつつ、さらに崖に足を近づけ——真下に向かうように崖を蹴る!コレでさらなる加速ッ!!


「ちょっ!?速すぎて制御が!?」


ヤバイ。やり過ぎた。数回崖を蹴って加速したけど、加速しすぎてろくに体を制御できなくなった。
無理に体を動かしたら絶対バランス崩すねコレ。マジやばい。
考え事?パニック?になってるうちに目の前が真っ白になっt——ってコレデカうさぎか⁉︎
スキル発d——間に合わない!?


「——ッ!?」



ドガァァン!!!!








レベルアップしました
レベルアップしました
レべルアップしました
レベルアップしました
スキル【ラピッドランスLv1】を獲得しました
称号【強大な敵を討ち滅ぼす者】を獲得しました
称号【仙術(地)を使う者】を獲得しました
スキル【縮地Lv1】を獲得しました

フィールドボス個体名『ギガントラビット』討伐
装備〈白兎の飛槍〉を入手しました





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