39 / 63
幼少期編
脅しという名の
しおりを挟む
私の問いかけに、二人は顔を見合わせた。
好条件の取引。しかも庇護下に入ることによって、絶対の安全。頷くほかないだろう。
しかし、これだけで「はい」というような暗殺者がいたら世も末だ。裏がないか、代償は何か。私の言っていないことまで気を使わなければならない。
男が警戒心丸出しで口を開く。
「…何を望んでいるのですか」
はい、よくできました。しっかり教育されてますねー。
…私何様だろう。後で刺されないかな。ちょっと心配になって来たぞ。ごめんなさい、調子に乗ってました。二度とこんなこと思いません。
「うん、その赤竜っていう組織の情報を全て欲しいの」
「……欲張りだなあ」
唸っている男は無視し、ジト目で見てきたグリムだけを相手にする。己の立場を理解しない馬鹿は嫌いです。
だけど未だに「うん」という
「どうする?もし嫌だって言うんだったら、口を割るまで拷問するよ。それでも言わなかったら容赦なく殺させてもらうけど」
生存欲を揺さぶる。
少しは傾いたのか。目を泳がせる。やがて、深いため息をついて私を見た。
「…いい性格してるな」
それはどうもありがとう。絶対に誉め言葉ではないだろうけど。
「で、どうするの?」
再度尋ねると、グリムががっくり肩を落とした。
「…今回はこちらの負けだ。傘下に入る」
よしっ!
心の中でガッツポーズをする。
実は、先ほどまでのことはハッタリだ。私は実際に人を殺さないし、痛めつける趣味もない。完全なるでまかせだ。
そうでもしなきゃ絶対に味方にならなそうっだし。
ほっと息をつくと、もう一人の男が騒いだ。
「お前、ミライ様を本当に裏切るのか!」
「うっせ!俺らは負けたんだ。俺は生き残ることだけを考えるんだよ!」
「あんなに厚意にしてくださったのにか!?」
「駒として大切にしてくれたの間違いだろう!」
…どうやら、男はそのミライ様とやらを裏切ることに抵抗があるようだ。かなり慕っているのかな。その問題点を除かない限りは、引き込むのは難しそうだ。
そしてグリムとの言い分の差。
駒。厚意。矛盾している。
…気になるかな。
今回の件で、赤竜は消すとする。これは紫音全体で決まっていることだ。
だが、もしも殺さずに、団が合体したら?
「…よし、二人とも私を赤竜っていう組織のもとに連れていって」
「は?誰がそんなことをーー」
「分かった」
「グリム!?」
なんと、グリムが二つ返事で受けてくれた。これには私も驚き、思わず目を見張る。
「いいの?」
聞くと、鼻で笑われた。なんかムカつく。
「はっ自分から言ったのになんで驚いてる。さっき配下に加わると言ったしな。男に二言はない」
おお。なんかかっこいい。
なんとなく私が感激していると、続けるようにグリムはにやりと笑った。
「それに大きくなったら絶対絶世の美女になる人に仕えたい」
とりあえず殴った。
…下心しかないじゃん!チャラ男か!私の感激を返せ!
壁の破壊音と叫び声が聞こえたが、自業自得である。私は悪くない。
「…で、そこの貴方はどうする?」
手をはたいて振り返ると、男はいまだに私を睨んでいた。怖い怖い。
という茶番はさておき、こいつなんて言ったら納得するかなあ。
ミライさんを殺さない?いや、裏切ることに変わりはない。その行為自体に男は拒否反応を示しているのだから、この言葉には何の意味もない。
「…裏切ることなんて俺には出来ない」
…あああああもう!
「もう!まどろっこしい!」
突如叫んだ私に、二人がぎょっとした。
もともと考えるのが嫌いな私がなんでこんなに考えなきゃいけないんなんだ!
…あーもうやーめた。もう突っ走ろう。あとはどうにでもなーれ。
「よし、グリム。取りあえずは赤竜の元へ案内して。そして、その間に今回の作戦を話して。後は知っていたら配置されている人数、場所をお願い」
「おいおい、正気か?かなりの人数がいんのにどうやってやるってんだよ」
何を言っているのかな?さっき私の最大の力を見せたのに。
「ん?魔法をぶっ放すだけですが?」
連射でもすれば崩れるでしょ。
私の言い分に、グリムの目が遠くなった。きっと素晴らしい作戦に感動しているんだろう。
「…うわあ考えるのを放棄した計画ほど怖いものはないなあ」
あとは男だが…これはもういいや。何も喋らなそうだし。
「んじゃあんたは好きにして。戻るなりついてくるなりしていいけど…」
ずいっと顔を近づける。推定三十前半の男は、びくっとした。
「…殺される覚悟はした方がいいと思うよ」
男は固まってしまった。
体勢を戻し、グリムの方を振り返る。苦笑いをしていた。
「…行くか」
「効率重視でよろしくね」
私たちは紫音を飛び出した。
戻ってきたリアナが男に肉を食べさせて、無理矢理連れ出して私たちを追いかけたのはもう少し後の話。
***
タタタタタタッ
屋根を走る靴音が響く。
必死に食いつくように走っている私の前を行くのは、余裕そうなグリムだ。
グリムから聞いた話では、まず一か所に少人数を集めおびき寄せる。当然、隠れたまま。だが、少しだけ気配を出すのだ。
そしてその隙を狙う紫音を、更に後ろからという、典型的な囮作戦だ。
勿論、これがうまくいく可能性はほぼ低いだろう。
紫音の方に更に伏兵がいる方が高いのだから。
だが、これを二つの場所で行うとなったら、大変だ。
グリム情報によると、赤竜の集いは紫音の数倍の人数が所属しているらしい。
私たちに勝ち目がないのも同然だ。
だが、ギーアが戦闘を仕掛けた?ということは、勝ち筋はあるのだろう。
それでも厳しいということに変わりはないので、此奴らと同じようにミライ様という頭の部分を潰しに向っている。
数倍の人数を相手にしてられるか。
そうして全力疾走しているのだが…
恨めしくて、ついつい文句を言ってしまう。
「ちょっと、少しは私に合わせてよ」
「そんな小さい体に合わせてたら、到着がかなり遅くなるけどいいのか?」
ぐうの音も出ない。
それは、場所が場所で、拠点が何キロか離れたところにあるという豪邸らしい。キロ単位ですよ?幼女の身体で行けるものか。
そう反論したんだけど、返ってきた言葉は「え?案内しろって言ったよな?嘘だって言わないよな?」という何とも憎たらしい返事。煽ってきやがった。
まあ今更引けないので「当然でしょ」と言いましたが。
だけど思ってたよりもきつかった。
スピードはどうにかなる。ただ体力が。体力がね!?
軟弱なこの身体は、わずか一キロで悲鳴で上げている。あと何キロあるんだろう…
「そんなんであと三キロ持つのか?」
ここは地獄だった。
気合で耐えきって見せたいけど…少し無理かもしれない。
私が改めて体力不足を痛感したとき、横から爆音が響いた。
舞い上がる煙に目を細める。前では、グリムも足を止めて、警戒したように見ている。
しかも、なかなかその煙が晴れない。まるで人工的に生み出したもののよう。
そして、ここは住宅街だ。こんなふうに破壊音がするわけがない。
…何か確実にある。
「…降りよう」
「ああ」
魔法の力を借りて、苦も無く飛び降りた私をグリムが羨まし気に見ていた。
そして、路地裏に足を着いたのだが…まるで霧の中にいるようだ。さらに煙が濃くなった気がする。果たしてまだ煙と言えるかは謎だが。
だが…何人もの気配がある。ひょっとして…
「ここが一つの地点?」
「そうだ。確かこっちはそこまでいなかったはずだ。確実に落とされるから、とかそんな理由」
その人絶対策士だ。捨て駒まで考えてる。
…ちょっと戦力として欲しいなって思ってしまったのは秘密だ。
でも絶対に可愛くないんだろうな。腹黒系はもういらない。癒し系がいい。
…あれ、待って?私の周りにいる人たちって癒し系の人いなくない?大体病んでるから、ほんわかしてなくない?えーーー
「…ペット欲しいって言ったらお父様くれるかな」
「あのーここ戦場だよ?分かってる?」
全然関係ないことを考えていたらグリルにツッコまれてしまった。ごめんなさい。多忙な毎日で息抜きがしたいんです。
「…取りあえず、この煙を少しでもましにしますか【ライトアロー】」
三本の矢を放ち、煙をはく。視界に人影はなかった。
即座に避けた?いつ?魔法の詠唱したとき?
…敵はなかなかに強敵なようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃のルイとリオン
「ちょっとマリーのところへ行ってくる」
「待ってください。色々終わってないのにどこ行こうとしているのですか。それにいきなり行かれてはヒルディア嬢も迷惑でしょう。もしかしたら出かけているかもしれませんし」
「…十キロほど離れた地方の“サンライ”にマリーはいる。」
「…うん?」
好条件の取引。しかも庇護下に入ることによって、絶対の安全。頷くほかないだろう。
しかし、これだけで「はい」というような暗殺者がいたら世も末だ。裏がないか、代償は何か。私の言っていないことまで気を使わなければならない。
男が警戒心丸出しで口を開く。
「…何を望んでいるのですか」
はい、よくできました。しっかり教育されてますねー。
…私何様だろう。後で刺されないかな。ちょっと心配になって来たぞ。ごめんなさい、調子に乗ってました。二度とこんなこと思いません。
「うん、その赤竜っていう組織の情報を全て欲しいの」
「……欲張りだなあ」
唸っている男は無視し、ジト目で見てきたグリムだけを相手にする。己の立場を理解しない馬鹿は嫌いです。
だけど未だに「うん」という
「どうする?もし嫌だって言うんだったら、口を割るまで拷問するよ。それでも言わなかったら容赦なく殺させてもらうけど」
生存欲を揺さぶる。
少しは傾いたのか。目を泳がせる。やがて、深いため息をついて私を見た。
「…いい性格してるな」
それはどうもありがとう。絶対に誉め言葉ではないだろうけど。
「で、どうするの?」
再度尋ねると、グリムががっくり肩を落とした。
「…今回はこちらの負けだ。傘下に入る」
よしっ!
心の中でガッツポーズをする。
実は、先ほどまでのことはハッタリだ。私は実際に人を殺さないし、痛めつける趣味もない。完全なるでまかせだ。
そうでもしなきゃ絶対に味方にならなそうっだし。
ほっと息をつくと、もう一人の男が騒いだ。
「お前、ミライ様を本当に裏切るのか!」
「うっせ!俺らは負けたんだ。俺は生き残ることだけを考えるんだよ!」
「あんなに厚意にしてくださったのにか!?」
「駒として大切にしてくれたの間違いだろう!」
…どうやら、男はそのミライ様とやらを裏切ることに抵抗があるようだ。かなり慕っているのかな。その問題点を除かない限りは、引き込むのは難しそうだ。
そしてグリムとの言い分の差。
駒。厚意。矛盾している。
…気になるかな。
今回の件で、赤竜は消すとする。これは紫音全体で決まっていることだ。
だが、もしも殺さずに、団が合体したら?
「…よし、二人とも私を赤竜っていう組織のもとに連れていって」
「は?誰がそんなことをーー」
「分かった」
「グリム!?」
なんと、グリムが二つ返事で受けてくれた。これには私も驚き、思わず目を見張る。
「いいの?」
聞くと、鼻で笑われた。なんかムカつく。
「はっ自分から言ったのになんで驚いてる。さっき配下に加わると言ったしな。男に二言はない」
おお。なんかかっこいい。
なんとなく私が感激していると、続けるようにグリムはにやりと笑った。
「それに大きくなったら絶対絶世の美女になる人に仕えたい」
とりあえず殴った。
…下心しかないじゃん!チャラ男か!私の感激を返せ!
壁の破壊音と叫び声が聞こえたが、自業自得である。私は悪くない。
「…で、そこの貴方はどうする?」
手をはたいて振り返ると、男はいまだに私を睨んでいた。怖い怖い。
という茶番はさておき、こいつなんて言ったら納得するかなあ。
ミライさんを殺さない?いや、裏切ることに変わりはない。その行為自体に男は拒否反応を示しているのだから、この言葉には何の意味もない。
「…裏切ることなんて俺には出来ない」
…あああああもう!
「もう!まどろっこしい!」
突如叫んだ私に、二人がぎょっとした。
もともと考えるのが嫌いな私がなんでこんなに考えなきゃいけないんなんだ!
…あーもうやーめた。もう突っ走ろう。あとはどうにでもなーれ。
「よし、グリム。取りあえずは赤竜の元へ案内して。そして、その間に今回の作戦を話して。後は知っていたら配置されている人数、場所をお願い」
「おいおい、正気か?かなりの人数がいんのにどうやってやるってんだよ」
何を言っているのかな?さっき私の最大の力を見せたのに。
「ん?魔法をぶっ放すだけですが?」
連射でもすれば崩れるでしょ。
私の言い分に、グリムの目が遠くなった。きっと素晴らしい作戦に感動しているんだろう。
「…うわあ考えるのを放棄した計画ほど怖いものはないなあ」
あとは男だが…これはもういいや。何も喋らなそうだし。
「んじゃあんたは好きにして。戻るなりついてくるなりしていいけど…」
ずいっと顔を近づける。推定三十前半の男は、びくっとした。
「…殺される覚悟はした方がいいと思うよ」
男は固まってしまった。
体勢を戻し、グリムの方を振り返る。苦笑いをしていた。
「…行くか」
「効率重視でよろしくね」
私たちは紫音を飛び出した。
戻ってきたリアナが男に肉を食べさせて、無理矢理連れ出して私たちを追いかけたのはもう少し後の話。
***
タタタタタタッ
屋根を走る靴音が響く。
必死に食いつくように走っている私の前を行くのは、余裕そうなグリムだ。
グリムから聞いた話では、まず一か所に少人数を集めおびき寄せる。当然、隠れたまま。だが、少しだけ気配を出すのだ。
そしてその隙を狙う紫音を、更に後ろからという、典型的な囮作戦だ。
勿論、これがうまくいく可能性はほぼ低いだろう。
紫音の方に更に伏兵がいる方が高いのだから。
だが、これを二つの場所で行うとなったら、大変だ。
グリム情報によると、赤竜の集いは紫音の数倍の人数が所属しているらしい。
私たちに勝ち目がないのも同然だ。
だが、ギーアが戦闘を仕掛けた?ということは、勝ち筋はあるのだろう。
それでも厳しいということに変わりはないので、此奴らと同じようにミライ様という頭の部分を潰しに向っている。
数倍の人数を相手にしてられるか。
そうして全力疾走しているのだが…
恨めしくて、ついつい文句を言ってしまう。
「ちょっと、少しは私に合わせてよ」
「そんな小さい体に合わせてたら、到着がかなり遅くなるけどいいのか?」
ぐうの音も出ない。
それは、場所が場所で、拠点が何キロか離れたところにあるという豪邸らしい。キロ単位ですよ?幼女の身体で行けるものか。
そう反論したんだけど、返ってきた言葉は「え?案内しろって言ったよな?嘘だって言わないよな?」という何とも憎たらしい返事。煽ってきやがった。
まあ今更引けないので「当然でしょ」と言いましたが。
だけど思ってたよりもきつかった。
スピードはどうにかなる。ただ体力が。体力がね!?
軟弱なこの身体は、わずか一キロで悲鳴で上げている。あと何キロあるんだろう…
「そんなんであと三キロ持つのか?」
ここは地獄だった。
気合で耐えきって見せたいけど…少し無理かもしれない。
私が改めて体力不足を痛感したとき、横から爆音が響いた。
舞い上がる煙に目を細める。前では、グリムも足を止めて、警戒したように見ている。
しかも、なかなかその煙が晴れない。まるで人工的に生み出したもののよう。
そして、ここは住宅街だ。こんなふうに破壊音がするわけがない。
…何か確実にある。
「…降りよう」
「ああ」
魔法の力を借りて、苦も無く飛び降りた私をグリムが羨まし気に見ていた。
そして、路地裏に足を着いたのだが…まるで霧の中にいるようだ。さらに煙が濃くなった気がする。果たしてまだ煙と言えるかは謎だが。
だが…何人もの気配がある。ひょっとして…
「ここが一つの地点?」
「そうだ。確かこっちはそこまでいなかったはずだ。確実に落とされるから、とかそんな理由」
その人絶対策士だ。捨て駒まで考えてる。
…ちょっと戦力として欲しいなって思ってしまったのは秘密だ。
でも絶対に可愛くないんだろうな。腹黒系はもういらない。癒し系がいい。
…あれ、待って?私の周りにいる人たちって癒し系の人いなくない?大体病んでるから、ほんわかしてなくない?えーーー
「…ペット欲しいって言ったらお父様くれるかな」
「あのーここ戦場だよ?分かってる?」
全然関係ないことを考えていたらグリルにツッコまれてしまった。ごめんなさい。多忙な毎日で息抜きがしたいんです。
「…取りあえず、この煙を少しでもましにしますか【ライトアロー】」
三本の矢を放ち、煙をはく。視界に人影はなかった。
即座に避けた?いつ?魔法の詠唱したとき?
…敵はなかなかに強敵なようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃のルイとリオン
「ちょっとマリーのところへ行ってくる」
「待ってください。色々終わってないのにどこ行こうとしているのですか。それにいきなり行かれてはヒルディア嬢も迷惑でしょう。もしかしたら出かけているかもしれませんし」
「…十キロほど離れた地方の“サンライ”にマリーはいる。」
「…うん?」
0
あなたにおすすめの小説
目指せ、婚約破棄!〜庭師モブ子は推しの悪役令嬢のためハーブで援護します〜
森 湖春
恋愛
島国ヴィヴァルディには存在しないはずのサクラを見た瞬間、ペリーウィンクルは気付いてしまった。
この世界は、前世の自分がどハマりしていた箱庭系乙女ゲームで、自分がただのモブ子だということに。
しかし、前世は社畜、今世は望み通りのまったりライフをエンジョイしていた彼女は、ただ神に感謝しただけだった。
ところが、ひょんなことから同じく前世社畜の転生者である悪役令嬢と知り合ってしまう。
転生して尚、まったりできないでいる彼女がかわいそうで、つい手を貸すことにしたけれど──。
保護者みたいな妖精に甘やかされつつ、庭師モブ子はハーブを駆使してお嬢様の婚約破棄を目指します!
※感想を頂けるとすごく喜びます。執筆の励みになりますので、気楽にどうぞ。
※『小説家になろう』様にて先行して公開しています。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる