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第二部 医学の知識と若木の令嬢 第八章 若木の精霊
88. 若木の精霊サップリングのユーツリス
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私たちの周りは色とりどりの花や木々を飾り付けた精霊さんと妖精さんであふれかえっている。
この中でアストリートさんと契約してくれる子は誰なのかな?
『ふむ。皆、普段は訪れないヒト族の来訪者に興味津々のようだ』
『そうみたいね。どうするの、古木の精霊。しばらく様子を見る?』
『それがよかろう。契約とはお互いの相性が前面に出るからな』
どうやらしばらくの間は私たちが自由に精霊さんや妖精さんとふれあってもいいらしい。
私はどの子たちとお話をしてみようかな?
普段はどんな効能があるか一方的に調べるだけだから楽しみ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★アストリート
「なるほど。この植物には水をたっぷりあげればいいんだね?」
『~♪』
『~~♪』
星霊や妖精たちとの交流が始まってすぐ、ノヴァ様は頭に花の咲いた幼い姿をしている妖精様と楽しそうにおしゃべりをしていました。
シシ様もその隣で樹木の精霊様から木の実をいただいて食べているし、あの順応力は羨ましいと思います。
私はどうすればいいかわからずに立ち尽くしているだけなのに。
「~~?」
「え? なに?」
「~、~? ~♪」
「ごめんなさい、あなたの言っていることがよくわからないの」
「~……」
いまのように話しかけられても意味がわからず、相手が遠ざかっていってしまうばかり。
ええと、どうすればいいんだろう?
「……」
「あら?」
気がついたら私の足元に小さな木の精霊様がいました。
この子、いつから私の足元にいたのでしょう?
「あなた、どうしたのですか?」
「……」
「あら?」
「……」
木の精霊様は確かにこちらを見ているのだけれどなにも反応を示してくれません。
これ、どうすればいいのでしょう?
『あら、アストリート、サップリングに懐かれたのね』
「フラッシュリンクス様、サップリングというのは?」
『まだ樹齢十年未満の木に宿った精霊のことよ。感情表現が苦手で反応をほとんど示さない。でも、気に入った相手のそばによりそう性質を持つ精霊ね』
「そうなんですね。私を気に入ってくれたんですか?」
「……」
やっぱりこの精霊はなにも反応を示してくれません。
でも、微かに木の葉が揺れたような気がします。
これが感情表現なのでしょうか?
「ええと、あなたはどうしたいのでしょう?」
「……」
私の問いかけに対して木の枝が少し揺れました。
なんの反応でしょうか?
『その子、あなたが気に入ったのではないかしら? 契約したいみたいよ』
「そうなんですか?」
「……!」
今回はわかるくらい木の葉が揺れました。
どうやらそれで正解のようです。
でも、契約とはどのような手順で行うのでしょう?
『アストリート、その子と契約する? サップリングはかなり力の弱い精霊だけど』
「え? あ、はい。せっかく懐いてくれているので契約したいと思います」
「……! ……!」
今回は葉のざわめきが聞こえるくらいの勢いで木の葉が揺れた。
この子も嬉しがってくれているみたい。
『それじゃあ契約しましょうか。いま契約用の魔法陣を描いてしまうわ』
フラッシュリンクス様は地面に複雑な模様を描き始めました。
これが契約用の魔法陣。
精霊との契約とはこのような魔法陣を使って行うのでしょうか?
『魔法陣が完成したわ。アストリートはこの中に入って』
「は、はい」
私は魔法陣の中に入り、サップリングと向かい合います。
次はお互いの魔力を送り合って循環させるそうですが、契約とはそういう手順でしたでしょうか?
私も詳しくありませんし、そういうものだと割り切り魔力を送り始めます。
すると、サップリングからも萌葱色の魔力が流れてきて私を包み込みました。
なんだろう、すごく心が安らぐような。
そのまましばらく魔力の循環を行っていると、足元にあった魔法陣が消えていました。
なにが起きたのでしょう?
『お疲れ様。契約成立よ』
「え? もうですか?」
『若木の精霊とだもの、この程度よ。それで、その子の名前はどうするの?』
「名前?」
『契約したら契約相手に名前をつけてあげなくちゃいけないの。名前は?』
名前、名前……どうしよう、まったく考えてませんでした。
ええと、ヤングツリーではそのままですし……ああ、こうしましょう。
「ユーツリスというのはいかがでしょうか?」
「~~♪」
『どうやら気に入ったようよ。よかったわね』
「はい。これからよろしくお願いします、ユーツリス」
「~! ~!」
私があいさつをするとユーツリスも枝を揺らしてあいさつを返してくれました。
フラッシュリンクス様と古木の精霊様によると、サップリングが話せるようになるには百年程度かかるらしいです。
その頃には私は生きていない……と思ったのですが、私も精霊契約によって寿命が延びているはずということでした。
どの程度伸びているかはわかりませんが、ユーツリスが成長するまでは生きていられるだろうということです。
それって、エルフ並みの長命種ですよね?
「~!」
「ユーツリス?」
「~!!」
「きゃっ!?」
ユーツリスが光り始めたと思うと私に飛びかかってきました。
でも、私がユーツリスに飛びつかれることはなく、左腕に木製のブレスレットがいつの間にかはまっていただけです。
フラッシュリンクス様たちによると、これがユーツリスらしいですね。
普段はブレスレットになって私を守っていてくれるようです。
これからよろしくお願いしますね、ユーツリス。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★ノヴァ
アストリートさんは無事精霊さんと契約できたみたい。
私も仲良くなった妖精さんたちと契約したかったんだけど、シシがいて体に負担がかかるかもしれないからって止められた。
ちょっと残念。
でも、仲良くなった花の妖精さんのうち何人かは私と一緒にフルートリオンまで来てくれるらしいし、それで我慢かな。
古木の精霊さんにもお別れを言ったし、フルートリオンの街に帰ろう!
この中でアストリートさんと契約してくれる子は誰なのかな?
『ふむ。皆、普段は訪れないヒト族の来訪者に興味津々のようだ』
『そうみたいね。どうするの、古木の精霊。しばらく様子を見る?』
『それがよかろう。契約とはお互いの相性が前面に出るからな』
どうやらしばらくの間は私たちが自由に精霊さんや妖精さんとふれあってもいいらしい。
私はどの子たちとお話をしてみようかな?
普段はどんな効能があるか一方的に調べるだけだから楽しみ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★アストリート
「なるほど。この植物には水をたっぷりあげればいいんだね?」
『~♪』
『~~♪』
星霊や妖精たちとの交流が始まってすぐ、ノヴァ様は頭に花の咲いた幼い姿をしている妖精様と楽しそうにおしゃべりをしていました。
シシ様もその隣で樹木の精霊様から木の実をいただいて食べているし、あの順応力は羨ましいと思います。
私はどうすればいいかわからずに立ち尽くしているだけなのに。
「~~?」
「え? なに?」
「~、~? ~♪」
「ごめんなさい、あなたの言っていることがよくわからないの」
「~……」
いまのように話しかけられても意味がわからず、相手が遠ざかっていってしまうばかり。
ええと、どうすればいいんだろう?
「……」
「あら?」
気がついたら私の足元に小さな木の精霊様がいました。
この子、いつから私の足元にいたのでしょう?
「あなた、どうしたのですか?」
「……」
「あら?」
「……」
木の精霊様は確かにこちらを見ているのだけれどなにも反応を示してくれません。
これ、どうすればいいのでしょう?
『あら、アストリート、サップリングに懐かれたのね』
「フラッシュリンクス様、サップリングというのは?」
『まだ樹齢十年未満の木に宿った精霊のことよ。感情表現が苦手で反応をほとんど示さない。でも、気に入った相手のそばによりそう性質を持つ精霊ね』
「そうなんですね。私を気に入ってくれたんですか?」
「……」
やっぱりこの精霊はなにも反応を示してくれません。
でも、微かに木の葉が揺れたような気がします。
これが感情表現なのでしょうか?
「ええと、あなたはどうしたいのでしょう?」
「……」
私の問いかけに対して木の枝が少し揺れました。
なんの反応でしょうか?
『その子、あなたが気に入ったのではないかしら? 契約したいみたいよ』
「そうなんですか?」
「……!」
今回はわかるくらい木の葉が揺れました。
どうやらそれで正解のようです。
でも、契約とはどのような手順で行うのでしょう?
『アストリート、その子と契約する? サップリングはかなり力の弱い精霊だけど』
「え? あ、はい。せっかく懐いてくれているので契約したいと思います」
「……! ……!」
今回は葉のざわめきが聞こえるくらいの勢いで木の葉が揺れた。
この子も嬉しがってくれているみたい。
『それじゃあ契約しましょうか。いま契約用の魔法陣を描いてしまうわ』
フラッシュリンクス様は地面に複雑な模様を描き始めました。
これが契約用の魔法陣。
精霊との契約とはこのような魔法陣を使って行うのでしょうか?
『魔法陣が完成したわ。アストリートはこの中に入って』
「は、はい」
私は魔法陣の中に入り、サップリングと向かい合います。
次はお互いの魔力を送り合って循環させるそうですが、契約とはそういう手順でしたでしょうか?
私も詳しくありませんし、そういうものだと割り切り魔力を送り始めます。
すると、サップリングからも萌葱色の魔力が流れてきて私を包み込みました。
なんだろう、すごく心が安らぐような。
そのまましばらく魔力の循環を行っていると、足元にあった魔法陣が消えていました。
なにが起きたのでしょう?
『お疲れ様。契約成立よ』
「え? もうですか?」
『若木の精霊とだもの、この程度よ。それで、その子の名前はどうするの?』
「名前?」
『契約したら契約相手に名前をつけてあげなくちゃいけないの。名前は?』
名前、名前……どうしよう、まったく考えてませんでした。
ええと、ヤングツリーではそのままですし……ああ、こうしましょう。
「ユーツリスというのはいかがでしょうか?」
「~~♪」
『どうやら気に入ったようよ。よかったわね』
「はい。これからよろしくお願いします、ユーツリス」
「~! ~!」
私があいさつをするとユーツリスも枝を揺らしてあいさつを返してくれました。
フラッシュリンクス様と古木の精霊様によると、サップリングが話せるようになるには百年程度かかるらしいです。
その頃には私は生きていない……と思ったのですが、私も精霊契約によって寿命が延びているはずということでした。
どの程度伸びているかはわかりませんが、ユーツリスが成長するまでは生きていられるだろうということです。
それって、エルフ並みの長命種ですよね?
「~!」
「ユーツリス?」
「~!!」
「きゃっ!?」
ユーツリスが光り始めたと思うと私に飛びかかってきました。
でも、私がユーツリスに飛びつかれることはなく、左腕に木製のブレスレットがいつの間にかはまっていただけです。
フラッシュリンクス様たちによると、これがユーツリスらしいですね。
普段はブレスレットになって私を守っていてくれるようです。
これからよろしくお願いしますね、ユーツリス。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★ノヴァ
アストリートさんは無事精霊さんと契約できたみたい。
私も仲良くなった妖精さんたちと契約したかったんだけど、シシがいて体に負担がかかるかもしれないからって止められた。
ちょっと残念。
でも、仲良くなった花の妖精さんのうち何人かは私と一緒にフルートリオンまで来てくれるらしいし、それで我慢かな。
古木の精霊さんにもお別れを言ったし、フルートリオンの街に帰ろう!
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