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ネックレス
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「何、これ?」
二十一歳の誕生日の朝。
部屋でいつも通りの支度を終えた私は、突如ドアの前に届いたものを見て首を傾げた。いや、『届いた』というのには、語弊がある。
「さっきまで、こんなのあったっけ?」
その金属製の『カプセル』は、突如私の部屋のドアの前に『現れた』のだ。
ステンレスのような光沢を放つそれには、よく見ると『PAST TIME CAPSULE』と印字されていた。
「PAST TIME CAPSULE……過去のタイムカプセル?」
あまり見ない言葉に不思議に思いながらも、私はそのカプセルに触れてみた。
それはつるつると滑らかで、どうにも開きそうになかったが、一か所だけ出っ張りのようなものがあった。私はそれを押してみた。
「あら……」
金属製の厳つい外見とは裏腹に、それはごく簡単にぱかっと開いた。中身を見て、私はうっとりと目を細めた。
「わぁ、素敵……」
そのカプセルには、美しいサファイアのネックレスが入っていたのだ。
透き通ったブルーに輝く、本物のサファイア……私はそれを見て、これが誰の仕業か分かった。
「そうか、輝
あきら
ね」
上流企業で働いている、イケメンでお金持ちの私の彼氏。どこからどう見ても完璧で、文句のつけようのない彼氏。彼は、毎年、私の誕生日に気の利いた素敵なサプライズをしてくれる。
一昨年は、真紅の薔薇の花束。
去年は、超高級チョコレートケーキ。
それらを、何の予告も前触れもなく、贈ってくれたのだ。
そして、今年は九月の私の誕生石……サファイアのネックレス。
どうやったのかは分からないが、とても素敵なプレゼントを、私の予想もつかない方法で贈ってくれた……そのことに、私の胸には熱いものが込み上げた。
「輝、おはよ! 今年も、ありがとね!」
私はすぐに、輝にLINEを送った。私の胸はワクワクと喜びでいっぱいだった。
メッセージには即座に既読がついたが、返事が中々来ない。
そうなんだ。輝は上流企業の社会人……朝はバタバタと忙しいし、返事は中々返せないんだ。
私はいつもつけていたネックレス……私と輝が交際した記念日にやはり彼からプレゼントされたダイヤのネックレスを外して、今日届いたこのサファイアのネックレスをつけ、ルンルン気分で大学への道を歩いた。
いつも通りの通学路は、ついこの間まで真夏だったのが嘘のよう。空気がひんやりとして、肌寒い。
「うー、さぶっ。やっぱ、この格好、失敗だったかなぁ……」
ピンク色のワンピースに青いカーディガン……。
私は、今更ながらに自分の薄着を後悔した。
その時、何やら弱々しい足音が何週間ぶりかに私に近付いてきた。
そして……
「さ、さ、澤村さん……」
吃音混じりの消え入りそうで、しかし私には聞きなれた声が聞こえた。
私は声のする方に振り返った。
「あ、菅川」
そこには、伸びすぎた前髪、黒縁の分厚い眼鏡……パッとしない幼馴染、菅川 利樹
としき
がいたのだ。
「久しぶりね。元気してた?」
「う、う……うん」
彼は前髪を垂らして下を向き、モジモジしている。
こいつは、昔からこうだ。特に何かあるというわけでもないのに、いつも挙動不振で無口だ。
そのおかげで、小学生の頃からこいつと普通に話す女子は私だけだった。
「菅川ってさ、いつも、大学で何してるの?」
「そ、そ、相対性理論のけ、研究」
「まぁ、凄いじゃない! 相対性理論って、アインシュタインの理論でしょ?」
「す、す、凄くなんかないよ」
そこで会話が途切れた。
こいつは、いつもそう。誰と話しても、会話が続かないコミュ障。
微妙な沈黙を保ったまま、私達は大学の構内へ入った。
「あら、棗
なつめ
。いいものつけてんじゃん。彼氏からのプレゼント?」
「えへっ、まぁね」
親友の真奈
まな
の言葉に、私は少し舌を出した。
「シャイな人だからね。毎年、サプライズで素敵なプレゼントをくれるの」
にーっと得意げに笑うと、真奈は目を細めて羨ましそうな顔をした。
「あー、すごいノロけよう。妬けるねぇ」
「あら、あなただって、年下の彼氏ができたって聞いたわよ」
「あぁ、ダメ、ダメ、あんな奴。頼りないったら、ありゃしない」
そんなことを話していると、私の携帯が軽く鳴った。ポケットから出して見ると、輝からのLINEのお返事だったのだ。
「ありがとうって? 俺、何もしてないけど……」
私はそれを見て、クスッと笑った。
「またまたぁ。まぁ、そんなトコも好きなんだけどね」
私はすぐにそう返した。
(本当に、輝ったらシャイなんだから……)
私の首元で透き通るようなブルーに光り輝くサファイアを触り、微笑んだ。
今日の講義も全て終わり、私は真奈とショッピングに出掛けた。
流行りの服なんかを見るのは楽しい。こんなことをしていると、農学部なんていう色気のない学部に所属している私もごく普通の女性なんだと実感する。
真奈とキャピってた、その時だった。
私の携帯が振動した。また、輝からのLINEが入ったのだ。
「本当に、何のことか分からないんだけど……。それより今日、これから会えない? 話があるんだ」
そんなメッセージ。
真剣な文面で『話がある』って。これはきっと……プロポーズ?
私の胸はドックンと高鳴った。
「何よ、棗。ニヤニヤしてぇ」
携帯から顔を上げた私を見た真奈も、少しニヤついている。
「ごっめーん、真奈。ちょっと、呼び出しかかっちゃった」
私はペロッと舌を出す。
「あぁもう、妬けるねぇ。それに……」
真奈は口角を横に広げ、私を悪戯な笑顔で見つめた。
「お誕生日にサプライズでプレゼント渡したのに、また呼び出すってことは、もしかして……」
「こら、真奈。何言ってんの? 私達、まだ付き合って三年よ」
そんなことを言いながらも、私の胸はドキドキ。これから起こるであろう素敵な出来事……輝からのプロポーズの予感に幸せを噛み締めていた。
「え、ちょっと待って。何て言ったの?」
夜景を反射してキラキラと輝く海の近くの、お洒落な高級レストラン。向かいの席に座った輝の発した言葉の意味が、私にはすぐに理解できなかった。
「だから。別れようって」
別れる……いや、意味が分からない。
だって、今日の朝……。
「輝、これ……くれたじゃない」
私は首元でブルーに光り輝くサファイアを手の平に乗せた。輝はそれを見て、寄せていた眉間の皺をさらに寄せ、眉を顰める。
「何だよ、それ。俺はそんなの、知らねえぞ」
「えっ?」
(どうして、輝? 何で嘘を言うの? だって、こんなのをプレゼントしてくれるの……あなたしかいないじゃない)
そんな言葉を言おうとした私を、輝が冷たく蔑んだ目で見た。
「実は、俺も今日、会うまでは迷ってたんだけどな。そのサファイア見た途端に冷めたよ。だってお前、どんな男にでも、いい顔してるんだもん」
軽蔑した口調で、そんな非情な言葉が私に浴びせられる。
「何……それ?」
私は、耳を疑った。
こんなの、輝じゃない。だって、輝はいつでも優しくて、思いやりがあって、私のことを一番に考えてくれてて……。
「だって、そうだろうよ。一応、彼氏がいながら、他の男からそんなの貰って喜んでよ。しかも、俺がプレゼントしたのを外してまで調子づいてんだもん。そりゃあ、冷めるよ」
「そんな……。だって、私……あなたがプレゼントしてくれたのかと思って。嬉しくて、嬉しくて……」
「あぁ、ウザい、ウザい。言い訳なんて、聞きたくもない。俺とお前は、もう終わり。こっちこそ、今までいい顔をしてたのは若い女とヤリたかったから。俺は社長のお嬢さんと結婚することになったんだ。お前なんて遊びだったんだっつーの」
「信じられない……」
耳を疑うような言葉の数々に、私の目からは涙が溢れ出した。それは、凍らされた心が流す冷たい涙……。
そんな私を汚いものを見るような目で見て、輝はレストランから去って行った。
「何で、どうして……?」
私はレストランの近くの橋の上で、前に広がる海を見つめた。それは、私の悲しみなんて知らないかのように、街のあちらこちらで黄金色に輝く夜景を反射して、キラキラと光り輝いていた。
(どうして、輝……私なんて、遊び? 別の女性と婚約だなんて……)
海に反射した夜景の光を受けて透き通るようなブルーに輝く、首元のサファイアのネックレスを握り締めた。
(こいつのせいよ、こいつの……)
何だか、無性に憎らしくなった。
(このネックレスさえなければ……そう。このネックレスさえ、私の前に現れなければ……)
勿論、全てがネックレスの所為ではないということは理解していた。
そう。ネックレスが現れていなくても、これから付き合い続けていても、結果はおそらく……。
しかし……このネックレスを憎まないと、やっていられなかった。
私は自分の首からネックレスを外し……目の前に広がる広大な海に、力一杯に腕を振りかぶって投げ入れた。
二十一歳の誕生日の朝。
部屋でいつも通りの支度を終えた私は、突如ドアの前に届いたものを見て首を傾げた。いや、『届いた』というのには、語弊がある。
「さっきまで、こんなのあったっけ?」
その金属製の『カプセル』は、突如私の部屋のドアの前に『現れた』のだ。
ステンレスのような光沢を放つそれには、よく見ると『PAST TIME CAPSULE』と印字されていた。
「PAST TIME CAPSULE……過去のタイムカプセル?」
あまり見ない言葉に不思議に思いながらも、私はそのカプセルに触れてみた。
それはつるつると滑らかで、どうにも開きそうになかったが、一か所だけ出っ張りのようなものがあった。私はそれを押してみた。
「あら……」
金属製の厳つい外見とは裏腹に、それはごく簡単にぱかっと開いた。中身を見て、私はうっとりと目を細めた。
「わぁ、素敵……」
そのカプセルには、美しいサファイアのネックレスが入っていたのだ。
透き通ったブルーに輝く、本物のサファイア……私はそれを見て、これが誰の仕業か分かった。
「そうか、輝
あきら
ね」
上流企業で働いている、イケメンでお金持ちの私の彼氏。どこからどう見ても完璧で、文句のつけようのない彼氏。彼は、毎年、私の誕生日に気の利いた素敵なサプライズをしてくれる。
一昨年は、真紅の薔薇の花束。
去年は、超高級チョコレートケーキ。
それらを、何の予告も前触れもなく、贈ってくれたのだ。
そして、今年は九月の私の誕生石……サファイアのネックレス。
どうやったのかは分からないが、とても素敵なプレゼントを、私の予想もつかない方法で贈ってくれた……そのことに、私の胸には熱いものが込み上げた。
「輝、おはよ! 今年も、ありがとね!」
私はすぐに、輝にLINEを送った。私の胸はワクワクと喜びでいっぱいだった。
メッセージには即座に既読がついたが、返事が中々来ない。
そうなんだ。輝は上流企業の社会人……朝はバタバタと忙しいし、返事は中々返せないんだ。
私はいつもつけていたネックレス……私と輝が交際した記念日にやはり彼からプレゼントされたダイヤのネックレスを外して、今日届いたこのサファイアのネックレスをつけ、ルンルン気分で大学への道を歩いた。
いつも通りの通学路は、ついこの間まで真夏だったのが嘘のよう。空気がひんやりとして、肌寒い。
「うー、さぶっ。やっぱ、この格好、失敗だったかなぁ……」
ピンク色のワンピースに青いカーディガン……。
私は、今更ながらに自分の薄着を後悔した。
その時、何やら弱々しい足音が何週間ぶりかに私に近付いてきた。
そして……
「さ、さ、澤村さん……」
吃音混じりの消え入りそうで、しかし私には聞きなれた声が聞こえた。
私は声のする方に振り返った。
「あ、菅川」
そこには、伸びすぎた前髪、黒縁の分厚い眼鏡……パッとしない幼馴染、菅川 利樹
としき
がいたのだ。
「久しぶりね。元気してた?」
「う、う……うん」
彼は前髪を垂らして下を向き、モジモジしている。
こいつは、昔からこうだ。特に何かあるというわけでもないのに、いつも挙動不振で無口だ。
そのおかげで、小学生の頃からこいつと普通に話す女子は私だけだった。
「菅川ってさ、いつも、大学で何してるの?」
「そ、そ、相対性理論のけ、研究」
「まぁ、凄いじゃない! 相対性理論って、アインシュタインの理論でしょ?」
「す、す、凄くなんかないよ」
そこで会話が途切れた。
こいつは、いつもそう。誰と話しても、会話が続かないコミュ障。
微妙な沈黙を保ったまま、私達は大学の構内へ入った。
「あら、棗
なつめ
。いいものつけてんじゃん。彼氏からのプレゼント?」
「えへっ、まぁね」
親友の真奈
まな
の言葉に、私は少し舌を出した。
「シャイな人だからね。毎年、サプライズで素敵なプレゼントをくれるの」
にーっと得意げに笑うと、真奈は目を細めて羨ましそうな顔をした。
「あー、すごいノロけよう。妬けるねぇ」
「あら、あなただって、年下の彼氏ができたって聞いたわよ」
「あぁ、ダメ、ダメ、あんな奴。頼りないったら、ありゃしない」
そんなことを話していると、私の携帯が軽く鳴った。ポケットから出して見ると、輝からのLINEのお返事だったのだ。
「ありがとうって? 俺、何もしてないけど……」
私はそれを見て、クスッと笑った。
「またまたぁ。まぁ、そんなトコも好きなんだけどね」
私はすぐにそう返した。
(本当に、輝ったらシャイなんだから……)
私の首元で透き通るようなブルーに光り輝くサファイアを触り、微笑んだ。
今日の講義も全て終わり、私は真奈とショッピングに出掛けた。
流行りの服なんかを見るのは楽しい。こんなことをしていると、農学部なんていう色気のない学部に所属している私もごく普通の女性なんだと実感する。
真奈とキャピってた、その時だった。
私の携帯が振動した。また、輝からのLINEが入ったのだ。
「本当に、何のことか分からないんだけど……。それより今日、これから会えない? 話があるんだ」
そんなメッセージ。
真剣な文面で『話がある』って。これはきっと……プロポーズ?
私の胸はドックンと高鳴った。
「何よ、棗。ニヤニヤしてぇ」
携帯から顔を上げた私を見た真奈も、少しニヤついている。
「ごっめーん、真奈。ちょっと、呼び出しかかっちゃった」
私はペロッと舌を出す。
「あぁもう、妬けるねぇ。それに……」
真奈は口角を横に広げ、私を悪戯な笑顔で見つめた。
「お誕生日にサプライズでプレゼント渡したのに、また呼び出すってことは、もしかして……」
「こら、真奈。何言ってんの? 私達、まだ付き合って三年よ」
そんなことを言いながらも、私の胸はドキドキ。これから起こるであろう素敵な出来事……輝からのプロポーズの予感に幸せを噛み締めていた。
「え、ちょっと待って。何て言ったの?」
夜景を反射してキラキラと輝く海の近くの、お洒落な高級レストラン。向かいの席に座った輝の発した言葉の意味が、私にはすぐに理解できなかった。
「だから。別れようって」
別れる……いや、意味が分からない。
だって、今日の朝……。
「輝、これ……くれたじゃない」
私は首元でブルーに光り輝くサファイアを手の平に乗せた。輝はそれを見て、寄せていた眉間の皺をさらに寄せ、眉を顰める。
「何だよ、それ。俺はそんなの、知らねえぞ」
「えっ?」
(どうして、輝? 何で嘘を言うの? だって、こんなのをプレゼントしてくれるの……あなたしかいないじゃない)
そんな言葉を言おうとした私を、輝が冷たく蔑んだ目で見た。
「実は、俺も今日、会うまでは迷ってたんだけどな。そのサファイア見た途端に冷めたよ。だってお前、どんな男にでも、いい顔してるんだもん」
軽蔑した口調で、そんな非情な言葉が私に浴びせられる。
「何……それ?」
私は、耳を疑った。
こんなの、輝じゃない。だって、輝はいつでも優しくて、思いやりがあって、私のことを一番に考えてくれてて……。
「だって、そうだろうよ。一応、彼氏がいながら、他の男からそんなの貰って喜んでよ。しかも、俺がプレゼントしたのを外してまで調子づいてんだもん。そりゃあ、冷めるよ」
「そんな……。だって、私……あなたがプレゼントしてくれたのかと思って。嬉しくて、嬉しくて……」
「あぁ、ウザい、ウザい。言い訳なんて、聞きたくもない。俺とお前は、もう終わり。こっちこそ、今までいい顔をしてたのは若い女とヤリたかったから。俺は社長のお嬢さんと結婚することになったんだ。お前なんて遊びだったんだっつーの」
「信じられない……」
耳を疑うような言葉の数々に、私の目からは涙が溢れ出した。それは、凍らされた心が流す冷たい涙……。
そんな私を汚いものを見るような目で見て、輝はレストランから去って行った。
「何で、どうして……?」
私はレストランの近くの橋の上で、前に広がる海を見つめた。それは、私の悲しみなんて知らないかのように、街のあちらこちらで黄金色に輝く夜景を反射して、キラキラと光り輝いていた。
(どうして、輝……私なんて、遊び? 別の女性と婚約だなんて……)
海に反射した夜景の光を受けて透き通るようなブルーに輝く、首元のサファイアのネックレスを握り締めた。
(こいつのせいよ、こいつの……)
何だか、無性に憎らしくなった。
(このネックレスさえなければ……そう。このネックレスさえ、私の前に現れなければ……)
勿論、全てがネックレスの所為ではないということは理解していた。
そう。ネックレスが現れていなくても、これから付き合い続けていても、結果はおそらく……。
しかし……このネックレスを憎まないと、やっていられなかった。
私は自分の首からネックレスを外し……目の前に広がる広大な海に、力一杯に腕を振りかぶって投げ入れた。
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