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第四章 王都防衛戦
156.奇跡の結果
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集まった人々が様々な声をあげる。そのどれもがエイシェルとアリスを讃えるものであった。
そんな時人ごみをかき分けて近づいてくる人がいた。
「皆さん!」
「あ、アイトネさん!」
「まさか本当に死者を生き返らせるなんて思いもしませんでしたよ……。まずは皆を助けていただきありがとうございました」
突然のギルドマスターの登場に辺りがどよめき、アイトネがお礼を言い頭を下げるとそのどよめきがさらに広がる。
アイトネは王都の中でも知名度が高い。ギルドの長なのだから当然だろう。そのギルドの長が頭を下げる相手などなかなかいない為皆驚いたのだ。
皆が驚きざわざわする中でアイトネが続けて話す。
「皆さんにはきてもらいたい場所があります。ついてきてください」
「えっと……はい……」
「わかった……」
アイトネに言われるがまま着いていく4人。エイシェルとアリスはとにかくこの場にいることが耐えられなかった為、渡りに船であった。
フラムとフルームは人がどんどん集まる様を見ていた為半ば諦めている。もちろん最初はどうにかしようとしたのである。集まった人に危険だからとか、魔法の邪魔になるからどこかに行くように言ったのだが「もし危険があっても天使様のそばにいたい」だの「一緒に祈らせて下さい」だの言うことを聞いてくれなかったのだ。しまいにはフラム達も天使を守る騎士と呼ばれてしまい諦めたのだ。
この時アリスの気持ちがわかったのは言うまでもない。
アイトネについて行くとそこは遺体安置所だった。ただ、先ほどまでの辛気臭い空気は微塵も感じられず辺りが賑わっていて騒がしい。
そのまま中に入ると横たわっていた遺体はどこにもなく、中にいるのは生きた人間だけであった。
「あ、あの人……」
アリスの目に先ほど助けられなかった人が映る。彼女だろうかキレイな女性を抱きしめて涙を流している。
「ここにいるみんな、あなた達が救ったんですよ?」
「わたし達が……」
アイトネはエイシェル達がした偉業を、その結果を見せたかったのだ。その光景をみたアリスは心打たれていた。助けられなかった人が、思い出の中でしか生きられないと思った人が目の前で生きている。喜びのあまり涙を流している。素直に良かったと思えた。彼女さんにも悲しい思いをさせずに済んだ。……いや、きっと一度絶望したのだろう。ただ奇跡が起きた。その結果がコレである。
「アリス……?」
「え?」
エイシェルに心配されてアリスは自分の目から涙が溢れていることに気が付いた。
アリスは先ほどまでの苦しい空気に負けないようにと気を張っていた。しかし、この奇跡に喜ぶ人々を見た途端気が抜けていまい目から涙が溢れ出た。
「大丈夫。……助けられなかった人がいたんだけど、元気になったみたいで……よかったなと……」
アリスは喋ってるうちに感極まってしまった。その様子を見たエイシェルはそっとアリスの肩を抱き寄せる。エイシェルは約束を守ったのだ。アリスが助けたいと思った人も助ける。そうアリスに誓った。その言葉通りアリスの助けたかった人を、みんなを救うことができた。
(なんか私達邪魔になってない?)
(だよね)
フラムとフルームがこそこそ話す。エイシェルとアリスがちょっといいムードになってるので少し距離を取ろうとした。そんな時横から声をかけられる。
「フルーム!みんな!」
エイシェルとアリス、アイトネも含めた5人が声のした方を向くと目の周りを赤く腫らしたディルがこちらに手を振って近づいてくるところだった。その後ろには先ほど横たわっていたアニスもいる。
「ディル!良かったね!」
「ああ!」
フルームがそう言うと満面の笑みでディルが答える。その後ろからアニスが会釈をし話し始める。
「お話は聞きました……。みなさん、ディルを助けていただき本当に有難うございました……!聞けば私も生き返らせてもらったみたいで……」
「お礼ならこのふたりに言ってよ。ふたりがいなかったドラゴンも倒せなかったし、そもそもみんなを生き返らせたのはこのふたりだし」
フルームがそう言うとエイシェルとアリスの方へ向く。アニスはふたりを見て少し悩んだ後思い出したかのように叫んだ。
「あ!クレープ屋にいたカップル!」
「このふたり……あの宝石を持ってた!?」
「待って!エイシェル!このふたりは大丈夫だから!」
アニスの発言にエイシェルが思い出す。アリス同様に祖龍との関係を疑ったのだ。咄嗟にアリスを庇うような体勢になったところでアリスがエイシェルを説得する。
アリスから説明を受けたエイシェルはふたりが敵でないことを納得し改めて挨拶をした。
アリスとアニスは名前が似ている事から話しのキッカケは簡単にでき、話しているうちにすぐ仲良くなったようだ。そこへフラムとフルームも加わり姦しい空間が出来上がっていた。
「エイシェルさん、アイトネさん」
ディルが残された男どもに話しかける。その面持ちは真剣なものでなにやら覚悟を決めたようにも見える。
「さっきアリスさんに説明してもらった通り、今回の騒動は俺の責任です。どんな罰でも受ける覚悟です。罪は償うつもりですから……」
ディルがそんなことを言ってきた。それを聞いたアイトネは困ったような表情で考え、何か思いついたかのように話し始める。
「そうですね……。確かにここまでの騒動になったのであれば罰を与えなくてはならないでしょう」
「ち、ちょっと待って!ディルは悪くないでしょ?魔石を納品していたとしても結果は変わらなかったはずだし!」
女子4人で話をしていたがディル達の会話が聞こえたようでフルームが割り込んできた。ディルは運が悪かっただけだ。それなのに罰を与えるなんて酷いと思ったのだ。
「わたしも……わたしも共犯です。ディルが罰を受けるのなら私も受けます!」
「アニスさん……!」
「アイトネさん、どうにか出来ないんですか?」
ディルが罰を受けるのであれば自分もとアニスまでいいだし、アリスが驚く。フラムがアイトネに罰を無くせないのか打診するがアイトネは笑顔で話す。
「ダメですよ。黙って"宝石を着服しようとしていた罪"は償ってもらいます」
「……は?」
ディルがポカンとする。それを見たアイトネだったが構わず言葉を続ける。
「本当はAランク冒険者の皆さんに手伝ってもらおうと思ったのですが…… 。ジレトニーから聞きました。ディル君も腕が立つようで。Bランクのつけ置き依頼がたんまりあるんです。それを消化し切るのを手伝ってもらいますよ?」
「え?いや、ドラゴンがみんなを殺してしまったのに……」
「はて?みんな生きてるじゃないですか?」
「それは……それに、俺はまだCランクだし」
「今回のドラゴン討伐の功績を称えBランクへ昇格です。あぁ、アニスさんも連帯責任でしたね。アニスさんもBランクに上げますので一緒につけ置き依頼消化しましょうね」
アイトネはなんとも無いように告げる。ギルドとしてはこの事態になった手前何かしらの罰を与える必要が出てくる。ただ、ギルドの裁量で決められる為この様な罰にしたのだ。つけ置きの依頼は報酬が見合わない、ただただ面倒臭いといった、誰もやりたがらない依頼である。それを強制的に受けさせられるというのは本来ならとてつもない罰であろう。そう、誰もが嫌がる罰なのだ。それを与えるのであればギルドとして今回の事件について文句は言わせない。ディル4人達が素直につけ置き依頼をこなしているうちはギルドが後ろ盾になってくれるだろう。
つまり、この罰はディル達を守る事にも繋がるのだ。
「アイトネさん……ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
「おや?罰を与えられて喜ばれるのはちょっと……まぁこれからよろしくお願いしますね」
「「はい!」」
ディルとアニスは昇格し新しい役目を得る。その顔は希望に満ち溢れていた。つけ置き依頼はきっと大変なのだろう。でも、きっと終わらせることができるとふたりは確信する。何故ならばひとりではない。信頼するふたりだから、ディルとアニスだからどんな事でもやり切れてしまうと思えた。
そんなふたりとアイトネと別れたエイシェル達4人はすっかり遅くなってしまった為宿に帰る。アリスのカバンの中が魔法が終わったにも関わらず光っている事に誰も気付く事はなかった。
そんな時人ごみをかき分けて近づいてくる人がいた。
「皆さん!」
「あ、アイトネさん!」
「まさか本当に死者を生き返らせるなんて思いもしませんでしたよ……。まずは皆を助けていただきありがとうございました」
突然のギルドマスターの登場に辺りがどよめき、アイトネがお礼を言い頭を下げるとそのどよめきがさらに広がる。
アイトネは王都の中でも知名度が高い。ギルドの長なのだから当然だろう。そのギルドの長が頭を下げる相手などなかなかいない為皆驚いたのだ。
皆が驚きざわざわする中でアイトネが続けて話す。
「皆さんにはきてもらいたい場所があります。ついてきてください」
「えっと……はい……」
「わかった……」
アイトネに言われるがまま着いていく4人。エイシェルとアリスはとにかくこの場にいることが耐えられなかった為、渡りに船であった。
フラムとフルームは人がどんどん集まる様を見ていた為半ば諦めている。もちろん最初はどうにかしようとしたのである。集まった人に危険だからとか、魔法の邪魔になるからどこかに行くように言ったのだが「もし危険があっても天使様のそばにいたい」だの「一緒に祈らせて下さい」だの言うことを聞いてくれなかったのだ。しまいにはフラム達も天使を守る騎士と呼ばれてしまい諦めたのだ。
この時アリスの気持ちがわかったのは言うまでもない。
アイトネについて行くとそこは遺体安置所だった。ただ、先ほどまでの辛気臭い空気は微塵も感じられず辺りが賑わっていて騒がしい。
そのまま中に入ると横たわっていた遺体はどこにもなく、中にいるのは生きた人間だけであった。
「あ、あの人……」
アリスの目に先ほど助けられなかった人が映る。彼女だろうかキレイな女性を抱きしめて涙を流している。
「ここにいるみんな、あなた達が救ったんですよ?」
「わたし達が……」
アイトネはエイシェル達がした偉業を、その結果を見せたかったのだ。その光景をみたアリスは心打たれていた。助けられなかった人が、思い出の中でしか生きられないと思った人が目の前で生きている。喜びのあまり涙を流している。素直に良かったと思えた。彼女さんにも悲しい思いをさせずに済んだ。……いや、きっと一度絶望したのだろう。ただ奇跡が起きた。その結果がコレである。
「アリス……?」
「え?」
エイシェルに心配されてアリスは自分の目から涙が溢れていることに気が付いた。
アリスは先ほどまでの苦しい空気に負けないようにと気を張っていた。しかし、この奇跡に喜ぶ人々を見た途端気が抜けていまい目から涙が溢れ出た。
「大丈夫。……助けられなかった人がいたんだけど、元気になったみたいで……よかったなと……」
アリスは喋ってるうちに感極まってしまった。その様子を見たエイシェルはそっとアリスの肩を抱き寄せる。エイシェルは約束を守ったのだ。アリスが助けたいと思った人も助ける。そうアリスに誓った。その言葉通りアリスの助けたかった人を、みんなを救うことができた。
(なんか私達邪魔になってない?)
(だよね)
フラムとフルームがこそこそ話す。エイシェルとアリスがちょっといいムードになってるので少し距離を取ろうとした。そんな時横から声をかけられる。
「フルーム!みんな!」
エイシェルとアリス、アイトネも含めた5人が声のした方を向くと目の周りを赤く腫らしたディルがこちらに手を振って近づいてくるところだった。その後ろには先ほど横たわっていたアニスもいる。
「ディル!良かったね!」
「ああ!」
フルームがそう言うと満面の笑みでディルが答える。その後ろからアニスが会釈をし話し始める。
「お話は聞きました……。みなさん、ディルを助けていただき本当に有難うございました……!聞けば私も生き返らせてもらったみたいで……」
「お礼ならこのふたりに言ってよ。ふたりがいなかったドラゴンも倒せなかったし、そもそもみんなを生き返らせたのはこのふたりだし」
フルームがそう言うとエイシェルとアリスの方へ向く。アニスはふたりを見て少し悩んだ後思い出したかのように叫んだ。
「あ!クレープ屋にいたカップル!」
「このふたり……あの宝石を持ってた!?」
「待って!エイシェル!このふたりは大丈夫だから!」
アニスの発言にエイシェルが思い出す。アリス同様に祖龍との関係を疑ったのだ。咄嗟にアリスを庇うような体勢になったところでアリスがエイシェルを説得する。
アリスから説明を受けたエイシェルはふたりが敵でないことを納得し改めて挨拶をした。
アリスとアニスは名前が似ている事から話しのキッカケは簡単にでき、話しているうちにすぐ仲良くなったようだ。そこへフラムとフルームも加わり姦しい空間が出来上がっていた。
「エイシェルさん、アイトネさん」
ディルが残された男どもに話しかける。その面持ちは真剣なものでなにやら覚悟を決めたようにも見える。
「さっきアリスさんに説明してもらった通り、今回の騒動は俺の責任です。どんな罰でも受ける覚悟です。罪は償うつもりですから……」
ディルがそんなことを言ってきた。それを聞いたアイトネは困ったような表情で考え、何か思いついたかのように話し始める。
「そうですね……。確かにここまでの騒動になったのであれば罰を与えなくてはならないでしょう」
「ち、ちょっと待って!ディルは悪くないでしょ?魔石を納品していたとしても結果は変わらなかったはずだし!」
女子4人で話をしていたがディル達の会話が聞こえたようでフルームが割り込んできた。ディルは運が悪かっただけだ。それなのに罰を与えるなんて酷いと思ったのだ。
「わたしも……わたしも共犯です。ディルが罰を受けるのなら私も受けます!」
「アニスさん……!」
「アイトネさん、どうにか出来ないんですか?」
ディルが罰を受けるのであれば自分もとアニスまでいいだし、アリスが驚く。フラムがアイトネに罰を無くせないのか打診するがアイトネは笑顔で話す。
「ダメですよ。黙って"宝石を着服しようとしていた罪"は償ってもらいます」
「……は?」
ディルがポカンとする。それを見たアイトネだったが構わず言葉を続ける。
「本当はAランク冒険者の皆さんに手伝ってもらおうと思ったのですが…… 。ジレトニーから聞きました。ディル君も腕が立つようで。Bランクのつけ置き依頼がたんまりあるんです。それを消化し切るのを手伝ってもらいますよ?」
「え?いや、ドラゴンがみんなを殺してしまったのに……」
「はて?みんな生きてるじゃないですか?」
「それは……それに、俺はまだCランクだし」
「今回のドラゴン討伐の功績を称えBランクへ昇格です。あぁ、アニスさんも連帯責任でしたね。アニスさんもBランクに上げますので一緒につけ置き依頼消化しましょうね」
アイトネはなんとも無いように告げる。ギルドとしてはこの事態になった手前何かしらの罰を与える必要が出てくる。ただ、ギルドの裁量で決められる為この様な罰にしたのだ。つけ置きの依頼は報酬が見合わない、ただただ面倒臭いといった、誰もやりたがらない依頼である。それを強制的に受けさせられるというのは本来ならとてつもない罰であろう。そう、誰もが嫌がる罰なのだ。それを与えるのであればギルドとして今回の事件について文句は言わせない。ディル4人達が素直につけ置き依頼をこなしているうちはギルドが後ろ盾になってくれるだろう。
つまり、この罰はディル達を守る事にも繋がるのだ。
「アイトネさん……ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
「おや?罰を与えられて喜ばれるのはちょっと……まぁこれからよろしくお願いしますね」
「「はい!」」
ディルとアニスは昇格し新しい役目を得る。その顔は希望に満ち溢れていた。つけ置き依頼はきっと大変なのだろう。でも、きっと終わらせることができるとふたりは確信する。何故ならばひとりではない。信頼するふたりだから、ディルとアニスだからどんな事でもやり切れてしまうと思えた。
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