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3章
新たなる地へ
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-ーーここ最近いろんな事があったがアルビダが俺たちのパーティーに加入したのはかなりの戦力アップにつながる。
アルビダの職業は【魔導師】であり最も得意な魔法は四大属性と言われる水属性の系統を組む氷魔法で
元々は一度に発動する魔法の数の多さとその精密なコントロールを武器に戦うスタイルの魔導師だった。
ただし今は長期間使われてきたブラック・インモラルの影響で著しく思考力が低下しており治療のおかげもあって日常生活においては何とか支障があまり出ないようにはなってきているがこれが戦闘時にどう影響してくるのかをまだ分かりかねていた。
新たにメンバーとなったことで今後の連携の取り方も今のうちに考える必要もあったので丁度いいタイミングだと思いここらで一度クエストを受けてみようと提案してみた。
3人からは特に反対意見は出てこず、アルビダは少しでも役に立ちたいと気合十分といった感じだった。
-俺たちがいる場所はサンプトランド王国が遠目でまだ見えるくらいの距離にある平原。通称試しの平原
ここの場所には駆け出し冒険者から中堅冒険者まで幅広いランクの冒険者が集まるのだがその理由が
出てくる魔物の種類が豊富で時々中堅冒険者でも手こずるような高いランクの魔物が出現するためアルビダのように身体に何らかの異常を抱える者のリハビリや新調した武器を試したり、後は新しく加入したメンバーとの連携を確かめる目的など分からない事や検討中の事fがあればここに来れば大体解決すると言わている。
御多分に洩れず俺たちも試しの平原に来ているわけだが今回試したいことは2つ
先ずは連携の調整。
今までは
前衛:アノク
後衛:リリーベル/リノ
の布陣で戦ってきた。
これにアルビダが加わったので
前衛:アノク
中衛:リリーベル
後衛:アルビダ/リノ
こんなかたちで今後動けるようになっておきたい。
欲を言うと前衛にもう一人本職の戦闘系職業持ちを仲間に入れたいところだが幸いな事にリリーベルも職業持ちには劣るが近接戦闘の心得があり、弓術の心得もあるというので中衛にリリーベルを配置する事で戦闘のバリエーションがかなり増える事になると思う。
これがまず試してみたいこと
そしてもう1つがアルビダの状態だ。薬の影響がどの程度出ているのか、現時点での状態を確かめる必要がある。
----
結果としては収穫はあったが決して楽観視は出来ないといったところだ。
連携の方は思ったよりうまくいったと感じた。というのもリリーベル自体が【精霊魔導師】なので魔法の発動タイミングなど計算しやすいらしく、また前衛に出ているのが俺一人というのもあって前の動きをさほど考えなくてもいいのも連携がうまくいった要因だった。
ただしその発動する魔法に関しては危惧していたことだがアルビダの多彩で精密という武器は失われてしまっており
今は威力重視でどうにかこなしている感じだ。
それでもさすがはAランクといったところか並大抵の魔物相手なら危なげなく倒しているあたりいかにアルビダが優秀なのかがわかる。
これならばと思い立った俺は皆を集めて話を切り出してみた。
「長期遠征クエスト?アノ兄どうしたの?急に」
「実はサンプトランド王国から馬車で10日程の距離の場所に夏のこの時期にだけ開放される迷宮があるんだ。そこの最奥には貴重な魔道具が眠っていると噂されているし何せ普段閉鎖されている場所だからそこで出てくる魔物の素材はどれも貴重で結構いい値で売れるらしいんだ。」
「へえ、それなら行く価値がありそうだね。何て名前の場所なんだ?」
「海洋国家ホエール・ポート。その名の通り海に面した場所に存在する国だよ」
「ホエール・ポート.....確か去年アノクと私は行ってるはずよね?でも迷宮は行ってたかしら....それとも私がまた忘れちゃってるだけ?」
「いや合ってるよ。去年もホエール・ポートには行ったけど迷宮には潜ってないからね。
それでどうだろう?ホエール・ポートは港町なだけあって新鮮な魚介類を使った料理とかもあるみたいだしサンプトランドにはない珍しいものもあったと思うから観光も兼ねてって思ったんだけど...」
あまり乗り気でないのであれば止めておこうかと一応皆の反応を伺ってみたけど3人とも楽しみになったらしく
早速準備して向かう事になった。
アルビダの職業は【魔導師】であり最も得意な魔法は四大属性と言われる水属性の系統を組む氷魔法で
元々は一度に発動する魔法の数の多さとその精密なコントロールを武器に戦うスタイルの魔導師だった。
ただし今は長期間使われてきたブラック・インモラルの影響で著しく思考力が低下しており治療のおかげもあって日常生活においては何とか支障があまり出ないようにはなってきているがこれが戦闘時にどう影響してくるのかをまだ分かりかねていた。
新たにメンバーとなったことで今後の連携の取り方も今のうちに考える必要もあったので丁度いいタイミングだと思いここらで一度クエストを受けてみようと提案してみた。
3人からは特に反対意見は出てこず、アルビダは少しでも役に立ちたいと気合十分といった感じだった。
-俺たちがいる場所はサンプトランド王国が遠目でまだ見えるくらいの距離にある平原。通称試しの平原
ここの場所には駆け出し冒険者から中堅冒険者まで幅広いランクの冒険者が集まるのだがその理由が
出てくる魔物の種類が豊富で時々中堅冒険者でも手こずるような高いランクの魔物が出現するためアルビダのように身体に何らかの異常を抱える者のリハビリや新調した武器を試したり、後は新しく加入したメンバーとの連携を確かめる目的など分からない事や検討中の事fがあればここに来れば大体解決すると言わている。
御多分に洩れず俺たちも試しの平原に来ているわけだが今回試したいことは2つ
先ずは連携の調整。
今までは
前衛:アノク
後衛:リリーベル/リノ
の布陣で戦ってきた。
これにアルビダが加わったので
前衛:アノク
中衛:リリーベル
後衛:アルビダ/リノ
こんなかたちで今後動けるようになっておきたい。
欲を言うと前衛にもう一人本職の戦闘系職業持ちを仲間に入れたいところだが幸いな事にリリーベルも職業持ちには劣るが近接戦闘の心得があり、弓術の心得もあるというので中衛にリリーベルを配置する事で戦闘のバリエーションがかなり増える事になると思う。
これがまず試してみたいこと
そしてもう1つがアルビダの状態だ。薬の影響がどの程度出ているのか、現時点での状態を確かめる必要がある。
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結果としては収穫はあったが決して楽観視は出来ないといったところだ。
連携の方は思ったよりうまくいったと感じた。というのもリリーベル自体が【精霊魔導師】なので魔法の発動タイミングなど計算しやすいらしく、また前衛に出ているのが俺一人というのもあって前の動きをさほど考えなくてもいいのも連携がうまくいった要因だった。
ただしその発動する魔法に関しては危惧していたことだがアルビダの多彩で精密という武器は失われてしまっており
今は威力重視でどうにかこなしている感じだ。
それでもさすがはAランクといったところか並大抵の魔物相手なら危なげなく倒しているあたりいかにアルビダが優秀なのかがわかる。
これならばと思い立った俺は皆を集めて話を切り出してみた。
「長期遠征クエスト?アノ兄どうしたの?急に」
「実はサンプトランド王国から馬車で10日程の距離の場所に夏のこの時期にだけ開放される迷宮があるんだ。そこの最奥には貴重な魔道具が眠っていると噂されているし何せ普段閉鎖されている場所だからそこで出てくる魔物の素材はどれも貴重で結構いい値で売れるらしいんだ。」
「へえ、それなら行く価値がありそうだね。何て名前の場所なんだ?」
「海洋国家ホエール・ポート。その名の通り海に面した場所に存在する国だよ」
「ホエール・ポート.....確か去年アノクと私は行ってるはずよね?でも迷宮は行ってたかしら....それとも私がまた忘れちゃってるだけ?」
「いや合ってるよ。去年もホエール・ポートには行ったけど迷宮には潜ってないからね。
それでどうだろう?ホエール・ポートは港町なだけあって新鮮な魚介類を使った料理とかもあるみたいだしサンプトランドにはない珍しいものもあったと思うから観光も兼ねてって思ったんだけど...」
あまり乗り気でないのであれば止めておこうかと一応皆の反応を伺ってみたけど3人とも楽しみになったらしく
早速準備して向かう事になった。
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