Karas

大根さん(?)

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第一章

一章 二十話

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すると、外の方から音が聞こえた。
そして、フラチスが言った。

「何!? すっごい音したけど……。」
「外行ってみるか。」

スカラの言葉で、外に出た。
すると外には、4人ほど人が倒れていた。

「ゲホッゲホッ」
「みんな大丈夫?」

その4人は、僕達にとても似ていた。
フラチスに似ている人が、皆を心配しているようだ。

「私は大丈夫ー!」
「あそこにいる奴ら、すげぇ俺らに似てねぇか?」

その内サイパに似ているやつが、僕達に気付いた。
こっちのサイパは、相変わらずあくびをしている。

「何だ? あいつ等、僕達にすごく似ていないか?」
「何だろー。あの人達、私達にすごく似てない?」

僕に似ている人が、僕と同じようなことを行った。
すると店長が、

「同じ事言ってるな。」
「同じ事言ってるな。」

店長に似ているやつも、
こっちの店長と同じ事をいった。

そして、フラチスがこの人達に質問をした。

「大丈夫ですか? 君達の名前は?」

すると、僕に似ている人が最初に答えた。

「私はユヅキ! よろしく!」
「ユヅキって言うのか。僕はキブ。よろしくね。」

ユヅキ……そういえば、フラチスが僕と呼び間違えてただったはずだ。
次に、サイパに似ている人が、自己紹介をした。

「俺はギラだ。よろしくな。」
「ふわぁあ、俺はサイパだ。よろしく。」

そういえば、ギラという名も、店長が呼び間違えてたと思う。
次に、フラチスに似ている人が、自己紹介をした。

「私はカノン。よろしくね。」
「よろしくね! カノン。私はフラチスだよ!」

次に、店長に似ている人が言った。

「俺店長。」
「俺店長。」

……どっちも、同じ名前のようだ。

「いや、ややこしっ!」
「あ~じゃあ、お前義店長でいいか?」
「あいよ。」

これで判別が出来る様だ。
これで、皆自己紹介しはずだ。

「いや、僕がま、だ、だ、よ!」
「俺も。」

あ、スカラとカラムがまだだった様だ。
最近出てきてないんだよ。この二人。

「僕はカラム。このキブに乗り移った自称善良カラスだよ!」
「自分で、自称って言うか? 普通。」

「俺はスカラ。フラチスに乗り移ったカラスだ。」

またユヅキと、カノン? も、話し始めた。

「僕もカラム~。」
「俺もスカラだ。」

「えぇっ!? また判別しにくい……。」

ユヅキと、カノンもカラスがいるようだ。
すると、店長が、

「じゃあお前らも、似カラムと、似スカラな。」
「オッケ~。」
「わかった。」

これで、自己紹介が終わったはずだ。
そして、外を見ると、僕は異変に気付いた。

「……なぁ、なんだ?あれ。」
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