婚約破棄されたので、もう私が支えるのはやめます

ふわふわ

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第二十八話 王太子の失墜

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第二十八話 王太子の失墜

王宮の廊下は、静かな場所ほど空気の変化を隠せない。

声を潜めた侍従たち。
書類を抱えたまま視線を交わす書記官。
王妃付きの女官たちの、丁寧すぎるほど丁寧な沈黙。

それらはどれも表立った反抗ではない。
だが同時に、以前のような“王太子殿下ならば”という無条件の追従も、もうそこにはなかった。

春の晩餐会での一件。
南方伯家との冷え切ったやり取り。
交易祭をめぐる一連の混乱。
そして王妃主催の夜会で、エレノアの名誉が静かに戻され始めたこと。

全部が重なって、王宮の中で一つの認識が形になり始めていた。

――王太子アルヴィスは、思ったより危うい。
――しかも、その危うさを支えていた婚約者を、自ら切り捨てた。
――今その代わりに隣へ置いた娘も、場を保てる器ではない。

その認識は、まだ誰も口にはしない。
だが、口にされないからこそ深く広がっていた。

その日の朝、アルヴィスは執務室へ入った瞬間に、空気がおかしいと感じていた。

「……何だ」

誰にともなく吐き捨てる。

返事をする者はいない。

侍従はいつも通り頭を下げる。
書記官も必要な書類だけを机へ置く。
形式は保たれている。

けれど、そこに以前のような“殿下の不機嫌を先回りして消しておこう”という空気が薄い。

皆、引いているのだ。

その距離感が、アルヴィスにはひどく癪だった。

「南方伯家への件はどうなった」

最年長の側近が一歩進み出る。

「先方より、交易祭における殿下との個別の打ち合わせは、ひとまず王妃殿下側を通して進めたいとの返答がございました」

「……何だと」

アルヴィスの顔が険しくなる。

「私を通さず、母上を?」

「はい」

それは実質的な不信任だった。

王太子本人と話しても無駄だから、王妃を通す。
そう言っているのとほとんど変わらない。

アルヴィスは机を強く叩いた。

「勝手なことを!」

だが側近は下を向いたまま続ける。

「また、東部侯家も同様に、交易祭当日の細かな席順調整については“殿下のお手を煩わせぬよう”王妃殿下付きへ話を通すと」

“殿下のお手を煩わせぬよう”。

ずいぶん礼を尽くした言い方だ。
だが中身は同じだった。

お前に任せると面倒になる。
だから別のところで話を進める。

アルヴィスは唇を噛んだ。

ここまで露骨なのは初めてだった。

表ではまだ礼を尽くす。
だが、実務から少しずつ外し始めている。

その意味が分からないほど愚かではない。
ただ、受け入れられないだけだ。

「……誰がそんな流れを作っている」

低く問う。

側近たちは一瞬だけ顔を見合わせた。

誰も答えない。
答えれば、ほとんど王妃だと言うことになるからだ。

だがアルヴィスには分かっていた。
母が、静かに動いている。

自分に恥をかかせるためではない。
王宮そのものをこれ以上壊さないために。

それが分かるからこそ、余計に腹が立つ。

「殿下」

そのとき、別の書記官が慎重に一通の文書を差し出した。

「こちらは、聖務院からです」

アルヴィスは乱暴に受け取る。

読み進めるうちに、顔がみるみる険しくなった。

内容は簡潔だった。

次期王太子妃候補として名が上がっているミレイユ・フェルベルク嬢について、宮中行事への同席範囲を一時的に再考したい。
理由は、最近の王宮内外の混乱を受けて、王家周辺の顔ぶれを慎重に整理したいから。

表現は穏やかだ。
だが意味は明白だった。

ミレイユを、正式な“王太子妃候補”として扱うこと自体に待ったがかかり始めている。

「馬鹿げている」

アルヴィスが吐き捨てる。

「少し失言しただけで、ここまで騒ぐのか」

その言葉に、今度は最年長の側近がはっきりと顔を上げた。

「少し、では済まなくなっております」

それは珍しいことだった。

彼がここまで直接的に言うのは。

アルヴィスの目が鋭くなる。

「何だと」

「晩餐会の一件だけではございません。舞踏会以降の流れすべてが、今は一つにつながって見られております」

「つまり、私が悪いと?」

側近は一瞬黙った。

だが、もうここで引くつもりはなかったのだろう。

「少なくとも殿下ご自身が、事態を軽く見てこられたことは否めません」

その瞬間、アルヴィスの中で何かが切れた。

「貴様ッ!」

机の向こう側から身を乗り出すように怒鳴る。

「誰に向かって口を利いている!」

側近は頭を下げたままだった。

「事実を申し上げております」

「事実だと?」

アルヴィスは机の端にあった文鎮を掴みかけ、寸前で投げるのをこらえた。
その手の震えを、部屋にいた誰もが見た。

「全部、ミレイユが浅はかだったせいだ! あの女が余計なことを言わなければ、ここまでにはならなかった!」

ついに出た、と誰もが思ったはずだ。

責任転嫁。

しかも、あれほど“真実の愛”だと守っていた相手へ、今さら全部を押しつける形で。

書記官たちの空気がまた少し冷える。

この場にいる全員が分かっていた。

たしかにミレイユは浅はかだった。
だが、その浅はかさを王太子の隣へ置き、しかも何か起きるたび“たかがそれくらい”と軽く扱ってきたのは、ほかでもないアルヴィスだ。

それを今さら、“あの女が悪い”で済ませようとする。

あまりにも見苦しい。

「殿下」

最年長の側近が、今度ははっきりとした声で言った。

「それは違います」

執務室の空気が凍る。

アルヴィスも、一瞬だけ本当に言葉を失った。

「……何だと」

「ミレイユ様に問題があったとしても、それを王太子の隣へ置き、周囲の忠告を軽く扱い、形式や配慮を“たかが”で済ませてこられたのは殿下ご自身です」

「貴様……!」

「そして、エレノア様を失ってから初めて、その不在の大きさに気づかれた」

その名前が出た瞬間、アルヴィスの顔色が変わる。

怒り。
屈辱。
そして、ごくわずかに恐れに近いもの。

「黙れ!」

今度こそ怒鳴った。

だがその声には、以前のような押し切る力がない。
むしろ、自分が一番触れられたくない部分へ踏み込まれた者の焦りがあった。

側近は退かなかった。

「殿下は今、ミレイユ様へ責任を押しつけておられます。ですが、それでは何も片づきません」

「片づける必要など――」

「あります」

低いが強い声だった。

「今や問題は“誰の失言か”ではなく、“殿下の周囲で何が機能していないのか”です」

その言葉に、部屋の中で誰かが浅く息を呑んだ。

ここまで来れば、もはや王太子への諫言ではない。
王宮機構としての警告だ。

アルヴィスはしばらく何も言えなかった。

言い返したい。
怒鳴りたい。
だが、今目の前にいるのは自分を嫉んでいる敵ではない。長年、自分の周囲を回してきた人間だ。
その人間が、ここまで言う。

それが何を意味するかくらい、さすがに分かる。

分かるのに、認めたくない。

「……なら」

ようやく絞り出すように言う。

「なら、どうすればいい」

その問いは、助言を求めているようでいて、実のところは苛立ちをぶつけるための問いだった。

側近もそれは分かっていたはずだ。
それでも、もう曖昧には返さなかった。

「まず、責任を人へ押しつけるのをおやめください」

「……!」

「そして、殿下ご自身が軽んじてきたものを認めることです」

「軽んじてきたもの……」

「形式、配慮、返書、席順、後援先、根回し、信頼」

一つずつ置いていく。

「そして、それらを整えていた者を失ったことも」

エレノア。

その名前は出さなかった。
だが出さなくても分かる。

アルヴィスの顔は、怒りの赤から、今度は別の色へ変わっていた。
屈辱だ。
認めたくない現実を、こうして積み上げられる屈辱。

だが、それ以上にまずかったのは、その場にいる他の者たちがもう皆、同じ認識を共有していることだった。

王太子の失墜。

それは外の噂だけではない。
執務室の中でさえ、もう始まっている。

そのとき、扉が叩かれた。

侍従が青ざめた顔で入ってくる。

「し、失礼いたします」

アルヴィスが苛立ったように睨む。

「何だ」

「王妃殿下より、殿下をお呼びにございます」

またか、という顔をアルヴィスがする。

だが今の流れでは無視もできない。

「……分かった」

吐き捨てるように言って立ち上がる。

だが扉へ向かう途中、ふと立ち止まり、最年長の側近へ振り返った。

「貴様、あとで覚えておけ」

その台詞は、かつてなら場を凍らせるだけの力があったはずだ。

けれど今は違う。

側近は頭を下げたまま答える。

「御意のままに」

その声に怯えはなかった。

アルヴィスはますます顔を歪め、扉を乱暴に開けて出ていった。

残された執務室に、長い沈黙が落ちる。

やがて若い書記官の一人が、ほとんど聞こえない声で呟いた。

「……終わり、でしょうか」

誰もすぐには答えなかった。

だが“何が終わりか”は、皆分かっていたはずだ。

王太子としての威光。
少なくとも、何でも怒鳴れば通るという時代は、もう終わりつつある。

王妃の私室へ向かう廊下で、アルヴィスは自分の足音がやけに大きく響く気がしていた。

どうしてこうなった。

頭の中にはそればかりが渦巻く。

最初は単純だったはずだ。
冷たい婚約者を切り、可憐な少女を選んだ。
そこに自分の正しさがあると思っていた。

なのに今、自分は何を得ている。

周囲の冷えた視線。
王妃の失望。
側近の反抗に近い諫言。
そして、隣へ置いた少女を守ることすらできず、最後には責任を押しつけようとした自分の醜さ。

認めたくない。

だが、もう誤魔化しきれないところまで来ていた。

王妃セシリアは、息子が入ってきたとき、すぐにその顔を見て分かった。

少し前までの“苛立っているだけの息子”ではない。
今はそこへ、明らかな追い詰められ方が混じっている。

「来たのね」

「……何の用です」

アルヴィスの声には棘があった。

だが王妃は気にした様子もない。

「報告は受けたわ」

その一言で十分だった。

執務室でのやり取りまで、すでに耳に入っているのだろう。

アルヴィスは唇を噛む。

王妃はゆっくりと立ち上がった。

「あなた、自分が今どう見られているか分かっていて?」

「皆が大げさなのです」

反射的にそう返す。

だが、自分でもその言葉に力がないのが分かった。

王妃は静かに言った。

「いいえ。今のあなたは、大げさに見られているのではない。正しく見られ始めているのよ」

アルヴィスは言葉を失う。

正しく見られる。

それがこんなにも痛いことだとは、今まで知らなかった。

王妃は続ける。

「ミレイユ嬢を庇いきれず、最後は責任を押しつけようとした。あなたを支えていた者を軽んじ、失ってからもその価値を認めず、呼べば戻ると思っていた」

淡々と、だが容赦なく。

「それを皆が見ているの」

アルヴィスの拳が震える。

「母上まで……」

「わたくしは、見ているだけよ」

王妃の声音は冷たかった。

「そして今のあなたは、王太子として最も見苦しい形で失墜し始めている」

その一言が、決定打だった。

失墜。

ついにその言葉が出た。

アルヴィスは顔色を失い、しかし次の瞬間には怒りに変えて叫ぶ。

「私はまだ王太子だ!」

「ええ、まだね」

王妃の返しは静かだった。

静かであるぶん、残酷だった。

“まだ”。

つまり、このままなら、それすら盤石ではないと示しているのだ。

アルヴィスは何か言い返そうとしたが、声にならなかった。

王妃は視線を逸らさずに言う。

「あなたが救われる道があるとすれば、今ここで自分の愚かさを認めることだけよ」

愚かさ。

その言葉は、最近何度も自分に向けられている気がする。
だが今のアルヴィスには、それを否定しきる力も根拠もなかった。

沈黙が落ちる。

王妃はその沈黙ごと見つめたあと、最後に言った。

「見苦しく責任を押しつけ続けるなら、周囲はあなたを守らないわ」

その言葉に、アルヴィスはほんの一瞬だけ、はっきりと怯えた顔をした。

守られない。

今まで当然のようにあったものが、なくなる。

それが現実として迫ったのだろう。

だが、その怯えもまた、遅すぎる。

王太子の失墜は、もう始まっている。
しかも一番見苦しい形で。
自分の浅さが露わになり、支えていた者の不在が際立ち、最後には責任を女に押しつけようとした男として。

その夜、王都のあちこちでまた噂が一つ増えた。

王太子は、側近にまで諫められたらしい。
しかも最後は義妹へ責任を押しつけたとか。
ならば、真実の愛も随分と軽いものだ。

そう囁かれ始めた時点で、もう勝負はついていた。

失墜とは、王冠を奪われる瞬間だけを言うのではない。
周囲が、“もうこの男に未来を託せない”と静かに判断し始めること。

その意味で、アルヴィスはこの日、たしかに落ち始めていた。
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